しむまる
現代のスマホは日に日に巨大化していて、今や6インチ台のGalaxy S20までコンパクト扱いです。
片手にすっぽりと収まり、片手で気軽に操作できるレベルのコンパクトスマホなんてもう今の時代・・・と感じていたところへ登場したRakuten Mini。
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実際に使ってみると、今まで購入してきたコンパクトスマホの中では率直に最高の満足度でした。
最適なコンパクトさで使いやすさを損なわず、おサイフケータイや防水と言った機能も搭載。支払い用ミニスマホとしてサブ機に超最適です。
ただし、スペック面は流石に2万円以下のスマホとあって妥協が必要な面もあり。メインスマホとして使うのは正直厳しいと感じる人も多いはず。
では、下記で詳しくレビューしていきます!
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Rakuten Mini(楽天ミニ)の外観デザイン&オプション品装着!
Rakuten Miniの外箱はかなりシンプルな形状で、端末名が小さく記載されているのみ。
「小さく」端末名が書かれているのが、Rakuten Miniの「超小型」という特徴をうまく表している良デザインですね。
本体背面の楽天ロゴが目立っていて、
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本体前面はホームボタンのないiPhoneのような見た目で、最初から保護フィルムが貼られていました。
しかしフィルムは傷が多くて縁の処理も甘い感じでかなり微妙なので、セットで保護ガラスを買った方が良いと思います。
背面はおそらく樹脂製ですが、メタリックな加工と縁が若干ラウンドした形状がかなり高級感アリです。
1万円台のスマホって安っぽくて日常での利用がためらわれるものが多かったんですが、Rakuten Miniは安さを感じさせないナイスなデザインです。
フレームもiPhone的な金属調の加工で、電源ボタンと音量ボタンは右側面にまとまっています。
底面にはケーブルの向きを気にせず装着できるUSB-C端子が。
さらにストラップホール付きなので、ガラケーのようにストラップを腕に通して使えば落下の心配なし。
低価格帯のスマホで犠牲になりがちな充電端子や本体デザインといった部分にしっかり気を配られているのは、さすが楽天が自ら用意した最先端のスマホだと感じます。
付属品は充電器とイヤホン変換アダプタ。ケースや保護ガラスはセットで購入可能
Rakuten Miniの付属品は、充電器とUSB-C→イヤホンジャックの変換アダプタです。
イヤホンジャックが搭載されていないのは難点ですが、普通1000円くらいで買わなければいけない変換アダプタが付いているのは良心的。
そして今回は、本体に付属していないケースと保護ガラスを一緒に買ってみました。
購入価格 | |
TPUケース | 800円 |
ガラスフィルム 高光沢 | 800円 |
どちらも安いです。
これらも楽天モバイル専売なので、しっかり保護して使いたいならセット購入がおすすめです。
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ケースはよくある透明で少しやわらかいタイプ。とくに不満もなければ「超良い!」ということもないです。
ボタンもしっかり保護してくれるのは良かったですね。
保護ガラスはフレームを装着してから取り付けることで、ズレを回避できる親切設計。
本体が小さいのでホコリが入り込まず、フレームもあるので貼り付けが下手な私でも綺麗に貼れました。
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Rakuten Mini(楽天ミニ)のカメラ性能をチェック!キレイながらピントの合わせづらさが難点
Rakuten Miniのカメラは1600万画素のシングルレンズです。
昨今のハイスペスマホのように背景ボケのある写真や広角写真は撮れないシンプル仕様。
以前レビューした小型スマホのUnihertz Atomは必要最低限レベルのカメラ性能だったので、正直Rakuten Miniのカメラにも期待していませんでした。
風景写真
試しにRakutenMiniで風景写真を撮影してみると、意外にキレイに写せました。
やや色が薄いですが、駅ビルのガラスに空の雲が反射している様子や画面右下の鉢植えなども含めてしっかり写せていますよね。
iPhoneの歴史でいえば5sくらいのクオリティには達している印象です。
食事写真
食事写真も鶏肉の衣のサクサクした感じやカレールーの濃厚さをうまく表現できていて良いんですが、一点引っかかることが。
上の写真を見るとよくわかりますが、手前の鶏肉にピントが合っていません。
実はRakuten Mini、近くにある被写体にピントを合わせて撮影しようとするとシャッターを押したタイミングでピントが勝手にずれます。
別の日に撮ったカツ丼も同様に、何度撮り直しても手前からピントが外れてしまいました。
写り自体は良いので残念ですが、飯テロ写真の撮影は無理でした。
Rakuten Miniのカメラは、風景写真の撮影におすすめです。
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Rakuten Mini(楽天ミニ)はコンパクトな3.6インチ画面!片手操作も楽々で使い勝手良し
Rakuten Miniは、画面がiPhone 4系より少し小さい3.6インチサイズです。
小さいスマホは携帯性に優れ、長時間持っていても手に負担がかかりません。片手操作もしやすいのがメリットですよね。
しかしスマホの本体サイズは小さすぎると、内部設計とのバランスをとるためか形状がおかしくなって持ちづらい&使いづらく、かえってストレスになることも多々あるんです。
例えば以前レビューした「Unihertz Atom」は、画面が小さすぎて見づらい+本体がかなり分厚く持ちづらい欠点がありました。
その点、Rakuten Miniは「片手で操作しやすいギリギリのサイズ」と「一般的なスマホの形状」のバランスが絶妙で使いづらさがなく、小型スマホ好きが求めるちょうど良い匙加減なんです。
iPhone 7と並べてサイズを比較してみるとこんな感じ。
Rakuten Miniの本体サイズはiPhone 7より二回り程度小さいです。厚みは同程度ですね。
手で握りこみつつしっかり画面操作を行えます。
アプリ一覧のホーム画面はアイコンが大きめで、タップミスを防いでくれています。
iPhone 4系より少し小さい程度の画面なので無駄に小さすぎず、ニュースサイトやSNSなどの情報が読みづらいと感じることもないです。
文字入力でもミスは起こらず、使いやすさと小ささが両立されているのはナイスです。



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Rakuten Mini(楽天ミニ)はeSIM対応!通信にSIMカードの装着不要
Rakuten Miniは、SIMカードがデータで発行される「eSIM」に対応しています(物理的なSIMカードではなく、QRコードからダウンロードできる)
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書類裏面のQRコードをカメラで撮影して専用URLにアクセスし、指示に従って手続きをすればあっという間にeSIMが本体にダウンロードされました。
他のeSIM対応回線が
使い勝手は現状だと対応サービスが多い物理SIMの方が上ですが、1万円台の激安スマホながら最先端のeSIMを体感できるのは楽しい&今後の普及にも備えられて好印象でした。
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Rakuten Mini(楽天ミニ)はおサイフケータイと防水にも対応!支払用サブスマホにも最適
Rakuten Miniはおサイフケータイ対応で、モバイルSuicaやiD、QUICPayなどでの支払いができます。
私自身、Rakuten Miniの購入の決め手になったのがおサイフ対応でした。
Rakuten Miniをポケットやカバンに入れておけば移動・買い物時の決済手段が確保されるので、メインスマホはおサイフ非対応でも大丈夫になりました。
以前レビュー紹介したReno 10x Zoomなど、海外スマホはおサイフ非対応機種が多いんですよね。
カメラ性能などが気に入っても、おサイフ非対応だと買い物の際に財布にしっかり支払用カードや現金を確保しておく必要があるため、メインスマホにしづらかったです。
Rakuten Miniは安くて小さいので、メインスマホとセットで持ち歩くサブスマホに最適。
おサイフ対応のおかげで「支払い専用スマホ」としても便利に使えます。
またRakuten Miniは防水にも対応しています。おサイフケータイと合わせて、アウトドア用スマホとしても最適ですね。
ただし、防水レベルはIP52という「防滴」仕様です。
ちょっと水がかかる程度なら大丈夫ですが、お風呂で長時間使ったり雨にずっと降られたりすると壊れる可能性があるので注意。
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Rakuten Mini(楽天ミニ)のスペック評価|SNSやネットサーフィンは問題ないが、ゲーム性能はやや重め
税抜価格(
楽天モバイル![]() ![]() |
19819円 |
OS | Android 9 |
CPU | Snapdragon 439 |
メモリ | 3GB |
ストレージ容量 | 32GB |
画面 | 3.6インチ、1280×720 |
カメラ | アウトカメラ:1600万画素 インカメラ:500万画素 |
重さ | 79g |
バッテリー容量 | 1250mAh |
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低価格なコンパクトスマホなだけにスペックは高くありませんが、SNSやネットサーフィン程度ならストレスを感じることはないです。
microSDカードを使用できないのでたくさんのデータ保存は不可という点は注意。写真などはオンラインにこまめに保存して削除する必要あり。
Antutuベンチマークテスト結果は低め
Rakuten MiniのAntutuベンチマークテスト結果は96347点でした。
正直、2020年4月発売のスマホとしては低めです。
性能とコンパクトさの両立を求める人は、少し古いですがAQUOS R2 CompactやiPhone 8といった機種を選ぶのがおすすめですね。
ゲーム性能はギリギリ。PUBGはややもっさりながらプレイできた
Rakuten Miniのゲーム性能も検証しておきます。
PUBGという人気のハイスペゲームをプレイしてみましょう。
PUBGは、スマホ性能によって画質が自動で適用されるのが特徴。
RakutenMiniは性能が低めなこともあり、画質の標準設定(機種ごとに上限が異なる)は下から2番目の【スムーズ・中】が適用されました。
手動で画質を切り替えれば、普通レベルの【標準・中】までは引き上げ可能でした。
この画質レベルで実際にプレイしてみると、
移動時などに動きが少々もっさりする部分もあったものの、概ね問題なく遊べました。
攻撃シーンでも画面がガタついたりタイムラグが発生することはなく、比較的スムーズに行えます。
ただし、画面解像度が低いためか降下時に地面に何があるかなかなか表示されなかったり、画面が小さいため右上の細かいボタンを押しづらかったりといった難点もみられました。
総合的に言えば、ゲームプレイの快適性はギリギリと言ったところです。
プレイに支障が出るほどではないものの、やはり低価格スマホだな・・・と感じる部分はあります。
また、ストレージ容量が32GBしかないので、最近の1本1~10GBくらいあるゲームアプリはあまりたくさん保存できないのにも注意です。
充電・バッテリー持ちは正直悪い
私は主にサブスマホとして使っているのですが、サブ用として使っても難点に感じるのがバッテリー持ちです。
PUBGを14分遊んだら9%減るくらい燃費が悪いです。
何もしないスタンバイ状態でも2日程度使うと充電が切れるので、バッテリー充電は忘れずに毎日行った方が安心ですね。
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Rakuten Mini(楽天ミニ)を使って感じたメリット・デメリットまとめ
Rakuten Miniを購入して満足できたメリット
良かった!
- コンパクトながらあくまで「普通の形状のスマホ」なので持ちやすく、操作もしやすい
- おサイフケータイ対応なので、支払用に持てばメインスマホがおサイフ非対応でも大丈夫になった
- 本体に加えてオプション品も安いので、セットで買っても2万円台前半と激安
- カメラは意外にキレイ、風景写真なら満足できるクオリティ
低価格なコンパクトスマホながら、使いづらさや端末デザインの妥協感がないのでかなり好印象でした。
今まで触ってきたコンパクト系スマホの中では満足度は最高レベルですね。
とくにおサイフ・防水対応は最高、おサイフ・防水非対応のメインスマホとセットで持ち歩くサブスマホとしても取り扱いやすいです。



Rakuten Miniのイマイチだったデメリット
イマイチ・・・
- バッテリーはスタンバイ状態でギリギリ2日持つ程度、ゲームをすると一瞬でなくなる
- ゲームには不向きな画面サイズ・CPU性能
- eSIMのみ対応で、物理SIMを入れて自由に使えない
- microSD非対応なので、容量の増設ができない
スペックはそれほど高くないため、今の時代のメインスマホとしてはやや扱いづらいですね。バッテリー持ちの悪さを考えても、私はメインには無理です。
なので私は主に外出時の楽天モバイル回線によるPC等へのテザリングや、支払いサービス用のサブスマホとして使っています。
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Rakuten Miniは楽天モバイル専売!キャンペーンで回線料1年間無料+ポイント還元も
Rakuten Miniは
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分割価格 | 一括価格 | |
本体価格 | 825円×24回、412円×48回 | 19819円 |
eSIM回線とセットで購入することになります。
回線料金は月額2980円ですが、300万名を対象に1年間は無料で使えるので、支払額は事務手数料の3000円と端末代金のみ。
また以下のキャンペーンも適用可能なので、事実上ポイント付与により事務手数料は相殺+端末代金も8000円程度還元されるため、回線料込みで支払い額は実質12000円ほどです。
キャンペーン内容
- Rakuten UN-LIMIT契約で開通日から1年間のプラン料金無料(300万名限定)
- オンライン契約+8月31日までの通話アプリRakuten Link初期設定で楽天スーパーポイント合計6,300ポイント還元(9月下旬頃3000ポイント、楽天Link初期設定翌々月下旬頃3300ポイント、300万名限定)
- Rakuten Mini購入で10月下旬頃をめどに楽天スーパーポイントが5000ポイント付与(6月30日まで)
キャペーン詳細
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Rakuten UN-LIMITは通信量無制限(au回線での通信になるパートナーエリアは5GBまで)で1年間無料なので、ポイント還元や端末代金の割引も含めると契約して損はありません。
私の住んでいる地域はほとんどが楽天回線エリア外ですが、5GBの音声SIMを1年間無料で使えると考えると回線にはとくにデメリットがないので、今回申し込みました。
ただしキャンペーンの還元はあくまでポイント還元なので、一旦現金で事務手数料と端末代金を支払う必要があることにご注意ください。