Fireタブレットシリーズは数千円~高くても1万円台の低価格で、Amazonの電子書籍や動画を楽しむのに最適です。今回は、2019年に登場した最新のFire HD10を購入したので紹介します!
今までのFireタブレットは充電端子が古い「microUSB」だったり、性能が低くて動作がもっさりしていたりとデメリットもあり、使いづらく感じて手放してしまうケースが結構ありました。
その点、最新のFire HD10はCPU性能が上がって快適性が向上しており、デメリットだった充電端子が最新・裏表を気にせずケーブルを挿し込めるUSB Type-Cになったりと、全体的に仕様が改善しました。
現在愛用していますが、これは多くの人におすすめできるタブレットに進化したと感じています。その辺、下記で詳しくレビューしていきます!
Fire HD10の外観デザイン|今回はブルーのモデルを購入!
Fire HD10は10.1インチの縦長大画面が搭載されているタブレット。2019年に発売されたのは第3世代です。
2015年の初代は解像度が低く3万円もする微妙な製品でした。2017年の第2世代でフルHDの高画質・2万円の高コスパになり。そして今回の第3世代はさらに仕様が改善されています。
本体は高級感なし・気軽に本体のみで使いやすい
Fire HD10の本体前面は黒一色。
最近のスマホやタブレットはみんな前面が黒なのでちょっと独自性が乏しいですが、Fire HD10は動画や本を楽しむためのものなので、余計な色がないほうが良いでしょう。
今回購入したのはブルーのモデル。背面や側面が青いです。(暗めの水色)
つや消しボディでザラザラした手触り・はっきり言って安っぽいですが、滑らずしっかり握れて良い感じですね。
またタブレットって他社製品だと黒と白ばっかりなので、ブルーという変わった色が用意されているのは嬉しいです。
イヤホンジャックとステレオスピーカー搭載!音楽もバッチリ楽しめる
音量ボタンは本体上部の左端にあり、横にはイヤホンジャックを搭載。
最近はイヤホンジャックがない製品も増えてきていますが、Fire HD10なら変換アダプターを用意しなくても有線イヤホンを使えます。
本体左側面にはスピーカーが2つあり、横持ちで動画を見る際はステレオで音を聴けます。
Fireタブレットはステレオスピーカーの音質が他社の同価格帯の製品に比べてかなり良くて、イヤホンなしでも映画の迫力ある音響を楽しめるのが魅力。
microSDカード対応!32GBモデル+microSDの組み合わせがお得!
本体右端にはカメラ(正直微妙なので、スマホのカメラを使ったほうが良いです)、右側面にはmicroSDカードスロットが。
Fire HD10では、512GBまでのmicroSDカードを使えます。
本体ストレージ自体も32~64GBと大容量ですが、動画をたくさん持ち歩きたい場合は別途購入するのが良いですね。
ちなみに32GBモデルと64GBモデルは4000円の差額ですが、4000円あればAmazonでは256GBのmicroSDカードを買えます。
64GBモデルを買うより、32GBモデル+microSDカード256GBにしたほうが容量的にお得になりますよ。
付属品は充電器|ケースは別売り・外部メーカー品がおすすめ
Fire HD10の付属品は充電器です。
ケーブルとACアダプターが両方付属するので、買い足す必要はありません。
ケースは付属しないので、必要なら別途購入しましょう。
純正ケースはファブリック(布)素材でそこそこ高級感がありますが、4780円もするのでせっかく安い本体価格が台無しになる難点が…。
非純正ケースなら、高級感は下がりますが価格が4分の1ほどになります。
そして保護フィルムは、こちらの商品なら1499円で気泡が入りづらい親切設計とのこと。
私は今回完全に自宅用で買ったのでケース・保護フィルム共に購入しませんでしたが、外でも使うならそれぞれ用意したほうが安心ですね。
2019年モデルのFire HD 10はUSB Type-C端子を搭載!向きを気にせずケーブルを装着できる
Fire HD10の2019年モデルは、ついに充電端子が裏表のないUSB Type-Cに変更されました。
充電端子の位置は本体右上、横に電源ボタンやカメラがあります。
ケーブルの向きを毎回確認するのって、地味にイライラさせられてしまいますよね。
最新のFire HD10なら、ケーブルを手にとってただ端子に挿し込むだけでOKです。
旧モデルや8インチ・7インチモデルはmicroUSBという、裏表がある古い充電端子でした…。
2020年現在はスマホやパソコンがどんどんUSB Type-C対応になっているので、Fireタブレットのためにわざわざ別のケーブルを用意するのはちょっと面倒。
Fire HD10の2019年モデルならケーブルを他の機器とまとめられるため、特にAndroidユーザーなら部屋や荷物がスッキリしますよ。(iPhoneはLightning端子なので、2本になります…)
Fire HD 10はAlexa搭載でスマートスピーカー代わりに使える!
Amazonでは「Echo」というAI搭載スマートスピーカーを展開していますが、実はFire HD10にも同じAIが搭載済み。
画面上部から下にスワイプすると出てくるコントロールセンターの「Showモード」をオンにすれば、Fire HD10はタブレットからスマートスピーカーに早変わりします。
Showモード中にインターネットに繋がった状態で「アレクサ、◯◯して!」と呼びかければ、音声と画面表示で返答してくれます。
例えば明日の天気の予報を聞くと、画面に気温と天候が表示+音声でも説明してくれます。
スマートスピーカーとして使う際はタブレットスタンドに立てかけておけば、他の作業中に画面を確認しやすくて便利ですよ。
CPU性能アップで動作が30%改善!映画視聴やコミック読破はより快適だが、ゲーム厳しめ
Fire HD10は2017年モデルよりCPU性能が改善されていて、公式には「30%」の性能アップが謳われています。
確かに以前使っていた旧モデルより動作がサクサクになった印象で、iPadと比べてもそこまで差はないレベルに感じました。
長めの大画面・コミックの見開き表示も見やすい
Fire HD10は縦長大画面で、横向きにした際は横長となるため、映画やドラマを画面全体に表示できます。
※『ブラックジャックによろしく』1巻です。
漫画を読む場合も横向きにすれば、通常の単行本のような見開き表示にできますよ。
ページめくりや本の切り替えも十分スムーズで快適です。
動画再生はスムーズ、YouTubeも見られる
Fire HD10はAmazonプライムビデオに標準対応。ステレオスピーカーと高画質な画面でコンテンツを楽しめます。
映像はかなりきれいで、もちろん動画の切り替えや一時停止といった操作もサクサク。
Amazonのアプリストアからアプリをインストールすれば、NetflixやHuluも視聴可能です。
YouTubeも一応純正アプリが用意されていて、アプリ経由で動画を楽しめます。
ちなみにYouTubeアプリはスマホやiPadと違い、「ブラウザのYouTube画面を単体で表示する」のような変わった仕様。
はっきり言って通常のアプリと比べて動作がガタガタで、使いづらいです…。
一方でFire用YouTubeアプリにはメリットもあり、なぜか本来有料会員でしか使えない「ピクチャーインピクチャー」機能が使えています。
これは、動画再生中にホーム画面に戻ると小窓表示で動画再生が継続される仕組みで、ブラウザ等の他のアプリに切り替えてもそのまま小ウィンドウで動画を楽しめています。
【注意】3Dゲームは厳しめ、2Dゲームなら滑らかに動いた
CPU性能がアップしているFire HD10の2019年モデルですが、ゲーマーには正直不向きです。
ゲーム性能を確認するために、アプリストアから3Dアクションゲームの「荒野行動」をダウンロードして遊んでみました。
当サイトではゲーム性能の検証に普段「PUBG」や「フォートナイト」で試していますが、どちらもアプリストアになかったので今回は荒野行動です。(ゲーム内容はほぼ同じ)
画質は「標準」が設定されましたが、標準画質だとかなりもっさりで遊びづらかったので「快適」に変更しました。
が、画質を下げても全体的に動きが重くて、イライラさせられることが多かったです。
タブレットで3Dゲームをするなら、やっぱりiPadのようなハイスペックタブレットを使うのが良いですね。
1年間限定保証付き!通常利用で破損や故障しても交換・修理・返金対応あり
Fire HD10には1年間の限定保証が付いています。
なんと通常の使用において故障や破損してしまった場合は1年以内なら交換や修理、返金で対応してくれます。
Fire HD8やFire 7は90日間の保証対応なので、Fire HD10なら4倍長く安心して使えることになりますね。
落下や水濡れに対応する事故保証は別料金で、2年間3480円、3年間だと4380円に設定されています。
安い機種なので無理に事故保証を付ける必要はないと思いますが、子供にも使わせるなどの理由でトラブルに備えたい場合は付けておくと安心ですね。
ちなみに完全に子供にのみ使わせるなら、19980円のキッズモデルを選べば標準で頑丈なカバー付き+2年間の破損・故障対応がありますよ。
子供向けモデル
Fire HD10(2019年モデル)のスペック評価|動画再生やネットサーフィンなら快適
Fire HD10(2019年モデル)の主なスペックを、以下の表にまとめました。
価格 | 32GB:15980円 64GB:19980円 |
CPU | 2.0GHzオクタコアプロセッサ |
メモリ | 2GB |
ストレージ容量 | 32GB、64GB |
バッテリー持ち | 最大12時間 |
画面 | 10.1インチ、1920×1200 |
重さ | 504g |
本体カラー | ブラック、ブルー、ホワイト |
Fire HD10は1万円台の低価格タブレットなので、全体的に性能は高くないです。
あくまで「動画や電子書籍用」と割り切って購入するのがオススメ。
ベンチマークテストはアプリが動作せず
スマホやタブレットの性能は「ベンチマークテスト」で数値化すればわかりやすいですが、いつも使っている「Antutuベンチマークテスト」アプリは動作せず…。
3Dゲームの動作のイマイチさを踏まえると、数値は低いと考えられます。
【注意】デレステなどの人気ゲームはアプリストアに存在しないことも…
Fire HD10は、Amazon独自のアプリストアからのみアプリをダウンロードできる仕様。
人気のデレステやPUBGといったゲームは、残念ながら非対応です。
一応「GooglePlayストアのアプリを手動で入れる」ことで遊べるようになりますが、非公式な手段なので最悪の場合故障などのトラブルに発展する可能性も…。
人気ゲームで遊びたい場合は無理にFire HD10を選ばず、以前当サイトでもレビューしたiPad mini等を検討したほうが良いです。

Fire HD10を使って感じたメリット・デメリットまとめ

Fire HD10(2019年モデル)の良かったと感じたメリット
- 画面がキレイで動画再生や電子書籍閲覧時のストレスがない
- 価格が15000円と安いので購入の負担が少ない
- USB Type-Cに対応したので、スマートフォンや他のタブレットとケーブルをまとめられるようになった
- Alexa搭載、Echoのようにスマートスピーカーとしても使える
動画や電子書籍、ネットサーフィンといった用途のために購入するなら、十分満足できるでしょう。
個人的には全く存在を把握していなかった「Show」モードで、画面のあるスマートスピーカーとして使えるのが面白かったです。
Fire HD10(2019年モデル)のイマイチに感じたデメリット
- GooglePlayストアに非対応なので、ダウンロードできるアプリの種類がかなり少ない
- CPU性能は改善されたものの、3Dゲームには向かない
- 純正カバーが高すぎ(4780円)
スペック改善と充電端子の仕様変更で、ほとんどデメリットはなくなった印象。
最大の問題は、ストアの充実度が低すぎてデレステなどの人気ゲームがろくに遊べないことですね。(これはFire HD10というより、Amazonそのものの問題)
Amazonのアプリストアは何年も展開しているのに充実度が低すぎるので、改善してもらうかいっそGooglePlayストアに正式対応してくれると嬉しいです。
もっともFire HD10はゲーム性能が低いので、仮にストアが充実していても快適に遊べる可能性は低いです…。
なんども言いますが、Fire HD10はあくまで動画や電子書籍用として買うのがオススメです。
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