
Galaxy A30はUQモバイルとauのみで販売されているスマートフォン。3万円程度の価格ながらおサイフケータイや防水に対応する多機能が魅力です。アウトドア用スマホとしてもおすすめ。
ただ、実際に使ってみるとCPU性能の低さにやや不満が……。というのも、私が大好きなゲーム「PUBG」が重すぎて快適プレイできませんでした。ソーシャルゲーマーにはあまりおすすめできないかもしれません。
以下で詳しくレビューしていきます。
公式サイト
Galaxy A30の外観・機能をチェック!
Try UQモバイルではGalaxy A30本体や、他の機種と共通の充電機器のみを借りられます。
本体カラーはブラックが届きました(Try UQモバイルのシールが貼られています)
実際は他に、ブルーとレッドのモデルもあります。
背面には、端末間利用と思われるシールが貼ってありました。
Galaxy A30は指紋認証対応。背面にセンサーがあります。指で触れれば画面ロックを解除できます。
電源ボタンや音量ボタンは、右側面にまとまっています。
長いボタンが音量、短いボタンが電源ボタンです。
充電端子は裏表のないUSB Type-C
Galaxy A30の充電端子は、裏表の向きを気にせずケーブルを装着できるUSB Type-Cです。
以前レビューしたZenfone Max Pro(M2)のように、裏表のある「microUSB」端子を採用した最新機種もあるので、妥協せずしっかり最新規格を採用してくれたのは嬉しいです。
SIMスロットはSIM1枚のみ
Galaxy A30のSIMスロットは、1枚のみを装着可能です。
同じくUQモバイル専売のR17 Neoは2枚を同時に利用できましたが、Galaxy A30は1枚のみ。
2枚同時に使えれば仕事用とプライベート用の電話番号を1台にまとめられて便利なので、1枚のみ対応なのはちょっと残念ですね。
イヤホンジャック標準装備
Galaxy A30には、イヤホンジャックが搭載されています。
iPhoneやXperiaのように、2019年時点ではイヤホンジャックなしの機種がどんどん増えてきています。
有線イヤホンをそのまま使えると、高額なワイヤレスイヤホンや変換ケーブルを用意しなくてもすぐにイヤホンを使えますよ。
画面はインカメラ周りまで広がる「ノッチ」ディスプレイ
Galaxy A30はいわゆる「ノッチ」画面で、インカメラの周囲ギリギリまで画面が広がっています。
ノッチは人によって好みが分かれる部分ですね。
スマホによってノッチの大きさは異なりますが、Galaxy A30だと本当にインカメラの周りだけが空いているデザインで、iPhone Xに比べて目立ちません。
また通知バー部分にカメラが設置されている形状で、ネットサーフィンで邪魔になることはありません。
ゲームプレイ中はノッチ部分が黒くなるので、とくにプレイに支障はないです
動画再生中も同様に、画面の左右が黒帯になるのでノッチが悪目立ちすることはありませんでした。
YouTubeで画面を拡大してフル画面表示にした際も、インカメラのスペースが小さいのであまり気になりませんでした。
より大きな画面でWebサイトや動画を表示できるので、私としては満足度の高いデザインだと感じています。
【参考】TryUQモバイル関連の付属品
Galaxy A30をTryUQモバイルでレンタルすると、充電器や説明書が一緒に送られてきます。
返却方法が記載された書類もあるので、なくさずに管理しましょう。
公式サイト
Galaxy A30のカメラはデュアルレンズ、ただし画質は並程度
Galaxy A30のアウトカメラは、デュアルレンズが採用されています。
とはいえ3万円のスマホなので、他の機種と比べてずば抜けて画質が良いわけではありません。
実際にいくつか写真を撮影してみたので見てみましょう。
駅に出かけて風景写真を撮影してみた
これといった不満はないですが、「細かい部分まできれいに描写できて大満足」とも言えません。
こだわりがある方は不満に感じる可能性大なので、注意が必要ですね。
食事写真を撮ってみた
食事写真は、風景写真と比べてきれいに撮影できました。
お昼ご飯として食べた牛丼の写真です。
手前の牛肉のみずみずしい質感が、よく撮れていると感じました。
奥にある玉ねぎや野菜サラダがボケていて、3万円スマホにしては表現力が高いです。
ドトールのミラノサンドです。
若干安っぽい色合いに見えなくもありませんが、レタスの鮮やかな緑色が食欲をそそられます。
インスタに食事写真を投稿するくらいなら、Galaxy A30でも十分満足できそうですね。
低価格ながらおサイフケータイと防水に標準対応!
Galaxy A30最大のメリットは、おサイフケータイと防水への対応ですね。
3万円スマホでおサイフケータイと防水に対応する機種は限られるので、各機能を使いたいならGalaxy A30はおすすめできます。
おサイフケータイで支払いや通勤・通学をスムーズにできる
Galaxy A30では、モバイルSuicaや楽天Edyなどの電子マネーを使って支払いができます。
今回はレンタル品なので試せていませんが、私は普段、Galaxy S10+に入れたモバイルSuicaで電車に乗って移動することが多いです。
駅で切符を買う場合、列に並んだり、目的地までの料金をチェックしてきっぷを買ったりする工程は時間がかかって面倒。
モバイルSuicaなら、事前にチャージしていれば改札でスマホをタッチするだけで電車に乗れますよ。
通勤・通学で電車・バスに乗る方は、Galaxy A30を手に入れれば毎日の無駄な時間のロスを抑えられます。
nanacoやiDのようなその他の電子マネーを使って、コンビニ・スーパーでの支払いを短縮できるのも良いですね。
防水対応なので、雨に濡れても壊れない
Galaxy A30は防水なので、移動中雨に振られたり、台所で水がかかったりしても大丈夫です。
アウトドアスマホとしても活躍してくれそうです。
Galaxy A30は急速充電対応!100分程度で満充電できた
検証していてわかりましたが、Galaxy A30は急速充電に対応していました。
USB Type-Cの充電器にGalaxy A30を接続すると、「急速充電」の表示が。
6時54分時点で6%しかなかったバッテリー残量は、8時39分に100%へ到達。
100分ほどで満充電できるので、朝起きて充電忘れに気づいても余裕ですね。
急速充電対応のモバイルバッテリーを持っていれば、移動中に大部分を充電するのも容易です。
YouTube Premiumやオト9で購入特典も充実!
Galaxy A30には、購入特典が2つあります。
- YouTube Premiumに新規登録すれば、2ヶ月間無料に
- 毎月9日は、抽選で食品が当たる「オト9」を開催
私はGalaxy S10+で「オト9」を利用していますが、レッドブルやモスバーガーといった豪華賞品がもらえるので、満足度が高いですよ。
Galaxy A30のスペック評価
公式サイト
Galaxy A30のスペックは、CPU以外は高めです。
税抜価格 ( |
29300円、 (※おしゃべりプラン・ぴったりプラン申し込み時はマンスリー割で月々200円割引→実質24500円) |
OS | Android 9 |
CPU | Exynos7904 |
メモリ | 4GB |
ストレージ容量 | 64GB |
画面 | 6.4インチ、2340×1080 |
カメラ | アウトカメラ:1300万画素+500万画素 インカメラ:800万画素 |
重さ | 176g |
バッテリー容量 | 3900mAh |
ストレージ容量が64GBと大きいので、microSDカードなしでも写真やアプリはたくさん保存できます。
画面はフルHD以上の解像度で、動画をきれいに再生できる点も評価ポイントですね。
バッテリー容量は大きく、朝から晩まで充電切れを気にせず使い続けられます。
CPU性能がやや低い
ただし、CPUがサムスン独自のもので性能がいまいちです。
ベンチマークテストでは105763点を記録。
以前紹介したmoto g7 plusよりわずかに低い程度ですが、大手CPUのSnapdragonではないこともあってか、どうもゲームとの相性が悪いですね。
注意!PUBGは快適にプレイできず…
実際にソーシャルゲームをプレイしてみました。
スマホの性能を検証するのに手っ取り早い、3DゲームのPUBG。私が今まで検証した十数台のスマホは、画質に差はあれどいずれもPUBGを快適に遊べました。
しかしGalaxy A30は、今年使ったスマホで一番PUBGの動作が重かったです。
最高画質は「HD・高」で、価格が5000円以上高いmoto g7 plusに比べて高めの設定を選ぶことは一応可能。
しかしHD・高はもちろん、最低設定の「スムーズ・低」ですら動作が激重です……
移動中はずっと画面ががたがたしていて、うまくキャラクターを動かしづらいです。
敵との戦いでも、動きがもっさりしているので、狙いをつけづらい。
PUBGがうまくGalaxy A30のCPUに最適化されていない可能性もありますが、快適に遊べなかったのは事実。
ゲーム性能を大事にしたい人は、UQモバイルを契約予定ならゲームに強いCPU「Snapdragon」採用のR17 Neoやmoto g7 plusを選んだほうが良いですね。
Galaxy A30のメリット・デメリットまとめ
使ってわかったGalaxy A30のメリット
- おサイフケータイや防水に対応する多機能さ
- 3万円程度で購入できる激安価格
- オト9やYouTube Premiumなどの特典が地味に嬉しい
- 本体質感はそこそこ高級感あり
なんと言っても、おサイフケータイと防水への対応がメリットですね。正直、性能だけならmoto g7 plusやZenfone Max Pro(M2)の方が上です。
「おサイフケータイ・防水対応のスマホを安く手に入れたい!」というニーズには、Galaxy A30がおすすめできます。
いまいちだったGalaxy A30のデメリット
- CPUがサムスン独自のもので、ゲームプレイが重い
- スピーカー音質はどちらかというと悪い
- マンスリー割が月200円(2019年7月時点)と少ない
目立つデメリットCPU性能。PUBGが快適に遊べなかったのは辛いですね。カードゲームとか麻雀ゲームみたいな軽いアプリなら大丈夫ですが、PUBGのようなハイスペゲームはキツいです。
ベンチマークテストの結果自体はmoto g7 plusとそれほど変わらないですが、サムスン製CPUはゲームアプリと相性が悪いようですね。
スピーカー音質が低いので、音楽や動画をきれいな音で楽しみたい場合はイヤホンを用意しましょう。
Galaxy A30はTry UQモバイルでレンタルできる!
Galaxy A30は、
発送から15日後までに返却すれば、一切費用はかかりません。
申込みに必要なものは以下の3点
- 本人名義のクレジットカード
- SMSを受信できる電話番号か、ドコモメールなどのキャリア提供メールアドレス
- メールアドレス
Galaxy A30のようなUQモバイルで購入可能なスマートフォンや、UQモバイルのSIMカードを実際に使ってみたい方は、Try UQモバイルを利用してみてください。
なお、タイミングによっては在庫がないこともあります。申し込み前に公式サイトで在庫状況を確認してくださいね。