2016年発売のSIMフリースマホとして一躍人気を博したZenFone 3ですが、2017年秋にその後継モデルとなる最新機種『ZenFone 4』が登場しました。
ZenFone 4は2016年発売のZenFone 3から、CPU、メモリ、ストレージ容量やカメラなどあらゆるスペックがパワーアップ! また画面サイズも、5.2インチから5.5インチに拡大されました。
ゲームプレイや写真撮影時には、Zenfone 3とのスペックの違いを実感できるでしょう。
大人気シリーズの最新作とあって購入検討している人も多いはず。そこで今回は、具体的にZenFone 4が3からどう進化したのか、比較しながら紹介したいと思います。
Zenfone 4のスペックをZenFone 3と比較してみる
まずはZenFone 4がZenFone 3からどう進化したのか、スペック表で比較してみました。
※スマホは横スクロール可能
ZenFone 4 | Zenfone3 | |
税抜価格(IIJmio) | 56800円 | 32800円 |
OS | Android 7.1.1 | Android 6.0.2 |
CPU | Snapdragon 660 | Snapdragon 625 |
メモリ | 6GB | 3GB |
ストレージ容量 | 64GB | 32GB |
画面 | 5.5インチ、フルHD | 5.2インチ、フルHD |
カメラ | アウトカメラ: 1200万画素+800万画素インカメラ: 800万画素 |
アウトカメラ: 1600万画素インカメラ: 800万画素 |
重さ | 165g | 144g |
バッテリー容量 | 3300mAh | 2650mAh |
一目で分かる通り、スペックはすべてがパワーアップしています。たった1年でここまでスペックが変わるのは珍しいですね。
ただしその分、価格も上がってしまいましたが……(販売MVNOと価格は後述)。
具体的に進化したポイントを見ていきましょう。
カメラ性能大幅アップ、広角レンズで旅行先の写真を撮ろう
ZenFone 4最大の特徴がカメラ性能のアップですね。カメラ性能重視でSIMフリースマホを選びたい人には最高の一台でしょう。
まずレンズですが、Zenfone3では背面のレンズが1つでしたが、Zenfone4ではレンズが背面に二つ搭載された「デュアルレンズカメラ」となっています。
さらにメインカメラはF値1.8の大口径レンズなので、通常のスマホより5倍の明るさと鮮明さで写真を取ることができます。
とくに夜景の撮影では、そのレンズの威力を存分に味わえるでしょう。
写真好きだけど、一眼レフではなくスマホで手軽に撮りたい派の人は、Zenfone 4はかなりおすすめです。ZenFone 3よりもカメラ性能が格段に上がりましたね。
ファーウェイのP10やhonor 9などデュアルレンズ端末も徐々に増えてきているため、ZenFoneシリーズも時代の流れに乗ったと考えられます。
関連記事写真きれい!カメラ性能が高いおすすめSIMフリースマホを比較!【2017年版】
CPUやメモリが性能アップ、よりサクサク動く
ZenFone 4のCPUは「Snapdragon 660」に進化しました。本来ZenFone 3のCPU「Snapdragon 625」の後継となる型番は「Snapdragon 630」ですが、それよりさらに性能の高いものが採用されましたね。
CPU性能が上がると、ゲームプレイがサクサク快適になります。ZenFone 3でもゲームアプリはおよそ快適にできる性能がありましたが、Zenfone 4はさらに快適性が上がりました。3DCGを使うゲームでももたつかないでしょう。
そしてメモリも3GBから大ボリュームの6GBに進化してますね。キャリア製のハイスペックスマホでもGalaxy S8がメモリ4GBです。ZenFone 4の6GBメモリがどれだけ大容量かわかるでしょう。
メモリ性能が上がると、複数作業の同時展開(マルチタスク)もサクサクこなせます。
Android 7.0世代ではアプリを同時に2つ起動するマルチタスク機能が標準搭載されていますが、ZenFone 4ならCPUやメモリ性能が高いので、マルチタスク機能の利用中の動作もバッチリでしょう。
ストレージ容量が2倍の64GB! データの保存量にも困らない
ストレージ容量も32GBから64GBに倍増。アプリや動画、音楽などのデータを2倍保存できるようになったわけです。
OSのデータなどもあるので実際は64GBフルで使えるわけではありませんが、55GB使えると仮定すると100MBのアプリなら最大550本も入ります。1曲10MBの音楽は5500曲です。ほとんどの人はデータ保存量で困ることはないでしょう。
今までスマホのストレージ容量が足りなくてmicro SDを別途使っていたという人も、Zenfone 4では不要になるのではないでしょうか。
Zenfone 4の価格・販売MVNO
ZenFone 4は人気のZenFoneシリーズ最新機種とあり、様々なMVNOで販売されています。
主な販売先と価格は以下の通りです。
MVNO | 税抜価格 |
|
46800円(おしゃべり/ぴったりプラン) 56800円(通常価格) |
BIGLOBE SIM![]() |
2150円×24回(51,600円) |
NifMo![]() |
53334円 |
DMMモバイル![]() |
56800円 |
|
56800円 |
最も安く手にいれるなら、UQモバイルでおしゃべりプラン/ぴったりプラン(2年契約)とセット契約することですね。他の販売先よりも1万円程度安くなります。
ただし、おしゃべりプラン/ぴったりプランは2年契約であり、1年以内に機種変更やプラン変更すると最大10800円のUQ購入サポート解除料がかかるのでご注意を。
UQモバイルを最低2年間は使うつもりなら、UQモバイルからの購入がベストです。
公式サイト
UQモバイル
なおZenFone 4はAmazonでも59235円で購入できます。自分が契約する予定・契約しているMVNOで取り扱われていない場合は、Amazonで買ってしまっても良いでしょう。

とくに端末販売に関しては最大手の楽天モバイルがZenFone 4を取り扱っていないのは意外でした。販売価格が5万円以上と高額なので、まだ様子を見ているMVNOが多いと私は推測しています。
自撮りがより”映える”「Zenfone 4 selfie Pro」もあります
ZenFone 4には多数のバリエーションがありますが、その中でも多数のMVNOで取り扱いが多いのが、自撮りに特化した「Zenfone 4 Selfie Pro」です。
通常のZenfone 4に比べて自撮り用のインカメラ性能がアップしているのが特徴です。
スペックは以下の通り。
税抜価格(LINEモバイル) | 43,800円 |
OS | Android 7.1.1 |
CPU | Snapdragon 625 |
メモリ | 4GB |
ストレージ容量 | 64GB |
画面 | 5.5インチ、フルHD |
カメラ | アウトカメラ: 1600万画素、1200万画素 インカメラ: |
重さ | 147g |
バッテリー容量 | 3000mAh |
ZenFone 4と比較してスペックは落ちるも、自撮り用カメラが素晴らしい
Zenfone 4 Selfie Proのスペックは、Zenfone 4よりは落ちます。ストレージ容量こそ64GBですが、CPU性能・メモリともにやや格落ちしますね。
先述した通り、ZenFone 4 Selfie Pro最大の特徴は、デュアルレンズを搭載しているインカメラです。通常のZenfone 4はメインカメラ(外側カメラ)がデュアルレンズですが、ZenFone 4 Selfie Proは内側のレンズがデュアルレンズになっています。


両レンズはそれぞれ1200万画素と500万画素。自撮り用のインカメラとしては高画質です。
さらに、片方のレンズ(500万画素)は広角レンズになっています。120°という通常の画角の2倍の広さで写真が取れるので、自撮りで大人数を枠に収めたり、バックの広大な景色を収めるといった構図が問題なく撮れるようになります。
ZenFone 4 Selfie Proの販売MVNO
MVNO | 税抜価格 |
|
32800円(おしゃべり・ぴったりプラン契約時)
42800円(通常価格) |
|
39800円 |
BIGLOBE SIM![]() ![]() |
1780円×24回(42720円) |
DMMモバイル![]() ![]() |
42800円 |
LINEモバイル![]() ![]() |
43800円 |
ZenFone 4 Selfie Proについても、最も安いのはUQモバイルで2年契約のおしゃべりプラン・ぴったりプランを契約した場合ですね。
しかしZenFone 4と同様、1年以内に指定プランから変更したり機種変更したりすると最大10800円のUQサポート解除料がかかるのでご注意ください。
公式サイト
Amazonでも販売されています。
まとめ
待望のZenFone 4がついに登場しましたね。前代のZenfone3に比較してスペックは圧倒的に向上しているので、価格さえ受け入れられるなら間違いなく「買い」の端末ですね。
MVNO各社で販売価格はバラバラなので、購入価格を抑えたい人は販売形式などもチェックしつつ購入先を検討してみましょう。