以前から頻繁にレビューしているGalaxyシリーズですが、2019年の秋からは大手キャリアだけでなく
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でも取り扱いが開始されています。
今回購入したのは、
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専売モデルの「Galaxy A7」です。
公式サイト
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発売当初は税込4万円超えで販売されていて、Reno Aなどに比べて割高感がかなり強かったのですが、現在はセールで2万円になったため勢いで購入してみました。
最初の印象は「いまいちウリがないスマホ」という感じでしたが、実際に使ってみると価格の割にはネットもゲームもサクサク動いて快適だし、カメラ性能もなかなか良さげなので割と好印象になりました。
ただし、どうやら海外版をほぼアレンジせずに販売しているらしく細かい部分には不満点も…。
下記で詳しくレビューしていきます!
販売サイト
楽天モバイル
Galaxy A7の外観デザインをチェック!
元々4万円程度で販売されていたので外箱も安っぽい印象はありますが、わかりやすくてこれはこれで良いと思います。

メタリックカラーで派手・鮮やかな本体デザイン
Galaxy A7の本体前面は黒一色。
最近多い、インカメラ周りまで画面が広がった「ノッチ」型ではありません。
ノッチが苦手な人には嬉しい仕様ですね。
本体背面はメタリックカラー、今回はブルーを選んでいます。
ギラギラしていて周りの写り込みが過去最高に激しく、撮影がかなり大変でした…(笑)
私は落ち着いたカラーよりこういった派手なカラーリングのスマホが好きで、最近買った機種の中でもとくに満足度は高かったです(明るい色合いが👍)
背面下部には端末識別用のIMEI番号が記載されてます。
右側面には音量ボタン。
上下でボタンが分かれていることに加え、Galaxy A7は電源ボタンの形状が音量ボタンと大きく違っているので、ポケットの中で操作するときも区別しやすいです。
注意!充電端子はmicroUSB
残念なのは充電端子。なんと裏表のあるmicroUSBが採用。
1万円台のGalaxy A20でさえUSB Type-Cだったのに……かなり残念。
GALAXY A7については。
有機EL
ボチボチな三眼カメラ(広角、超広角、深度測定用)
6sと比べると大きな画面
3万円で買える。ってのは満足してるけどMicroUSBなのだけは気に入らん。
— 大谷 (@ohtani_0426) February 7, 2020
やはり不満に思っているユーザーは多いようです・・・
ワイヤレス充電にも対応していないので、充電する際はケーブルの向きを間違えないようご注意ください。
イヤホンジャック搭載!有線イヤホンを使える
Galaxy A7にはイヤホンジャックがあるので、変換アダプタなどなくても有線イヤホンを使えます。
私は完全ワイヤレスイヤホン(Soundcore Liberty Air2)に移行してるのでとくにイヤホンジャックなしでも問題ないですが、必要な人には嬉しい仕様ですね。
付属品は充電機器|カバーや保護フィルムは自分で用意する
Galaxy A7の付属品は、充電機器と、データ移行用のUSB変換アダプタです。
Galaxyというと付属品がイヤホンやケースの印象が強いですが、Galaxy A7は充電器付属な代わりにケースや保護フィルム無しです。
Amazonで色々と販売されているので、必要に応じて購入しておきましょう。
ケース
保護フィルム


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Galaxy A7のカメラ性能を検証してみた|トリプルレンズ、広角とポートレートに対応
Galaxy A7のカメラはトリプルレンズです。
F値1.7&2,400万画素のメインカメラでは背景ボケの綺麗な写真が撮れることに加え、120度の広角撮影用レンズでは風景写真をより人間の肉眼に近いワイドな画角で撮ることができます。
実際にいくつか写真を撮ってみました。
風景写真は明るく撮影可能・広角撮影にも対応!
晴れている日にスタジアムを撮影してみました。
F値1.7&2,400万画素のメインカメラとあって、かなりキレイに撮れてます。スタジアムや雲の白さと空の青い色のコントラストが美しい写真です。
カメラをかざすだけでシーンを判別し自動で最適な設定に変更されるので、シャッターを押すだけでもある程度美しい写真を簡単に撮れます。
今度は同じ位置から、広角レンズに切り替えて撮影してみました。
広角レンズで撮影
手前にある川や右側の道路まで、広く写せていますね。
広角レンズは集合写真や建物の外観といった、横長の被写体を撮るときに役立ちます。
たまたま見かけた外のテーブル席も撮ってみましたが、こちらも明るく、細かい部分までキレイに写せました。
風景写真をたくさん撮る人にとって、Galaxy A7は十分魅力的な選択肢です。
ただし、ズーム用のカメラレンズは非搭載です。ズームレンズで遠くのものをキレイに大きく写したい場合はPixel4などを選ぶのがオススメになります。


食事写真も美味しそうに撮影できた
続いて、Galaxy A7で食事写真を撮ってみました。
なお食事写真を撮ろうとすると、自動でAIが食事として認識・明るい画面になる設定を適用してくれます。(カメラアプリ画面右上にフォークとスプーンのマークが出ます)
2~3万円程度のスマホって食事写真が微妙になりがちなんですが、Galaxy A7はかなり高クオリティに撮れてます。
卵とじの牛丼を撮影してみたんですが、卵の黄色い色がかなり美しく表現されて美味しそうに見えますよね!
喫茶店のコーヒーも撮影してみましたが、こちらもまずまずのクオリティ。
コーヒーの泡やカップの白い色が美しく写せてますよね。
食事写真のクオリティも文句なし、Galaxy A7のカメラはかなり良い感じでした。


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指紋認証センサーが側面に搭載!素早くロック解除できる
Galaxy A7の指紋認証センサーは本体右側面にあり、電源ボタンと共用になってます。
一昔前のXperiaと同じですね。(最新のXperia 1は電源と指紋認証センサーが分かれてます)
GalaxyはS10シリーズ以降、指紋認証センサーが画面内に配置されて外観がすっきりしましたが、実のところちょっと読み取りに時間がかかったり、エラーになりやすかったり…。
Galaxy A7は物理的なセンサーで反応が良く、押せばすぐ画面ロックを解除してくれるのが良いです。
顔認証にも対応しているので、必要に応じて使い分けることも可能。
Galaxy特有の機能や特典を活用できる
Galaxy A7はその名のとおりGalaxyのスマホなので、Galaxy S10シリーズやA20、A30のように、Galaxy特有の様々な機能を活用できます。
例えば、公式のメンバーズアプリでは不定期に抽選でAmazonギフト券等が当たるプレゼントキャンペーンが開催されますし、毎月9日は抽選で食品等が当たる「オト9」も開催中。
一日の中でどれくらいスマホを使ったかわかる「デジタルウェイルビーイング」も使えます。
「デバイスケア」で端末の状態をチェック、快適に使えるよう内部を調整することも可能です。
ダークモードで本来白いページを黒い表示にできる、サムスン製ブラウザだって使えます。
Galaxyユーザーの場合、乗り換えても今までのように便利な機能を使えるのもGalaxy A7のメリットですね。
他のメーカーのスマホから乗り換えると、細かい機能が便利すぎて今後はGalaxy以外を使えなくなるかもしれません。


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最大512GBのmicroSDカードで容量アップ!
Galaxy A7はストレージ容量が64GBと大きめですが、さらに最大512GBのmicroSDカードを用意して容量を増設することもできます。
512GB対応は非常に嬉しいポイント。
実はスマホって、microSDカードの容量上限があって、設定された上限以上のカードは認識しないんです。
私は400GBのmicroSDカードを持っているんですが、低価格なスマホやタブレットだと使えなくて持て余す場面も多いです。
Galaxy A7なら大容量microSDカードにもしっかり対応しているので、データをたっぷり保存できますよ。
Galaxy A7のスペック評価|全体的に十分な高スペック。ゲームもサクサクプレイ可能
税抜価格 | 20000円 |
OS | Android 9 |
CPU | Exynos 7885 |
メモリ | 4GB |
ストレージ容量 | 64GB |
画面 | 6インチ、2220×1080 |
カメラ | アウトカメラ:2400万画素+500万画素+800万画素 インカメラ2400万画素: |
重さ | 168g |
バッテリー容量 | 3400mAh |
販売サイト
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スペックにおいて、とくに悪い部分はないです。
OSは最新のAndroid 10ではありませんが、Android 9も十分新しいので、使っていて何か不満が生じることはないでしょう。(むしろ10だと新しすぎて、対応しておらず動作がおかしいアプリがけっこうあったりしますし…)
ストレージ容量やメモリ容量にも余裕があり、アプリをたくさん起動しても動作サクサク、データもたっぷり保存可能です。
一昔前の低価格スマホはメモリが足りなくてもっさり気味だったり、容量が足りずSDカード必須だったりしがちでしたが…、2万円スマホでも性能に余裕がある時代となりました。
大画面の高解像度なので、動画も迫力あるキレイな映像で楽しめますよ。



AnTuTuベンチマークテスト結果は152460点
Galaxy A7のベンチマークテスト結果は152460点。
つい最近紹介したOPPO A5 2020が163223点だったのでほぼ同じくらいのスペックですね。
ざっくり評価すると「ネットサーフィンや動画再生などの一般的な動作は全く違和感なし。ゲームなど高負荷な用途は場合によって重さを感じるが、遊べないレベルではない」くらいの性能です。
PUBGをプレイしてゲーム性能を検証
PUBGは、スマホの性能によって選べる画質や動作の快適さが変化します。なので、ゲーム性能を検証するためプレイしてみました。
画質は起動時にデフォルトで「標準・中」に設定されましたが…
手動で設定すれば「HD・高」までは選択可能でした。
せっかくなので、「HD・高」でプレイしてみます。
動作はサクサクとスムーズに動いてくれて、とくに遊んでいてストレスは感じません。
画面のガタつきなども一切なし。
攻撃シーンでもラグが発生したりすることはなく、滑らかにゲームをプレイできました。
バッテリー性能も3400mAhとそれなりに大容量なので、長時間ゲームするという用途においても心配はなさそうです。





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Galaxy A7を使ってわかったメリット・デメリット
買って良かったと感じたメリット
ここが良かった
- 低価格ながら操作はサクサク・ゲームまでできる
- カメラのクオリティが高く、手軽にきれいな写真を撮れる
- 本体デザインが美しい
正直、発売当初は「イマイチ売りがよくわからない機種」だと思っていました。実際購入してみると普段使っているGalaxy Note10+と同じように快適に使えました。
「低価格だけどしっかりGalaxyの使いやすさが継承されている!」といった感じで、「Galaxyらしさ」がメリットのスマホだとわかりました。
なかなか良い機種なので、
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イマイチだったデメリット
ここがイマイチ
- 2019年発売でmicroUSB端子なのは残念
- おサイフケータイや防水防塵には非対応
まず、2019年発売なのに今だにmicroUSB端子なのはかなりの残念ポイント。元々、海外では2018年に発売されていたとのことなので仕方ない部分はありますが・・・。
1万円台で買えるGalaxy A20でさえUSB Type-Cなので、しっかり対応していて欲しかったですね。
海外版をほぼそのまま日本で販売しているようで、おサイフケータイや防水に非対応なのも惜しいです。
ちなみに、発売当初は税込4万円超えで販売されていて、Reno Aなどに比べて割高感がかなり強かったのもデメリットでした。しかし現在は、セールで2万円になったため一気に高コスパになりましたね。
Galaxy A7は楽天モバイル専売!一括20000円に割引販売中
Galaxy A7は
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2020年2月現在の販売価格は、通話SIM・データSIMどちらとのセット購入でも一括20000円の激安です。
(
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なお、楽天モバイル専売なので最初から楽天系アプリがインストールされていますが、不要ならアンインストールできるのでご安心ください。
専売である関係上、Galaxy A7が欲しければ楽天モバイルを契約するか、フリマプリ等で出品されるのを待つこととなります。


