SIMフリースマホの中でも、2016年に非常に人気が高かったZenfone 3。5.2インチのASUS製スマホで、コストパフォーマンスの高さが魅力でした。
しかし、5.2インチ版Zenfone 3のスペックではやや不満な点があったのも事実。例えばデータを保存できるストレージ容量が32GBであることや、3GBのメモリです。
もっと安く買えるフリーテルの雷神はメモリ4GB/ストレージ容量64GBでしたし、ファーウェイのhonor 8も同価格帯でメモリ4GBでしたからね。
しかし、2017年新たに誕生した5.5インチモデルのZenfone 3は、メモリ4GB/ストレージ容量64GBとパワーアップして生まれ変わりました。
今からZenfone 3を購入するなら、最新の5.5インチモデルを検討しましょう。
今回は5.5インチZenfone 3を紹介しつつ、ライバル機種でもある「Raijin 雷神」との比較を行なっていきます。
高性能・高コスパなSIMフリースマホが欲しい人は参考にしてみてください。
Zenfone 3の5.5インチモデルと、従来の5.2インチモデルをスペック比較

https://www.asus.com/jp/
まずは、新たに誕生した5.5インチのZenfone 3が、これまでの5.2インチモデルからどう変わったのかチェックしていきましょう。
スペックを比較表でまとめてみました。
※スマホは横スクロール可能です。
5.2インチモデル | 5.5インチモデル | |
CPU | Snapdragon 625 | Snapdragon 625 |
メモリ | 3GB | 4GB |
ストレージ容量 | 32GB | 64GB |
画面 | 5.2インチ、フルHD | 5.5インチ、フルHD |
サイズ | 146.8mm×73.9mm×7.69mm | 152.59mm×77.38mm×7.69mm |
重さ | 144g | 155g |
バッテリー容量 | 2650mAh | 3000mAh |
カメラ | アウトカメラ:1600万画素 インカメラ:800万画素 |
アウトカメラ:1600万画素 インカメラ:800万画素 |
見ての通り、サイズだけでなく基本スペックも色々な部分が進化していますね。下記で詳しく確認していきます。
画面サイズが5.5インチに拡大
何と言っても、画面サイズが0.3インチ大きくなったのは重要なポイントですね。
5.2インチでも十分大きくはあるのですが、5.5インチはさらに大きいです。0.3インチは実際使ってみると結構な違いがありますよ。
ズボンのポケットに入れて持ち歩くにはちょっと邪魔な大きさですが、動画や電子書籍などのコンテンツやネットサーフィンは楽しみやすくなります。
ただし、解像度は特に変化していません。
5.5インチでフルHD以上の解像度が採用されているスマホもあるため、贅沢を言えばこの点はちょっと物足りない感じもありますね。
メモリとストレージ容量も増強
画面サイズ以外での大きな変化は、メモリが3GBから4GBに、そしてストレージ容量が32GBから64GBに増量されたことでしょう。
ストレージ容量が64GBもあれば、microSDを別途購入しなくて済む人も多いでしょう。
メモリも4GBあれば、動作にもたつきを感じる場面は大幅に減少します。5.2インチモデルのメモリとストレージ容量に不満があった人は、5.5インチモデルの購入が断然オススメですね。
本体サイズは厚さはそのままで、縦と横の長さと重さが大きくなった
本体サイズは画面サイズの拡大に伴って、もちろん大きくなりました。
しかし、厚さは7.69mmのままで変わっていません。これは嬉しいですね。外観についてはまさに画面サイズだけを大きくしたのが5.5インチモデルです。
ゴールドモデルは従来の5.2インチモデルのみ
色については、サファイアブラックとパールホワイトが用意されています。クリスタルゴールドは従来の5.2インチモデルにしか提供されていません。
ゴールドが欲しいなら、5.2インチモデル一択ですね。

5.5インチのZenfone 3を販売しているMVNOは?
この記事を執筆している2017年3月時点では、5.5インチモデルのZenfone 3を販売しているMVNOはまだありません。
ASUS公式サイトではすでに販売されているので、今後登場する可能性はありますね。しかしまだ販売されてはおらず情報も出ていません。
しかし、これは見方を変えればチャンスでもありますよ。
MVNOでセット購入できないなら、本体は別に購入して自由に自分の好きなMVNOから契約先を選べば良いんです。
MVNOで2年払いの分割購入を希望するなら少し様子を見ましょう。一括払いで構わないならASUS公式で購入しつつ、IIJmioやmineoなど自分の必要とするサービスを備えたMVNOを契約すればOKですね。
ASUS公式https://www.asus.com/jp/
Zenfone 3の5.5インチモデルと雷神のスペックを比較してみた!
(フリーテルの雷神)
最後に、Zenfone 3の5.5インチモデルと雷神のスペックを比較してみたいと思います。
比較理由としてはどちらも人気端末ということもありますが、
- どちらもメモリ4GB、ストレージ容量64GB
- 画面サイズも同じ5.5インチ
- どちらもDSDS対応スマホ
と共通項が多く、SIMとのセット購入を抜きにしたら比較検討したい機種なためです。
以下の表に、スペックをまとめました。
※スマホは横スクロール可能です。
Zenfone 3 5.5インチモデル | フリーテル雷神 | |
OS | Android 6.0.1 | Android 7.0 |
価格 | 46224円 | 29800円 |
CPU | Snapdragon 625 (オクタコア) |
MT6750T (オクタコア) |
メモリ | 4GB | 4GB |
ストレージ容量 | 64GB | 64GB |
画面 | 5.5インチ、フルHD | 5.5インチ、フルHD |
サイズ | 152.59mm×77.38mm×7.69mm | 153.0mm×76.0mm×8.7mm |
重さ | 155g | 183g |
バッテリー容量 | 3000mAh | 5000mAh |
カメラ | アウトカメラ:1600万画素 インカメラ:800万画素 |
アウトカメラ:1600万画素 インカメラ:800万画素 |
一覧で見比べてみても、やはり似ていますね。細かく見ていきましょう。
どちらもDSDS対応で、2つのSIMを使える
Zenfone 3と雷神は、どちらもデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)に対応しています。
これは1台の端末に2枚のSIMカードを入れて使える機能で、2つの電話番号で同時待ち受けができたり、データ通信をするSIMを選択したりできます。
仕事用のSIMとプライベート用のSIMを分けて使ったり、データ(ネット)用と通話用で別々のMVNOを使ったりなど自由にカスタマイズできるので、スマホ上級者には人気の機能です。

この点は、両スマホとも互角ですね。
CPU性能はZenfone 3が有利
CPU性能についてはSnapdragon 625を使っているZenfone 3の方が有利ですね。(雷神はMediaTek製のCPU)
Zenfone 3のCPU(Snapdragon 625)はキャリアのスマホなどでも広く使われていて対応アプリも非常に多く、ハイスペックゲームも快適にこなせます。
通常用途ならCPU性能はそこまでこだわらなくても良いですし、ハイスペックゲームやアプリをできるだけ快適に使いたいならZenfone 3の方がいいでしょう。
バッテリー容量は雷神の方が圧倒的に多い
バッテリー容量は、雷神の方が圧倒的にボリュームがありますね。充電の持ち具合を重視するなら雷神の方が良いでしょう。
ただし、雷神のバッテリー容量は5000mAhもあって豪華ですが、その分だけ重さも増しています。雷神は実際持つとけっこう重いので、持ち運びやすさではZenfone 3の方が手軽です。
安さなら雷神、性能ならZenfone 3の方を選ぼう
価格で比べると、Zenfone 3が46224円に対して雷神29800円と大きく差があります。
スペック的には、CPU性能が優れているZenfone 3の方が上と考えて良いでしょう。しかし、価格ほどのスペック差はないようにも思います。
コスパ的には個人的に雷神の方がおすすめですが、Zenfone 3はそれなりに人気でブランドがあるので捨てがたいですよね。
基本的には安さなら雷神、性能ならZenfone 3を選ぶことをおすすめします。
まとめ
Zenfone 3の5.5インチモデルは価格もそこそこしますがスペックは従来より向上しており、今までのZenfone 3よりパワーアップした模様です。
まだMVNOでの販売は決定していませんが、最新のZenfone 3を使ってみたい人はASUSの公式サイトからいち早くゲットしてみてはいかがでしょうか。