私はいわゆるノマドワーカーで、自宅と様々なカフェを行き来しつつ仕事を行っています。自宅ではデスクトップPCを使っていますが、外出先でノマドする時はもっぱらMacBook Pro(2016)を利用しています。
こちら⇒【レビュー】MacBook Pro13インチ(2016年版)の使い心地は75点!使用感まとめます
しかしMacBook Pro購入から1年弱経って、一つ気になることが……。
最近MacBook Proのバッテリーの減りが早くなり、作業が一段落していないうちに自宅に充電しに戻らなければいけなくなるのです。これが非常に面倒くさいし、一度バッテリーが切れるともう仕事する気にならないという……。
ACアダプターを持ち歩いて外出先で充電する方法もありますが、うちの周辺だとコンセントを使えないお店が結構多いし、コンセントのあるお店や座席をいちいち探すのも面倒なのです。
そこで対策として考えたのが、USB Type-Cでパソコンを充電できる大容量モバイルバッテリーの購入です。大容量モバイルバッテリーがあれば外出先でパソコンを充電できるので、大事な場面でのバッテリー切れを回避することができるかな、と。
そこで購入してみたのが、RAV Powerの大容量モバイルバッテリー「RP-PB058」。26800mAhの大容量で、公式にMacBook Proの充電に対応しています。
実際にしばらく使ってみてメリット・デメリットがわかったのでレビュー記事にまとめてみます。
外出先でのUSB Type-C対応パソコンの充電に悩まされている方は参考にしてみてください。
RAVPowerのRP-PB058、本体外観や付属品をチェック
購入先はAmazonです。
7000円くらいで販売されているこちら⬇︎
価格は購入当時のものなので、現在は変わっているかもしれません。
では実機レビューしていきましょう。
外箱と付属品
こちらが、Amazonで購入して届いたモバイルバッテリーの外箱です。海外製品の箱はシンプルなものも多いですが、今回のモバイルバッテリーは箱が比較的立派です。
続いて、付属品。
付属品は本体とケース、説明書に加えてなんとケーブルが3本です。microUSBケーブルが2本と、USB Type-Cのケーブル1本が付属しています。
USBポートが3つある本体を、別途ケーブルを買わなくても完全活用可能です。
なおLightningケーブルは付属しないので、iPhoneを充電したい場合は別途購入しましょう。
本体外観・サイズをチェック!
RP-PB058の本体はこちら。
見た感じ非常にシンプルですが、安っぽさはありません。
背面はこの通り、細かい仕様が記載されています。バッテリー容量や出力などの情報をすぐ確認できるのも嬉しいですね。
さて、ここまで見ただけではサイズがピンとこないですよね。iPhone8と並べて比較してみました。
この通り、iPhone8と比べてサイズは5センチ程度縦に長いです。横幅は、1.5センチ程度長めなくらいですね。思っていたより大きいです。
続いて厚さも見てみると、
厚さはiPhoneの2倍程度ありますね。
カバンに入れる分にはそこまで邪魔にならないもののモバイルバッテリーとしては厚めですね。全体的な印象としてややデカいです(笑)。
サイズに関連した使用感については、後半の感想の項目で詳しく解説します。
RAVPower製モバイルバッテリー・RP-PB058のスペック
続いて本体スペックをチェックしていきましょう。以下の表に情報をまとめました。
価格 | 6999円 |
バッテリー容量 | 26800円 |
重さ | 464g |
サイズ | 172x80x20mm |
充電ポート数 | 3(USB Type-C×1、USB×2) |
USB出力 | 3.4A |
保証 | 18ヶ月 |
UEBポートは3つ、1つはUSB Type- CでMacBook Proにも対応!
大容量バッテリーが魅力のRP-PB058ですが、ただバッテリー容量が大きいだけではありません。
この通り、RP-PB058はUSBポートを3つ搭載しています。USBケーブルとUSB Type-Cケーブルを接続して、最大3台の同時充電が可能です。
私の場合、MacBook Proに加えて、同時に持ち歩いているスマートフォンやモバイルルーターも合わせて同時充電が可能なので非常に助かります。
ただしケーブルをたくさん持ち歩くとその分かさばってしまうので、私は基本的にUSB Type-Cのケーブルしか持ち歩いていません。
外出先でスマートフォンやモバイルルーターのバッテリー切れに悩まされていることはそこまでないので、私はあくまでもMacBook Proの充電用として使っています。
重量はiPad Proと同程度、はっきり言って重い!
重さを実際に測ってみたところ、なんど464gでした。これはiPad Pro10.5インチモデルの、Wi-Fiモデルと同程度になります。
大きさこそモバイルバッテリーですが、重さ的にはもう一台タブレットを持ち歩くのと変わらないので、この辺りが難点ですね……。
詳しい使用感は後半で説明しますが、確かに重いです。
MacBook Proをフルで充電できる回数は1回
購入を検討している人のために説明しておくと、26800mAhという大容量でもMacBook Proの充電可能な回数は1回です。
1回充電すればまたモバイルバッテリーを充電しなければいけないので、これさえあれば何日もコンセントで充電できない状況におかれても大丈夫!とはいきません。この辺は承知しておきましょう。
実際にRP-PB058でMacBook Proを充電してみた!
実際にMacBook Proを充電してみました。
まずこの通り、USB Type-CのケーブルでMacBook Pro本体とモバイルバッテリーを接続します。
接続するとMacBook Pro側から充電開始の音が鳴ります。
こちら、充電中の様子です。
わかりやすいように、バッテリー表示を大写しにしてみました。ちゃんと充電中の表示になっているのがわかりますね。
バッテリーの充電速度はそこそこ速く、20分で10%程度は充電できています。十分急速充電ができていると言えますね。
充電より本体のバッテリー消費のスピードの方が速くて充電されない、なんてことは起こらず、スムーズに充電できて大変満足しています。
正式にMacBook Proへの充電への対応を明言しているだけあって、バッチリ充電できました。これで一安心です。
しばらく大容量モバイルバッテリーを持ち歩いた感想
使用するぶんには問題なくMacBook Proを充電できたRAVPowerの大容量モバイルバッテリー・RP-PB058。
しばらく使ってみて良かった点、悪かった点それぞれありました。
いつでも充電できるので、急なバッテリー切れの不安がなくなった
やはり使って良かったのは、外出先で仕事をするのにバッテリー切れの心配がなくなったことですね。
バッテリーが減ってきたら用意したモバイルバッテリーに接続すれば充電しながら作業を続けられるので、気にせず長時間の作業ができます。
バッテリーに接続するだけなので充電の場所を選ばないため、移動中の充電もOK。
また付属するUSB Type-Cのケーブルがちょうど良い長さなので、ケーブルだけをカバンから出して本体に接続することも可能です。
いつでもどこでもMacBook Proを充電できる大容量モバイルバッテリー。この点で購入して良かったと心から感じています。
毎日MacBook Proをフル充電するのでなければ、モバイルバッテリーの充電は数日置きでOK
私の場合は毎回MacBook Proのバッテリー残量が0になってからフル充電するのではなく、40%くらいまで減ってしまったときに20~40%くらい継ぎ足しで充電する使い方をしています。
家に帰ったら、MacBook Proは再度ACアダプターで満充電しています。そのためモバイルバッテリーを満充電してから3~5日程度、充電なしで外出先でのバッテリー充電を行えています。
モバイルバッテリー側をフル充電するのには5.5時間もかかるので少々手間ですが、MacBook Proを毎日フル充電するのでなければそこまで頻繁にモバイルバッテリーを充電する必要はないので手軽に使えますよ。
本体サイズは大きいとはいえ、そこまでかさばらない
本体サイズの大きさは当然デメリットです。やはりデカい。
しかしながら四方八方に広がる形状ではなく縦長シンプルなので、カバンやリュックに入れて持ち運ぶ際に収納で手間取ることはありません。
また厚いと言ってもスマホの2倍程度なので、よほど小さいカバンにたくさんの他の荷物も詰め込むようなことがない限りはカバンに入らない!という事態に陥ってしまうこともないでしょう。
少なくとも私は、今回のモバイルバッテリーを荷物に押し込む場面で手間取ったことは一切ありませんでした。
私のようにパソコンの充電に使うのであれば、パソコンをしまうカバンやリュックに間違いなく入れられますよ。
重いので移動中は肩に負担がかかるようになった
デカさよりさらに難点なのが重量です。
なんと言ってもタブレット1台分の重さがありますから、
- モバイルバッテリー
- MacBook Pro
- モバイルルーター
この仕事道具3点をカバンに入れるだけで、肩にずっしりと負担がかかります。
今回気になってMacBook Proの充電器とケーブルの重さをチェックしてみたら、モバイルバッテリーの半分程度の重量となる243gでした。
充電器を持ち歩くのとモバイルバッテリーを持ち歩くのでは、負担が全然違います。
外出先でMacBook Proの充電に使う場合、もし身の回りに電源が使えるお店がたくさんあるなら無理にモバイルバッテリーを導入せず、充電器を持ち歩いた方がいいかもしれません。
総評まとめ
RAVPowerの大容量モバイルバッテリーは良いところ悪いところありますが、総合的に言えば購入して大満足しています。
Mac使いのノマドワーカーの人、MacBookシリーズなどUSB Type-C対応のノートパソコンを充電したい人にはかなりおすすめです。