
「窒化ガリウム」の採用により、徐々に小型化が進んでいるUSB充電器。
今回、色々な充電器を買って検証してきた私が驚かされた「PowerPort Ⅲ Nano」は、最大18Wの急速充電に対応していながら、なんとiPhone付属の充電器(最大5W)と同じサイズなんです。
実際に使ってみても、家でも外でも使いやすい省スペースながらスマホを素早く充電できて満足です。
ただし18Wはあくまでスマホやタブレット向け、PCの充電には不向きなのが注意点ですね。
下記で詳しくレビューしていきます!
Anker PowerPort Ⅲ Nanoの外観デザインをチェック
PowerPort Ⅲ Nanoの外箱は白地に水色の文字が書かれているデザイン、いつものAnker製品のデザインですね。
表面に製品名が書いていないので、ちょっとシンプルすぎる気もします。
PowerPort Ⅲ Nanoは、USB-C対応の急速充電器です。
USB-Cは裏表の向きを気にせずケーブルを装着できるので、ケーブル着脱時のストレスがないのが魅力なんですよね。
一応USBポートにPowerIQのマークは記載されていますが、写真の角度から見ると本体形状はiPhoneの充電器そのもの。
他社製品なのでちょっと問題がある気もしますが、あえて似せることで「ほぼ同じ見た目なのに高性能」なことが際立ってます。
ちなみに表面の質感もiPhoneの充電器と同様にツヤツヤで、個人的にはちょっと苦手です。
表面がツヤツヤだと、擦り傷が付いて目立ちやすいんですよね…。
本体側面にはメーカーロゴあり、あとUSBポートがある面は少しだけ出っぱっていることがわかります。
iPhoneの充電器に似せつつも、細かい部分はちゃんと変えてきていますね。
プラグは残念ながら折りたたみ不可。
プラグは金属なので、一緒にPCなどを入れていると傷つけてしまいやすいので注意。
持ち運んで使う場合は、下記のようなコンセント保護用のキャップを用意した方が良いですね。
ケーブルは付属せず、必要に応じて別途購入が必要
PowerPort Ⅲ Nanoの同梱物は特にないので、スマホ等を充電する際は別途ケーブルを購入する必要があります。
また注意したいのは、急速充電にはケーブル側が「USB PD」という規格に対応していなければいけないことです。
例えばiPhoneを急速充電するなら、こちらのUSB-C対応Lightningケーブルを追加で買えばOK。
Androidスマートフォンは、両端がUSB-Cになっているケーブルが必須になります。
圧倒的コンパクト!iPhoneの純正充電器とほぼ同サイズ
PowerPort Ⅲ Nanoは、とにかくコンパクトなのが特徴です。
コンパクトな充電器でも、縦長・横長な形状のせいで周りのコンセントを使えなくしてしまったり、装着する位置・向きが限られてしまったりする製品がけっこう多いんですよね。
PowerPort Ⅲ Nanoは最小限のサイズなので、周りのコンセントのスペースまで干渉することは絶対にありません。
何も考えずにコンセントに挿してしまっても、上下左右のコンセントはちゃんと使えますよ。
さらに立方体に近い形状なので、上下どちらの向きでコンセントに挿しても大丈夫です。
とくに喫茶店で、隣のポートをしっかり確保できる(隣の人に迷惑がかからない)のは助かっています。
iPhoneの純正充電器と並べてみると…
PowerPort Ⅲ Nanoの方が、USBポートがある面の2mm程度の出っ張りだけ大きいですね。
サイズ・デザイン共に、向きによっては全く見分けがつかないレベルです。
実用面でも十分優れていますし、こういったデザインを含めての「他社製品の一歩先をいく」チャレンジ精神はなかなか面白いと感じました。
最大18W対応!急速充電の性能を検証してみた
PowerPort Ⅲ Nanoは、最大18Wの急速充電に対応する充電器です。
18Wはスマホやタブレットなら急速充電可能、PCの充電にはやや物足りない性能ですね。
実際に充電スピードを検証してみました。
スマートフォンはスムーズに充電可能!
まずはPowerPort Ⅲ Nanoで、私のメインスマホ・Galaxy Note10+を充電してみました。



17時22分、バッテリー残量20%時点から充電をスタート。
18時51分、90分後にフル充電となりました。
今まで紹介した様々な急速充電器が、Galaxy Note10+を90分程度でフル充電にできています。
つまりPowerPort Ⅲ Nanoは、スマホの充電であれば十分なスピードを出せると考えられますね。
私の場合はタブレットやPCも充電することが多いので、自宅におけるメインの充電器は「RP-PC128」を使用しています。
ちょっとした旅行などのPC等を充電しない外出時はPowerPort Ⅲ Nanoを持ち歩くことで、荷物をコンパクトに抑えつつ快適な充電スピードを維持できるようになりました。
ノートPCの充電には不向き|MacBook Airで充電スピードを検証
スペックを見た時点でPCの充電は厳しいそうに感じましたが、一応MacBook AirでPowerPort Ⅲ NanoのPC充電性能を検証してみました。
12時31分、バッテリー残量17%の時点から充電を開始。
何度か確認しても充電がなかなか進まず…
15時48分、3時間以上経ったところでようやくフル充電になっているのを確認できました。
一応フル充電はできたので、充電できないことはありません。
しかしPCだと満充電までにかかる時間が長すぎて、夜寝る前に充電するなど活用できる場面は限られてきますね。
MacBook AirなどのUSB-C対応PCを素早く充電したいなら、以前レビューした「PowerPort Ⅲ mini」や「RP-PC128」といった性能が高い充電器がおすすめです。
Anker PowerPort Ⅲ Nanoのスペック評価|携帯性重視の人向け、性能はそこそこ
PowerPort Ⅲ Nanoの各種スペックは以下の通り。
以前レビューしたPowerPort Ⅲ miniと比べてみました。
PowerPort Ⅲ Nano | PowerPort Ⅲ mini | |
Amazon価格 | 2000円 | 2999円 |
充電性能 | 18W | 30W |
サイズ | 45×27×27mm | 51×44×28mm |
重さ | 30g | 63g |
保証 | 最大2年 | 最大2年 |
USBポート | USB-C×1 | USB-C×1 |
PowerPort Ⅲ miniを選ぶと999円差で12Wの性能アップを得られますが、サイズは若干大きくなってしまいます。
とはいえ、PowerPort Ⅲ miniも十分コンパクト。
安さ最重視の方や極限までサイズを小さくしたい方でなければ、PC充電も快適に行えるPowerPort Ⅲ miniの方が総合的な満足度は高くなると思いました。


Anker PowerPort Ⅲ Nanoを使ってみて感じたメリット・デメリットまとめ
Anker PowerPort Ⅲ Nanoの満足できたメリット
良かった!
- iPhoneの充電器と変わらないレベルのコンパクトサイズ
- 18Wの急速充電対応、スマホなら90分程度でフル充電できる
- 大手メーカー・Anker製なので安心して使える
充電器やモバイルバッテリーは品質が悪いと発火などの心配もあるので、大手のAnker製であるPowerPort Ⅲ Nanoは信頼性が高いですね。
充電スピードもスマホならあっという間の速さなので、大満足の仕上がりだと思います。
Anker PowerPort Ⅲ Nanoのイマイチだったデメリット
イマイチ・・・
- 軽量最重視、ノートPCの充電は厳しめ
- 表面が明らかに傷つきやすいデザイン
最大18Wの充電性能は、PC充電にはちょっと物足りないです。
私はPCを充電する機会も多いので、どちらかというとPowerPort Ⅲ miniの方が満足度は高かったですね。
総評まとめ



「PowerPort Ⅲ Nano」と同じサイズで30W・60Wなどに対応する充電器が出てきたら、さらなる革命になると思います。
【最後にお得情報】Amazonでの買い物はAmazonギフト券を利用してポイントを貯めよう!
Amazonで買い物をするときは、クレジットカードでそのまま購入するよりも、「Amazonギフト券」を活用した方がお得になります。
現金でギフト券チャージするたびに、チャージ金額の最大2.5%ポイントが還元されるからです。
※初回1000Pもらえるキャンペーン中!
※Amazonプライム会員なら最大2.5%還元!
最大2.5%ポイントが付くのはバカにならないです。大きい買い物ほど尋常じゃないスピードでポイントが貯まっていきます。
お得に買い物するならぜひAmazonギフト券をチャージしてザクザクポイントを貯めましょう!(現在、チャージ+初回購入で1000Pもらえるキャンペーン中!キャンペーンエントリーはこちら)