
Galaxy Foldのような折りたたみスマホは高すぎて手を出しづらいですが、ソフトバンク発売の「LG G8X ThinQ」ならたった価格5万円! 性能が高いので2画面使いながらの「ながら作業」が快適にできるのは最大の特徴でありメリットでしょう。
細かい難点はありましたが、基本的にはカバーできる事ばかり。総合的には大満足の高コスパスマホでした。
早速、使用感をレビューしていきます!
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ソフトバンク専売スマホ・LG G8X ThinQの外観チェック
LG G8X ThinQはソフトバンクのみで販売されています。
一応家電量販店やソフトバンクショップでは本体単体で買えることもありますが、在庫状況や販売可否はお店によって異なる可能性もあるのでご注意を。
外箱を開封すると、2つの箱が登場。
ケースの装着で2画面を実現するLG G8X ThinQ、梱包状態ではそれぞれ別の箱に入っています。
スマートフォン本体は高級感のあるシンプルデザイン
LG G8X ThinQ本体は一般的な1画面スマホで、「これが2画面になるの?」と疑問に感じるレベル。
ド派手なメタリックカラーではなく、落ち着いた光沢のあるブラックカラーとなっています。(ちょっと青っぽいです)
本体前面は黒一色。
OPPOやHUAWEIのような人を選ぶ派手さではなく、万人向けな印象。
ちなみに画面はインカメラ回りまで広がっている「ノッチ」デザインが採用されていますが、えぐれている部分がかなり小さいのであまり気にならないです。
本体左側面には、音量ボタンと少し下に「Googleアシスタントキー」があります。
「Googleアシスタントキー」を押すとGoogleアシスタントが起動、「今日の天気は?」など音声コントロールで情報を聞けるしくみ。
使い所が少ないので…、アプリ起動など他の機能に割り当てられると嬉しかったですね。
「ボタンを押さないとGoogleアシスタントを起動できない状況」って、声を出せない環境だからそもそもGoogleアシスタントでは調べ物をしないと思うんです…(笑)
本体の充電端子はUSB Type-Cで、裏表の向きを気にせずケーブルを差し込めます。
イヤホンジャック搭載、付属や別売りのイヤホンを有線接続できますよ。
ちなみにLG G8X ThinQには「Hi-Fi Quad Dac」機能があり、イヤホン接続時はどんなイヤホンでもノイズを低減してクリアーな音にしてくれるのもありがたいポイント。
付属品はケースとイヤホン、充電コネクタ
LG G8X ThinQの付属品は内箱それぞれに入っていて、スマートフォン本体に同梱されているのはイヤホンと説明書、そしてケース。
「2画面スマホ」であるLG G8X ThinQですが、なんと1画面で使う時用のケースまでおまけで付けてくれているんですよ。
ウリの機能を使わない人にまで配慮してくれているのは、親切すぎます…!
2画面ケースには、説明書と「充電コネクタ」が付属しています。
充電コネクタはマグネット式で、市販のUSB Type-Cケーブルに装着することで、ケースを装着したままでの充電ができますよ。
保護フィルムやケースはAmazonで!
残念ながら画面保護フィルムは付属していないので、Amazonで購入することをおすすめします。
LG G8X ThinQはソフトバンク専売のちょっと隠れたスマホなので、大きな家電量販店でもあまりアクセサリーを取り扱っていません。
こちらの商品は画面保護フィルム2枚セット、本体とケースの画面をしっかりガードできますよ。
後ほど解説しますが、ケースの前面にも画面があるLG G8X ThinQ。
ケース前面用保護フィルムがあれば、ケースをそのまま持ち歩くときも傷の心配はなくなりますよ。
1画面で使うときのケースは元々付属していますが、「売却時に備えて綺麗なままにしておきたい」という方は非純正の1画面用ケースを買うのも良いですね、
ちなみに2画面ケースや充電コネクタは、LGのコールセンターに問い合わせれば購入できますよ。(付属の説明書に窓口が記載されています)
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LG G8X ThinQのカメラ性能をチェック!
LG G8X ThinQは「2画面」がウリなので、カメラ性能はそれほどでもないんじゃないの?と思った方も少なくないでしょう。
LG G8X ThinQはカメラ性能も高めで、標準レンズ(1200万画素)と広角レンズ(1300万画素)を搭載しています。(私も買ってから知りました…)
個人的には、望遠ではなく広角レンズを搭載という点が嬉しいところ。
実際、望遠+標準レンズの組み合わせだと「遠くのもの」を撮るときに役立ちますが、実際遠くのものを写真に撮る機会なんて月に1回くらいなんですよね。なので望遠レンズはぶっちゃけ多用しません。
その点、広角レンズだと横や手前をしっかり撮影できるので、部屋の中や町中で機能を活用できる機会は望遠以上に多いです。
5万円+多機能・高性能に加えて、iPhone 11でも採用された「広角レンズ」までしっかり抑えてきているのは最高としか言いようがありません…!
しかもLG G8X ThinQのカメラはAI搭載。
被写体が何かを自動で読み取って、きれいに写るように最適設定まで適用してくれるんです。なので、小難しい設定ができない初心者でもシャッター押すだけでそれっぽく綺麗に写真を撮ることができます。
何枚か実際に写真を撮ってみました。
食事写真を撮ってみた
カメラアプリのAIは食べ物や飲み物を自動認識してくれるしくみ。
ちょうどこの記事を書くにあたって喫茶店に足を運んでいたので、撮影してみました。
非常に明るく、きれいに撮影できていますよね。
コーヒーの泡や、マグカップの白い色が美しいです。
背景にあるMacBookが良い感じにボケているのも、ポイントが高いです。
風景写真を撮ってみた
アウトレットモールで風景写真を撮影しようとしたところ、AIが建物を読み取って「街」と認識してくれました。
こちらが標準の画角での風景写真。
ちょっと曇っている日に撮影していますが、とくに安っぽい印象はなく、きれいに撮影できています。
広角モードに切り替えてみると、手前や左右の隠れていた景色が一気に映るようになりました。
変化が大きいので、横長の駅やお城を撮ったり、集合写真を撮ったりする際は大いに役立ちますよ。
買う前はおまけだと思っていたカメラ性能も、大満足の結果となりました。
LG G8X ThinQは2画面対応ケースが付属!
LG G8X ThinQは、付属のケースを装着することで2画面スマホに早変わりします。
昔の2画面スマホは画面の取り外しができない「2画面強制仕様」だったので、選べるようになったのは大きな進歩に感じます。
ケース前面の上部には3つ目の画面が搭載されていて、通知や時間、バッテリーを確認できますよ。
背面はレザー風の質感で、カメラの周囲のみくり抜かれています。
本体右側面の電源ボタンはむき出しですが、ケースの可動機構で覆われる音量ボタン・Googleアシスタントキー部分にはしっかりボタンが重ねられています。
マグネット充電は外れやすい
本体とケースはUSB Type-Cで接続されるので、ケースを付けると本体のUSB Type-C端子を使えなくなります。
充電の為代わりに使うことになるのが、マグネット式の独自端子。
付属の変換コネクタをケーブルに装着・端子にくっつければ充電できます。
しかしながら端子とコネクタが外れやすくて、充電が中断されてしまいやすいのが難点。
LG G8X ThinQはワイヤレス充電にも対応しているので、別途充電器を用意してワイヤレス充電をするのがオススメ。
ネットサーフィンと動画再生を同時に2画面でできる
LG G8X ThinQは2画面で別のアプリを同時に使える仕様。
私は左側に動画アプリ、右側にChromeなどのブラウザ・SNSアプリを起動して併用することが多いですね。
横持ちにしてDSのような使い方もできますが、縦が狭いとブラウザやSNSを見づらくなるので縦持ちのほうが使いやすいです。(動画の表示は小さくなってしまいますが…)
スマホ自体のスペックが高いこともあってか、2画面でアプリを使っていても挙動はサクサク。マルチタスクを快適に楽しめますよ。
2画面で1つのアプリの表示もできるが…使いづらい!
Chromeなど、一部のアプリは1つのアプリを2画面で使えます。
しかし画面真ん中に境目ができてしまう関係で、とても見づらいのが難点。
「電子書籍アプリなら、1画面1ページで漫画を単行本みたいに表示できて良いんじゃない?」と思ったかもしれません。
実はブラウザワイドモードに対応するアプリ・サービスがほとんどなく、Kindleなどの電子書籍は基本的に1画面でしか表示できないんです…。(2020年1月時点)
形状的に漫画を2画面表示できたら最高だっただけに、大きなマイナスポイントですね。
アプリ側のアップデートによる改善に期待したいところ。
コントローラーを表示し、DSのようにゲームで遊べる
ストリートファイターなど、一部のゲームアプリは2画面目にコントローラーを表示して、操作に使えます。
面白い機能なんですが、あくまで「画面内のコントローラー」なので、普通のゲーム機と比べると操作しづらいと感じました。
またPUBGはおそらく対応していないなど、機能を活用できるゲームが限られるのも要注意ポイント。
LG G8X ThinQは画面内指紋認証センサー搭載!
LG G8X ThinQは指紋認証センサーを画面内に搭載、画面のセンサーに指で触れればロックを解除できます。
Galaxy S10シリーズやOPPOのReno Aなどと同じ、最先端仕様なのが嬉しいですね。
ただしセンサーはやや反応が悪く、エラーが起こりやすいです。
無理に最先端技術を取り入れずに、通常のセンサーを搭載してくれていても良かったように思いました。(5万円の低価格なので、十分妥協できるため)
おサイフケータイや防水にも対応!
LG G8X ThinQはおサイフケータイ機能を搭載していて、Suicaや楽天Edyなどの電子マネー決済もできます。
ただしソフトバンクスマホなので、ドコモ提供の「iDアプリ」は使えませんでした。(iDアプリはドコモスマホかSIMフリースマホでしか使えません)
iDアプリでなくGooglePayアプリ経由で、「三井住友カード」や「メルペイ」のiD機能をインストールして使うことは可能です。
そしてLG G8X ThinQは本体が防水対応なので、水濡れも心配なし。
しかしケースは非防水なので、水場で使うときはケースを外すのをお忘れなく。
LG G8X ThinQのスペック評価|ハイスペックの超高コスパ!
LG G8X ThinQは2画面やおサイフケータイ・防水などの多機能が印象的ですが、スペック自体も高水準でまとまっています。
税抜価格 | 50400円 |
OS | Android 9 |
CPU | Snapdragon 855 |
メモリ | 6GB |
ストレージ容量 | 64GB |
画面 | 6.4インチ、2340×1080 |
カメラ | アウトカメラ:1200万画素+1300万画素 インカメラ:3200万画素 |
重さ | 193g、ケース込みで331g |
バッテリー容量 | 4000mAh |
現時点で最高級のCPU性能
まず凄いのがCPU性能。Snapdragon 855という通常7〜10万円台の高価格スマホに搭載されているものが採用されています。
このCPU性能は2019年時点での最上位クラスであり、ハイスペックゲームを始め、快適に動かないアプリはほぼありません。(動かないアプリ側に問題があるレベル)
バッテリー容量も4000mAhと大きく、私が使った限りではハードに使っても1日は大丈夫、たまに使う程度なら3日は持っています。
画面は大きめ&解像度が高く、動画や写真もきれいな見やすい表示で楽しめますよ。
ハイスペゲームPUBGは「HDR・極限」でのプレイに対応!
3Dアクションゲーム・PUBGは、スマホの性能によって選べる画質が変わります。
LG G8X ThinQでは、Androidスマホの最高画質である「HDR・極限」に対応していました。
動作は当然ながらサクサク、同じCPUを搭載しているGalaxy S10等と同様に快適にゲームを楽しめました。
攻撃シーンでも動きがもっさりしたりラグが生じることは一切なく、スムーズに快適に動いてくれます。
ゲーマーの方が、ゲーム用スマホとして買うのにも最適ですね。
ケースを取り外せば1画面で使えるので、「2画面スマホは興味ない」人でも選ぶ価値があります。
LG G8X ThinQを買って感じたメリット・デメリット
LG G8X ThinQの魅力的な点・メリット
- 5万円なのにCPUが最高クラス、サクサク動作でゲームも快適
- 1画面用のケースも付属している親切さ
- 2画面スマホは希少・使い方が豊富で楽しい
- カメラ性能も十分高く、きれいな写真を撮れる
普通に考えて10万円くらいの機能・性能があるスマホを、5万円で売っていることに驚きました。
2画面に興味がないとしても、「おサイフ・防水対応でハイスペックなスマホ」が5万円で手に入るのは大きなメリットです。
「スマホ選びに迷ったら、2020年1月時点ではLG G8X ThinQを買うのがベスト」だと思いました。
LG G8X ThinQのイマイチだったデメリット
- 重量が1画面時・2画面時共に重め
- ストレージ容量のみ64GBでミドルスペック並み
- マグネットの充電アダプターが外れやすい
- 電子書籍との相性が悪い
- 画面内指紋認証センサーの挙動がイマイチ、エラーになりやすい
残念だった部分もいくつかありましたが、価格を考えると妥協できるものがほとんどですね。
ストレージ容量は少ないといっても、Xperia 1も同じ64GBです。
LG G8X ThinQはmicroSDカードに対応しているので、写真や動画などのデータは移すようにすれば大丈夫。
改善してほしいのは電子書籍向けな機器なのに見開き表示できるアプリが少ないこと。
大手電子書籍アプリが今後、アプリのアップデートで見開き表示に対応してくれると嬉しいです。
まとめ



2画面に興味があってもなくても、安くてハイスペックなスマホが欲しいなら要検討です。
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