今回は、docomo with端末の「LG style L-03K」を購入したので早速レビューしていきます。
キャリア端末というと全体的に価格が高めで10万クラスが普通だったりするのですが、ドコモではdocomo withという、安価かつ、その端末を使い続ける限り永遠に月額1500円の割引を受けられる端末がいくつかあります。
「docomo with」とは、対象端末を使い続けることで毎月のスマホ代1500円割引が受けられるサービスです。
そうした嬉しいメリットがあるため、docomo with端末のスペックは基本的に低めなのがデメリットですが、その中で例外的にメモリやストレージ、画面などの性能が高い機種なのが「LG style L-03K」です。
ドコモユーザーとして気になったので「どれどれ」としばらく使ってみたわけですが、ゲームアプリは流石に厳しいものの、ネットサーフィンや動画の快適性は問題なく、スマホ本体の機能や設計も思ってたより満足が高いです。
安いドコモスマホ、docomo withを検討している人はぜひ参考にしてください。
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LG style L-03Kを開封!
LG style L-03Kの外箱は黒一色に銀色の文字が表記された、シンプルなものでした。
本体前面はGalaxy S9を彷彿とさせる、ノッチ(iPhone Xのような前面カメラ周辺にまで液晶が広がっている作り)がない縦長画面となっていました。
私はとくにこだわりがないのでノッチありでも良いですが、LG style L-03Kの縦長画面はスッキリ違和感なくまとまっていて好印象ですね。
本体サイズは5インチスマホと変わらないのに、縦長画面なので5.5インチの大画面が使えます。
本体左側面にある音量ボタンは左右分割式で、iPhoneのような作りですね。
右側面電源ボタンも、iPhoneのような感じです。
本体背面は樹脂製
LG style L-03Kの本体背面は樹脂製で、正直なところ高級感はありません。
ただ手触りはよく、持ちやすいと感じました。詳しくはメリットの項目で解説します。
USB端子はType-Cで本体に妥協なし!
LG style L-03KのUSB端子は、USB Type-Cが採用されています。
私は以前、同じdocomo with端末のarrows BeやGalaxy Feelを持っていましたが、それらは旧規格のmicroUSB端子でした。
安価なdocomo with端末ながら、しっかり最新規格に対応しているのは嬉しいです。

付属品はシンプル・なぜかクリーニングクロスつき
LG style L-03Kの付属品はとてもシンプルで、ACアダプターや充電ケーブルは付属していません。
ワンセグチューナーと説明書、SIMピンがあるだけなので、充電機器を持っていない場合は購入時にセットで手に入れましょう。
参考価格比較!スマホやタブレットに使えるおすすめの充電器まとめ
LG style L-03Kのスペック評価
LG style L-03Kのスペックは、CPU性能以外は高めの水準でまとまっていました。
スペックを表はこちら。
価格(Amazon) | 27890円 |
OS | Android 8.1 |
CPU | Snapdragon 450 |
メモリ | 4GB |
ストレージ容量 | 64GB |
画面 | 5.5インチ、フルHD+ |
カメラ | アウトカメラ:1620万画素 インカメラ:800万画素 |
重さ | 146g |
バッテリー容量 | 2890mAh |
CPU「Snapdragon 450」のみ性能が低め
のちほどデメリットの項目で解説しますが、購入前に必ず確認しておきたいのがLG style L-03KのCPUです。
Snapdragon 450はいわゆる「ミドルスペック」端末(2~4万円程度の安価な機種)向けのCPUで、Galaxy S9などのハイスペック端末で採用されているSnapdragon 845と比べると性能は低め。
ネットや動画、音楽などの操作は問題ないのですが、ハイスペックを要求するCGゲームなどは動作がもたついたりする恐れがあります。
デレステのようなCG満載のゲームをしたいなら、Snapdragonの600番台以上のCPU搭載スマホが好ましいですね。
参考デレステも快適!ゲーム専用におすすめのSIMフリースマホ比較【Android/Snapdragon 625のCPU搭載】
実際の性能をベンチマーク比較でチェックしてみた
スマートフォンの性能は「ベンチマークアプリ」を使えば、他の機種との性能差を数値で比べられるのでなかなか便利です。
使用感については後ほど解説しますが、先にここ4年で販売された他のスマートフォンとベンチマークテストの結果を比較して、性能について大まかにチェックしておきましょう。
なおベンチマークアプリは、「Antutu」を利用しました。


LG style L-03Kのベンチマーク
LG style L-03Kのベンチマーク結果、数値は「58344」となりました。
単体で見てもピンとこないので、続いて最新のGalaxy S9での計測結果をご覧ください。


Galaxy S9のベンチマーク
Galaxy S9のベンチマーク結果はなんと、260594でした。LG style L-03Kと4.5倍の差がついていて、とくに目を引くのは「GPU」の数値がLG style L-03Kの10倍あることです。
GPUとはグラフィック、つまりCGなどの描写力を意味しているので、CGキャラクターなどを表示するゲームアプリで遊ぶ時などに必要な性能です。
LG style L-03Kはゲームに不向きな端末だと感じましたが、ベンチマーク結果を見ると理由がよくわかりますね。最新ハイスペック端末の10分の1のGPU性能でした。
続いて、2014年登場のGalaxy S5のベンチマークテストをしてみました。


Galaxy S5のベンチマーク
Galaxy S5のベンチマークは「57420」。CPU性能とMEM(メモリ)はS5の方が少し上でしたが、あとはLG style L-03Kの方が数値が高く、平均値も上回っていました。
最後に、2015年夏発売のXperia Z4のベンチマークテスト結果もご覧ください。


Xperia Z4のベンチマーク
Xperia Z4のベンチマークテスト結果は「72241」でLG style L-03Kよりわずかに上でした。
CPUやメモリはLG style L-03Kの方が数値が上、UX(作業のスピード)も殆ど変わりませんが、GPU性能が3倍あるために差がついています。



ワンセグ、おサイフ、防水・防塵に対応
LG style L-03Kはメモリ、ストレージなどの性能が高いだけでなく、以下の3つの便利機能を備えているのも魅力です。
- ワンセグ
- おサイフケータイ
- 防水
Suicaで電車に乗ったり、iDなどで支払いを行ったりできますし、防水なので水場でも心配なく使えます。
ワンセグを見られるので、外出中や非常時にテレビを見られるのもなかなか便利ですね。
安価な端末ですが、一通りの日本人向け便利機能を備えているのもLG style L-03Kの魅力です。
私は台所やお風呂でスマホを使う機会が多いので、防水対応なのはとくに嬉しいです。
LG style L-03Kを使ってみてわかったメリット



「docomo with端末が欲しいけど、性能にはあまり妥協したくない」という人は、LG style L-03Kを選んでおけば間違いないです。
メモリ容量が大きく、ネットサーフィンや動画再生などはサクサク快適
ハイスペックを要求する最新ゲームの動作は苦手なSnapdragon 450(CPU)ですが、ネットサーフィンや動画再生などは快適に行えています。
以前持っていたdocomo with端末「arrows Be」の2017年モデルは動作が重くてすぐに手放してしまいましたが、LG style L-03Kはストレスなく使えるので満足ですね。
その理由として、メモリが4GBと他のdocomo with端末(3GB)よりも大きいことが動作の快適さに貢献しているのでしょう。
ちなみにGalaxy S9と同時に同じアプリを起動してみるテストを何度か行ってみたところ、Twitter、Google Playストアなどを開く際に0.5秒程度画面が遅く表示されました。
これはCPU性能等の差で違いが出たと考えられますが、LG style L-03Kは通常4万円程度、Galaxy S9は10万円程度で、2.5倍の価格差があります。
価格差も考慮すると十分妥協できる範囲でしょう。使っていても、わずかなさなのでそこまで動作の違いに違和感を感じることはありません。
Galaxy S9の半額以下でありながらも、快適に使える性能に仕上がっているのは、大きなメリットです。
ストレージ容量が大きいので、データの保存もバッチリ
LG style L-03Kのストレージ容量は64GBで、Galaxy S9やXperia XZ2と共通です。
同時に登場したarrows Be(F-04K)や他のAQUOS sense、Galaxy Feelなどは32GBストレージなので、2倍のストレージ容量を備えています。
64GBのストレージがあれば、アプリはもちろん、音楽や画像、動画など、スマートフォンに保存したいデータがたくさんあっても、microSDカード無しでしっかり端末に収められるので助かっています。
良い意味で高級感がなく、ケースなしでも気軽に持ち運べる
LG style L-03Kは背面が樹脂製で、高級感はとくにありません。
しかし背面の手触りはすべすべで、手に馴染みやすいため満足度はかなり高めでした。
背面がガラスなどの素材だと高級感があってワクワクしますが、その反面、滑りやすく傷や割れも怖いのでカバーでしっかり保護しないと心配ですよね。
LG style L-03Kの背面は良い意味で高級感がなく、わざわざ厳重に保護する必要を感じません。ケースを着けないほうが手にも馴染むので、裸のままでの利用がおすすめです。
また高級感がないと散々言いましたが「安っぽい」「かっこ悪い」という域には達しておらず、あくまで高級感がないだけで、堅実なデザイン・作りだと感じています。
パスワード不要・激安ながら指紋認証や顔認証に対応している!
LG style L-03Kは指紋認証や顔認証にも対応していて、スムーズに画面ロックを解除できます。
安い端末だと精度が心配になりますが、指紋認証はファーウェイ端末のように正確、顔認証はiPhone Xより使いやすいです。
iPhone Xは顔認証をしてから画面を縦にスワイプしないとホーム画面が表示されませんが、LG style L-03Kなら顔認証をするとすぐホーム画面に移動するので、余計な操作がないためストレスがありません。
LG style L-03Kを使って感じたデメリット・注意点



ゲームは動作が重くて厳しめ
ここまでに何度も書きましたが、ゲームアプリは動作が重いです。
人気ゲームである「FGO」を初めて遊んでみましたが、ゲームの合間の読み込み時間がとにかく長く、何十秒も待たされました。戦闘画面でも動きがちょっとガタガタしていて、遊びづらかったです。
最新のソーシャルゲームなどでたくさん遊ぶなら、iPhoneやGalaxyなどを選んだほうが満足度は高いでしょう。
参考デレステも快適!ゲーム専用におすすめのSIMフリースマホ比較【Android/Snapdragon 625のCPU搭載】
カメラ性能は高くない
安い機種なので最初からとくに期待はしていませんでしたが、カメラ性能は並程度でした。ハイスペック端末と比べるものではありません。
参考までに、そこそこ明るい室内で撮影したフィギュアの写真です。
肉眼で見たときよりも全体的に色が濃く、暗めに写ってしまっています。
続いてLG style L-03Kで撮影した、昼食のうどんの写真をご覧ください。


LG style L-03K通常モード
日差しが強く当たる座席で撮影しましたが、全体的に沈んだ色合いになってしまいました。
また揚げ玉は白飛びしてしまっていて、細かい部分が描写できていません。
しかしLG style L-03Kのカメラには「食事モード」もあったので、使ってみました。


LG style L-03K食事モード
揚げ玉の白飛びが若干緩和され、ネギの緑色が鮮やかになりましたね。たしかに通常モードよりは、美味しそうな写真になりました。
並べて比較してみると分かりやすいかもしれません。
左が通常モード、右が食事モードです。食事モードの方が色が濃くでているのがわかりますね。
SNSに投稿する程度なら、あとはアプリなどで加工すればそこそこ良い感じになるかもしれません。
とはいえやはりLG style L-03Kのカメラ性能はそこまで高くないと感じられたので、妥協した上で購入したほうが良いでしょう。
関連記事写真きれい!カメラ性能が高いおすすめSIMフリースマホを比較!【2018年版】
まとめ



ただ1つ難点としては、CPU性能がハイスペックゲームに付いていけない点ですね。ゲーマーの人はそこだけ注意しておきましょう。
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