
一個前はAnkerのPowerCore Fusion5000を使っていて、それはそれでACアダプターとモバイルバッテリーの機能を備えた一石二鳥の機器でしたが、バッテリー容量が5000mAhとやや少なめなのが弱点でした。
そこで今回目をつけたRP-PB125は、PowerCore Fusion5000と同じくACアダプターとモバイルバッテリーの両機能を備えた上に、バッテリー容量が6700mAhとパワーアップ! それでいて価格はほぼ変わらないという。
PowerCore Fusion5000よりコスパよくね? ということで買ってみたわけですが、まぁメリット・デメリット色々感じたので詳しく書いていきます!
RAVPowerのモバイルバッテリー・RP-PB125の外観をチェック!
RAVPower製品はミントグリーンカラーの外箱に入っているのが特長で、今回のRP-PB125の同様でした。
本体は非常にシンプルな形状。正直高級さはないです。
(あくまで充電器なので、それほど問題はないでしょう)
手触りはザラザラで、滑らずしっかり持てますね。
本体を立てると、コンセント部分の反対側にUSBポートが2つあります。
RP-PB125はコンセント充電対応ですが、USBポートの上にあるmicroUSBポートにケーブルを接続・充電することも可能ですよ。(あまり使うことはなさそうですが…)
コンセントのプラグ部分は折りたたむことも可能です。
ただし引き出す部分がちょうど埋まっている形状なので、一旦折りたたむとちょっと引き出しづらいのは難点ですね…。
AnkerのPowerCore Fusion5000はプラグの最上部が飛び出ていて指を引っ掛けて引き出しやすかったので、より工夫されていました。
ケースとUSBケーブルが付属
実はこの記事を書く前日まで「付属品は本体のみ」だと勘違いしていたのですが、外箱を再確認したらちゃんとケースやUSBケーブルが付属していました。
ケースにはサポートセンターの問い合わせ先が記載されています。
傷つくのを避けるならしっかりケースに入れて持ち運ぶのがおすすめですよ。
付属のケーブルはmicroUSBケーブルなので、USB Type-CやLightning端子対応の機器を充電する場合は別途ケーブルを用意しましょう(どちらも100円ショップで買えます)。
モバイルバッテリーとACアダプターの機能が一つに!荷物をコンパクトにまとめられる
RP-PB125の最大の特徴は、モバイルバッテリーとACアダプターを1つの機器にまとめられることです。
3つのことが1つでできる
- 本体にUSBケーブルを接続し、モバイルバッテリーとしてスマホなどを充電
- コンセントに接続・USBケーブルを接続し、ACアダプターとしてスマホなどを充電
- コンセントに接続し、モバイルバッテリー本体を充電
モバイルバッテリーがあれば、外出先でスマホなどの充電が切れそうになっても安心ですよね。
しかしモバイルバッテリーそのものの残量がなくなるとスマホの充電に使えなくなってしまいます。
本来なら別途ACアダプターを用意・モバイルバッテリーを充電して解決ですが、RP-PB125ならコンセントがあれば充電できるのでACアダプターは必要ありません。
RP-PB125自体はACアダプターと考えるとやや大きめ(ノートPCのACアダプターくらい)ですが、2つの充電機器を持ち歩くよりはかさばりません。
私のようなノマドワーカーの方にとって、荷物をコンパクトにまとめられるRP-PB125は頼りになります。
RP-PB125は6700mAh。約2時間でスマホのバッテリーを満充電にできる
その点、今回購入したRP-PB125なら1700mAh容量アップの6700mAhなので、よりたくさん充電できます。
RP-PB125で実際にスマートフォンを充電してみました。
iPhone XSは2時間ほどで20%→100%に充電できた
iPhone XS(バッテリー容量非公表)の残量が20%になった段階(7時42分)で、ケーブルを接続して充電開始です。
20分程度経った段階で既に20%→52%にまで充電されました。
ちょっとした移動時間の間だけでも、それなりに回復できる印象ですね。
満充電になったのは充電開始から約2時間後でした。
Xperia 1も約2時間で13%から満充電できた
Androidスマートフォンの代表として、Xperia 1(バッテリー容量3200mAh)も充電してみました。
5時34分、残量13%の状態から充電開始です。
Galaxy S10+は満充電できなかった
スマートフォンによっては、満充電できないこともありました。
バッテリー容量4000mAhのGalaxy S10+を残量17%の段階から充電してみたところ…


充電開始


充電完了
93%まで回復した段階で、RP-PB125の方の残量がなくなってしまいました。
バッテリー容量が大きい機器は、スマートフォンでも満充電できない場合があることに気をつけたほうが良いですね。
RP-PB125と、AnkerのPowerCore Fusion5000を比較してみた
サイズはRP-PB125の方が一回り大きい
RP-PB125とPowerCore Fusion5000のサイズを比べてみましょう。
ご覧の通り、本体は一回りくらいRP-PB125の方が大きかったです。
とはいえ誤差レベルですね。「ACアダプター・モバイルバッテリーとしてはやや大型」という点では同じです。
充電ランプが本体上部にあるので、すぐに残量を確認できる
RP-PB125は充電ランプが本体上部にあり、ボタンを押せばすぐに残量を4つのランプで細かく確認できます。
PowerCore Fusion5000はランプ3つ・ボタンが本体側面にあります。
視覚的にわかりやすいのはいいですね!
重さはPowerCore Fusion5000と6gしか変わらない
RP-PB125は重量195gです。PowerCore Fusion5000が189gなので、6gしか変わりません。
サイズが一回り大きいのに重さはほぼ変わらないので、結果としてかなり軽く感じられました。
「容量が大きいと重くなって持ち運ぶのに負担がかかるのでは?」と思っていた方もいるかもしれませんが、心配なしです。
RP-PB125を使ってみて感じたメリット・デメリット
RP-PB125の良かった点
ココが良かった!
- PowerCore Fusion5000より1700mAhも大容量なのに、ほぼ同価格で買える
- ACアダプターとしても使えるので、「モバイルバッテリー」と「ACアダプター」を1つにまとめられる=荷物が減る
- 充電ランプの位置は、コンセント接続時ならPowerCore Fusionよりも見やすい
- ケースやUSBケーブルが付属するので、追加購入する必要があるものがない
- 電源ボタン長押しで「低電力モード」に切り替え、イヤホンなどの低電力機器を充電可能
RP-PB125は2999~3099円で販売されていますが、AnkerのPowerCore Fusion5000は2999円で販売されています。
PowerCore Fusion5000と同価格~わずか100円アップで1700mAhも容量が大きいモバイルバッテリーを手に入れられるのはメリットですね。
私は使ったことがないのですが、イヤホンなどの低電力機器を充電する際は、専用の低電力モードに切り替えれば充電する機器に負荷がかからないのも嬉しいところでしょう。
RP-PB125のイマイチだった点
ココがイマイチ……
- USB Type-Cの急速充電に慣れていると充電スピードが遅く感じられる
- スマホの2回満充電は難しいので、複数回満充電するなら他のモバイルバッテリーがおすすめ
- ACアダプタのプラグを引き出しづらい
- 質感は、AnkerのPowerCore Fusion5000に比べて安っぽい
PowerCore Fusionに比べて1700mAhの容量アップは嬉しくコスパは高いのですが、充電性能が大幅に向上しているわけではないことに注意したいですね。
充電スピードの速さやたくさんの機器の満充電を求めるなら、他の充電器やモバイルバッテリーがおすすめです。
以前紹介した「RP-PC104」のようなUSB Type-Cの急速充電器なら、スマホを1時間程度でほぼ満充電にできてしまいます。


あるいは、OmarsのUSB PD対応10000mAhモバイルバッテリーなどを使うなら、ACアダプター機能はないもののスマホを2回程度充電可能・充電スピードも速いです。


まとめ
ただし充電性能が大幅にアップしているわけではありません。数値では向上していますが、体感的にはそこまで差はないかな……という印象ですね。