R15 NeoやR17 Neoなどコスパが高い機種を展開しているOPPOのスマートフォンですが、実は今まで「おサイフケータイ」や「防水」に対応する機種はほとんどありませんでした。
そこで2019年10月に登場したのが、おサイフケータイと防水に対応しつつスペックも全体的に高めな「Reno A」です。

今回は、Reno Aの
楽天モバイル
Reno Aの外観デザイン|メタリックカラーが鮮やか
開封して説明書が入っている内箱を外すと、本体が登場です。
大きいので保管する際に邪魔なのが難点ですが、独特のデザインがほどこされた外箱は面白いですね。
本体はメタリックボディ・大きめのサイズ
Reno Aの本体デザインは以前紹介したR15 Neoの路線で、メタリック調となっています。
今回購入したブルーモデルはやや緑色寄りで、R15 Neoよりも明るいカラーリングです。
iPhoneにはなかなかない色合いなので、好きな人にはかなり刺さると思います。
本体前面は黒一色。
フレーム部分は背面と同じブルーであるため、前面を見てもちょっとカラフルなのが良いですね。
電源ボタンは本体右側に。音量ボタンは左側に分かれて配置されています。
歩きながら音楽を聴いていて、ポケットの中でボタンを押して音量を調整したくなってもすぐに判別できますよ。(そろそろ寒い季節なので、助かりますよね)
OPPOの低価格スマホはmicroUSB端子を採用しがちですが、Reno AはUSB Type-Cなので向きを気にせずケーブルを挿せます。
イヤホンジャックがあるので有線イヤホンを変換ケーブル無しでそのまま使えるのも嬉しいですね。
画面はかなり大きめ、インカメラ周りギリギリまで広がっているいわゆる「ノッチ」デザインです。
SIMスロットはデュアルSIM対応、2枚のSIMを同時に使える!
Reno AのSIMスロットはデュアルSIM仕様で、2枚のnanoSIMを同時に入れられます。
2枚のSIMカードそれぞれにかかってきた電話を受けたり、データ通信と通話のSIMを分けたりと便利に使えますよ。
例えばgoo simsellerでReno Aを買うと
OCNモバイルONE



ただし、2枚目のSIMスロットはmicroSDカードスロットと共用なので注意してください。容量拡張でSDカードを入れるか、2枚目のSIMを入れるかは取捨選択です。
指紋認証センサーは画面内蔵式
Reno Aの指紋認証センサーは、画面内部に内蔵されています。画面のセンサー部分に指を当てれば、ロックが解除されますよ。
指紋認証ができるおかげでマスクを着ける冬場でも手軽にロック解除ができるので、満足度が高いです。(顔認証のみの機種だと、マスクを外すかパスワード入力が必要…)
付属品は充実・液晶保護フィルムは貼り付け済み
Reno Aには充電機器とイヤホン、ケースが付属しています。
付属ケースは透明の柔らかいもので、サイズは小さめ。
装着しづらいですが、持ちづらくなったりすることなく本体をしっかり保護してくれるので、満足度は高めですね。
背面の透明度が高く、背面のデザインもバッチリ見えます。
側面はサラサラしていて、握った時に滑りづらいです。
さらにReno Aでは液晶保護フィルムが最初から貼り付け済みなので、別途購入してホコリを気にしながら時間をかけて貼り付ける必要もありません。
余計な費用・負担をかけずにすぐ使い始められる、嬉しい仕様ですね。
楽天モバイルモデルは起動時にロゴあり・アプリインストール済み
私が今回購入したのは
楽天モバイル
楽天モバイルモデルは、起動時に楽天モバイルのロゴが5秒くらい表示されます。
楽天関連アプリも入っていますが、不要なら消せるのでご安心ください。
公式サイト
楽天モバイル
Reno Aのカメラ性能|デュアルレンズ搭載で価格的には十分なクオリティ
Reno Aはデュアルレンズのアウトカメラを搭載しており、3万円台の安いスマホであることを踏まえれば十分なクオリティです。
風景写真はうまく撮れれば高クオリティに
晴天時に風景写真を撮ってみましたが、日差しを避けて撮影すれば見てのとおりかなりキレイに写ります。
手前のピラミッド状の造形物から写真奥の駅ビル・その他のビルまで、まんべんなく細かい部分まで写せていますよね。
しかし日差しが強く当たる位置での撮影だと、画面が白っぽくなってややクオリティが下がります。
高価格なスマホだと、もっとうまく補正してくれる印象ですね。
食事写真はやや写りが悪めの印象
何枚か食事写真を撮影してみましたが、全体的な傾向としてちょっと白っぽくなりがちです。
1枚目はてんぷらを撮影してみましたが、あまり美味しそうな感じにはなりませんでした。
2枚目のカレーは比較的美味しそうに写せましたが、やはり少々もやがかかったような白っぽさを感じました。
SNSに投稿してスマホの画面で楽しむくらいなら大丈夫ですが、パソコンのような大画面だと物足りなく感じます。
夜景モード搭載、灯りによる白飛びを抑えて撮影可能
3万円台の低価格ながら、Reno Aは夜景モード搭載。
こちら1枚目は通常モードでの撮影ですが↓


通常モードで撮影
夜景モードをオンにすると…


夜景モードで撮影
見てのとおり、写真全体の明るさが全然違いますね。
建物内や手前の街頭の灯りが抑えられて周りが少し見えやすくなったり、空が明るくなったりしています。
思ったより効果がしっかり感じられたので、夜に撮影する際は夜景モードを使っておくのは必須ですね。
Reno Aはおサイフケータイと防水に対応!
Reno Aは、おサイフケータイと防水に対応するスマートフォンです。
もともとおサイフケータイは需要が大きめでしたが、消費税増税に伴うポイント還元の開始により、今まで以上に重要となった印象。
増税タイミングに合わせて3万円台のおサイフ対応スマホを発売したOPPO、タイミングの見極めが完璧ですね。
モバイルSuicaで通勤・通学や買い物をしたり、クレジットカードを登録してiDやQUICPayの後払い決済をしたりなど、日常生活でおサイフを活用できますよ。
さらに防水対応なので、台所で使っていて水が撥ねても雨が降ってきても心配無用。
搭載OSはカスタマイズ多めの「ColorOS」|慣れれば便利に使える部分も
Reno AのOSはColorOSと呼ばれるもので、OPPO独自のカスタマイズが施されています。
iPhone(iOS)やAndroidに慣れていると最初は使いにくいかもしれませんが、慣れれば便利な部分も見えてきます。
R15 Neoあたりの古い機種は完全にiPhoneを意識した(パクった)ような仕様でしたが、徐々に差別化されていって、Reno Aではかなり別物になっています。
画面右側にある小さなボタンを左にスワイプすると現れる「スマートサイドバー」では、操作のショートカットやアプリの起動が可能です。
「スクリーンオフジェスチャ」を設定しておけば、消灯時に画面を指でなぞることでカメラ起動やアプリ起動を即座に行えますよ。
ColorOSは他のAndroidと細かい仕様が違うので慣れるまでちょっと大変ですが、慣れれば快適に機能を活用できます。
ただしColorOSには難点もあって、アプリによっては「動作をサクサクにするために内部の不要データを自動削除する際に、必要なデータまで消えてダウンロードし直しになる」といったトラブルが起こるようです。
OPPO RenoAスペックはええやんと思ってたけど、キャッシュ強制削除でゲームに向いてないらしい。ドラクエウォークやりたいから選択肢からはずそうね
— そーめい (@soo_mei) November 1, 2019
私はまだそういったトラブルに遭遇していませんが、将来的にアップデートで細かい使いづらい部分が改善されると嬉しいですね。
Reno Aのスペック|全体的に高め、ゲーマーでなければ十分
本体価格(
楽天モバイル![]() ![]() |
35273円 |
OS | Android 9をベースとしたColorOS6 |
CPU | Snapdragon 710 |
メモリ | 6GB |
ストレージ容量 | 64GB/128GB(
楽天モバイル![]() ![]() |
画面 | 6.4インチ、2340×1080 |
カメラ | アウトカメラ:1600万画素+200万画素 インカメラ:2500万画素 |
重さ | 169.5g |
バッテリー容量 | 3600mAh |
CPU「Snapdragon 710」は、以前7万円で販売されていたおサイフ・防水対応OPPOスマホ「R15 Pro」より高性能となっています。
価格はおよそ半額なのに、CPU性能はReno Aのほうが上というのはすごいですね!
Antutuベンチマークテストで計測してみたところ、数値は188501でした。
以前レビューした、同じ3万円程度のおサイフ・防水対応スマホ「arrows Be3」が71671点だったので、Reno Aの方が10万点分も高性能ですね。価格からすると十分に高スペックでしょう。
Reno Aはメモリも大容量であるためゲームアプリはサクサク動作・複数アプリの起動時も動作は重くなりづらいです。スクロール時の引っかかりもなく、使っていてストレスを感じる場面は少ないですね。
ストレージ容量は楽天モバイルのみ128GB
Reno Aのストレージ容量は通常64GBですが、
楽天モバイル
本体価格はそれほど他社と変わらないのにストレージ容量が2倍なので、私としては楽天モバイルで購入するのをオススメします。
ストレージ容量が大きいければ大きいほど、アプリや写真・動画といったデータをたくさん保存できますよ。
公式サイト
楽天モバイル
ゲーム性能も問題なし|PUBGはHD画質で概ね快適にプレイ可能
安いスマホなので、ハイスペックゲームなど快適にプレイできるか心配どころ。
なので、人気ゲーム「PUBG」を実際にプレイしてみました。
Reno AでPUBGを遊んでみると、画質は「HD・高」に設定されました。(手動での設定変更による画質の上昇はできませんでした)
最高レベルではありませんが、スマホ画面で遊ぶには十分に綺麗に映ります。
実際にプレイしてみると、ごくまれに動作がカクつく部分がありましたが、全体的には概ねスムーズに動作していました。
敵との交戦もスムーズに行うことができ、今回は7キルを達成できました。
移動や攻撃シーンも、プレイに影響が出たりストレスを感じるレベルでのラグなどはありません。
よほど高画質で遊びたい人でない限り、Reno Aでもゲームは快適に遊べると感じています。
Reno AとOPPO A5 2020のスペック・機能の違いは?
同じOPPOスマホで、価格帯が同じでよく比較されるOPPO A5 2020との比較もまとめておきましょう。
スペックの違いは以下の表にまとめたとおり。
A5 2020 | Reno A | |
税抜価格(音声SIMセット契約時) | 18000円(
|
19800円(
|
OS | Android 9をベースとしたColorOS6.0 | Android 9をベースとしたColorOS6.0 |
CPU | Snapdragon 665 | Snapdragon 710 |
メモリ・ストレージ容量 | 4GB/64GB | 4GB/64GB ( 楽天モバイル ![]() ![]() |
おサイフケータイ・防水 | 非対応 | 対応 |
画面 | 6.5インチ、1600×720 | 6.4インチ、2340×1080 |
カメラ | アウトカメラ:1200万画素+800万画素+200万画素+200万画素 インカメラ:1600万画素 |
アウトカメラ:1600万画素+200万画素 インカメラ:2500万画素 |
重さ | 195g | 169.5g |
バッテリー容量 | 5000mAh | 3600mAh |
(青字にしているのが性能の勝っている部分です)
スペック・機能が優れているのはReno A
価格はOPPO A5 2020の方が安い傾向にありますが、全体的に性能・機能が優れているのはReno Aの方ですね。
Reno Aはおサイフケータイや防水に対応していて機能面も優れているほか、画面解像度高めでCPU性能も高いのでゲームスペックも高いです。
バッテリー・カメラ性能重視ならOPPO A5 2020
OPPO A5 2020はバッテリー容量が大きくて充電長持ち、カメラも超広角レンズ等を搭載していて高性能なのが強み。2000円弱程度ですが価格も安いです。
スマホ全体でいうと、2000円の価格差を度外視すればReno Aを選んでおく方が間違いないですが、バッテリー容量やカメラ性能重視ならOPPO A5 2020を選ぶのがベストですね。
詳しいレビュー記事も書いているので参考にしてください。


Reno Aを使ってみて感じたメリット・デメリット
Reno Aのメリット・買って良かったと感じた点
- おサイフケータイ・防水とデュアルSIMの両方に対応する機種は稀
- 性能が高めで、ゲームもある程度快適に動く
- ケースや保護フィルム付属で、追加費用なしですぐ使い始められる
- 楽天モバイル版はストレージ容量が2倍で、SIMカードを2枚入れた時にmicroSDカードを使えないデメリットを補えている
Reno Aは、「ここまでコスパが高い機種は今後現れないのでは?」というくらい満足度が高かったです。
低価格帯のスマホはすぐに手放してしまうことも多い私ですが、Reno Aはサブ機としてずっと持ち続けたいですね。
デュアルSIMで活用したい方は、microSDカードなしでもデータをたくさん保存できる楽天モバイルモデル(128GB)の購入がおすすめです。
公式サイト
楽天モバイル
Reno Aのイマイチに感じたデメリット・注意点
- 本体サイズが大きく、片手で操作しづらい
- 市販ケースの種類が少ない
- カメラ性能は並程度、期待し過ぎはNG
重量は一周り小さいiPhone 11 Proより20g程度軽いですが、本体サイズの大きさは好みが分かれそうですね。
片手持ち重視の方は、arrows Be3のような小さめの機種を選ぶのが良いでしょう。
またReno Aはあまりアクセサリーが出回っていないので、ケースや保護フィルムを用意しづらいのがちょっとした気になるポイントです。(付属しているものを使えばOKですが)
Reno Aの販売情報|複数のMVNOで購入が可能です
最後に、Reno Aを販売しているMVNOをまとめます。
販売価格 | |
goo simseller(
OCNモバイルONE![]() ![]() |
27000円 |
LINEモバイル![]() ![]() |
29800円(12月2日まで、通常価格35800円) |
|
34800円 |
楽天モバイル![]() ![]() |
35273円 |
NifMo | 35800円 |
価格の安さではgoo simsellerが圧倒的ですが、128GBモデルを買うなら
楽天モバイル
楽天モバイルでは回線契約無しでの単体購入もできるので、端末だけ楽天市場から買って回線は自由に契約するのも良いですね。
もちろん、Amazonなどでも販売しています。
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