今まで工事不要のモバイルWi-Fiというと「3日で10GB以上使ったら速度制限(通称・3日10GB制限)」という厳しい縛りがあったため、主に「外出先でもネットを使いたい」という人向けの商品サービスでした。
しかし、新しく登場した「 どんなときもWiFi 」は3日10GB制限なし=縛りなしの使い放題という新時代のモバイルWi-Fiなため、もはや、どんなときもWiFiを家のネット回線(固定回線)としても使いたいという人も多いでしょう。
わざわざ工事して固定回線(光回線)を引くのも面倒ですし、そもそも物件によっては回線工事できないところもありますからね。
先に結論だけ言っておくと、
一人暮らしの家ならどんなときもWiFiを固定回線として使うもアリ。
という率直な印象です。
ただし細かく言えば、やっぱり光回線にしておいた方がいいよ〜というケースもあるので、下記で詳しく書いていきます!
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どんなときもWiFi 公式サイト
【質問Q】どんなときもWiFiは本当に通信制限・速度制限がないの?
どんなときもWiFiは確かに使い放題である
家の固定回線として使うなら、使い放題(通信量の制限なし)というのは絶対条件です。
どんなときもWiFi
が、実際に使っている私が言いますと、
どんなときもWiFiは確かに「使い放題」と言っていいでしょう。
通信量の上限もなければ、速度制限の心配もほぼありません。
どんなときもWiFiの速度制限はあるにはあるが、ほぼかかることはない
どんなときもWiFiに速度制限はないと言ってもいいです。
ただ正確に言うと速度制限が100%存在しないわけではなく、公式サイトには下記の記載があります。
「著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信をされた場合、該当のお客様に対し通信速度をおおむね384Kbpsに制限する場合があります」
この「著しくネットワークを占有するレベル」ってどのくらいなのか? どんなときもWiFiの運営会社の人に聞いてみたところ、”人間が普通に使っている分にはあり得ないレベル”だそうです。
要するに、システムを組んでルーター何十台を24時間稼働させているとか、そういう普通じゃない使い方をしている場合のみシステムが検知して速度制限をするそうです。
つまり、普通に動画みたりゲームしたりするレベルでは速度制限にかかる心配は今のところないので、普通にネットする分には速度制限がかかることはないと言えるわけです。
実際に私も速度制限を検証するために1日動画見たりゲームしましたが、速度制限にかかったことは今まで1度もないです。
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どんなときもWiFi 公式サイト
どんなときもWiFiは快適にネットするのに必要十分な速度が出る
通信制限・速度制限のつぎに重要なのが「通信速度」です。
最初に言っておくと、
どんなときもWiFi
モバイルWiFiは、工事不要や持ち運び可能というメリットの代わりに、通信品質は(光回線と比較すると)落ちるというデメリットがあるわけです。
では、
どんなときもWiFi
実際に私の自宅で、どんなときもWiFiの速度を朝から晩まで4時間帯で測ってみました。
<朝8時>
<昼12時>
<夕方17時>
<夜20時>
- 【朝8時】下り43.6Mbps/上り23.2Mbps/Ping31ms
- 【昼12時】下り29.6Mbps/上り14.7Mbps/Ping26ms
- 【夕方17時】下り40.9Mbps/上り20.7Mbps/Ping38ms
- 【夜20時】下り36.9Mbps/上り22.1Mbps/Ping36ms
ご覧の通り、下り30Mbps〜40Mbpsほどで推移しています。
速度テストの数値は日によっても変動するのですが、私の体感的にどんなときもWiFiは概ね下り20〜40Mbpsが安定して出せる印象ですね。
一般的に、ネットを快適にするための目安速度は下り20Mbps程度と言われています。その点からも分かる通り、どんなときもWiFiはひとまずネットを快適にできる速度は出せています。
……ただ、まだ始まったばかりのWiFiなので、今後ユーザーが増えたらどうなるかわかりませんが
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どんなときもWiFi 公式サイト
速度について詳しい記事
どんなときもWiFiでYouTube動画は観れる?
家でのネットの使い方として「YouTubeなど動画を見てる」という人が圧倒的に多いです。なので、動画が快適に視聴できるというのはマストの条件。
どんなときもWiFi
その結果、
どんなときもWiFiでYouTube動画は快適に視聴できます。
YouTubeは基本的に画質が自動適用されるのですが、どんなときもWiFiでは高画質の1080pでの視聴が可能でした。
時間によっては最初の自動適用でもう少し低い画質が設定されることがありますが、手動で画質設定を上げることができます。
1080pの高画質でもとくに動画が止まることもなく、実にスムーズに動画を再生し続けられました。
動画の読み込んだ部分はシークバー(再生位置を確認・調整できるバー)で白く塗られますが、見てのとおり再生中の箇所からかなり先まで読み込まれてます。
もちろん、どんなときもWiFiは通信制限なしの使い放題なので、いくら動画を見てもOK。
家ではずーーっとYouTube見てるという人でも、どんなときもWiFiがあれば十分です。
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どんなときもWiFi 公式サイト
どんなときもWiFiでPS4などオンラインゲームはちゃんとできる?
動画だけはなく、家でゲームする人にとって「オンラインゲームが快適にできるか?」もかなり重要なポイント。
とくにPS4のようなハイクオリティゲームの場合、それなりの通信速度がないと動きがガタガタになったりラグが発生したりするのでストレス溜まりまくりです。
どんなときもWiFi
検証結果だけ言うと、
どんなときもWiFiで問題なくオンラインゲームできています。
今はモンハンワールドにハマっていますが、どんなときもWiFiの回線はPS4ゲームでもかなり快適にプレイすることができています。
朝から晩まで一通りの時間帯でプレイしていますが、ラグが発生したり動きの重さが気になることもなく、光回線でプレイしている時と何も変わらないプレイ感です。
グラフィックの崩れもなく、移動もサクサク。攻撃シーンでもガタつくことなくスムーズです。
回線が遅すぎると戦闘シーンで操作と画面にズレが出ることがあるのですが、どんなときもWiFiの速度なら至って滑らかでした。
応答速度を示す「Ping」の数値も、どんなときもWiFiは20〜40msほどとモバイルWiFiにしては優秀な数値なので、想像していたよりもサクサク動いてくれます。
さらに、
どんなときもWiFi
家の中だけでなく、外でネットを使いたいときや出張・転勤の際にも持ち運んでネットが簡単に使えるのは、固定回線にはない、どんなときもWiFiならではのメリットですね。
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どんなときもWiFi 公式サイト
家の固定回線として「どんなときもWiFi」を使う際のデメリット・注意点
どんなときもWiFi
冒頭でもチラッと言いましたが、家族みんなで使うようなネット回線としてはおすすめできません。あくまで、一人暮らしのネット回線としてなら使えるというレベルです。
複数デバイスの同時接続に弱い
どんなときもWiFi
これは最大5台のPCなりスマホなりタブレットをなりをどんなときもWiFiで同時に使えるという意味ですが、最大5台というのはスペックとしては低いです。
例えば、同じモバイル回線WiFiである
それらに比較すると、どんなときもWiFiの同時接続に対する耐久性は低いです。最大5台なので、実際は数台同時につなげただけでも通信に影響が出やすいでしょう。なので、PCでWiFiを使いながらスマホでも繋げたりしていると、速度が落ちやすかったり安定しにくかったりします。
必然的に、家族みんなでどんなときもWiFiを使う……みたいな使い方はおすすめできません。力不足です。
有線接続できないので、ルーターから離れた場所や別の部屋で通信すると速度が落ちやすい
どんなときもWiFi
有線接続できないことの何がデメリットかと言うと、ルーターと接続デバイスを近距離にしないと通信が安定しにくいことです。
間に障害物(例えば家具・ドア・壁・天井など)が入ると電波が遮られるので、通信速度がガクッと落ちたりします。なので、ルーターを置いている場所と別の部屋で通信したり、1階/2階で通信したりするのは結構厳しかったりします。
そういう意味でも、家族で住むような家でははっきり言って力不足になります。
自宅でしか使わないならSoftBank Airの方が正直おすすめ
あくまで家でしか使わない、外へ持ち運ぶ使い方はしないのであれば、家の固定回線代わりとしては正直どんなときもWiFiよりも、
SoftBank Airはソフトバンクが提供しているモバイルWiFiサービスであり、もちろん工事不要、コンセントに挿すだけで即ネットが使えるようになります。
(実際に私もSoftBank Airを家で使っています)
SoftBank AirがどんなときもWiFiと違う点は、
- 据え置き型なので持ち運びはできない
- LANケーブルを繋いで有線接続ができる
- 5G接続ができる
- 最大同時接続台数64台と同時接続スペック高い
といった点です。
通信速度については、数値的には平均するとSoftBank Airの方が速い印象がありますが、体感的にはほとんど変わりません。SoftBank Airの速度について詳細は下記記事にまとめています。
それよりも、自宅で使う際にSoftBank Airの方に強みがあるのは、接続が悪いときに有線接続ができたり、高速の周波数帯である5Gを使える点です。
5Gの方が最新規格で高速なのですが、どんなときもWiFiは5G接続はできません。
有線接続や5G接続は、とくにオンラインゲームをするときには力を発揮します。PS4のようなハイスペゲームを腰を据えてプレイしたいなら、やはりこれらを備えたSoftBank Airの方が安心感がありますね。
通信がどうも安定しにくいときは、ルーター(Airターミナル)にLANケーブルを繋いで有線接続が可能。
もう一つオンラインゲームについてもう少し細かいことを言うと、ゲームをサクサク快適にプレイするには下り速度だけでなく、応答速度を示す数値である「Ping」が重要になります。
このPingは数値が低いほど良い(応答が早くサクサク動く)のですが、先に載せた速度テストの結果を見ると、
Ping値の目安
- SoftBank Air:平均20ms〜30ms
- どんなときもWiFi:平均30ms〜40ms
という感じで、やはりSoftbank Airの方がPing値もやや優秀な結果が出ています。
オンラインゲームに関しては当サイトで色々なゲームで検証してきましたが、一部FPSのゲームや格ゲーのオンライン対戦でラグの発生が数回出たくらいで、ほとんどのゲームは1日通してとくに問題なくプレイできました。
(詳しくは下記記事にまとめています)
動画視聴に関しても、HD画質くらいまでなら速度で困ったことはありません。夜間で速度が10Mbpsくらいまで下がっても、HD画質なら大抵余裕で再生できますよ。
動画テストについても詳しくは下記記事にまとめているので、より詳細に知りたい人は読んでみてください。
また、自宅だとパソコンに加えてスマホやタブレットなんかも同時にWiFiに繋げますよね。そうした時に、最大同時接続数64台というスペックを持ったSoftBank Airの方がやはり安定します。
(どんなときもWiFiは最大5台なので同時接続に耐えるスペックはやや弱い)
そうした点を総合的に評価すると、やはり自宅で使うなら(とくにオンラインゲームをするなら)
簡単な比較表
ソフトバンクAir | どんなときもWiFi | |
工事 | 不要 | 不要 |
月額料金 | 購入3880円 レンタル5370円 |
2年間3480円 3年目〜3980円 |
通信量上限 | なし | なし |
速度制限 | 夜間に低下する場合があり | ほぼなし |
携帯性 | コンセント必要、外出先は不可 | バッテリー充電、外出先で可能 |
最大速度 | 350Mbps | 150Mbps |
実際の速度目安 | 8Mbps〜80Mbps | 10Mbps〜40Mbps |
有線接続 | できる | できない |
同時接続台数 | 64台 | 5台 |
契約期間 | 2年間 | 2年 |
スマホ割引 | ソフトバンク「おうち割」 ワイモバイル「光セット割」 |
なし |
公式サイト |
|
どんなときもWiFi |
もっと詳しく!【家のWi-Fi】SoftBank AirとどんなときもWiFiのおすすめ比較!速度・使用感を比べてみた結果
ココが安心!
SoftBank Airは契約日から8日以内であれば無料で解約可能です(繋がらない・遅すぎて使えないなどの場合)
エリア確認が必須!
SoftBank Airについては、契約前に1つ大事な注意点があります。
SoftBank Airはモバイル回線サービスなので、地域エリアによって通信品質(速度や安定度)が大きく変わる性質があることは前述しました。
なのでまず、自分の住所がSoftBank Airのエリア圏内かどうかを必ず確認してください。
エリア情報は、
右の「対応速度」というのはSoftBank Airがそのエリアで出せる最大速度。つまり、これらのエリアならSoftBank Airで最大261Mbpsの速度が出せるということです。
結論を言うと、このエリアに載っていない市町村に住んでいる場合はSoftBank Airは諦めた方がいいです。ゲームはおろか、ネットサーフィンすらストレスが溜まるレベルの可能性があります。
下記の公式サイトで必ずエリアをチェックしておいてください。
【申し込み前に】どんなときもWiFiの基本情報をおさらい
どんなときもWiFiの月額料金プランは1つのみ
どんなときもWiFiは制限なしの使い放題なので、月額プランが1つだけです。シンプルで選ぶのに悩まないのが良いですね。
ただし、支払い方法を「クレジットカード払い」にするか「口座振替」にするかで月500円ほど料金が変わってきます。
クレジットカード払いは月額3480円
口座振替は月額3980円
ご覧の通り、クレジットカード払いの方が月々500円ほど安くなります。なので、とくに理由がなければクレジットカード払いの方がおすすめです。
クレジットカードを持っていないなどの事情がある人は、口座振替を選びましょう。クレジットカードがなくても契約できる点も、どんなときもWiFiの一つのメリットです。
※契約期間は2年
※初期手数料3000円が別途かかります
端末は一種類のみ。カラーはグレーとゴールドの二色
公式HP
どんなときもWiFi
どんなときもWiFiの端末は、現時点では「D1」の1種類のみ。カラーは「ゴールド」と「グレー」の二色です。
WiMAXなんかは端末の種類が色々ありますが、逆に1種類のみというのも悩む必要がなくシンプルで良いのではないでしょうか(今後に増えていく可能性はあります)。
【契約は2年間】解約時はルーターの返却が必要。更新月以外の解約は契約解除料がかかる
どんなときもWiFiはルーターをレンタルするので、解約時にルーターの返却が必要になります。付属品一式はしっかり保管しておきましょう。
また、どんなときもWiFiは2年契約/自動更新のサービスです。
25ヶ月目の契約更新月以外は以下の通りの契約解除料がかかることにご注意ください。
契約期間 | 契約解除料 |
~12ヶ月目 | 19000円 |
13~24ヶ月目 | 14000円 |
25ヶ月目(更新月) | 0円 |
26ヶ月目~(更新月を除く) | 9500円 |
【最後に】申し込みはネットの公式サイトから。申し込み手順はこちらを参照
どんなときもWiFiの申し込みは基本的にネットの公式サイトから行います。
申し込み
どんなときもWiFi 公式サイト
申し込みは10分もあれば終わる程度で簡単ですが、手順を見ながら申し込みたい方は、下記記事に申し込み手順から配送・初期設定まで基本的なことを全てまとめましたので参照してください。