いまCMでもガンガン宣伝している「Galaxy S9+」のdocomoモデルを発売日に購入しました。
それまで使っていた「Galaxy S8(→レビュー記事)」や「Note 8(→レビュー記事)」は非常に使い勝手が良い端末でしたが、指紋認証センサーの位置やスピーカーの音質など惜しい部分もいくつかありました(詳しくはレビュー記事参照)。
そこへ新しく登場したGalaxy S9シリーズでは2つのデメリットが解消されており、さらにS9+ならデュアルレンズでカメラ性能が向上していたりメモリ容量の増加など、S8シリーズからのスペックアップされています。

ということで発売日に速攻で購入しまして、いま約1ヶ月間くらい使っているところです。感想としてはまぁわかりきったことですが「最強」ですよね。
とくに、カメラ機能は素人の私でも惚れ惚れするほど最高の写真が撮れ、個人的にはスマホ史上最強のカメラ性能だと認定しました。
下記で詳しくレビューしていきます!
Galaxy S9+ ドコモモデルを開封!
それでは早速、Galaxy S9+を開封していきましょう。
ほとんどはGalaxy S8シリーズと変わらず
Galaxy S9+の外箱を開封すると内箱が登場し、続いて本体が現れます。
Galaxy S9+の本体前面は、Galaxy S8とまったく見た目が変わりません。同じ端末を買ってしまったのではないかと焦ってしまうくらいです。
しかし本体背面を見れば、指紋認証センサーの位置が全く違うのでS9とS8の見分けができます。
S8はカメラレンズの横にセンサーを搭載していましたが、S9+などのS9シリーズはカメラレンズの真下です。
本体上部や下部のデザインは、S8シリーズととくに変わったところがありません。
本体上部にはSIMスロットがあり、SIMカードやmicroSDカードの抜き差しができます。
本体下部には左からイヤホンジャック、USB Type-C端子、そしてスピーカーがあります。
電源ボタンは本体右側にあります。本体を手にとって指紋認証センサーを触れば即画面ロックが解除されるので、電源ボタンは画面をロックしてカバン等にしまうときにしか使いません。
音量ボタンは本体左側にあります。上の方を押せば音量が上がり、下の方なら下がります。
付属品もS8シリーズとほぼ同じ
Galaxy S9+の付属品は、ほとんどS8シリーズと変わりません。
付属品一覧
- AKGのイヤホンとイヤーピース
- microUSBケーブルと変換端子
- ワンセグ視聴用アンテナケーブル
- ケース
microUSBケーブルはGalaxy S9+で使えない(過去に使っていた端末からデータを転送するために使うもの)ので、非常に紛らわしいのが難点ですね。
まだ持っていない方は、Galaxy S9+とセットでUSB Type-C対応ケーブルやACアダプターを購入しましょう。
Galaxy S9+のスペック
Galaxy S9+のスペック表です。
価格(Amazonドコモモデル) | 112000円 |
OS | Android 8.0 |
CPU | Snapdragon 845 |
メモリ | 6GB |
ストレージ容量 | 64GB |
画面 | 6.2インチ、1440×2960 |
カメラ | アウトカメラ:1220万画素 インカメラ:800万画素 |
重さ | 約187g |
バッテリー容量 | 3500mAh |
S8やS8+からのスペック上の進化点は、
- メモリが4GBから6GBに増量
- CPUがSnapdragon 835からSnapdragon 845に向上
という2点ですね。
メモリとCPU性能が向上したことで、動作がよりサクサク快適になります。そんなスペックの変化を踏まえつつ、実際に使ってみて感じたメリットやデメリットを解説します。
Galaxy S9+を使ってみて感じたメリット
ひとまず、今から購入するならS8より断然S9です。S8のデメリットが解消され、より使い勝手の良い端末に仕上がっています。
スピーカーの音質が大幅改善され、iPhoneと同等レベルになった
私がGalaxy S8シリーズを使っていて一番イマイチに感じたのは、スピーカーがモノラルで音質も悪いことでした。
せっかくハイスペックで画面もきれいなのに、本体の底面から流れる音が悪いので映画や動画コンテンツを見ていると気分が台無しになってしまうのです。
iPhoneシリーズやXperiaと比較して、音質の悪さはとても残念でした。
しかしGalaxy S9+ではスピーカーがステレオになり、音質が一気にiPhoneと同等かそれ以上にまで向上しました。
Galaxy S9+なら画面サイズも6.2インチと大きいので、動画コンテンツを楽しむ満足度は120%アップです。
私は基本的にドコモ本家のSIM、たまに
ドコモは言わずもがな、
指紋認証センサーを触りやすくなった
Galaxy S9+の指紋認証センサーは、本体背面のカメラ下に設置されています。
S8シリーズはカメラの横で位置が高く、指をかなり伸ばさなければ届かないのがデメリットでした。
しかしGalaxy S9+なら手にとったところですぐに指紋認証センサーに触れられるので、画面のロック解除はとてもスムーズになっています。
私がS8シリーズを使っていて2番目に不満だったのが、指紋認証センサーの位置でした。改善されとても使いやすくなり大満足です。
デュアルレンズでカメラ性能が高く、きれいな写真を簡単に撮影できる
Galaxy S9+を使ってみて最も高評価だったのは、カメラ性能が大幅に向上したことです。
Galaxy S9+はGalaxy Note8のようにデュアルレンズに対応し、2倍ズームができるようになりました。搭載レンズはF1.5の明るさで、状況に応じて絞りを自動調節して最適な写真が撮れます。
私自身は写真へたくそなので恐縮ですが、その辺で実際に何枚か写真撮ってみました。
平日の晴れた日に撮影した森林の写真です。緑色がとても鮮やかできれいに写っています。
2枚目も同様で、離れて撮影しているものの葉っぱの細かい葉脈まで写し出せています。
試しに、Galaxy S9+とiPhone 8で同じ対象物(花)を撮り比べてみました。
こちらがGalaxy S9+で撮った写真↓
続いてこちらがiPhone8で撮った写真↓
実際に比較してみると違いは一目瞭然です。、Galaxy S9+の方が明るく華やかな色味が出せています。
iPhoneもカメラ性能は高いので両者よく撮れていると思いましたが、実際に目で見た時の色合いはGalaxy S9+がより近かったです。
インスタ映えも最高!カメラの「食事モード」で手軽にメシウマ写真を作れる
Galaxy S9+のカメラで特に気に入っているのが「食事モード」です。
ご飯の写真はインスタ映えの王道ですが、綺麗なご飯写真をサクッと簡単に撮れたら嬉しいですよね。
Galaxy S9+なら、カメラを「食事モード」に設定するだけで「インスタ映え」する綺麗な写真を撮ることができます。
チェーン店のカツ丼で恐縮ですが、食事モードの凄さがよく分かる写真です。カツの手前側やたまごと上に乗った三つ葉にピントが合っていて、背景はしっかりボケています。
こちらは蕎麦ですが、パッと見て色味が綺麗に撮れてますよね。ぼかしは撮影時に調整できるので、全体にピントを合わせて背景のみぼかすことも可能です。
ご飯の写真を撮るのが趣味な人にとっては、今存在するスマホの中で最高クラスの機種になるはずです。
デュアルレンズのズーム機能で遠くの被写体を拡大撮影!
Galaxy S9+はデュアルレンズ仕様で、遠くの被写体を2倍ズームで拡大して撮影できるのも特徴です。
上の写真がズーム前写真です。スーパーの「ヤマザワ」やパチンコ屋の「マルハン」の看板に注目しながら、同じ位置から撮影したズーム写真をご覧ください。
見ての通り、綺麗に拡大されています。
買う前はあまり使わないだろうと思っていたのですが、実際に使ってみると確かにクオリティは高いです。観光の際など風景を撮るのにに役立つと思いました。
おサイフケータイ、フルセグ、防水の3大ガラパゴス機能にバッチリ対応!
Galaxy S9+はおサイフケータイに対応していて、Suicaなどの電子マネーも使えます。私は定期的に新幹線や電車で旅行に行くので、Suicaはとても役立っています。
また専用のケーブルが必要なのは難点ですが、フルセグ対応でテレビを高画質視聴できるのも嬉しいですね。外出先でどうしてもテレビを見たい時に活用しています。
そしてもちろんGalaxy S9+は防水なので、お風呂でも快適に使えています。台所で音楽を聞きながら食器を洗っていて水がかかっても壊れません。
インテリジョンスキャンで即画面ロックを解除できる
Galaxy S9+は指紋認証だけでなく、顔認証と虹彩認証も使えます。
S8シリーズでは顔認証と虹彩認証を同時に使うことができませんでしたが、S9シリーズでは併用できるようになりました。
Galaxy S9+ならiPhone Xのように本体に顔を向けるだけでも画面ロックを解除できるのが便利です。ただし指紋認証が快適すぎるので、実はあまり出番はありません。
とはいえたまに指が汚れていて指紋認証がしづらくなっていることなどもあるので、画面ロック解除のための認証方法を3つ併用できるのはとても便利です。
iPhoneもGalaxy S9+のように、好きな認証方法を選べるように進化してほしいですね。
Galaxy S9+の残念だったデメリット



体感的には、Galaxy S8シリーズとのスペック差は感じなかった
CPU性能が上がったりメモリの容量が増えたりと、数値上ではスペックアップしているGalaxy S9+ですが、実際に使い比べてみると体感的には違いはほぼわかりません。
既にGalaxy S8シリーズを持っていて、S9+に買い換えて処理能力の向上を期待しているようだと、若干期待ハズレになるかもしれません。単純な基本スペックの向上目的での買い替えは不要とも言えます。
サイズが大きいため、本体重量は重い
Galaxy S9+は本体サイズが大きく、重量も187gと重めです。iPhone8は148gなので、iPhone8より40g近く重いことになります。
実際に持っていると……「まぁ重いな」と確かに感じます。使っているうちに慣れると思いますが、デカくて重い”ゴツいスマホ”はあまり好みでない人もいると思うので、そういう人は一度家電量販店に出向いて実機を触ってみた方がいいですね。
6.2インチの大画面なので、男性でも片手で気軽に操作するのは難しいレベル。手の小さい女性ならかなり厳しいかもしれません。
バッテリー持ちはS8よりも悪くなっている
正確に比較したわけではないのですが、体感的にバッテリーの持ち時間はGalaxy S9+よりもGalaxy S8やNote8の方が長かった気がします。
バッテリーの持ち時間を重視する方は、S8シリーズの方が満足度は高くなるかもしれません。
総評まとめ
Galaxy S9+は、S8シリーズでイマイチだった指紋認証センサーの位置やスピーカーなどが改善された点に加え、カメラ性能が素晴らしく向上したのが推しポイントです。
最近はレビュー用に写真を撮ることも多くなったので、カメラ性能差による写真の出来栄えも分かるようになってきました。個人的には、Galaxy S9+の写真の綺麗さは現在のスマホ界で間違いなく最高レベルです。
初心者でも簡単に一眼レフっぽい写真が撮れる、素晴らしい機種です。
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