
2世代前くらいからカメラに力を入れてきたZenfoneシリーズ。
最新のZenFone 6ではなんと、アウトカメラが動いて本体前面に移動する「フリップカメラ」という斬新な仕掛けを取り入れてきました。
アウトにもインにも駆動できるので、自撮りも広角レンズで撮影できたり、角度を調整することでローアングルの写真など様々な構図の写真が撮れるようになっています。
また、CPUやメモリといった各種性能も高スペックにまとまっていて、過去最強のZenfoneスマホという印象を抱かせます。
では、下記で詳しくレビューしていきます!
ZenFone 6を開封・外観デザインチェック
ZenFone 6の外箱はちょっとiPhoneっぽさもある、シンプルなデザインと形状。
シルバーモデルは高級感のあるメタリックカラー
今回私が購入したのは、Zenfone6 メモリ6GB・ストレージ容量128GBのシルバーモデルです。
ZenFone 6には他に、「メモリ8GB・ストレージ容量256GB」のハイスペックモデルもありますが、
- できる限り安く書いたかった
- 普段、それほどメモリ容量が重要となる使い方はしていない(例:たくさんのアプリの同時起動や最新ゲーム、高度な動画編集)
などの理由から下位モデルを選択しました。



ZenFone 6の本体前面をよく見ると、ボタンもインカメラレンズもないため完全に黒一色になっているのがわかりますよね。
結果としてこのとおり、画面最上部まで一切の欠けなく画面が広がっています。
ただし、画面最上部は基本的にステータスバー(時間、通知の表示)、下部はホームボタン領域になります。インカメラがないからといって完全な全画面表示にはならないことが多いですね。
写真表示や動画再生時は完全な全画面にできます。普通のネットサーフィン時などもっと多くの場面で常時全画面にできるとより良かったですね。
本体背面はシルバーモデルなので、銀一色です。(メタリックで周囲の映り込みが激しいため、斜めに置いてます)
IMEI番号が記載されたシールが貼られているので、不要な場合は剥がしてしまいましょう。



シルバーカラーのスマホは元々あまり多くないですし、ZenFone 6のようなメタリック系の銀色は目を引きますよ。
本体右側面にボタン類がまとまっています。上からスマートキー、音量ボタン、電源ボタン。
電源ボタンが本体真ん中にあり、握ったときに押しやすいのが好印象ですね。(私のメインスマホ・Galaxy S10はかなり上にあるので、押しづらいです)
充電端子はUSB Type-Cです。裏表の向きを気にせずケーブルを装着可能、イヤホンジャックも付いてます。
私はもっぱら無線イヤホンを使っていますが、有線イヤホンを使っている人には助かる仕様ですね。
SIMスロットはデュアルSIM仕様・microSDカードも入れられる
ZenFone 6は2枚のSIMカードを同時に挿入できる「デュアルSIM」スマホです。
私は現在、
LINEモバイル
OCNモバイルONEは1日110MBしか通信できない契約ですが、使い切ったらLINEモバイルに切り替えれば再び高速通信ができるので、2つのSIMを使い分けて活用できてます。
そしてmicroSDカードが使えることは、メモリ6GB/ストレージ128GBモデルを選んだ決め手になりました。
microSDカードを用意すればストレージ容量をいくらでも(最大2TB)増やせるので、メモリにこだわりがなければ安価なメモリ6GB/ストレージ128GBモデルを選ぶのがオススメ。
付属品は充電機器とイヤホン、ケース
ZenFone 6は付属品も充実しています。
付属品
- 充電器
- USBケーブル
- ケース
- イヤホン
- 説明書
あとは必要に応じて、液晶保護シートを購入すればOKですね。(私はとくに貼ってません)
下記商品だとわずか799円で2枚の強化ガラスフィルムを手に入れられるのでおすすめです。
純正ケースはボタンや充電端子周りが欠けている仕様
ZenFone 6に付属するケースは硬めの素材で、ボタンや充電端子の周りが覆われていません。
ケース付属しないよりはマシですが、市販されていれば500円程度のかなり安っぽい仕上がりです(おそらく落としたらすぐ割れます)。
正直、ケースは別途購入したほうが安心だと思います。
おすすめのZenfone 6 市販ケース
私は付属のケースだとちょっと心配なので、Amazonで下記の市販ケースを買ってみました。
SHINEZONEというあまり知らないメーカーの製品で、価格は677円。
このケースはTPU素材のソフトケースで割れる心配なし。耐衝撃や耐久性の高さが謳われています。
ボタンや充電端子周りもしっかりガードしてくれるので、落下による傷を防げて安心です。付属のケースよりはこちらの方を購入して満足していますね。
Zenfone6 のカメラ性能を検証|ダブルレンズ搭載・広角用レンズで広く撮影できる
遡ればZenFone 4の頃からカメラ性能が重視されているASUSですが、ZenFone 6は過去最高レベルにカメラが重視されています。
アウトカメラがインカメラにもなる「フリップレンズ」搭載
ZenFone 6のカメラの最大の特徴は、アウトカメラが正面に起き上がってインカメラになる「フリップレンズ」を搭載していること。
つまり、アウトカメラ(通常撮影)とインカメラ(自撮り)が同じレンズです。
結果的に、インカメラでも広角レンズが使えるので、自撮りで広角写真が撮れるようになります。
大人数で自撮り集合写真を撮ったり、広い風景をバックに自撮りしたいときに広角レンズは役立ちますよ。
従来のスマホではアウトカメラとインカメラのレンズが別々なので、インカメラは性能が低いのが一般的。広角レンズはアウトカメラのみ搭載で、インカメラには非搭載(自撮りでは広角撮影ができない)の機種もあります(例:Mate 20 ProやiPhone 11シリーズ)。
その点、アウトカメラをインカメラとしても使える機能は、Zenfone 6の明確なメリットですね。
また、レンズの位置は正面と背面の中間で固定もできます(角度はカメラアプリで調整可能)。
ローアングルなど変わった角度で写真を撮ることもできますよ。


通常に撮影


ローアングルで撮影
小さなフィギュアの撮影でも、こうした「下から見上げる構図の写真」が撮れます。
空間を広く撮れる「広角レンズ」で写真を撮ってみた
ZenFone 6は通常レンズと広角レンズを搭載しています。
広角撮影によりさらに手前~左右まで広い空間を撮影可能です。(iPhoneも11シリーズで広角レンズが採用されましたね)
実際に新青森駅で写真を撮ってみました。


通常撮影
まずこちらが、通常レンズで撮った新青森駅(天候が悪くて曇ってます…)。
同じ場所で広角レンズに切り替えて撮影すると、ご覧の通り↓


広角レンズで撮影
同じ位置から撮影していますが、かなりワイドになりましたね。
超広角とまではいきませんが、これでも十分に空間が広がりました。
AI機能で食事写真も自動でキレイに撮れるので簡単にインスタ映え
ZenFone 6はカメラにAIが搭載されており、何かを撮ろうとすると自動的に被写体の内容を識別・最適な画質に調整して写真を撮ってくれます。
つまり、私が細かい設定をする必要はなく、AIが勝手にキレイな写真を撮ってくれるわけですね。
カメラアプリの撮影画面ですが、画角の左上に「料理マーク」が出ます。AIが料理写真だと認識している証拠です。
実際に撮影してみた結果がこちら。
肉汁や刻んだキャベツが鮮やかに映し出せていて、非常に美味しそうな写真が簡単に撮れました。
夜景モードで夜でも明るく撮影できる
ZenFone 6はもちろん「夜景モード」も搭載。夜間でも明るく写真を撮ることができます。
ご覧の通り、細部までしっかり描写できる明るさで撮れています。
普通に撮ったら真っ暗になりそうな路面もしっかり捉えていますし、ライトの光も白く潰れることなく撮れています。
Mate 20 Proのように劇的に明るくなるわけではありませんが、通常撮影よりは全然キレイに撮れますよ。
専用スマートキーに特定の動作を設定・操作を短縮できる
ZenFone 6の音量ボタン上にあるスマートキーは、設定アプリから自分で実行する動作を設定できます。
デフォルトの状態はGoogleアシスタントの呼び出しになっていますが、「カスタマイズ」を選択すれば変更できますよ。
例えば私なんかは、2回ボタンを押すことでカメラを起動する設定にしています。
わずかな時短機能ではありますが、慣れてくると地味にお世話になる機能です。
Zenfone 6はバッテリー容量5,000mAh!4日程度電池が持つ
以前レビューしたZenFone Max Pro(M2)と同じですが、ZenFone Max Pro(M2)はあまり使わなければ3日程度は持つバッテリー性能だったところ、ZenFone 6は4日ほど持つバッテリー性能です。
一泊二日くらいの旅行なら充電器が要らないくらい充電が持つので嬉しいですね。
私なんかは外でポケモンGOやりまくったりするので、そうした時にもバッテリー性能が高いとモバイルバッテリーを持ち歩く必要がなくて助かります。
ZenFone 6のスペック評価|高性能ながら価格が安め
ZenFone 6のスペックは以下にまとめたとおり。全体的に高性能です。
価格(Amazon) | 6GB/128GBモデル:75128円 8GB/256GBモデル:89181円 |
OS | Android 9.0 |
CPU | Snapdragon 855 |
メモリ | 6GB、8GB |
ストレージ容量 | 128GB、256GB |
画面 | 6.4インチ、2340×1080 |
カメラ | 4800万画素+1300万画素 |
重さ | 190g |
バッテリー容量 | 5000mAh |
スペックの見どころ
- 搭載CPU「Snapdragon 855」は2019年のスマホでも最高クラス。動作が重くなる心配は一切なし
- メモリは6GBと8GBモデルがあり、どちらも大容量(たくさんアプリを起動したり、ゲームをする機会が多かったりするなら、よりサクサク動かせる8GBモデルを選ぶのがオススメ)
- バッテリー容量が5000mAhと大きく電池が長持ち
本体性能を数値化できる「Antutuベンチマーク」を実行してみたところ、結果は344361点でした。
以前紹介したGalaxy S10は346311点だったので、ほとんど同レベルです。
Galaxy S10はおよそ10万円ほどするスマホなので、同レベル性能のZenfone6の方が価格的にはコスパいいですね。
高性能なCPU。人気ゲーム「PUBG」は最高クラスの画質で快適に遊べる
ZenFone 6のCPU「Snapdragon 855」は2019年のスマホでも最高クラスです。ハイクオリティなソーシャルゲームも快適にサクサク遊べるレベル。
実際に、ハイスペの人気ゲーム「PUBG」をプレイしてみたところ、
グラフィックは「HDR」の「極限」という、2019年夏時点では最高クラスのクオリティ性能を選択可能でした。
そして驚かされたのは動作の滑らかさ。まるでPS4でゲームをしているときのようにスムーズにキャラクターを動かせました。
今までもスマホレビューではPUBGの動作でゲーム性能を検証してきましたが、Zenfone 6のゲーム性能は過去最高です。
高画質でもヌルヌル動くZenFone 6の本体性能は、まさに最強でしょう。
(ちなみにゲーム画面は全画面表示されますが、端の文字がちょっと欠けてます…)
私のZenFone 6はメモリ6GBモデルですが、それでも性能は抜群でハイスペゲームもサクサク動かせるレベルです。価格7万円台でこれだけの性能を感じられるスマホはそうそうないですね。
使って感じたZenFone 6のメリット・デメリットまとめ
買って良かったと感じたメリット
- 低価格ながらGalaxy S10と同レベルのハイスペックで、ゲームも動作サクサク
- カメラレンズが駆動するフリップレンズ、他のスマホにない斬新なギミックが目新しい
- デュアルSIM対応なので、2枚のSIMを入れれば用途ごとに回線を使い分けられる
ここ最近のスマホ新製品はちょっと目新しさに欠けているものが多い印象ですが、ZenFone 6は動くカメラと高コスパで見どころ満載でした。
7~8万円台という価格にさえ納得できるなら、満足できること間違いなし。この価格帯のラインナップではかなりおすすめできます。
ちょっとイマイチだったデメリット
- おサイフケータイ・防水・防塵には非対応。カメラ以外の機能に変わった特徴は少ない
- 長時間持っていると、ずっしりと重みを感じる
- モーター駆動音がそこそこ大きく、顔認証は手間
ZenFoneシリーズはおサイフケータイや防水・防塵に非対応なのがややネックですね。こうした機能がマストで欲しい人は、この段階でZenfoneは外れてしまいます。
あと個人的にちょっと気になったのは、本体の重さ(190g)。持ち続けていると重さが気になってくるほどの重量があります。あと20g軽ければな〜という印象。
そして、アウトカメラが動く際の「キュイーン」という駆動音がやや大きいのもちょっと気になる……。後継機では静かになってくれると嬉しいです。
またZenFone 6は顔認証にも対応していますが、スマホを使うたびにカメラが手前に動くのは煩わしい(しかも認証時に画面スワイプが必要)ので、私は指紋認証で使っています。
ZenFone 6の販売情報|販売MVNO、ネットショップ
ZenFone 6はAmazonでも購入できますが、MVNOにて格安SIMとセット購入可能です。
以下に一覧で税抜価格をまとめました。
6GBモデル | 8GBモデル | |
OCNモバイルONE![]() ![]() |
通常価格62800円 | 通常価格73800円 |
|
64800円、音声SIM契約で5000円分のギフト券還元 | 79800円、音声SIM契約で5000円分のギフト券還元 |
Amazon | 75128円 | 89181円 |
OCNモバイルONE
ネットショップの商品ページはこちら↓
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