最近のスマートフォンのカメラはどんどん性能が良くなっていますが、中でもカメラ性能の強化に日々取り組んでいるのがファーウェイとOPPO。
ファーウェイがアメリカとのトラブルで現在雲行きが怪しくなってきている中、OPPOが登場させたのは10倍ズームのカメラ性能を持つ超高性能スマホ「Reno 10x Zoom」です。

1ヶ月くらい使っていますが、確かにカメラのズーム性能や夜景撮影(ナイトモード)の威力はヤベェです。
下記で詳しくレビューしていきます!
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Reno 10x Zoomの外観デザイン・機能をチェック!
注文して届いた段ボールを開封した時、衝撃を受けた縦長の外箱です。
白いメタリック加工で光が反射しやすく、写真にきれいに写しづらいですが…インパクト絶大でした。
外箱を開封すると、本体とOPPOのロゴマークが登場しました。
面白いものの少々かさばるので、個人的にはiPhoneみたいな最小限のサイズの外箱が好みだったりします。
高級感のある落ち着いた光沢ボディが魅力!
Reno 10x Zoomは国内販売価格が10万円前後のハイエンドモデルだけあって、端末の高級感は絶大です。
今回購入した「オーシャングリーン」は、青緑色で落ち着いた光沢感のあるボディとなっていました。
OPPOのスマホは一昔前のGalaxyのようなメタリックボディを採用している機種が多いですが、Reno 10x ZoomはiPhone 11 Proに近く、ギラギラしていません。
「派手なスマホは苦手…」という人でも、受け入れやすいデザインですね。
本体前面は黒一色でツヤツヤ。
インカメラが見当たりませんが…後ほど理由を紹介します。
電源は左、音量は右の側面に分かれて配置されています。ポケットの中でも触っているのがどのボタンかわかりやすいです。
指紋認証センサーは画面内表示・精度が高く反応も早い
Androidでは主流となってきている、画面内指紋認証センサーが採用されています。
画面を触ったり、本体を持ち上げたりするとセンサーが表示されるので、電源ボタンを押さずにすぐ画面ロックを解除できますよ。
私はメイン端末としてGalaxy S10+を使っていますが、S10+の画面内指紋認証センサーは強く押さないと反応しないことがあったり、若干待たされたり(0.7秒程度)するのでちょっと苦手です。
しかしReno 10x Zoomの画面内指紋認証センサーは、軽く触れば0.5秒程度で認証してくれるので、触りやすく反応も良いですね。
OPPOはたくさんのスマホで画面内指紋認証センサーを採用しているので、ノウハウが積み重なって精度を高めているのかもしれません。
付属ケースはダサめ。市販ケースの購入がおすすめ
購入直後にわかったReno 10x Zoomのちょっとしたがっかりポイントが、付属ケース。
付属ケースがあることは本来メリットのはずですが…、見てもらえれば、わかると思います。
まさかの灰色ケースで、着けると本体カラーが見えなくなります。
ケース自体は内部が布のような素材になっているなど作りがしっかりしていて、市販されていれば3000円くらいの出来栄えなのですが、色がわからなくなるのはがっかり。
ケース自体の色も地味すぎて、若々しさが感じられません。
ということで、こちらの透明な市販ケースを買ってみました。
700円ほどの激安ケースです。
ちょっと指紋が付きやすいのは難点ですが、本体カラーが見えるようになったので個人的には付属品より満足です。
ケース上部には穴が空いていて、「ピポットライジングカメラ」の可動の邪魔になりません。
付属品は充実、充電器もしっかり付いてくる
キャリアスマホは本体のみで充電器を別途購入しなければいけないものが多いですが、Reno 10x Zoomはイヤホンと充電器が付属します。
10万円ほどの高額スマホなので、追加の費用がかからないのは嬉しいですね。
10倍ズーム対応!Reno 10x Zoomのカメラ性能をチェック
3眼のアウトカメラレンズを搭載するReno 10x Zoomはカメラ性能に特化していて、2019年に日本で発売された機種の中では最上位クラスです。
実際に、色々な写真を撮影してみました。
最大10倍のズームと、広角撮影に対応
機種名の「10x Zoom」とは、10倍ズームのこと。
実際に遠くの建物(駅)を撮影して、10倍ズームを試してみました。

ズームなしで普通に撮影
こちらはズームなしで普通に撮影した駅の一枚。
スマホの小さな画面でこの写真を見たら、駅名表示がまだよく見えません。

2倍ズーム
こちらが2倍ズーム。「仙台駅」であることが誰でもわかる状態に。
そしてiPhone 11 Proなど、多くのスマホはせいぜい2倍ズームが限界です。

ズーム6倍
続いてこちらが6倍ズーム。
駅に停車している新幹線の姿も、ここまで寄ればよくわかりますね。

10倍ズーム
そしてこちらが10倍ズーム。
1枚目の写真ではあんなに小さかった「SENDAI」の文字が大きく表示されました。
もう一度比べてみると、
すげぇ……(ゴクリ)。
しかも10倍ズームにしても細かい部分までしっかり描写できてるのが素晴らしいですね(撮影日が曇りで写真が暗いのがもったいない)。
またズームだけでなく、超広角撮影にも対応するReno 10x Zoom、

広角で撮影
手前のスペースが広く表示されるようになりました。
最新iPhoneでも採用されたことで「超広角」の需要は高まった印象ですが、Reno 10x Zoomならバッチリ対応しています。
Googleが発売したPixel4はReno 10x Zoomと同等~あるいはそれ以上のカメラ性能に期待できますが、2倍ズームはできても超広角レンズは使えません。
この「広角」と「ズーム」の性能はReno 10x Zoomの強みですね。
食事写真は背景ボケが強め・好みは分かれそう
ズーム撮影が魅力のReno 10x Zoomですが、普通の写真はどのくらいきれいに撮れるのか気になったので昼食のからあげ丼を撮影してみました。

Reno 10x Zoomで撮影
この写真、ピントが合っていないというかボケ具合が雑というか微妙な印象を受けると思いますが、これ撮影に失敗したわけではなく、何回撮ってもこんな感じでピントより後ろのボケが強すぎるんですよね。
参考までに、同じ構図をGalaxy S10+でも撮ってみました。

Galaxy S10+で撮影
まぁ、これが本来の普通の写真ですよね。
S10+ではピントが合う範囲が広くて、奥の方の食べ物は若干ボケる程度になります。
料理写真では、Reno 10x Zoomはボケが強いというか雑な印象をちょっと受けてしまいましたね。
ナイトモードは性能抜群・空の明るさが印象的
以前レビューしたR17 Proと同様、Reno 10x Zoomはウルトラナイトモードで夜景をきれいに撮影できます。

Reno 10x Zoomで撮影
ご覧の通り、ナイトモードによる夜景写真はかなりクオリティが高いですね。
街頭や建物内の明かりによる白飛びは極力抑えられていて、全体的にはっきり写せています。
こちらは同じ構図をGalaxy S10+で撮影したもの↓

Galaxy S10+で撮影
空の色や地面の明るさを見ても、Reno 10x Zoomの方が明るく撮れているのが一目瞭然です。
夜景撮影においても、Reno 10x Zoomのカメラ性能はかなり満足度が高いと感じました。
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Reno 10x Zoomはバッテリー充電スピードが早い!
OPPOスマホは付属の充電器で普通以上の急速充電ができる傾向にあり、Reno 10x Zoomも同様です。
実際にどのくらい充電が早いか試してみました。
18時18分の時点で、バッテリー残量19%から充電開始。
100%に充電完了したのが19時37分。約80分後です。
通常、スマホの充電って100~120分くらいはかかりますよね。
Reno 10x Zoomならわずか80分で満充電になるので、充電を忘れたまま朝を迎えても、朝起きて外出するまで充電すればバッチリです。
ピポットライジングカメラで全画面表示を実現!
以前レビューしたZenFone 6はアウトカメラが手前に起き上がってインカメラになる面白い仕組みでしたが、Reno 10x Zoomはインカメラが本体に内蔵されているという面白い仕組みです。
このようにせり上がって、自撮り写真を撮ったり顔認証をしたりできるんですよ。
インカメラが本体内蔵になっているため、通常時の画面は全画面表示に対応。
ナビゲーションバー(ホームボタンや戻るボタン)は消せるので、完全に全画面表示にできますよ。
ZenFone 6と同じくまだまだ発展途上な印象ではありますが、インカメラで画面が削られていない全画面設計は魅力的です。
Reno 10x Zoomのスペック評価|2019年最高クラスの高性能
Reno 10x Zoomのスペックは以下の通りで、かなりの高性能です。
税抜価格(
|
94800円 |
OS | Android 9 |
CPU | Snapdragon 855 |
メモリ | 8GB |
ストレージ容量 | 256GB |
画面 | 6.65インチ、2340×1080 |
カメラ | アウトカメラ:4800万画素+800万画素+1300万画素 インカメラ:1600万画素 |
重さ | 215g |
バッテリー容量 | 4065mAh |
スペックの見どころ・ベンチマーク
- 画面サイズが6.65インチで大きめ
- 最新・最高クラスのCPU「Snapdragon 855」を採用していて、動作はこれ以上なくサクサク
- バッテリー容量はZenFone 6の5000mAhには及ばないものの、4065mAhの大容量
Antutuベンチマークテストをしてみたところ、結果は418415と超高得点。
ただしAntutuベンチマークのスコアは、最近のアップデートで全体的に数値が高くなるように計算方法が変わったとのこと。
そのため数値こそ高いですが、以前に紹介したSnapdragon 855搭載のZenFone 6やGalaxy S10シリーズと同程度の性能と考えられます。

意外にも1万点以上、Reno 10x Zoomの方が好成績でした(CPUは同じもののはずですが、今回の結果ではReno 10x Zoomの方が点数が高いですね…)が、体感的には変わらないくらいどちらもサクサク快適に動きます。
人気ゲーム「PUBG」はHDR・極限の最高画質で遊べた!
CPU性能を測る参考として毎回遊んでみているPUBGですが、「HDR」の「極限」というAndroidでの最高クラスの画質でプレイできました。
なのでゲームをきれいな映像で楽しみたい方はReno 10x Zoomを選んでおけば大丈夫。
実際にプレイしてみても動作はサクサク滑らかで、グラフィックの綺麗さもPS4レベル。
ゲーム性能としても最高レベルのスマホと実感できます。
実際に使って感じたReno 10x Zoomのメリット・デメリットまとめ
Reno 10x Zoomを買って良かったと感じたメリット
- 高性能でサクサク動作する
- カメラ性能は確かに高い、10倍ズームはインパクト絶大
- 本体デザインの美しさは、満足度高し!
- ピポットライジングカメラはZenFone 6のフリップレンズより無駄な動きが少なく、見栄えも良し
- 充電スピードが速い(付属の充電器を使う必要あり)
やはり一番はカメラ性能ですね。10倍ズームは目新しく、他にはドコモで売っているP30 Proくらいしか同じことができません。
P30 Proはファーウェイ製・アップデートも既に切り捨てられてしまったので、長く使うなら事実上Reno 10x Zoom一択でしょう。(ファーウェイは良いスマホを色々出していたので、なんとか復活して欲しいと思ってます)
全体的に独自性が高く、唯一無二のスマホという印象。
Reno 10x Zoomのイマイチだったデメリット
- 本体重量が重く、片手操作は負担が大きい
- おサイフケータイや防水には、残念ながら非対応
- IIJmioで94800円(税抜)など、価格は高め
10万円前後の高額スマホなので、おサイフケータイや防水に対応していないのは残念。
またZenFone 6は7万円台から買えたので、10倍ズームカメラがあるとはいえ価格が高いのは否めません。(MVNOで、キャンペーンなど活用してお得に買うのが良いと思います)
重量は重めなので、片手で操作したい人は他の機種を選ぶのが賢明。
【販売情報】Reno 10x Zoomを取り扱っているMVNO
最後に、Reno 10x Zoomの販売情報をまとめておきます。
Amazonでの単体購入やMVNOでのセット購入も可能ですよ。
MVNO | 販売価格 |
(参考)Amazon | 93608円(税込み102969円) |
|
94800円 |
楽天モバイル![]() |
通話SIM:95880円 データSIM:99,880円 |
LINEモバイル![]() |
99880円 |
記事執筆時点では
IIJmio
が最安でした。本体価格そのものを重視するならAmazonが安かったです。
ぜひ参考にしてみてください。
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