音楽は今やスマートフォンで手軽に楽しめる時代ですが、音楽再生用のプレーヤーを別で持つこだわりの人もまだまだいますよね。そうしたプレーヤーは標準で高音質再生に対応していたり、ハイレゾイヤホンを着けて音質をアップできたりと、音楽を聴くのに特化しているのがメリットです。
そこで私が今回購入したのが、2019年秋に発売された最新ウォークマン「NW-A105」。なんとOSにAndroidを採用しています。
その結果、インターネットに接続して音楽のストリーミング配信サービスをフル活用できたり、SNSアプリなどをインストールしてサブスマホ的な運用をしたりと使い勝手が良くなりました。
今回は実際にNW-A105を1ヶ月ほど使ってみた感想をレビューしていきます!
ウォークマン・NW-A105の外観デザインをチェック!
NW-A105は、最新の「NW-A100」シリーズの一番グレードが低いモデルです。
専用イヤホンが付属しておらず、本体のみで構成されています。
箱の高級感に気を使っている製品が増えていますが、NW-A105の外箱は正直安っぽいですね。
外箱が直接レジに並んでいるような商品ではないので、外箱にコストをかけず本体のクオリティを重視したのかもしれません。
それなりに高級感のある本体外観
本体前面の画面下には、大きくSONYのロゴマークが。
スマホだと「余計なものは省いてほしい」と思いますが、NW-A105はウォークマンというブランド品なのでむしろメーカーロゴがあるのは満足感につながっている印象ですね。
本体背面には、ウォークマンのロゴとNFCロゴ。
ザラザラした手触りで、滑りづらいです。
NFCタグにイヤホン等のNFC対応機器を近づけると、自動的にBluetooth接続を進めてくれますよ。
本体右側面のボタンは、上から順番に以下のとおり。
- 電源
- 音量(プラス・マイナス)
- 曲戻し・一時停止/再生・曲送り
- HOLDボタン
スマホだと電源と音量ボタンくらいしか用意されていませんが、音楽プレーヤーなので音楽再生関連のボタンも搭載されています。
画面を見なくても、ポケットの中でかんたんに操作できるのが便利ですよね。
HOLDスイッチを入れればボタン操作ができなくなるので、移動中にご動作する心配はありません。
充電端子はUSB Type-Cに改善!
充電端子はUSB Type-C。横にはイヤホンジャックやmicroSDカードスロットが。
実は、充電端子が今回のウォークマンの2番目に大きな改善ポイントです。
元々ウォークマンはずっと独自端子を使っていたので、充電のためには専用のケーブルかオプションの変換アダプターが必須でした…。
しかしついに他のスマートフォンやPCとの共通規格になったため、ケーブルを統一できるようになったんです。

USB Type-Cは裏表の向きを気にせずケーブルを装着できるので向きを間違えてイライラさせられる心配もなし、ウォークマンはより使いやすい製品にパワーアップしました!
イヤホンやケース、保護フィルムは付属せず
付属品はUSBケーブルと説明書類。
ちなみに、今回購入したNW-A105の上位版「NE-A105HN」ならハイレゾ対応イヤホンが付属します。
ただし、ハイレゾイヤホンはSONY純正品以外も含めてAmazonでたくさん販売されているので、無理にセット品を買う必要はないかと。
私はウォークマンを、大手イヤホンメーカーSHUREの「SE215 Special Edition」で使っています。
ハイレゾには非対応ですが耳にフィットし、外れづらくて高音質なので大満足していますよ。
そして、ケースや保護フィルムは付属しないので、必要ならAmazon等で別途購入しましょう。
シリコンケース1783円
シリコンケースは安いですが、画面が保護されないので注意。
画面を保護できる純正ケースは2984円で、ちょっと高めです。
純正保護シートは1101円。
画面を覆うカバーがあると使うときに開く動作が必要で手間がかかるので、外装を覆うシリコンケース+画面を守る保護フィルムの組み合わせが一番使いやすいと思います。
「音楽再生用端末」としてウォークマンの良いところって?
ウォークマンは40年以上も展開が続く音楽再生専用プレーヤー。
世界でも最大手、信頼できるブランド品です。
ウォークマンは音楽再生に特化しているので音質はバッチリ、音楽にストレージ容量をしっかり使えるのでお気に入りの曲をたくさん持ち運べます。
音楽の転送は手軽!
WindowsならPCからドラッグ&ドロップ(ファイルを選択してウォークマンのフォルダに入れる)で曲を転送できるので、専用ソフトは不要です。
昔のウォークマンやiPod・iPhoneは専用ソフト必須でかなり使いづらいですが、最新ウォークマンはしっかり改善されています。
MacはAndroid標準のデータ転送ソフトが必要ですが、これはAndroidをMacで使う時の標準の仕様なのでやむを得ません…。
しかもMacのデータ転送ソフト「Android Tranfer」はかなり出来が微妙なソフトで、転送中頻繁にソフトが強制終了します。
ただしmicroSDカードを用意し、SDカードリーダーを使って単体で接続するなら、Finder(Mac標準のファイルソフト)からドラッグ&ドロップで音楽を転送できますよ。
音楽再生画面はシンプル、検索もかんたん
再生画面はウォークマン独自の設計で、曲を探したりコントロールしたりしやすい印象。
ちなみに音楽ファイルにアートワークが設定されていれば、しっかり画像も表示してくれます。
シンプルながら音楽ファイルの形式や音質まで表示されていて、詳しいのも嬉しいポイント。
さらにウォークマンなら曲を探す際、フォルダーやアルバムなど検索方法をすぐに選んで、たくさん入れた曲から聴きたいものをすぐ見つけられますよ。



ハイレゾ音源やノイズキャンセリングにも対応(対応ヘッドホン必須)
NW-A105はハイレゾ音源の再生にも標準対応しています。
ハイレゾは通常のmp3などに比べて高音質で、よりクリアーな音を楽しめるのが魅力。(正直私は、残念ながら聴き比べてもあまり違いがわかりませんが…)
ハイレゾ音源は「ハイレゾ」の項目からすぐ絞れるので、手元の曲の一部しかハイレゾがない時でもかんたんに見つけられますよ。
周りの騒音を遮断する「ノイズキャンセリング」にも対応しています。
ただし、ハイレゾやノイズキャンセリングの機能を使うには対応するイヤホンが必要なのでご注意ください。
SONYからは両方に対応しているヘッドホンも販売されているので、セットで買って使うのもおすすめです。
Bluetooth接続でワイヤレスイヤホンも利用可能
NW-A105はBluetoothに対応しているので、有線接続だけでなく無線接続も可能。
例えば以前レビューしたSoundcore Liberty Air2を接続して使ってもOK。
ウォークマンもSoundcore Liberty Air2もコンパクトなので、荷物をコンパクトに抑えつつ音楽を快適に楽しめますね。
NW-A105はAndroid搭載!Amazon MusicやApple Music、Spotifyなど多くの音楽配信サービスを楽しめる
NW-A105は、AndroidのOSを搭載しています。
つまりAndroidの様々なアプリを利用できるので、音楽プレーヤーだけでなくサブスマホ的な使い方も可能なんです。
Amazon MusicやApple Music、Spotifyを使える
音楽ファイルを直接本体に入れなくても、契約している音楽配信サービスアプリをインストールすれば音楽を楽しめます。
例えばメインスマホがiPhoneでApple Musicを契約しているなら、Apple Musicにログインすれば手持ちの曲を自由に楽しめます。
Amazon Music会員なら、Amazon Musicのアプリから配信されている曲を楽しみましょう。
Amazon MusicやApple Musicは音楽をダウンロードしてオフライン再生できるので、通勤や通学時にネットに接続できない方は事前に自宅でダウンロードしておきましょう。
音楽をストアから購入して直接ダウンロードすることもできる
Android端末でありインターネット接続ができるNW-A105は、標準でmoraアプリがインストール済み。
moraにログインして好きな音楽を購入・本体にダウンロードできます。
今やCDを購入せず、配信音源を買って済ませる人も多いでしょう。(私もそうです)
ウォークマン1台で曲の購入から再生までを完結させられるのは、便利ですよね。
NW-A105のスペック評価|Android端末としては最低限
価格 | 31982円 |
OS | Android 9.0 |
画面 | 3.6インチ、1280×720 |
ストレージ容量 | 16GB、32GB、64GB |
バッテリー持続時間 | 音楽再生時最大21時間(mp3・128kbps) |
画面解像度はHDです。最近のスマホに多いフルHDではないですが、画面自体がかなり小さいので目視ではかなりキレイに見えます。
OSにAndroidは採用していますが、あくまで音楽再生用アプリを使うために採用している印象ですね。
ネットサーフィンやSNSアプリはけっこう動作がもっさり・スクロールがカクつくので、何時間もバリバリ使うのには不向きです。この点はそこまで期待しないように。
ちなみにAmazonではたまに外箱等に少し傷がある(本体の状態には基本的に問題なし)「アウトレット品」も販売されているので、安く買いたい方は出品者一覧をチェックしてみてください。
NW-A105を買ってみて感じたメリット・デメリットまとめ
NW-A105の便利に感じたメリット
- コンパクトで持ち運びやすい
- microSDカード対応で、たくさんの音楽を持ち運べる
- 音楽配信サービスの利用者なら、聴ける曲が大幅に増える
- サブスマホ代わりにネットサーフィンやSNSを楽しめる
- 画面はHD画質でキレイな表示
音楽再生をする分には、過不足ない仕様ですね。
音楽再生アプリはしっかりサクサク動作しますし、小さくてカバンやポケットに入れても邪魔になりません。
NW-A105のイマイチだったデメリット
- スピーカー非搭載
- バッテリー持ちが悪く、使っていなくても2~3日で電源が切れる
- あくまで音楽再生用端末、アプリ利用はおまけ
- 画面の輝度を最低にしてもちょっと明るすぎる
SNS等のアプリがもっさりしているのは許容範囲ですが、バッテリーがすぐに切れるのはかなり残念…。
例えば上のスクリーンショットでは残り40%になっていますが…
なんと満充電から28時間、使用時間わずか8分で40%まで減ってしまっています。
一応満充電すれば朝・夜の通勤・通学時間に音楽をしっかり楽しめますが…
使わなくても勝手にバッテリーが減っていくので、「たまに持ち歩く」くらいの用途だと、使おうとしたらいつもバッテリーが切れてます。
後継機では、バッテリー持ちをもっと良くしてくれると嬉しいです。
あとは単体だと音楽を聴けないので、音質は並程度で良いのでスピーカーも搭載していてくれればなお良かったです。
SONYウォークマンNW-A105評価レビューまとめ



USB Type-CやAndroid搭載で今までより使いやすくなったウォークマン、今後のさらなる改善に期待したいです。
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