在宅勤務で使えるネット回線・Wi-Fiを探しているという方に向けて、SoftBankが提供している置くだけWi-Fi「SoftBank Air(ソフトバンクエアー)」という代物についてレビューを書いてみたいと思います。
SoftBank AirというWi-Fiを簡単にいうと、容量無制限(使い放題)であり、開通工事なしで、コンセントに挿すだけですぐ使えるというメリットが揃ったWi-Fiサービス。
ちなみにソフトバンク利用者だけでなく、ドコモやau利用者も誰でも契約できるのでご安心を。
私も実際にもう2年近くSoftBank Airを自宅で利用していまして、良い点も悪い点も大体わかってきました。
下記では実際の私の利用環境下での、通信速度テストやメリット・デメリットなどを踏まえつつ、
主に在宅勤務(リモートワーク)に使えるWi-Fiなのか?
という点でSoftBank Airを評価していきたいと思います!
【最大のメリット】工事不要!コンセントに挿すだけで在宅ワークで速攻使えるSoftBank Airの利便性
開通工事なし、すぐ利用できる「置くだけWi-Fi」
在宅勤務でWi-Fiが必要になった時に、SoftBank Air(ソフトバンクエアー)が便利なのは、開通工事を必要とせずコンセントに挿すだけですぐ利用できるという簡単さ・ラクさです。
SoftBank Airを申し込むと上記写真のルーター(Airターミナルと呼びます)が郵送されてくるので、コンセントに挿して電源ONするだけで使い始められます。
通称「置くだけWi-Fi」と呼ばれていますね。
リンクSoftBank Air(ソフトバンクエアー)公式サイトより
一般的な光回線だと、契約後にわざわざ業者呼んで開通工事してもらうのに下手したら数週間かかったりするので、SoftBank Airの「コンセントに挿せば速攻使える」というメリットはかなり大きいです。
大きさ的にはこんな感じ↓で、ティッシュ箱より小さいくらいなのでそこまで場所もとりません。
ちなみに私が使っているのは少し古いターミナル3という機種。
現在はさらに進化したターミナル4や、5G対応のターミナル5なんてのも出てきています。そちら詳しくは下記の公式サイトでチェックしてみてください。
≫ SoftBank Airのターミナル4・ターミナル5を見てみる(公式サイト)
【重要】利用エリアによって速度や繋がりやすさが変わる
一つ大事な注意点ですが、SoftBank Air(ソフトバンクエアー)はスマホと同じモバイル電波を使ったネット回線なので、
利用するエリアや環境によって通信速度や繋がりやすさが大きく変動します。
スマホも場所によって電波が弱まったり圏外になったりしますよね? それと同じで、置くだけWi-Fiも場所によっては速度が遅かったり、そもそも圏外になったりします。
そこで契約前に必要なのがエリア確認です。
なので、SoftBank Airを検討する時はまず、自分の住所がSoftBank Airのエリア圏内かどうかを必ず確認してください。
エリア情報は、
右の「対応速度」というのはSoftBank Airがそのエリアで出せる最大速度。つまり、これらのエリアならSoftBank Airで最大261Mbpsの速度が出せるということです。ちなみに私が上記で速度テストしたエリアは「261Mbps」のエリアです。
結論を言うと、このエリアに載っていない市町村に住んでいる場合はSoftBank Airは諦めた方がいいです。ゲームはおろか、ネットサーフィンすらストレスが溜まるレベルの可能性があります。
下記の公式サイトで必ずエリアをチェックしておいてください。
参考記事SoftBank Airのエリアを確認する方法。自宅が対象エリア外の対策まで
【検証】SoftBank Air(ソフトバンクエアー)の通信速度はどれくらい?
肝心の通信速度について見ていきます。
SoftBank Air(ソフトバンクエアー)は開通工事をしない無線のWi-Fiなので、しっかり工事をして屋内まで線を引いてくる光回線に比べると仕組み上どうしても速度は劣ります。
良くも悪くもライト(軽い)なネット回線だとイメージしておきましょう。
とはいえ私の通信環境では、
基本的なネット利用はもちろん、動画視聴やオンラインゲームまで問題なくできる程度の速度はふつうに出ます。
スピードテストで通信速度を計ってみた結果
<朝8時>
<昼12時>
<夕方17時>
<夜20時>
- 【朝8時】:下り71.8Mbps/上り9.67Mbps/Ping28ms
- 【昼12時】:下り85.0Mbps/上り9.01Mbps/Ping29ms
- 【夕方17時】:下り68.1Mbps/上り7.67Mbps/Ping29ms
- 【夜20時】:下り8.13Mbps/上り8.09Mbps/Ping28ms
こんな感じ。
当然スピードテストは日によって結構数値が変動するのですが、
- 朝〜夕方:下り40Mbps〜80Mbps
- 夜:下り8Mbps〜15Mbps
程度になることがほとんどです。
下り100Mbps以上出る光回線に比べるとやはり遅いですが、それでも下り数十Mbpsも出ればネットをする上でストレスを感じるシーンはないです。
夜間は速度制限されやすいので、速度が遅い
上記の速度テストを見えれば分かる通り、ソフトバンクの置くだけWi-Fiは夜間に速度がめっちゃ下がってるのが分かると思います。
なぜ夜間に急激に速度低下するかというと、単純に回線混雑してくる時間帯だからです。みんな学校や職場から帰宅してネットを触り始めだすのが大体20時くらいなので、みんながネットをやり始めると渋滞するわけです。
これが俗にいう速度制限なのですが、SoftBank Airの速度制限は「3日で10GBまで」のような一律の制限ではありません。
公式サイトでは下記のように明記されています。
ご利用の集中する時間帯(夜間など)は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。
動画やファイル交換ソフトなどをご利用の場合は速度が低下する場合があります。
「低下する”場合がある”」という書き方ですが、ほぼほぼ夜間は速度低下すると思っておいていいくらいです。
ただ、速度制限とはいっても下り5〜10Mbpsくらいは出るのでかなり緩いとは言えます。
これがWiMAXやポケットWi-Fiなんかだと、3日で10GB以上使うと最大1Mbps以下まで一律で速度制限を食らうので、動画やゲームはおろか普通にWEBサイトのページを開くのすら遅すぎてストレス溜まるレベルです。
それに比べると、SoftBank Airは制限されても下り10Mbps弱くらいは出るのではるかにマシです。
SoftBank Airでストレスなくできる・できない在宅仕事内容
Google検索、ズームミーティング、ブログ執筆などは問題なし!
私の仕事だとネット検索したり、Googleドキュメントやスプレッドシート利用したり、ズームやGooglemeetの利用、WordPressでの記事執筆などをしますが、この辺りの業務は問題なくできています。
問題がなさすぎて、とくに書くことがありません。
動画編集・アップロード・配信などは重くてできない
私の業務範囲で、SoftBank Airだと厳しいと感じたのは主に動画関連です。
- 動画の編集
- 動画の配信・アップロード
私は半分趣味でYouTubeチャンネルも運営していますが、Youtube動画の仕事はSoftBank Airだとツラいところがありました。
動画のアップロードや配信といった「こっちからネットにコンテンツを上げる」という作業は、通信速度の中でも「上り速度」が重要になります。SoftBank Airはこの上り速度のスペックが高くないんですよね。
例えばYoutube動画をアップロードするのに、15分のフルHD画質で2時間以上、10分のフルHD画質でも1時間以上かかりました……。
動画配信などについては下記記事で詳しく書いてます。
参考記事SoftBank Airで動画配信やゲーム配信はできる?実際の利用者が詳しく解説!
そもそもの話ですが、SoftBank Air(ソフトバンクエアー)公式サイトでは、
“動画ファイルを取り扱うコンテンツの利用時に速度制限する場合がある”
と公式に発表しています。
以下のコンテンツ・サービスなどをご利用の際、通信速度の制限を行う場合があります。なお、通信の切断は行いません。
- 音声通話やテレビ電話などをパケット信号に変換し、データ通信にて実現するサービス
- MPEG、AVI、MOV 形式などの動画ファイル
- BMP、JPEG、GIF 形式などの画像ファイル
- 動画閲覧、高画質画像閲覧、P2P ファイル交換、ソフトウェアダウンロードなどを伴うサイト、アプリケーションなど
なので先に言ってしまいますが、動画クリエイターなどでYouTubeなど動画作成・投稿をしたいのであれば、しっかり回線工事をして屋内まで線を引く光回線(固定回線)の方がおすすめですね。
ソフトバンクだと「
SoftBank光
SoftBank AirでYouTubeや動画視聴はHD画質以上で見れる
動画を「投稿」したり「配信」したりするのは厳しいですが、動画視聴するだけならSoftBank Airでも余裕です。
在宅ワークだと横でYouTube見てる人多いですし、私なんかは「Amazonプライムビデオ」で映画流しながら仕事したりしてます笑。
ソフトバンクエアーで人気の動画サービスがどの程度快適に再生できるかは、当サイトで動画サービスごとにガッツリ検証記事を書いてきました。結果だけ下記にまとめておきます。
動画サービスの視聴レベル
- YouTube(検証記事はこちら)
→ 1日通して720pの高画質で視聴可能。フルHD(1020p)は夜だと厳しめ。 - Amazonプライムビデオ(検証記事はこちら)
→1日通してHD再生が可能。フルHDは厳しい。 - Hulu(検証記事はこちら)
→1日通して「最高レベル」画質での視聴が可能。 - Netflix(検証記事はこちら)
→1日通してHD画質での再生が可能。 - U-NEXT(検証記事はこちら)
→1日通して高画質での再生が可能 - TSUTAYA TV(検証記事はこちら)
→1日通してSD画質で再生可能(HD画質はテレビ視聴のみ対応) - dTV(検証記事はこちら)
→1日通してHD画質での視聴が可能 - Abema TV(検証記事はこちら)
→スマホ視聴なら1日通して再生可能。Fire TVでテレビ視聴すると動画が止まること数回。
以上のように、大体どの動画サービスでもHD以上の画質で1日通して問題なく視聴できるという結果が出ました。
検証中は夜間に下り8Mbpsまで速度低下することも度々ありましたが、それでもHD画質レベルならほぼほぼ問題なく視聴できています。よほど画質にこだわりがある人以外は、HD画質で十分に”高画質”なので問題ないでしょう。
SoftBank AirでPS4やニンテンドースイッチなどオンラインゲームは概ねできる
在宅ワークから少し逸脱しますが、SoftBank Airでオンラインゲームができるか問題についても触れておきます。
こちらも当サイトの別記事で人気ゲームごとに実際プレイして検証してきました。
結果的に、ほとんどのゲームはSoftBank Air回線でもプレイできました。
下記では各ゲームの結果を簡潔にまとめておきます。
(より詳しく知りたい人は各ゲームの「検証記事」のリンク先を読んでください)
オンラインゲーム検証まとめ
- 【PS4】モンハンワールド(検証記事はこちら)
→ プレイにはほとんど問題なし。ゲームのアップデートに10分かかった。 - 【PS4】Apex(検証記事はこちら)
→ プレイにはほとんど問題なし。 - 【PS4】バトルフィールド1/コールオブデューティブラックオプス3(検証記事はこちら)
→コールオブデューティブラックオプス3は余裕でプレイ可能。バトルフィールド1は移動動作が重かったり、読み込み時間がかかったりと厳しさが見える。 - 【Switch】スプラトゥーン(検証記事はこちら)
→余裕でサクサクプレイ可能。夜間下り8Mbpsでも問題なし。 - 【Switch】マリオカート8デラックス(検証記事はこちら)
→余裕でサクサクプレイ可能。 - 【Switch】ストリートファイターシリーズ(検証記事はこちら)
→格ゲーのオンライン対戦は相手の通信環境が悪いとクソ。コマンド入力から技発生までラグが出るのでゲームできたもんじゃない(これは相手のせい) - 【3DS】スマッシュブラザーズ(検証記事はこちら)
→光回線でプレイしてる時と変わらないレベルのサクサク感 - 【ソシャゲ】フォートナイト(検証記事はこちら)
→ゲームプレイはサクサク快適そのもの。ただゲームダウンロードに25分かかった。
以上のように、ほとんどのゲームはプレイ自体はびっくりするほど普通にできました。夜間に速度低下を受けた状態でも許容範囲で、わりと普通にプレイできます。
意外だったのは、ApexなどFPSゲームがわりと普通にプレイできたこと。一般的にFPSのようなハイスペゲームは光回線じゃないとキツいと言われますが、あくまで私の環境下ではあるもののSoftBank Airでも快適にプレイできています。
一方で、ストリートファイターのような格ゲーはちょっと厳しい……。格ゲーは一瞬のラグがあるだけで勝負にならないし、相手から超嫌われてブラックリストに入れられるので無理ゲーですね。
また知識として、オンライン対戦は相手側の回線速度も影響することを知っておきましょう。例えばスマブラのような子供のプレイヤーが多いゲームは、相手がポンコツ回線使ってることも多いので、相手の回線要因で重くなったりしやすいです。
というわけでざっくり感想をまとめると以下の感じ。
ポイント
- ほとんどゲームは問題なく普通にプレイできた
- 格ゲーはオンライン対戦になるとラグが発生することがある
- FPSはタイトルによっては重くなる(バトルフィールド1が重かった)
- ゲームのアップデートやダウンロードは時間がかかる
夜間の速度制限においても比較的普通にゲームプレイできるのは、SoftBank AirのPing値がなかなか優秀な点もあるでしょうね。
ただ繰り返しますが、この検証はあくまで私のエリア(最大261Mbpsエリア)で計測した結果です。
SoftBank Airはエリアと環境によって速度が大きく変わるので、契約前に必ず公式サイトで自宅地域がエリア情報に掲載されているかチェックしてください。
ゲーム検証全まとめ
SoftBank AirとポケットWi-Fi(WiMAX)は何が違うのか?
SoftBank Airと同じく「工事不要」というメリットを持つWi-Fiで、俗にいう「ポケットWi-Fi」があります。
上記写真の右側のようなポケットサイズのWi-Fiで、外に持ち運んでカフェで仕事したりするときにも役立つやつです。
では、SoftBank Airとポケット型Wi-Fiでは何が違うのか?
という点も簡単に見ていきましょう。
まず前提として、ポケット型のWi-Fiはいろんな会社がサービス提供しています。その中でも人気なのはau系列のUQ WiMAXが提供しているWiMAX(ワイマックス)というWi-Fiですね。
ここではSoftBank AitとWiMAX(ポケット型Wi-Fi代表)の違いとして比較します。
まず基本情報は下記の通り。
Wi-Fi基本情報
SoftBank Air(→公式HP)
……ソフトバンクが提供している置くだけWi-Fi。工事は不要、コンセントに挿して電源ONすればすぐにネットが使える。通信量無制限で使い放題。- WiMAX(→UQ WiMAX公式HP)
……au系列のUQ WiMAXが提供しているモバイルWi-Fi。コンセントに挿して使う据え置き型ルーターもあれば、外へ持ち運ぶこともできるポケットサイズのルーターもあり。3日で10GB制限あり。
SoftBank AirとポケットWi-Fi(WiMAX)の比較・違い
比較ポイントを表にしてみたので、まずは眺めてみましょう▼▼
※スマホは横スクロール可
ソフトバンクAir | WiMAX | |
工事 | 不要 | 不要 |
月額料金 | 公式サイト参照 | 公式サイト参照 |
通信量上限 | なし | なし(実質100時間) |
速度制限 | 夜間に低下する場合があり | 3日間10GB制限 |
携帯性 | コンセント必要、外出先は不可 | バッテリー充電、外出先で可能 |
最大速度 | 962Mbps | 440Mbps |
契約期間 | 2年間 | プロバイダによる(2年か3年) |
スマホ割引 | ソフトバンク「おうち割」 ワイモバイル「光セット割」 |
au「スマートバリュー」 |
公式サイト |
|
UQ WiMAX |
※月額料金はプランやセット割引によって色々変化するので、各公式サイトを参照してください。
どちらも通信量無制限=使い放題のWi-Fiサービスです。
WiMAXについては、通信量使い放題の「ギガ放題」と「月7GBプラン」がありますが、今回は「ギガ放題」を前提に比較していきます。やはり使い放題を選ぶ人が圧倒的に多いので。
そして最初に結論を言っておくと、両サービスには正直そこまで大差はありません。モバイル回線を用いたWi-Fiという点でほぼ同じ仕組み・クオリティのサービスだと思っていいです。
両者の大きな違いとしては、
- 通信制限(速度制限)があるかどうか
- 持ち運べるかどうか
という点ですね。
違い①:通信制限はSoftBank Airの方がだいぶ優しい
前述した通り、SoftBank Airの通信制限は夜間に速度が落ちやすくなるというもの。それでも下り5〜10Mbps程度に制限されるくらいで、制限下でもネットサーフィンや動画視聴くらいは問題なくできました。
対してWiMAXのようなポケット型Wi-Fiは、基本的に3日10GB制限という厳しい縛りがあります。
3日10GB制限とは、直近3日間で10GB以上使うと最大1Mbps以下まで速度制限される鬼畜ルール。SoftBank Airは制限されても5〜10Mbpsなのに、1Mbps以下に制限されるのは厳しすぎる・・・。
はっきり言って、最大1Mbps以下まで速度制限されたらネットサーフィンや動画視聴もかなりストレス溜まるレベルです。
wimaxレンタルしてみたけど、3日で10gbの制限結構きついな。
動画結構見るからにすぐ制限かかる。
制限かかると画像の読み込みですら結構時間かかるし。
ただ通常の速度的には特に問題なかった。
人によってはメイン回線でも全然いけるな。
ゲームする人はきついだろうけど。— ワナダイズ (@mokumoku1993) August 9, 2022
UQ WiMAXくん、3日で10GBの規定を超え無事通信制限へ
使いもんになんねーわこれ……
インターネットイズデッド pic.twitter.com/e5XwQfh17h
— 伊達光彦 (@LEGOmitu) July 28, 2021
SoftBank Airと違い、WiMAXのようなポケット型Wi-Fiは3日10GB制限を食らったらジエンドです。
この「3日で10GB」というラインは、例えばカフェにいって1〜2時間仕事するくらいなら問題ないですが、プライベートでアニメ見たりゲームしようものなら割と一瞬で超えちゃいます。
SoftBank Airと比較すると、WiMAXのようなポケット型Wi-Fiはこの3日10GB制限がイタすぎるデメリットですね。
私が自宅で使うのにポケット型Wi-FiではなくSoftBank Airを選んだのは、3日10GB制限がないのが一番大きな理由です
詳しくは下記記事にも書きました。
参考記事SoftBank Airに3日制限(3日10GB制限)はあるの?【利用者が速度制限に解説】
違い②:ポケット型Wi-Fiの強みは「持ち運べる」こと
3日10GB制限というデメリットを抱える一方で、WiMAXのようなポケット型Wi-Fiが生き延びているのは「外へ持ち運べる利便性」というメリットがあるからです。
例えばカフェに持って行って仕事したり、出張や旅行にいく際にもカバンにポンと入れておくだけでどこでもネットが使える状態にできます。コンセントすら必要ありません。
SoftBank AirだとさすがにAirターミナルをカバンに入れて移動するのは無理なので、「携帯性」という強みがあるのはポケット型Wi-Fiだけです。
自宅で在宅ワークに使うならSoftBank Airがおすすめ
個人的に、在宅勤務で利用する目的であればSoftBank Airの方がおすすめですね。やはり3日10GB制限がないのが大きい。通信量気にせず動画もゲームもできるし。
一方で、カフェや出張など出先でも使いたいという人は携帯性に優れたポケット型Wi-Fiしかないですね。
長くなったので最後にまとめておくとこんな感じです↓
Wi-Fiの特徴まとめ
- 「SoftBank Air」……自宅で使うなら一番おすすめ。3日10GB制限なしで通信量を気にする心配なし。速度制限も一番マシ。ただ持ち運びや移動ができない。
- 「WiMAX(ポケット型Wi-Fi)」……ポケット型で持ち運びできる。3日10GB制限あるが、携帯性は抜群。仕事用だけならいいが、プライベートにも使いたいならギガが足りない(速度制限かかる)。
【結論】在宅勤務で工事なしWi-Fiを希望ならSoftBank Airが一番おすすめ
というより、ポケット型Wi-Fiは3日10GB制限があって在宅ワークには向かないので、実質的にSoftBank Air以外の選択肢がないって感じですね。
もちろん、開通工事に何も問題がないのであれば
SoftBank光
ただ、諸々の事情によって工事をしたくない・できないって人も多いので、そういう人にはSoftBank Airはおすすめかと思います。
SoftBank Airに最新5Gモデル「Airターミナル5」が登場!
今まではAirターミナル4(下り最大612Mbps)が最新モデルでしたが、現在ついに最新5GモデルのAirターミナル5が登場しました。
5Gモデル「Airターミナル5」の最大の特徴は、
- 下り最大2.1GBpsという超高速
- (まだ提供エリアは少ない…)
下り最大2.1Gbpsというのは、もはや光回線のレベルの速度です。文字通り今までとはケタ(メガ→ギガ)が変わりました。
あくまで「下り最大速度」というのは理論値(理論上可能な速度でありベストエフォート)なので、実際に家で使って2.1GBpsが出るわけではありません。ただ、さすがに今までのAirターミナル4よりは平均して高速が出せます。
一つ注意点として、5Gモデル(Airターミナル5)はまだ提供エリア=使えるエリアがかなり少ないです。
下記の公式サイトで5Gの対象エリアを確認できるので、5G検討してる人は自分の住所が対象エリアに記載されているか必ず確認してください。
ソフトバンク Airの月額料金
上記の最新Airターミナル5とAirターミナル4で月額料金が変わります(最新Airターミナル5の方が少し高い)。ただ、最新Airターミナル5はまだ提供エリアが少ないので、下記では従来のAirターミナル4の料金を記載します
ソフトバンクAirの月額料金は、Airターミナルを「レンタル」するか「購入」するかで変わってきます。
レンタルした場合の購入料金
※購入の場合は分割回数(12回/24回/36回/48回)によって月ごとの支払額が変わるので、詳細はSoftBank Air公式サイトのシミュレーションを確認してください。
※事務手数料3300円が必要です
※SoftBank Air の契約期間は2年間(SoftBank Air の課金開始日の属する月を1ヵ月目として、24ヵ月目の末日まで)です。解約の申し出がない場合は、更に2年間を契約期間として更新します。契約期間満了の月以外で解約した場合、9,500円の解除料が必要です。
【最後に】ソフトバンクAirは8日以内なら無料で返却可能。お試し利用してみるのが最も確実
ここまで色々説明して最後は身も蓋もないですが、1番確実なのは実際に使ってみることです。
SoftBank Airは本当にエリアや環境で天と地ほど変わるので、使ってみて判断するのが一番話が早いし確実です。
先にちょろっと言いましたが、ソフトバンクAirは契約日から8日以内なら無料で契約解除・返却が可能です。
必ず