私は現在SoftBank Airを使っていて、オンラインゲームなんかもSoftBank Air回線でするのですが、ゲームプレイ自体は比較的問題なくできるものの、ゲームをダウンロードするときは読み込みが遅いときが多いです。
とくにSwitchなどの大容量ゲームは、ダウンロード完了まで一晩かかったこともあるくらいです。
SoftBank Airはモバイル回線を使った無線Wi-Fiサービスなので、光回線より通信速度が遅いのは仕方ありません。とはいえ……まぁ限度ってものがありますよね。
たぶん、SoftBank Airユーザーなら同じ悩みを少なからず持っているはず。
なので今回は、SoftBank Airの回線だとゲームのダウンロードにどのくらい時間がかかるのか実際に検証してみました。
ゲーム機・タイトルごとにSoftBank Air回線でのダウンロード時間を検証
まず肝心のSoftBank Airの通信速度についてですが、モバイル回線のWi-Fiサービスなので「エリア(地域)」と「通信環境」によって大きく変わる性質があります(詳しくは下記記事参照)
参考記事【検証】SoftBank Airは速度が遅いって本当?実際のスピードや速度制限をテストした結果
今回はあくまで私の通信環境で行う検証なので、参考程度にしてください。
うちの環境下では、Wi-Fi接続でスピードテストすると以下のような感じです。
<朝8時>
<昼12時>
<夕方17時>
<夜20時>
- 【朝8時】下り38.7Mbps/上り2.82Mbps
- 【昼12時】下り26.0Mbps/上り2.40Mbps
- 【夕方5時】下り43.8Mbps/上り3.27Mbps
- 【夜8時】下り11.2Mbps/上り2.59Mbps
Nintendo Switch版Warframe(12.7GB)のダウンロード時間は3時間弱
無料でダウンロードできるNintendo SwitchのWarframeは容量12.7GBです。
Switchのゲームは容量にばらつきがありますが、Warframeは比較的容量が大きめですね。ちなみに、PS4のゲームも10GB台など容量が大きめなものが多いです。
朝9時ごろからダウンロード開始しましたが、ダウンロード完了したのはお昼‥‥。
タイマーで計ってみると2時間45分程度でした。
ちなみに、12.7GBは光回線でも完了まで1時間くらいはかかる大容量です。やはりモバイル回線とあって光回線の2倍〜3倍近い時間がかかってしまいますね。
3DS版イナズマイレブン(250MB)のダウンロード時間は20分
3DSのイナズマイレブンは、期間限定で無料配信されているものです。8200ブロックが1GBなので、1900ブロックは大体250MB程度ですね。
回線が混雑しやすい夜9時過ぎにダウンロードしてみましたが、かかった時間は以下の通り。
およそ20分でダウンロード完了できました。これは問題ない早さですね。
イナズマイレブン以外も含め、3DSのゲームは全体的にSwitchなどと比べてゲームの容量が少ないです。なのでダウンロードの待ち時間はそこまでかかりません。
iPhone版PUBG(2.1GB)のダウンロード時間は2時間半
最後に検証してみたのは、スマホでも遊べる人気ゲームのPUBGです。
PUBGはスマホゲームの中でもかなり容量が大きめの2.1GBです。案の定、かなり時間がかかりました。
回線が混雑しやすい夜8時ごろからダウンロード開始しましたが、
1時間経っても1/4しか進んでいません‥‥。
2時間経ってもまだ半分………………。
‥‥最終的には、
2時間半でようやくダウンロード完了です。
時間帯で変わる!SoftBank Airでゲームダウンロードは夜間の方が遅い
SoftBank Airは夜間に速度が下がりやすい性質があります。
前述で出したSoftBank Airの速度テストを見ても分かる通り、朝〜夕方と夜間では大体以下くらい速度が変化します。
夜は速度ダダ下がり
- 朝〜夕方:下り30〜70Mbps
- 夜:下り8〜20Mbps
夜になるとみんなネットをいじり始めるので回線が混みやすいからです。
なので、ゲームのダウンロードに関しても朝と夜とではかかる時間が全然違います。
例えば、先ほど検証したiPhoneゲームのPUBGを、朝と夜でダウンロード時間を比較してみると↓
<朝:30分>
この通り、夜にダウンロードすると2時間半もかかるのに、朝ダウンロードすれば30分程度で完了することができました。
これは大体どのゲームも同じ傾向で、やはり夜より朝の方が回線が混雑していないからです。なのでダウンロードを早く終わらせるなら回線が空いている朝を狙うのが良いですね。
とはいえ、休日の朝はダウンロード時間遅くなりやすいです。休日はみんな休みで朝からネット使うので回線が(平日より)混雑しやすいからですね。
5GHzと2GHzでダウンロード時間はあまり変わらず
SoftBank Airは接続する周波数帯を「5GHz帯」と「2.4GHz帯」から選べます。
ざっくりと特徴の違いを上げると以下の通り。
2Gと5Gの違い
- 【2G(2.4GHz帯)】
→速度は普通だが、障害物に強く電波も遠くまで届く。しかし周りの機器の電波干渉を受けやすい。 - 【5G(5GHz帯)】
→ 速度は早いが、障害物に弱く通信距離が遠くなったりすると不安定になる。周囲の機器の電波干渉には強い
基本的には5Gの方が新しく高速が出ます。
実際に、私のSoftBank Airで2Gと5Gで速度テストをしてみるとこの通り↓
- 5G:下り51.2Mbps
- 2G:下り31.6Mbps
テストによって違いますが、まぁ5Gの方が数値的には多少速くなります(ただ、体感的にはそこまで変化は感じないレベル)。
ちなみに今回のダウンロード検証は、本体が5GHz帯に対応していない3DS以外はすべて5GHz帯で行っています。
一応検証の一つとして、同じアプリを5GHz帯と2.4GHz帯でダウンロード時間を比較してみましょう。
アクションRPGの「KOF ALLSTAR(144MB)」をダウンロードしてみます。
ご覧の通り、5Gと2Gではほとんどダウンロード時間は変わりませんでした。
とはいえ、今回は2分程度で終わる軽めのゲームで検証した結果です。もう少し容量が大きくて時間がかかるものだと差が出てくるかもしれません。
一応5Gの方が最新で高速がでる周波数帯なので、5G接続にしておいて損はないと思います。
有線接続でもダウンロード時間はさほど変わらず。むしろWi-Fi接続の方が早い
SoftBank Airは有線接続にも対応しています。
Airターミナルの裏側にLANポートが付いているので、有線LANで直接繋げば有線接続で通信が可能になります。
Wi-Fi接続は通信機器の距離や障害物の存在によって電波が届きにくくなるケースがあるので、そういう場合には有線接続で直接つないだほうが通信が安定しやすくなります。
一応、先に検証で使ったスイッチの「Warframe(12.7GB)」を、Wi-Fi接続(無線)と有線接続でダウンロード時間比較してみたところ↓
<有線:2時間49分>
ご覧の通り、無線(Wi-Fi)でも有線でもダウンロード時間はそう変わりません。4分程度の差がありますが誤差の範囲でしょう。
ただし、Wi-Fi接続のパフォーマンスは通信環境に大きく影響されます。
私の場合はWi-Fi接続でも100%のパフォーマンスが出せていますが、例えば近くに電波を遮る障害物があったり、電波干渉をする家電機器などがあるとWi-Fi接続が弱まったりします。
そういう人は、有線接続で試してみる価値はあります。
まとめ
今回の検証でわかったこと
- 10GB以上の大容量ゲームだとダウンロードに数時間は必要(光回線の2〜3倍くらい)
- 夜よりも朝の方が断然早いので、ダウンロードは朝に行うのが良い
- 5Gと2Gの周波数帯ではそこまで差は出ない
- 無線Wi-Fi接続と有線接続では差が出なかったが、各々の通信環境による
ちなみに、ゲームのプレイ自体はSoftBank Airの回線でも概ね問題なくできています。詳しくは下記記事に検証しているのでゲーマーの人は参考にしてください。