
私はスマホを常に5台以上は保有しているのですが、不要になった古いスマホはどんどん売却することによって新しいスマホを購入する資金にしています。
不要になったスマホは処分してしまう人も結構多いのですが、もったいない!
うまく売却することで数千円〜数万円のお金が手に入るのだから、売れるものは売っておく方が絶対にお得です。私のように次のスマホを買うときの足しにできますしね。
そこで今回は、スマホの売却についてはかなり経験のある私が、スマホを高値で売る方法と、売却の際の注意点について解説します。
不要になったスマホはどこで売却する?おすすめの店舗・ネットショップ4つ
スマホが売却できるお店は色々ありますが、売るお店を間違えると数千円~数万円単位で損します。
私がよく売っているお店を含め、おすすめの候補は以下の4箇所ですね。
スマホはここで売ろう!
- メルカリ
- ヤフオク
- じゃんぱら
- ラクマ
それぞれ解説します。
メルカリはすぐにスマホを売却したい時におすすめ
メルカリは説明不要だと思いますが、スマホからすぐに出品できるフリマアプリです。
メルカリを利用するメリットは以下の2つです。
メリット
- 利用者が多いため「早く」「高く」売却できる
- 比較的、運営側の対応が丁寧
メルカリは利用者が多いため、売れるスピードは一番早いです。ヤフオクやラクマだと1日~1週間経っても売れないようなスマホが、メルカリなら数分~数時間で売れた!ということも多いです。
また後述しますが、人が多いので多少高く出品しても購入されることが多いです。しかし手数料が高いのでそこまで得になるかは微妙なところ。
そして運営の対応が比較的丁寧なのも好印象。購入者が受け取り手続きをしてくれないなどのトラブル時にもスムーズに対応してもらえます。
一方でデメリットは、以下の2つです。
デメリット
- 値引き対応が面倒(無理な要求をしてくるユーザーも多い)
- 手数料が10%と高額
メルカリは値引き交渉ができるのが特徴で、購入者側から交渉が来ることは当たり前です。
中には、「半額にしてくれ」とかめちゃくちゃなことを要求してくるようなユーザーも結構多いです。そうした人を相手にしているとストレスが溜まることもあります。
値引きに応じたのに、希望者が黙っていなくなってしまう……といったトラブルが起こることも日常茶飯事です。
かといって、値引きに応じないと印象が悪くなってしまいがち。なので最初は値引きを想定して少々高めの料金設定で出品しておき、値引きを求められたら本来希望する出品価格まで応じるなどの調整が必要ですね。
そしてもう一つ、メルカリの手数料は他のフリマアプリやオークションより高い10%です。
メルカリ | ラクマ | ヤフオク | |
手数料 | 10% | 3.5% | プレミアム会員(月額498円):8.64% 通常会員:10% |
売却金額の1割「販売手数料」としてまるまる持っていかれてしまうので、不満はかなり大きいです。
しかし実のところ、ユーザーが多いため他社サービスより高い金額にしても売れることが多いです。手数料を踏まえた値付けをすれば損失は抑えられますよ。
ヤフオク(フリマ出品)はマニアックなスマホの売却におすすめ
ヤフオクはオークションサイトですが、希望する金額ですぐに売却するフリマ機能も利用可能となっています。
私は出品終了まで待ったり、希望より少ない金額で商品を落札されたりするのが嫌なので、フリマ出品をすることが多いですね。
ヤフオク(フリマ出品)のメリットは、主に以下の2点です。
メリット
- マニアックな機種でも売れやすい
- 手数料がメルカリより少ない、送料別で出品しても売れやすい
ヤフオクは、機能が特殊なスマホや古いスマホなどでも売れやすい印象があります。昔から使っているヘビーユーザー=機械系に強い人が多いからでしょうか。
(最近私は、ZTEの2画面スマホ「M」を即日売却できました)
そして、プレミアム会員なら販売手数料がメルカリより少し安いです。
Y!mobileやソフトバンクのユーザーなら無料でプレミアム会員になれるので、月額料金なしでヤフオクをフル活用できますよ。
ヤフオクは元々オークションのみで展開されていたこともあり、メルカリに比べて「送料別での出品」に抵抗がある利用者が少ないと感じます。
スマホの発送には500~1,000円くらい送料がかかるので、送料を自己負担せずに売れれば利益が高まります。



一方、ヤフオク(フリマ出品)のデメリットは「悪質なユーザーが非常に多い」ことです。
デメリット
- 海外ユーザーが詐欺の取引を持ちかけてくる
- 購入だけして支払手続きをしない。仕方ないのでキャンセルすると「非常に悪い」評価をつけられる
- 質問フォームなどから暴言を吐かれる
などなど、使っていて嫌な気分にさせられることが圧倒的に多いです。なので最近はあまり使わなくなってしまいました。



じゃんぱらはお店で即日買い取り可能/火曜日は5%アップも!
公式HPじゃんぱら
スマホを店頭で買い取ってもらうなら、一番おすすめなのはじゃんぱらですね。
メリット
- 買取価格が高い
- 会員なら火曜日に売却金額が5%アップする
以上2点のメリットがあります。
私はソフマップやイオシス、ゲオなど様々な中古ショップでスマホを売った経験がありますが、安定して高額買取をしてくれるのはじゃんぱらですね。
参考
- iPhone XR(64GB):58,000円
- P20 lite:14,000円
- nova lite 3:15,000円
- iPhone7(128GB):20,500円
- Oppo R15 Neo:10,000円
※リンクはレビュー記事です
特にじゃんぱらは、会員になると火曜日は5%アップになります。高額スマートフォンの買い取り時は5%でも数千円単位になるので見逃せません。
通常買取価格はメルカリなどでの相場に及ばなくても、火曜日の5%アップを含めれば同程度にまで金額が上がることも多々ありますね。



一方でデメリットと言えるのは、以下の2点ですね。
デメリット
- 店舗数が限られる(都市部中心)
- 細かい傷での減額が多い
じゃんぱらは東京や名古屋などの都市部中心に展開されています。なので地方だとなかなか足を運べません。
じゃんぱらが近くにない場合は、店頭ならソフマップがおすすめです。ソフマップもなければ高価買取はちょっと難しいので、メルカリなどネットで売るのが良いですね。



そしてもう一つのデメリット。じゃんぱらなどの中古ショップは、ごく僅かな傷によって500~1,000円くらいの減額が発生することが多いです。
スマホは毎日使うものなので、どうやったって小さな傷の一つや二つはつきます。なので満額での買取は期待しないでおいた方が精神的に穏やかです。
ラクマは手数料が少ないが、売れづらいことも…
公式HPラクマ(旧フリル)
ラクマは楽天が展開するフリマアプリで、メルカリに近いサービスとなっています。
ポイント
- 手数料が3.5%と安い
ラクマのメリットは手数料の安さという1点です。
手数料3.5%というと、10%のメルカリと比較すると手元に残る金額がだいぶ違ってきます。
私も一時期はラクマで商品を売ることが多かったです。
しかしラクマには、デメリットもあります。
デメリット
- 商品が売れづらい
- 運営の対応が悪い
まず、ラクマはヤフオクやメルカリに比べて圧倒的に利用者が少ないです。なのでスマホの売れづらさが大きなデメリット。
私が使った限りでは、販売価格が10万円を超えるような高額商品だと、まだ比較的売れやすい印象です。
そしてラクマは運営の対応が最悪です。
理由も告げられず突然アカウント凍結・出金や、取引の継続も不可になった経験があります。
運営に理由を聞いても「答えられない」の一点張り。非常に困った出来事でした。



ユーザー間でのトラブル(商品未着)に対しても「当事者同士で解決して欲しい」というスタンス。しっかりとした対応はしてもらえませんでした。
販売手数料がお得なのは嬉しいですが、ラクマはリスクが大きいので、個人的には他と比べるとワンランク落ちる印象ですね。
スマホ売却先のポイントまとめ
- メルカリは「高く」「早く」売れやすいが、手数料10%が高い。あと値引き交渉が面倒になることも
- ヤフオクはマニアックなスマホが売れやすいが、ユーザーの質が圧倒的に悪い
- じゃんぱらは店頭ショップで一番おすすめ。火曜5%UPもあり安定して高値売却しうやすいが、都市部に集中しているのが地方民にはツラい
- ラクマは手数料が圧倒的に安いが、利用者少なく売れづらい。運営も良くない。
危険!スマホを売却するときの注意点|初期化や暗号化など
スマホの売却時は、個人情報流出や購入者とのいざこざなど、様々なトラブルが発生する恐れがあります。
私は4年ほどスマホ売却サービスを活用していますが、数多くのトラブルに巻き込まれました。
自分で注意していれば回避できるトラブルもあるので、しっかりご確認ください。
売却するスマホの初期化は忘れずに!(初期化の方法)
スマホを売却する際は、絶対にデータを初期化しましょう。
初期化せずにいると、パスワードがかかっているせいで購入者がスマホを使えません。
逆にパスワードがかかってないと、今度はスマホに残っていた写真や音楽、連絡先、クレジットカードなどのデータが相手にわかってしまいます。
悪質な購入者だと、データを犯罪などに使ってしまう恐れがあるので、必ず初期化してから売却しましょう。
iPhoneの初期化方法
iPhoneの初期化は、「設定」→「一般」→「リセット」→「全てのコンテンツと設定を消去」の順番に進めば行えます。
Androidの初期化方法
Androidの初期化は、「設定」→「システム」→「リセット」→「端末をリセット」などの手順で行えますよ。(機種によって一部項目名が異なる場合あり)
Androidスマホは暗号化で、より強力にデータ保護できる
Androidスマートフォンは、機種によってはデータの「暗号化」を行えます。暗号化することで、初期化後に残るわずかなデータも相手に見られないようにできます。
設定アプリの「セキュリティ」項目内に暗号化項目があれば、暗号化を利用可能です。
より万全な状態でスマホを売りたい場合は、暗号化も利用しましょう。



microSDカードや、SIMカードの抜き忘れに要注意
microSDカードやSIMカードなど、スマートフォン内に入っている物はすべて取り外しましょう。
私は以前、200GBのmicroSDカードをうっかり取り外し忘れたままタブレットを売却してしまった経験があります…。
microSDも貴重なデータが失われる・人に渡ってしまうので大変ですが、SIMカードは再発行手続きなどの手間がかかるので、さらに面倒です。
売却前に、microSDカードやSIMカードを取り外したかどうかしっかり確認しましょう。
おサイフケータイのデータは全て削除すること
おサイフケータイ対応のスマートフォンは、中に入っているアプリなどのデータを削除しましょう。削除しないと、購入者がサービスを利用できなかったり、お店で買い取り拒否をされたりします。
モバイルSuicaなど、アプリの削除でなくアプリからデータの削除・機種変更手続きをしないと、データが残ったままになってしまうものもあるのでご注意ください。
中古ショップで売却するならお店で指摘されるので大丈夫ですが、フリマアプリなどで個人売買をする場合は一旦返送してもらうなど面倒な手続きが発生してしまいます。
スマホを少しでも高く売るには、付属品は無くさずに!
スマホの買取価格は、本体の状態や付属品の有無で大きく変動します。
スマホを売る際は、必ず付属品を一緒に出品するようにしましょう。
スマホを購入したときは「将来的に売ることを前提」にして付属品をしっかり保管しておいて、無くさないように注意しておくのがおすすめです。
商品の状態はできる限り正確に書くこと
フリマアプリなどでスマホを個人売買する際は、できる限り細かい部分まで本体の情報を確認し、説明欄へ正確に記載しましょう。
自分的にぱっと見キレイ・問題ないと思っていても、相手が傷・汚れがあると判断し、トラブルに発展するケースがよくあるからです。中にはかなり神経質な購入者もいます。
写真に写らないような傷に対しても、文章で「写真に写らない程度の細かい傷あり」などと記載しておいたほうが良いです。
なお、じゃんぱらなどの店頭買取であれば、お店側が判断してくれるので自分でチェックしなくても大丈夫です(事前に傷を確認していれば、買取価格が下がった時の精神的ダメージは抑えられます)。
SIMロックを解除すると買取価格は上がる
スマホの購入価格は、SIMロックを解除すれば大きく跳ね上がります。
例えば2019年4月時点では、じゃんぱらでiPhone XS Max(ドコモモデル・64GB)の買取価格が、
- SIMロックあり:80,000円
- SIMロック解除済み:95,000円
と、SIMロック解除するだけで1万5000円もの差が出ました。
SIMロックを解除できるなら、解除してから売却することをおすすめします。
まとめ
ただ、個人間売買に慣れていない人は諸々面倒だったりストレスを感じたりするケースがあります(私はもう慣れましたが)。 面倒ごとが嫌であれば、じゃんぱらのような店頭ショップが一番無難でおすすめです。