VAIO Phone Aのスペック評価|OSがAndroid6.0となりより使いやすい端末に

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コンピューターで有名なVAIOがスマートフォン市場に乗り出してから数年……。

初代VAIO Phoneはやや割高な価格と並のスペックでそれほど人気が出ず、後継機のVAIO Phone BizはOSがWindows 10 mobile(Windowsスマホ)だったためになかなか手を出せない端末でした。

普通のAndroid OSを搭載したVAIO Phoneがあるなら、それを使いたい……。そう感じていた人に朗報です。

VAIOが、Android 6.0のOSを搭載した新型のSIMフリースマホ・VAIO Phone Aを発売します。

今回はそんな期待の「VAIO Phone A」について解説していきましょう。果たしてこの端末の魅力はどこにあるのか。気になる方はチェックしてみてくださいね。

目次

Android搭載!VAIO Phone Aのスペック

http://vaio.com/products/phone_a051/

まずは、VAIO Phone Aのスペックをチェックしていきましょう。

以下の表に、主なスペックをまとめました。

OS Android 6.0.1
CPU Snapdragon 617
メモリ 3GB
ストレージ容量 16GB
画面 5.5インチ、フルHD
カメラ アウトカメラ:1300万画素
インカメラ:500万画素
重さ 167g
バッテリー容量 2800mAh

一言でいうならば、「概ね必要十分なスペック」ですね。

ただしちょっと気になるところも見受けられます。良い点とイマイチな点を解説していきましょう。

VAIO Phone Aスペックの評価ポイント

OSがWindowsからアンドロイド6.0に!

日本だけでなく海外でもおそらく全く盛り上がっていないWindowsスマホ。前代のVAIO Phone Bizがあまり日本で普及できなかった原因はOSのせいでしょう。

私もWindowsスマホを使ったことがありますが、あれはいけません。最低限のアプリも揃っていないのでできることが少なすぎるんです。

なにしろWindowsスマホにはGoogle関連のアプリが一つもありませんので、YouTubeさえまともに見れませんよ。

そこへ大きく改善を加えてきたのが今回の「VAIO Phone A」。
OSがWindowsではなくAndroid6.0になったので、多くの人が問題なく使えるスマホです。

Androidはアプリの数がとにかく豊富なので、困ることは全くありません。もちろんGoogleのアプリも全部あります。

普通のスマホではなかなか見かけない評価かもしれませんが、VAIO Phone Aは「Androidスマホなのが最大の魅力」ですね。

CPUやメモリの性能が十分高い

VAIO Phone AのCPUはSnapdragon 617です。
すごく高性能なCPUというわけではありませんが、ゲームや動画、ネットサーフィンなど、あらゆることが普通にできますね。

メモリも最近増えてきている4GBではありませんが、3GB搭載されているので動作などで困る場面はおそらくないでしょう。

つまりCPUやメモリの性能は必要十分です。使っていて不自由さを感じる場面はそうそうないので安心して大丈夫です。

デュアルSIMデュアルスタンバイ対応!2枚のSIMを同時待ち受けできる

VAIO Phone Aは「デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)」に対応しているスマホです。

これは、1台の端末に2枚のSIMカードを入れて使える機能で、同時に電話を待ち受けることができます。

仕事用とプライベート用だったり、ネット用と通話用など、用途によって2枚のSIMを使い分けたい時などに便利ですよ。上手く使い分ければ大きな節約にも繋がったりします。

VAIO Phone Aの欠点・注意点

ストレージ容量16GBは少ない

スペック上の最大の欠点は、ストレージ容量が16GBしかないことですね。

2017年の相場で言えばSIMフリースマホのストレージ容量は32GBが主流となっているので、今16GBしかないのは正直ちょっと物足りないです。

Androidスマホの場合、Windowsスマホと違って色々なアプリがあります。そのため16GBでは必要なアプリを全てインストールする余裕がなくなる可能性もあります。

もし後継機が作られる際は、32GB以上にしてもらいたいところですね。

au回線では通話できないので注意

VAIO Phone Aはau回線の音声通話には対応していません

UQモバイルやmineo、その他au回線のSIMに乗り換える場合は、別に端末を用意しなければいけないので注意しましょう。

 

今後のアップデート対応には不安がある

初代VAIO Phoneは、OSがアップデートされませんでした。

VAIO Phone AもBizのOSを変えたモデルなので、あまり積極的にOSアップデートされるとは考えられません。

正直なところ、アップデートについてはあまり期待しない方が良いでしょう。

どうせアップデートされるかわからないなら、現在最新のAndroid 7.0を搭載して欲しかったというのが本音ですね。

VAIO Phone Aのおすすめポイント

ここまではスペックに焦点を当ててきましたが、下記では総じて「VAIO Phone Aのどこがおすすめなのか?」について、そしてどんな人にオススメなのかについても簡単に説明していきます。

際立った特徴がなくやや地味だが、万人が快適に使える

まず言えることですが、VAIO Phone Aははっきり言ってスペックや機能の特徴が薄いです。

arrows M03はおサイフケータイや防水が使える、Zenfone 3はハイレゾ再生やコスパの高い高性能といったように、何か魅力的なポイントがいくつか用意されているのがSIMフリースマホですよね。

VAIO Phone Aの場合は、あまり「ここがすごい!」と言える際立ったポイントはありません。

スペックはそこそこ高いですがもっと高いスマホはいくらでもありますし、機能にも目立った部分がありません。

ただし、逆に言うと性能的にはほとんど悪い点がなく、誰でも使いやすいです。よく言えば落ち着きがあり悪く言えば凡庸ですね。

 「VAIOであること」が最も重要、VAIOファンにオススメのスマホ

全体として「良くはないが悪くもない」普通スマホであるVAIO Phone Aですが、「Androidを搭載したVAIO」であることには価値があります。

VAIOというブランドに強い思い入れがある人なら、あのVAIOがまともなOSでスマホを出してくれたということだけでもこのスマホを魅力的に思えるのではないでしょうか。

VAIOファンも結構多いので、そういう人にとってはOSが慣れ親しんだAndroidになっただけで歓喜でしょう。

価格が安いのでコスパ重視の人にもおすすめ

VAIO Phone Aは、26000円程度と比較的安い価格で販売されています。

機能やスペックと比較するとコスパは決して悪くないので、価格最優先で2万半ばくらいのスマホをお探しの人は候補に入れても良いのではないでしょうか。

日本製である安心感

VAIOは日本のメーカーなので、海外メーカーのスマホはどうも……と思っている人にもお勧めできますね。

SIMフリースマホは海外製が主流で、日本メーカーはあまりSIMフリースマホに積極的ではありません。

なので、「日本製のSIMフリースマホ」というだけで価値があります。国産がいい人にはVAIO Phone Aはお勧めですよ。

VAIO Phone Aを販売しているMVNO一覧

VAIO Phone Aの公式サイトに表記されている、VAIO Phone Aを取り扱うMVNOは以下の通りです。

このほかにも、ドコモ回線系のMVNOで広く取り扱われる予定となっています。

 まとめ

突如登場したAndroid版VAIO Phoneの新型。ストレージ容量の少なさだけが残念ですが、他は特にマイナスな要素がないですね。

ちょっと地味ではありますが、コスパは高いので長い間満足して使えるのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

今まで利用してきた格安SIMは全15社。常に5枚ほどのSIMを運用中。SIMフリースマホも5〜10台保有。格安SIM・ガジェット系・Wi-Fi回線系の記事など書いています。

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