ソフトバンクの「SoftBank Air(ソフトバンクエアー)」は”置くだけWi-Fi”と称され、工事不要でコンセントにつなぐだけで即ネットが使える手軽さが最大のメリットです。
この記事では、
SoftBank Airの回線でニンテンドースイッチのオンラインゲームも快適にできるか?
ということを、実際に私が人気ゲームをプレイして検証してみました。
SoftBank Airは工事不要という手軽さの反面、通信速度においてはしっかり工事する光回線に比べると劣る性質があります。スマホと同じモバイル回線を使ったWi-Fiサービスなので仕方ありません。
ただ、かといってオンラインゲームでタイムラグが頻繁に出たり、画面が重くてキャラの動きがガタついたら話にならないですよね?
というわけで実際にプレイしてみたわけですが、

”私の環境では”、SoftBank Airでまでほぼ問題なくオンラインゲームできています。
「私の環境では」というのは、ソフトバンクエアーは利用するエリアや環境で通信速度が大きく変わるので、人によって速度や使い心地は結構大きく変わってきます。
下記で詳しくレビューしながら説明しますね!
SoftBank Air(ソフトバンクエアー)の通信速度をスピードテストしてみる


我が家のSoftBank Air



朝〜夜まで時間帯を変えて通信速度をテストしてみました
ソフバンクエアーの通信速度を朝から晩まで時間帯ごとに計測
<朝8時>
<昼12時>
<夕方17時>
<夜20時>
- 【朝8時】下り83.6Mbps/上り6.02Mbps/Ping31ms
- 【昼12時】下り45.8Mbps/上り6.89Mbps/Ping28ms
- 【夕方17時】下り98.1Mbps/上り7.38Mbps/Ping29ms
- 【夜20時】下り9.52Mbps/上り7.43Mbps/Ping33ms
この日の速度テストはかなり高速な数値が出ました。私の経験上ベストパフォーマンスくらいの速度でしょうか。
このレベルの速度が出せれば、オンラインゲームもまず問題ないと言えそうな速さです。
速度テストの数値は日によって結構変わるのですが、大体平均してみるとうちのSoftBank Airは概ね以下の速度くらいが目安かなーという感じ。
SoftBank Airの平均的な速度
- 朝〜夕方:下り30〜70Mbps
- 夜(21時〜):下り8〜15Mbps
SoftBank Air(ソフトバンクエアー)は夜間に混雑しやすいので21時ごろから速度がガクッと下がりやすいです。
これがSoftBank Airの速度制限なのですが、それでも下り10Mbps前後は出るので制限はかなり緩い方ですね(WiMAXやポケットWi-Fiだと下り最大1Mbpsまで制限されるので)。
夜間に速度が落ちても、下り8〜10Mbpsくらいくらい出せれば体感的にはゲームプレイに問題ありません。
詳しい記事SoftBank Airは夜に速度低下しやすい?時間帯による速度変化と夜間の使用感をレビュー
オンラインゲームにPing(応答速度)の数値が低いほどサクサク動く
またオンラインゲームの快適性は、下り速度だけでなく「Ping」という数値が非常に重要になります。Pingは応答速度を意味する数値で、要するに操作の「サクサク感」に影響するものです。
Pingの数値は、小さければ小さいほどサクサク動きます。主観ですが、おおよそPing値の目安は以下の通り。
Ping値の目安
- Ping10ms以下:とても快適
- Ping20〜40ms:普通くらい
- Ping50〜100ms:動きがもたつきストレスを感じる
- Ping100ms〜:ゲームの快適プレイは不可能
※単位はms(ミリ秒)
ストレスなくオンラインゲームをするのであれば、Ping40ms以下に抑えるのが一つの目安と言えそうですね。
上のスピードテストのPing値(下り速度の下に表記)を見て分かる通り、SoftBank AirのPing値は概ね20ms〜35msくらいに収まります。なので目安と比較しても合格ラインと言えるでしょう。
以上、このくらいの速度・Ping値が出れば、ひとまず1日通して大体のゲームはストレスなしにできました(詳しくは後述)。
詳しい記事SoftBank AirのPing値(応答速度)ってどれくらい?
エリアによって速度は変わる!
SoftBank Air(ソフトバンクエアー)は、利用エリア(地域)によって速度が変わります。
エリアごとの最大通信速度は公式サイトの「住所別下り最大速度情報」というページで確認できます。
契約前に必ず公式サイトで自宅地域がエリア情報に掲載されているかチェックしてください。
参考記事SoftBank Airのエリアを確認する方法。自宅が対象エリア外の対策まで
参考記事【レビュー検証】SoftBank Airは速度が遅い?評判が割れる理由
SoftBank Airでニンテンドースイッチの人気ゲームをプレイしてみた結果
というわけで、日々SoftBank Air(ソフトバンクエアー)の回線でオンラインゲームを楽しんでいる私です。
人気どころのゲームは大体プレイしましたが、冒頭でも言った通り
”私の環境では”、SoftBank Airでまでほぼ問題なくオンラインゲームできています。
各ゲームごとのレビュー検証記事も書いたのですが、この記事では各タイトルの結果だけ簡単にまとめていきます。
一目で知りたい方には、下記にサクッとまとめましたのでどうぞ。
ニンテンドースイッチのゲーム検証まとめ
- 【Switch】スプラトゥーン(検証記事はこちら)
→余裕でサクサクプレイ可能。夜間下り8Mbpsでも問題なし。 - 【Switch】ポケモンソード(検証記事はこちら)
→余裕でサクサクプレイ可能。夜間下り8Mbpsでも問題なし。 - 【Switch】ストリートファイターシリーズ(検証記事はこちら)
→格ゲーのオンライン対戦は相手の通信環境が悪いとクソ。コマンド入力から技発生までラグが出るのでゲームできたもんじゃない(これは相手のせい) - 【3DS】スマッシュブラザーズ(検証記事はこちら)
→光回線でプレイしてる時と変わらないレベルのサクサク感 - 【ソシャゲ】フォートナイト(検証記事はこちら)
→ゲームプレイはサクサク快適そのもの。ただゲームダウンロードに25分かかった。
では、各ゲームタイトルごとにもう少し掘り下げてプレイ結果をまとめていきます!
SoftBank Air × スプラトゥーンのプレイ結果
みんな大好きスプラトゥーン。
余裕でサクサク快適です。
レギュラーマッチもガチアサリも、1日通してサクサクプレイできました。検証してたときは夜間下り8Mbpsくらいしか速度出てなかったですが、問題なしでしたね。
唯一ネガティブな面があったとすれば、夕方の時間帯にややロビーでのキャラクターの動作が重かったことくらいですね。
ロビーといってもすることは、他のユーザーのコメントの確認とゲーム開始画面への移動くらいなので、多少重かったところでどうということもないです。
プレイ中のサクサク感は、光回線でプレイしている時と体感はなんら変わりませんでした。
詳しく【レビュー】SoftBank Airでスプラトゥーン オンライン対戦が意外と快適な件
≫SoftBank Air(ソフトバンクエアー)公式サイトへ移動する
SoftBank Air × ポケットモンスターソードのプレイ結果
通常プレイも、オンライン対戦でもスムーズにサクサク動いてくれます。ストレスが溜まるようなシーンはなし。
バトルモードでも画面がガタついたり、攻撃にラグが出ることもありません。
唯一、ちょっとキャラの動きに重さというかもっさり感を感じたのはワイルドエリア。
ワイルドエリアだけは同じ場所にいる他のプレイヤーもたくさん画面上に表示されるため、動作が重くなりやすいのでしょう。
光回線でも検証してみましたが、ワイルドエリアだけは同様に重さを感じたので、SoftBank Airのせいではなさそうです。
詳しい記事SoftBank Airでニンテンドースイッチのポケモンソードは快適に遊べる?
≫SoftBank Air(ソフトバンクエアー)公式サイトへ移動する
SoftBank Air × マリオカート8デラックスのプレイ結果
マリカーもレース中にラグや操作遅延などはなくて概ね快適です。アイテム使用もスムーズ。
レース開始のカウントまでに2〜3秒待ち時間が発生しますが、光回線でも同様の待ち時間が出るのでおそらくゲームの仕様でしょう。
世界プレイヤーとの対戦も検証しましたが問題ありません。
唯一、マッチング中に通信切断が3回ほどありました。
16回中3回切断されましたね。相手プレイヤー側の原因も考えられますが、まぁ確率的にもさほどストレスになるレベルではありません。
詳しくSoftBank AirでSwitchのゲームはできる?マリオカート8デラックスのオンライン対戦で検証
≫SoftBank Air(ソフトバンクエアー)公式サイトへ移動する
SoftBank Air × 【格闘ゲーム】ストリートファイターシリーズのプレイ結果
検証したゲームの中で唯一厳しかったのが、格闘ゲームです。
格ゲーは「ウルトラストリートファイターⅡ」と「ストリートファイター30thアニバーサリーコレクション」で検証しましたが……試合中にラグが出たりしてストレスが溜まる場面がしばしば・・・。
ただし、SoftBank Airの回線が悪いのかと言われると必ずしもそうではなく、
こうしたオンライン対戦では、自分だけでなく対戦相手側の通信環境も大きく影響してきます。
対戦相手によってプレイ感が全然変わってきます。たとえこちらの回線が十分な速度でも、相手が貧弱な回線使っていると、こっちの操作までタイムラグが発生したり画面がカクカクになって最悪な感じになります。
コマンド入力から必殺技が出るまでラグが発生したりするので、相手によっては超ストレスというか無理ゲーでした……。
詳しくSoftBank Airで格闘ゲームするとラグが発生する原因|ストリートファイターシリーズで検証
≫SoftBank Air(ソフトバンクエアー)公式サイトへ移動する
エリア判定を忘れずに!
以上のように、私の環境下ではSoftBank Airでオンラインゲームは概ね問題なくできました。
しかしこの検証は、あくまで私のエリア(最大261Mbpsエリア)で計測した結果です。
SoftBank Airはエリアと環境によって速度が大きく変わるので注意しましょう。
エリアごとの最大通信速度は公式サイトの「住所別下り最大速度情報」というページで確認できます。
契約前に必ず公式サイトで自宅地域がエリア情報に掲載されているかチェックしてください。
ニンテンドーSwitchはLANケーブルで有線接続が可能!Wi-Fi速度が遅い人向け
Wi-Fi接続だとどうも速度が遅い……という人は、LANケーブルをつないで有線接続するという手があります。
ただSwitchは、標準ではPS4のような有線LANポートがありません。なので、有線接続するには以下の画像のような変換ケーブルを用意して、LANケーブルのUSB接続を可能にします。
SoftBank Airの背面に接続した有線LANケーブルを変換してUSBにし、Switchのドックに接続しましょう。
あとは設定画面を開けば、有線接続画面が表示されますよ。
最後に、接続を行います。
見てのとおり、有線接続していると画面にも表示されました。
有線接続は、Airターミナルとゲーム機の間に家具・壁・ドア・床などの障害物があってWi-Fi電波が届きにくい状況のときに役立ちます。ケーブルで直接繋げば通信をストレートに通すことができるので、多少は速度の改善につながります。
逆にいうと、Wi-Fi接続の時点である程度速度が出ている状態であれば、有線にしたかと言って100%が120%にパワーアップするわけではないです。
一応、Wi-Fi接続でパフォーマンスが出せている私の環境で有線でも速度テストしてみましたが、1度100Mbpsを記録したのに驚いたくらいで、1日通してみれば劇的な変化があったわけではありませんでした。



リンク≫SoftBank Air(ソフトバンクエアー)公式サイトへ移動する
それでもSoftBank Airの速度が遅いときの対策は?
2. 5G(5GHz帯)で接続する
SoftBank Airは「2G(2.4GHz)」と「5G(5GHz帯)」という2つの周波数帯を使うことができます。これは接続する際に好きな方を選ぶことができます。
両者を比較すると、5Gの方が新しい規格で通信速度が速いです。なので速度有線するなら5Gで接続するようにしましょう。「○○-5G」というSSIDに接続すれば5GHz帯を利用できます。
ただし、5Gは高速な反面、障害物に弱いという弱点があります。Airターミナルと接続機器(今回はiPhone)の間にドアや家具、床や壁などの障害物があると電波が届きにくくなるので注意しましょう。
2Gと5Gの特徴をざっくり比較すると以下の通りです。
2Gと5Gの違い
- 【2G(2.4GHz帯)】
→速度は普通だが、障害物に強く電波も遠くまで届く。しかし周りの機器の電波干渉を受けやすい。 - 【5G(5GHz帯)】
→ 速度は早いが、障害物に弱く通信距離が遠くなったりすると不安定になる。周囲の機器の電波干渉には強い
詳しくは下記記事に書いているので、参考にしてください。


3. Airターミナルは電波を拾いやすい窓際に設置する
SoftBank Airは外を飛んでいる電波をキャッチして室内に広げているので、Airターミナルの設置場所(置き場所)で電波の拾い具合に差が出たります。
詳しくは「SoftBank AirのAirターミナルは置き場所で速度が変わる?どこに置くのがベストか」という記事で検証してみたのですが、
結論を言うと、なるべく窓際にAirターミナルを置きましょう。
窓際の方が外の電波をキャッチしやすいからです。逆に部屋の奥の方に置いたり、障害物に囲まれた位置に置くと外の電波をうまくキャッチできずに通信が不安定になったりするので移動させましょう。
ただ、厳密に言うとどの位置がベストかは一概に言えないので、自分で一番安定するポイントを探してみるといいです。


【注意】SoftBank Air(ソフトバンクエアー)のゲームダウンロード時間は遅い
私の通信環境ではオンラインゲームのプレイ自体はほとんど普通にできるのですが、唯一、ゲームのダウンロードだけは遅くて時間がかかります。
詳しくはこちらの記事「SoftBank Airのゲームダウンロードは遅い。どれくらい時間がかかるか検証してみた」で検証したのですが、結果だけ言うと以下の通り。
各ゲームのダウンロード時間
- Nintendo Switch「Warframe」:3時間弱(12.7GB)
- 3DS「イナズマイレブン」:20分(250MB)
- iPhone版「PUBG」:2時間半(2.1GB)
スイッチなどの大容量ゲームはダウンロード完了までに数時間から一晩くらいかかるタイトルもあります。寝る前のダウンロード開始しておく感じですね……。
このように、ダウンロードに関しては光回線に比べると明確に時間がかかります。ここは妥協点ですね。
検証で分かったこともまとめておきますね。もっと詳しくは参考記事をお読みください。
検証でわかったこと
- 10GB以上の大容量ゲームだとダウンロードに数時間は必要(光回線の2〜3倍くらい)
- 夜よりも朝の方が断然早いので、ダウンロードは朝に行うのが良い
- 5Gと2Gの周波数帯ではそこまで差は出ない
- 無線Wi-Fi接続と有線接続では差が出なかったが、各々の通信環境による
≫SoftBank Air(ソフトバンクエアー)公式サイトへ移動する
【申し込み前に】SoftBank Air(ソフトバンクエアー)の基本情報をおさらい



SoftBank Airに最新5Gモデル「Airターミナル5」が登場!
今まではAirターミナル4(下り最大612Mbps)が最新モデルでしたが、現在ついに最新5GモデルのAirターミナル5が登場しました。
5Gモデル「Airターミナル5」の最大の特徴は、
- 下り最大2.1GBpsという超高速
- (まだ提供エリアは少ない…)
下り最大2.1Gbpsというのは、もはや光回線のレベルの速度です。文字通り今までとはケタ(メガ→ギガ)が変わりました。
あくまで「下り最大速度」というのは理論値(理論上可能な速度でありベストエフォート)なので、実際に家で使って2.1GBpsが出るわけではありません。ただ、さすがに今までのAirターミナル4よりは平均して高速が出せます。
一つ注意点として、5Gモデル(Airターミナル5)はまだ提供エリア=使えるエリアがかなり少ないです。
下記の公式サイトで5Gの対象エリアを確認できるので、5G検討してる人は自分の住所が対象エリアに記載されているか必ず確認してください。
ソフトバンク Airの月額料金
上記の最新Airターミナル5とAirターミナル4で月額料金が変わります(最新Airターミナル5の方が少し高い)。ただ、最新Airターミナル5はまだ提供エリアが少ないので、下記では従来のAirターミナル4の料金を記載します
ソフトバンクAirの月額料金は、Airターミナルを「レンタル」するか「購入」するかで変わってきます。
レンタルした場合の購入料金
※購入の場合は分割回数(12回/24回/36回/48回)によって月ごとの支払額が変わるので、詳細はSoftBank Air公式サイトのシミュレーションを確認してください。
※事務手数料3300円が必要です
※SoftBank Air の契約期間は2年間(SoftBank Air の課金開始日の属する月を1ヵ月目として、24ヵ月目の末日まで)です。解約の申し出がない場合は、更に2年間を契約期間として更新します。契約期間満了の月以外で解約した場合、9,500円の解除料が必要です。
【最後に】ソフトバンクAirは8日以内なら無料で返却可能。お試し利用してみるのが最も確実
ここまで色々説明して最後は身も蓋もないですが、1番確実なのは実際に使ってみることです。
SoftBank Airは本当にエリアや環境で天と地ほど変わるので、使ってみて判断するのが一番話が早いし確実です。
先にちょろっと言いましたが、ソフトバンクAirは契約日から8日以内なら無料で契約解除・返却が可能です。
必ず