スマホにはおサイフケータイが欲しいという人まだまだ多くいますよね。ただSIMフリースマホは海外製品が多く、日本製の機能であるおサイフケータイに対応している機種はそこまで多くありません。選ぶどころか探すのも面倒です。
そこで今回は、2018年現在、格安SIMとセットで購入できる貴重なおサイフケータイ対応SIMフリースマホを新しい機種順に紹介します。
低価格で機能重視の端末から高級でハイスペックな端末まで、種類はかなり豊富です。SIMフリースマホでおサイフケータイを活用したい方はぜひチェックしてみてください。
国産で多機能・性能もパワーアップした「arrows M04 PREMIUM」
手頃な価格でおサイフケータイに防水機能がついていることで人気の高い富士通のarrowsシリーズ。いま人気なのが最新の「arrows M04 PREMIUM」。多機能なのが魅力です。
- おサイフケータイ
- 防水防塵
- ワンセグ
と欲しい機能は全て揃っており、耐衝撃性能が向上したりとアウトドアスマホとして今最もおすすめできる機種と言えます。
なお「arrows M04」というモデルがたくさんのMVNOで販売されていますが、おすすめは
UQモバイル
専売のPREMIUMです。
通常のarrows M04は、メモリ2GB、ストレージ容量16GBとスペックがあまりにも低くなっています(それぞれ他社の同価格帯製品の3分の2~半分程度)。しかしPREMIUMならメモリ3Gとストレージ容量32Gと他社製品と同等にまで上がっているため見劣りしません。
懸念点があるとすればCPU性能でしょう。「Snapdragon 410」は2015年くらいの端末で採用されていたもので、ハイスペックゲームなどを快適に動かすにはスペック不足です。
<arrowsM04 PREMIUMのスペック表>
税抜価格(UQモバイル) | 33700円 |
実質価格 | プランS:12100円(2年間月額500円、初月600円) プランM、プランL:100円(初月のみ100円の支払いが必要) |
OS | Android 7.1 |
CPU | Snapdragon 410 |
メモリ | 3GB |
ストレージ容量 | 32GB |
画面 | 5インチ、HD |
カメラ | アウトカメラ:1310万画素 インカメラ:500万画素 |
重さ | 148g |
バッテリー容量 | 2580mAh |
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高性能・高コスパのスマホ「HTC U11 life」
楽天モバイル
で販売されている「HTC U11 life」は、おサイフケータイ対応スマホの中でもスペックが高く、価格帯からしてコスパの良さが高評価です。
CPU・メモリ・ストレージ容量の各種スペックも高く、動作のサクサク感やデータ保存量に関しては十分満足できる水準です。
また機能面でも防水防塵はもちろん、
楽天モバイル
が販売ということで楽天Edyが使えるのも大きなメリットですね(その他モバイルSuicaや電子マネーも使えます)。
<HTC U11 lifeのスペック>
税抜価格(楽天モバイル) | 39800円 |
OS | Android 8.0 |
CPU | Snapdragon 630 |
メモリ | 4GB |
ストレージ容量 | 64GB |
画面 | 5.2インチ、フルHD |
カメラ | アウトカメラ:1600万画素 インカメラ:1600万画素 |
重さ | 142g |
バッテリー容量 | 2600mAh |
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高いCPU性能でゲームプレイも快適!「AQUOS R compact」
AQUOS R compactは、おサイフケータイ搭載スマホの中でもCPU性能が高いスマホです。
採用されているCPU「Snapdragon 660」はZenFone 4でも採用されている高性能なものでゲームに強いです。CGを使うようなハイスペックゲームでも動作がもっさりせずにサクサク動いてくれるでしょう。
また、本体サイズが比較的コンパクトでありながら、画面サイズは4.9インチとiPhone 8より大型なのもいいところ。実際に私も使ってみたことがありますが片手で十分に使いやすく好印象でした。通勤・通学時も胸ポケットにスッと入るので、おサイフケータイのモバイルSuicaが使いやすいです。
一方で実際に使ってみて感じた欠点はというと、
- スピーカー音質がイマイチ
- 高性能なだけあって価格が高い
といったところ。
音楽を聴く時などは別途良いイヤホンが必須です。
<AQUOS R compacrtのスペック>
税抜価格(楽天モバイル) | 67800円 |
OS | Android 8.0 |
CPU | Snapdragon 660 |
メモリ | 3GB |
ストレージ容量 | 32GB |
画面 | 4.9インチ、2032×1080 |
カメラ | アウトカメラ:1640万画素 インカメラ:800万画素 |
重さ | 140g |
バッテリー容量 | 2500mAh |
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耐衝撃性と長持ちバッテリーでアウトドアに最適!「AndroidOne X3」
ワイモバイル
の専売であるAndroidOne X3は、京セラが開発している日本メーカー製のおサイフケータイスマホです。
AndroidOne X3のウリは「耐衝撃性」と「長持ちバッテリー」です。
本体は8.2mmの薄型ながら耐衝撃機能搭載で、画面が割れにくい特殊技術「ハイブリッドシールド」が採用されています。
またバッテリー持ちが非常に良く、充電不要で3日以上使えると公式に謳われているほど。
おサイフケータイはアウトドア派の人に人気ですが、衝撃に強くバッテリー持ちも長いということからX3は特にアウトドアスマホとして最適です。
<X3の主なスペック>
税抜価格(ワイモバイル) | 62900円 |
OS | Android 8.0 |
CPU | Snapdragon 630 |
メモリ | 3GB |
ストレージ容量 | 32GB |
画面 | 5.2インチ、フルHD |
カメラ | アウトカメラ:1300万画素 インカメラ:800万画素 |
重さ | 150g |
バッテリー容量 | 2800mAh |
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4日以上の電池持ちが魅力!「X1」
もう一つ、
ワイモバイル
専売のAndroid One対応スマホである「X1」。こちらは先に紹介したX3よりもバッテリー持ちが良く、なんと4日間以上電池が持つ大容量バッテリーを搭載しています。
基本スペックでいうと、CPU性能がX3に劣ります。ハイスペックを要求する高度なソーシャルゲームなどはX3の方がサクサク動いてくれるでしょう。その他、メモリ/ストレージ/カメラ性能などはそこまで変わりません。
X3より多少安価なのでコスパがいいですね。防水性能も兼ね備えているので、こちらもアウトドアスマホにぴったりです。
<X1の主なスペック>
税抜価格(ワイモバイル) | 58100円 |
OS | Android 8.0 |
CPU | Snapdragon 435 |
メモリ | 3GB |
ストレージ容量 | 32GB |
画面 | 5.3インチ、フルHD |
カメラ | アウトカメラ:1640万画素 インカメラ:800万画素 |
重さ | 169g |
バッテリー容量 | 3900mAh |
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実質100円で購入できる「AQUOS sense」
UQモバイル
が販売しているおサイフケータイ搭載スマホ「AQUOS sense」は、UQモバイルのSIMとセット契約することで実質100円から購入できるという超特価スマホです。
具体的には、UQモバイルでプランM(2年間6GB)以上のSIMプランを選べば、AQUOS senseの本体価格は実質100円にまで下がります。UQモバイル特有のマンスリー割という割引サービスですね。
基本スペックは価格なりの並程度ですが、おサイフケータイに防水対応と機能はしっかり揃っており、画面がフルHDの解像度で綺麗なのもちょっとしたご褒美です。
UQモバイルでプランM/LのSIM契約を視野に入れている人は100円で手に入るのはめちゃくちゃお得なのは言うまでもありません。
<AQUOS senseのスペック>
税抜価格(UQモバイル) | 28900円 |
実質価格(※) | プランS:12100円(2年間月額500円、初月600円) プランM/プランL:100円(初月のみ100円の支払いが必要) |
OS | Android 7.1 |
CPU | Snapdragon 430 |
メモリ | 3GB |
ストレージ容量 | 32GB |
画面 | 5インチ、フルHD |
カメラ | アウトカメラ:1310万画素 インカメラ:500万画素 |
重さ | 148g |
バッテリー容量 | 2700mAh |
▼Amazon販売あり▼
全プランで実質100円!「AQUOS L2」
AQUOS L2は、
UQモバイル
で販売されているおサイフケータイ対応スマホです。
AQUOS L2の価格は税抜き28900円ですが、ぴったりプラン/おしゃべりプランの契約とセットで購入する場合は「マンスリー割」の適用で実質0円で購入できます。AQUOS L2最大の魅力はこの安さです。
先に紹介したAQUOS senseと違い、最安プランである「プランS」でも満額の割引を受けられるのがAQUOS L2を選ぶメリットです(AQUOS senseはプランM/Lのみ)。
ただし、AQUOS senseと比べてメモリが1GB、ストレージ容量は16GBほど少なくなってしまう点に注意が必要です。
スペックについては以下の表の通り。
税抜価格UQモバイル | 28900円 |
ぴったりプラン・おしゃべりプラン契約時の実質価格 | 100円初月のみ100円の支払いが必要 |
OS | Android 7.0 |
CPU | Snapdragon 430 |
メモリ | 2GB |
ストレージ容量 | 16GB |
画面 | 5インチ、HD |
カメラ | アウトカメラ:1310万画素 インカメラ:500万画素 |
重さ | 138g |
バッテリー容量 | 2700mAh |
AQUOS L2は防水性能にも長けていて、「お風呂場で使える」と公式に謳われているのがメリットですね。
防水のスマホはたくさんありますが、お風呂で使えるとしっかり説明されていないものも多々あります。しかしAQUOS L2なら、
- 湯には浸けない
- 温泉や入浴剤入りの湯では使わない
- 長時間の持ち込みはしない
これらの条件を守ればお風呂でも使えますよ。湯船に浸かりながらちょっとゆっくりネットを見たりするのに最適ですよね。
そしてAQUOS L2は、液晶画面がIGZO液晶(バッテリーを長持ちさせつつ高品質な表示ができる)であることも魅力的です。バッテリー容量自体も2700mAhとボリュームがありますし、X1と同様に頻繁に充電しなくても良いのは使いやすいですね。
なおAQUOS L2は当然テザリングにも対応していて、販売されているUQモバイルを利用していつでも高速通信をすることができますよ。
カラーリングでは端末価格に「ラベンダー」があるので、人目を引くような変わったスマホを手に入れたい人にもAQUOS L2がおすすめですね。
AQUOS L2のデメリットは、この後紹介するAQUOS LやSH-M04とスペック的にはほとんど変わらないことです。カラーリングはちょっと違いますが、デザインも基本的に変わったところはありません。
2016年末に発売された端末と内容はほとんど変わらないので、もしもAQUOS LやSH-M04を持っているなら基本的に買い換える必要はないので注意しましょう。
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デザイン着せ替えが楽しい「NuAns NEO [Reloaded]」

https://neo.nuans.jp
IIJmio
で販売されているNuAnd NEO [Reloaded]は、スペックが比較的高く、特徴的にやや変わっている機種です。
スペックは下記表の通り。
NuAnd NEO [Reloaded]の面白いポイントは、本体背面にカードスロットがあること。カード型の電子マネーならカードを収納することで基本的になんでも使えます。
交通系の電子マネーは、Suicaではない地方のものだとスマホで利用できない場合がありますよね。しかしNuAnd NEO [Reloaded]ならカードスロットにカードを入れることでバッチリ対応できてしまいます。
ただしカードスロットにカードを入れてしまうとNuAnd NEO [Reloaded]そのもののおサイフケータイ機能は使えなくなってしまいますので、注意が必要ですね。
カードスロットにカードを入れないなら、モバイルSuicaやnanaco、楽天Edy、WAONなど様々な電子マネーを同時に保存して利用できますよ。
そしてNuAnd NEO [Reloaded]は、他の機能やスペックの充実度もとにかく高いです。
まず機能面で重要なのは、防滴に対応していることですね。水に多少濡れた程度では、壊れてしまうことはありません。指紋認証センサーを搭載しているのでセキュリティ面でも充実しています。
スペックではメモリ3GB、ストレージ容量を32GB備えている上に、なんとCPUがSnapdragon 625です。Snapdaron 625はZenfone 3やnovaなど人気スマホに使われている高性能なCPUで、ハイスペゲームで遊んでもしっかり快適に動作します。
またデザイン面にも大きな特徴があり、本体背面のカバーを自由に選んで交換することが可能です。
スマホで個性を出すなら基本的にカバーを購入して着けることになるわけですが、NuAns NEO [Reloaded]はメーカー自らが木やデニム、石など変わった素材の背面カバーを展開しています。
スペックの高さとデザイン面の両方を重視する人は、NuAns NEO [Reloaded]を選べば満足できるでしょう。
<NuAns NEO [Reloaded]>
税抜価格(IIJmio) | 39800円 |
OS | Android 7.1 |
CPU | Snapdragon 625 |
メモリ | 3GB |
ストレージ容量 | 32GB |
画面 | 5.2インチ、フルHD |
カメラ | アウトカメラ:1300万画素 インカメラ:800万画素 |
重さ | (背面カバーにより変化) |
バッテリー容量 | 3450mAh |
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関連記事【おサイフ防滴】NuAns NEO [Reloaded]のスペック評価|IIJmioが4万円台で販売
【初心者向け】おサイフケータイの使い方とは?
最後に、おサイフケータイの使い方についても簡単におさらいしておきましょう。
といっても簡単です。
おサイフケータイにはいくつかの種類がありますが、まずは自分の使うおサイフケータイのアプリをインストールしなければいけません。
インストール後に会員登録や初期設定をすれば、準備は完了です。
あとはチャージをするなどして、コンビニやレストラン、スーパーなどで活用していきましょう。
おサイフケータイのメリットって何なの?
そりゃ、あらゆる決済が楽でスピーディになることですよね。
コンビニやスーパーなど少額の買い物、あるいは駅の改札を通る時も、スマホで決済できれば財布すら取り出す必要はありません。電子マネーであればクレジットカードのようにサインも不要なのでよりスピーディですよね。
それに、ちょっと外出する程度の時に財布を持っておく必要もなくなります。散歩やジョギングのついでに飲み物を買いたい……そんな時もスマホだけ持っておけばOKです。
モバイルSuicaはクレジットカードでオートチャージする場合に年会費がかかる
おサイフケータイでモバイルSuicaを使う場合、クレジットカードでのオートチャージに対応しています。
ビューカードなど、Suicaと提携しているカードがあればオートチャージに年会費はかかりません。しかしその他のカードを登録する場合は年会費税込1030円がかかるので注意しましょう。
オートチャージ不要なら年会費はかかりません。
ただ、モバイルSuicaを使うならオートチャージはあった方が何かと便利ですよね。改札でいざ残高が足りなかった時も、オートチャージがあれば瞬時にチャージしてくれるので改札を止める心配もありません。
またもう一点、モバイルSuicaはSIMカードが入った状態でしか登録できないことに注意しておきましょう。
「iD」は対応しているクレジットカードが必須
後払いの電子マネーであるiDは、対応しているクレジットカードがなければ使えません。後払い電子マネーは、利用金額が後からクレジットカードと一緒に請求される仕組みのためです。
なので、iDを使うにしても対応クレジットカードをまず作り、追加カードとしてiDを発行する必要があります。
iD搭載のメジャーなカードとしては「三井住友VISAカード」が大手でありおすすめですよ。
まとめ
おサイフケータイ対応のSIMフリースマホは少しずつ増えていますが、現状ではまだまだちょっと足りないですね。おサイフケータイ対応スマホをお探しの方はぜひ今回紹介した機種から参考にしてみてください。
おサイフケータイがあると、万が一サイフを忘れて外出してもなんとかなるので便利です。モバイルSuicaなんか日常のあらゆるシーンがスマホ一つで済ませられるので、一度使い出したら戻れなくなるほど使い勝手がいいです。
未だにちょっとした買い物まで現金で支払っている人は、ぜひおサイフケータイ対応スマホを使って効率的な買い物をしてみてください。