今回、
UQモバイル
にてiPhone SEを契約してきました。
仕事(主にGoogleドキュメント等の利用)に使える安価・快適なネット回線と、テザリングでパソコンとの通信が可能な小型端末を探した結果、UQ mobileでiPhone SEを契約するのがベストな選択肢だと。
UQ mobileは格安SIMの中ではトップ級に通信速度が速く、常時回線が快適です。さらにiPhone SEを一括で購入すれば回線維持費が数百円に抑えられ、テザリングに使える小型の端末の確保もできるのです。
実際に契約してみると、狙いは大当たり。維持費を格安に抑えながら、テザリングもばっちり快適にできて非常に満足しています。iPhone SE自体も最新端末ではありませんが、動作はサクサクで何も問題なし。
そこでこの記事では、UQ mobile + iPhone SEという組み合わせのメリットデメリットをレビューしていきます。「スマホ代は安さ重視だけど、最低限の機能や性能は欲しい」という人の希望を叶えるコスパの良い選択肢となるはずですよ。
公式HP
UQモバイル
コスパ重視の人におすすめ!UQ mobileとiPhoneSEならこんなに安い!
私がUQ mobileでiPhone SEを購入することに決めた最大の理由は、スマホ性能と回線維持費も含めたコスパがとても高かったからです。
参考までに、機種代金と回線費用を合わせて、UQ mobileとiPhone SEの運用にどれくらいのコストをかかるか私の例を挙げてみます。
UQモバイルのマンスリー割で機種代金は実質13068円から!
私が購入したiPhone SE(128GBモデル)の機種代金は50500円で、最新のiPhone X(64GB・SIMフリーモデル)と比べると62300円も安価です。
さらにUQ mobileでの購入なら、iPhone SE(128GBモデル)を購入すると毎月1600円のセット割引「マンスリー割」が適用されるので、実質価格は13068円にまで抑えられました。
マンスリー割とは?
UQモバイルの「ぴったりプラン」または「おしゃべりプラン」のSIMと、対象の端末をセットで契約することで、2年間のあいだ一定の月額割引を受けることができるサービス。
割引額は、端末やプラン(S、M、L)によって増減します。
詳細
UQモバイル
2年前の機種とはいえ、新品のiPhoneを実質1万円台で入手できるのは大きなメリットでしょう。
UQ mobileで新品を手に入れたほうが、同じSEを中古で買うより安いです。

一括購入すれば回線維持費が激安に!
毎月支払う回線維持費を下げるために、iPhone SEを分割払いではなく一括購入しました。
本体価格50500円を一括で支払った結果、2年間のマンスリー割による1600円の月額割引がUQ mobileの回線料金に適用されます。
なんと月2GB使えて5分かけ放題も利用可能な「おしゃべりプランS」が
- 1年目は月額380円
- 2年目以降も月額1380円
と激安で使えるようになりました!
私のように月々の回線料金を抑えたいなら、初めに端末購入費用がかかりますが、一括購入がおすすめです。
iPhone SEは十分使える!基本スペックや機能はどのくらい?
iPhone SEと聞いて一つ考える点は、「2年前の機種だけど性能とかイマイチなのでは?」ということだと思います。
この点について実際に私が使ってみた結論を先に言うと、とくに使い心地に不満や違和感を覚える面はありませんでした。私は最新のiPhone 8も持っていますが、SEと8で使い心地はそう変わりません。
では、iPhone SEの具体的なスペックを見ていきましょう。
iPhone SEのスペック表
税抜価格 | 【32GB】40900円 → マンスリー割で実質10476円 【128GB】50500円 |
OS | iOS11(最新) |
CPU | A9(iPhone 6sと同じ) |
メモリ | 2GB |
ストレージ容量 | 32GB、128GB |
画面 | 4インチ、1136×640 |
カメラ | アウトカメラ:1200万画素 インカメラ:120万画素 |
重さ | 113g |
バッテリー容量 | 1624mAh |
参照
最新のAndroidスマートフォンの「メモリ4GB」や「フルHD画面」などのスペックに見慣れていると一見イマイチに感じられますが、
- iOSに最適化された設計
- 本体サイズの小ささ
という2つのメリットを踏まえているので、上記のスペックでもかなり快適、画面もきれいです。
外観は5sとほぼ同じ
iPhone SEの外観は、2013年発売の5sとほぼ同じです。フレームのもともとメタリックな加工だった部分が側面と同じデザインになった程度で、見分けるのは困難ですね。
本体前面は見ての通りシンプルなiPhoneといった形状です。
背面はアルミボディの手触りが上品で良いですね。
付属品はイヤホンとACアダプター、そして充電ケーブルです。
利用に必要なものは全てついてくるので、あとは必要に応じてカバーを買うだけでOK。
性能は6sとほぼ共通、ゲームアプリなども快適
iPhone SEは2016年の春に登場しましたが、性能は2015年発売のiPhone 6sと同程度です。
2世代前の性能ですが、しばらく使ってみたところ、2018年最新のゲームアプリなども含めて多くのアプリが快適に動作しました。
6sとの違いは画面サイズに加えて、インカメラの画素数(6sなら500万画素、SEは120万画素)、そして3D Touchという画面押し込みによるショートカットへの対応の可否です。
私はiPhone 8も持っていますが、3D Touchを使ったことはほとんどありません。おそらく大半のユーザーは使っていないのではないかというくらい、隠れた機能です。
画面の大きさや自撮り写真の綺麗さ(インカメラの画素数)重視なら、同じくUQ mobileで販売されている6sを選ぶのがおすすめです。が、サイズのコンパクトさ重視・あまり自撮りをしないならSEのほうが満足度は高いです。
仕様変更でストレージ容量128GBを選択可能になった!
2016年の発売当初、iPhone SEはストレージ容量16GBか64GBを選択できましたが、2017年より仕様変更が行われ、32GBか128GBを選べるようになりました。
私は度々iPhoneで動画を撮影しますが、64GB程度だとフルHD動画の撮影時に容量が足りなくなります。
しかし128GBならボリュームがあるので、たくさんの動画を保存しても容量不足に悩まされたことはありません。
写真・動画撮影の機会が多かったり、アプリをたくさんインストールしたりする場合は128GBがおすすめです。
ネットサーフィンや動画のストリーミング再生など軽い用途が中心なら、32GBで十分でしょう。
コンパクトで軽装でも邪魔にならないのが最大の魅力!
軽装になる夏場に大きなスマホを使っていると、胸ポケットやジーンズのポケットでスマホが邪魔になりますよね。
私のメインスマホはしばらく大画面のGalaxy S9+でしたが、本体サイズが大きく服にギュウギュウに押し込むので、圧迫されて身体が汗ばんでくるなどイライラさせられることもありました。
しかし先月よりiPhone SEをメイン端末として使い始めてからは、本体が小さいので衣服に収めても邪魔になりません。
とくに夏場はiPhone SEのようなコンパクトなスマホだと、持ち運びに便利ですね。
UQ mobileなら格安かつ通信速度も速い!
続いては、運用SIMである
UQ mobileは、au系列のUQコミュニケーションズが運営する格安SIMで、実質的にauの格安ブランドです。テレビCMでもおなじみだと思います。
UQモバイルの強み・人気の理由をザッとあげると、
- 業界大手の信頼性
- 通信速度が非常に速い(キャリア並み)
- 通話かけ放題サービスもあり
- キャリアメールが使える
といったところです。
とくに、格安SIMを使う人が必ず気にするのが「通信速度」の問題ですよね。この点こそUQモバイルの人気の理由で、UQモバイルは全格安SIMの中でも最高レベルの速度が出ます。
UQ mobileは安定した高速で通信できる!
UQ mobile回線の通信速度がどれほど速いか、実際に一日かけてスピードテストをしてみました。


朝8時の速度
まず朝の通信速度は、下り9Mbps台/上り3Mbps台でした。
当然ネットサーフィンや動画などすべて快適に行えています。


昼12時の速度
格安SIMが最も速度低下するのはお昼12時〜13時。この時間帯は下り1Mbpsを切るSIMも多い中、UQモバイルは下り2.72Mbps、上り8.09Mbps。
下りの数値が下がりましたが、体感的には問題なくフルHDの動画再生などもこなせていました。


夕方18時の速度
夕方は下り5.55Mbps・上り4.88Mbpsで、どちらも問題なく使える速度ですね。
下り1Mbpsを切ることもなく常時安定しているので、もはや書くこともなくなってきてしまうほどです。


夜20時の速度
最後に夜20時台ですが、下り7Mbps・上り6Mbps以上出ていて、やはり十分高速です。
以上の通り、UQ mobileでスピードテストをした結果、極端に速いスピードなどは出なかったものの、キャリアのように常時安定した速度で通信できました。
全ての時間帯において、ネットサーフィンはもちろん、動画の視聴からゲームプレイまでストレスなく楽しむことができます。
速度テストの数値は計測アプリや場所(環境)によって結構変わってくるので、あくまで参考程度にみてください。
速度が速いのでテザリングもバッチリ
私はUQ mobileの回線を主にテザリングで使っています。iPhone SEからMacBook Proに接続し、通信を行う方式です。この記事も、出先のカフェでテザリングを使ってPCで書いています。
UQ mobileの回線はキャリア並みの高速なので、朝・昼・夜といつでもストレスのない通信ができています。
スマホの回線を使ったテザリングで、ネットサーフィンだけでなく動画や音楽のストリーミング再生、データのダウンロードなどを行いたい場合にも、UQ mobileはおすすめですね。
節約モード(低速モード)でも意外と快適!
UQ mobileでは、最大300kbpsの低速で通信する節約モードもあります。自主的に速度を落とすことで通信量を節約することが目的のモードですが、これが「低速」ながら思っていたより普通でした。
実際に低速モードの速度テストをしてみると、
見ての通り、実は節約モードでは300kbps以上出ることもあります。
画像の多いサイトや高画質動画などの閲覧はさすがに厳しいですが、普通にネットサーフィンするくらいなら意外と低速モードでも普通にこなせる印象です。
低速モードを駆使すれば、最大2GBのおしゃべりプランSでもかなりたくさん通信できていて役立っています。
UQモバイルは月額料金も安い!
私はおしゃべりプランSを契約しているため、回線の月額料金は通常1980円からとなっています。(端末を一括購入して割引を適用しているので、実際は380円支払っています)
UQ mobileの料金プランは以下のとおり。
ぴったり/おしゃべり | 通信量 | 音声SIM |
プランS | 1〜2年目:2GB 3年目〜:1GB |
1年目:1980円 2年目〜:2980円 |
プランM | 1〜2年目:6GB 3年目〜:3GB |
1年目:2980円 2年目〜:3980円 |
プランL | 1〜2年目:14GB 3年目〜:7GB |
1年目:4980円 2年目〜:5980円 |
料金詳細
「ぴったりプラン」と「おしゃべりプラン」の違いは、通話サービスが「60~180分の無料通話(ぴったり)」か「5分かけ放題(おしゃべり)」か、です。私は短時間の通話をたまにかける程度なので、おしゃべりプランを選びました。
ちなみにUQ mobileには、通話サービスなどがセットになっていない、通信量のみの単独プランもあります。
SMS対応SIM | 音声SIM | |
データ高速プラン(3GB) | 980円 | 1680円 |
データ無制限プラン | 1980円 | 2680円 |
ただし、これらの単独プランでは端末セット購入の際のマンスリー割引が適用されないので、iPhone SEを始め、端末をセット購入して維持費を抑えたい人はおしゃべりプランやぴったりプランがおすすめです。
必要に応じてキャリアメールも契約できる
格安SIMはキャリアメールが使えないのがデメリットの一つですが、au系列のUQ mobileでは月額200円でキャリアメールを利用することができる貴重な格安SIMです。
スマホにメールアドレスが欲しい人には大きなメリットですね。
また、キャリアメールがないと困るシーンもあります。例えば、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールからドコモメール等のキャリアのメールアドレスにメッセージを送って、相手に届かなかった経験がありませんか?
格安SIMでフリーメールからキャリアメールにメッセージを送る場合、相手のセキュリティ設定を変更してもらわなければ送信されないケースもあります。
しかしUQ mobileならキャリアメールサービスを契約すれば、余計な手間を相手にかけさせなくてもメッセージをやり取りできます。
まとめ



数年前の端末なので性能面がやや心配でしたが、実際に使うと全く問題なし。容量も十分で動作のもたつきもないし、UQモバイルの速度を持ってすればテザリングも動画視聴も快適そのものでした。
- iPhoneを格安で持ちたい
- 最新スマホでなくていいから、そこそこのスマホをとにかく安く持ちたい
という人に、UQモバイル + iPhone SEはかなりおすすめできます。