
そう、カメラ性能ですよね?
私はInstagramやTwitterに写真を投稿する機会が多いので、スマホを買う際はカメラ性能の高さを重視します。
2018年秋に登場したPixel3は、シングルレンズながらAIによりきれいな夜景写真などを撮れるのが魅力でしたが、価格が約10万円と高額な難点がありました。
そこで今回登場したのが「Pixel3a」です。
本体価格が5万円を切っていながらもPixel3と同等のカメラ性能を持つと謳われていたので、Pixel3を速攻で売却してPixel3aに買い換えてしまいました…(笑)
そして実際に使ってみると、確かにPixel3と同じくらいカメラ性能が高くて大満足しています。
Pixel3のカメラ性能欲しいけど高すぎ……という人は、Pixel3aが最高の選択肢となるはずです。
下記で詳しくレビューしていくので、興味がある人はぜひ参考にしてください!
販売サイト
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Pixel3aの外観をチェック!
外箱はPixel3aのウリであるカメラが目立つデザインです。
Pixel3a本体はとくに高級感なし。価格を考えるとちょっと安っぽいかも?
Pixel3aは、Pixel3と同様にとてもシンプルな本体デザインとなっています。
本体前面はボタンなど一切なし、黒一色です。
最近のスマホに多い、インカメラ周りまで画面が広がった「ノッチ」デザインも採用されていません。
今回はパープルカラーを選択しました。が、写真で見ると白にしか見えないですね…。
もっとも、肉眼で見ても白に見えるくらい薄い紫色です。
背面にはカメラレンズと指紋認証センサー、そして本体下部にはGoogleのロゴというデザイン。
Pixel3aの電源ボタンは、パープルカラーだと蛍光色の黄色になっています。
極端に派手な色合いが本体カラーからちょっと浮いていますが、逆にそれがカッコいいかも……?
電源ボタンの下には音量ボタンがあり、音量を調節できます。
ちょっと残念なのは、SIMスロットにSIMカードが1枚しか入らないところです。
Mate 20 ProやZenfone Max Pro(M2)などデュアルSIM対応のスマホも増えてきているので、いわばAndroidの本家であるGoogleのPixelシリーズがデュアルSIMに非対応なのは残念です…。
SIMカードを2枚入れられると、データ通信と通話のSIMを分けたり、仕事とプライベートのSIMカードを1台にまとめられたりと便利なんですよね。



またmicroSDカードに非対応なので、本体容量64GBとGoogleドライブなどのクラウドストレージでデータをやりくりする必要があることにも注意です。
充電端子は、当然ながらUSB Type-Cです。
端子の裏表なしなので、向きを気にせずすぐにUSBケーブルを接続できます。
付属品充実は充実。追加で買うのはカバーと保護フィルムでOK
Pixel3aは、Pixel3と同様付属品が豊富です。
付属品一覧
- USBケーブル
- 充電器
- USB Type-Cと通常のUSB端子を変換できるアダプター
- SIMピン
通常のPixel3だとイヤホンもついていましたが、Pixel3aには付属しません。欲しい人は自分で別途購入しましょう。
後は必要に応じて、カバーや保護フィルムを買えばOKですね。
Googleストアの割引クーポンが届かないので、ケースはひとまずAmazonで購入…
Pixel3aを早期購入すると、ケースの購入などに使えるGoogleストアの割引クーポン5000円分がもらえるのですが…、購入から1ヶ月経っても届いていません。
ケースは純正品を購入予定だったのですが、とりあえずクーポンが届くまでは、Amazonで688円の激安ケースを買って本体を保護しています。
今回買ったケースは透明で、ケースが本体より少し上に出ているため、落としても画面が地面に当たらないようになっています。
低価格ですが、しっかり本体を保護してくれそうで良かったです。
透明なケースなので、本体のデザインもしっかりわかります。
純正ケースでは本体背面が一切見えなくなるので、本体デザインが気に入っている方は純正品よりも透明な激安ケースを買ったほうがむしろ満足できるかも?
ボタンもしっかりカバーされていますが、押しづらくなったりはしていません。
一時的なしのぎで購入したケースですが、意外と悪くないかもと思い始めています。
Pixel3aのカメラ性能を検証!アウトカメラ性能が無印Pixel3aと同程度
Pixel3aのアウトカメラ性能は、4万円以上高いPixel3と同等です(ただしインカメラは無印だとデュアルレンズなので、私は使っていないからわかりませんが、おそらく性能差はあります)
実際に撮り比べてみても差は感じられなかったので、私は既にPixel3を売却して、Pixel3aを活用するようになってしまいました。
Pixel3aで撮影。背景ボケを試してみた一枚。被写体(ここでは手前の花)の後ろの背景をしっかりぼかしてくれました。
風景写真を撮影してみても、青空や植物、建物などを細かい部分までしっかり写せています。
食事写真をPixel3aと無印Pixel3で撮り比べてみた
昼ごはんとして食べたカツ丼を撮り比べてみましたが、Pixel3aとPixel3のどちらもクオリティは変わりませんでした。


Pixel3aで撮影


Pixel3で撮影
背景のボケ方やカツの衣・卵の色合いなど、描写力は変わりませんよね。
夜景モードでPixel3aと無印Pixel3で撮り比べてみた
Pixel3シリーズのカメラには専用の夜景モードがあり、夜景写真を撮影すると実際の見え方よりかなり明るく・細かい部分まで映し出してくれます。
この夜景モードも、Pixel3aとPixel3で撮り比べてみました。
まず普通(夜景モードオフ)に撮ってみた夜写真がこちら


Pixel3aの夜景モードオフ
これを夜景モードONにして撮影すると↓


Pixel3aの夜景モードON
ご覧の通り、Pixel3aで夜景モードをオンにするとかなり明るくなります。普通に撮影した写真からさらに2段階くらい明るくなり、黒く潰れていたドーム手前の植物などまではっきり写しだされました。
同じ被写体を、無印Pixel3で夜景モードをオンにて撮影した写真がこちら。


Pixel3の夜景モードON
明るさをみても、Pixel3aの写真と瓜二つでほとんど変わりません。
価格差が4万円以上ある両端末ですが、Pixel3aのカメラ性能はPixel3とほとんど変わらないレベルだということがわかりました。
CPU「Snapdragon 670」はソーシャルゲームも楽々こなせる高性能
Pixel3aでは、Pixel3からCPU性能が下げられています。
しかしCPU性能も比較検証してみたところ、ベンチマークテスト結果やPUBGで選べる設定には差が出ましたが、体感的な動作自体はサクサクでした。
ベンチマークテスト結果では、Pixel3aと無印Pixel3で「GPU」数値に大きな差が生じた
ベンチマークテストをしてみたところ、確かに結果にも差が生じていました。
<無印Pixel3>
さすがに倍近い価格差があるので、無印Pixel3の方が8万点くらい数値が高いです。
その他の項目はそこまで数値に差がありませんが、Pixel3aでは「GPU」の数値が無印から6万点も下がっているのが気になります。
このGPUは3Dゲームなどを快適・キレイな画面で遊ぶのに重要な項目なので、ちょっと心配してソーシャルゲームをプレイしてみました。
体感ではゲームも問題なし!PUBGはHD・高が最高設定で快適に遊べた
3Dの対戦ゲームであるPUBGを実際にPixel3aでプレイしてみたところ、結論から言うと全く問題なく高画質で遊べました。
PUBGはスマホ性能によって選べる画質の上限が変化するので、ゲーム性能を調べるのに最適です。
Pixel3aでは画質の最高設定が「HD・高」でした。十分な性能がある証拠です。
(ちなみに、Pixel3だとより高画質な「HDR・ウルトラ」まで選べました。ただしウルトラHDは現在未実装、どの機種でも選べません)
実際にPixel3aの最高設定でPUBGを遊んでみましたが、特に動作のもたつきなどなく体感的にはサクサク動きます。
戦闘シーンでもサクサクです。ラグが発生したり画面がガタガタになる様子は一切ありません。
ベンチマークの数値的にはPixel3から下がりますが、ゲームプレイの体感的には全く問題なし。Pixel3aでも十分楽しくゲームアプリで遊べます。
Pixel3aはFelica対応でおサイフケータイを使える
Pixel3aは日本向けにしっかり調整されていて、おサイフケータイが使えます。
他にも楽天Edyやnanacoなど様々な電子マネーを使えますよ。
スマホを財布代わりにすることで、なにかと便利になります。
Pixel3aの基本スペック|無印Pixel3から大きく変わったのはCPU性能
販売価格 | Googleストア:48600円
ドコモ オンラインショップ:46656円 |
OS | Android 9 |
CPU | Snapdragon 670 |
メモリ | 4GB |
ストレージ容量 | 64GB |
画面 | 5.6インチ、2220×1080 |
カメラ | アウトカメラ:1220万画素 インカメラ:800万画素 |
重さ | 147g |
バッテリー容量 | 3000mAh |
無印Pixel3との大きな違いは、2018年時点で最高の性能だったCPU「Snapdragon 845」から、ミドルスペック(中の上程度)のSnapdragon 670へCPUが変更されている点です。
ただ前述した通り、Pixel3aのCPUでも3D対戦ゲーム「PUBG」は高画質でサクサク遊べるので、ほとんどのゲームはPixel3aでも心配なく動作するはずです。
私のようにカメラ性能重視派の人にとっては、圧倒的に安いながら無印と同程度のカメラ性能を持つPixel3aは最高の買い物になります。私も乗り換えましたが大満足しています。
なお、Pixel3aを販売しているMVNO(格安SIMを取り扱っている事業者)はありません。Googleストアかドコモ、SoftBankで購入できます。
販売サイト
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Pixel3aを使ってみて感じたメリット・デメリットまとめ
Pixel3aの良かった点
ココが良かった!
- カメラ性能は価格が倍近い無印Pixel3と同レベル。格安でキレイな写真を撮れる
- 3Dゲームもサクサクこなせるスペック性能
- 予約特典の5000円クーポンで、本体価格は実質43600円
- Googleフォトに高画質なまま写真を無制限保存できる。写真などのデータで本体容量が圧迫されない
やはり最大のメリットは、「安いのにアウトカメラ性能はハイエンドスマホ(Pixel3)並み」なことですね。カメラ性能を求める人は(価格からすれば)100%満足できると思います。
また、購入前にもう一つ期待していた「バッテリー持ちの改善」は、使ってみるとそこまで変化は感じられなかったです。
Pixel3はバッテリー容量2915mAh、Pixel3aは3000mAhで微増しているので、バッテリーが長持ちすることに期待していました。
実際に満充電の状態から2日放置して検証してみましたが……
<Pixel3a>
<Pixel3>
無印Pixel3は残り15%まで下がりましたが、Pixel3aはまだ63%残っています。
放置しているだけだと確かにPixel3aの方が充電が持つのですが、実際に普通にスマホ使っているとどちらも夜にはバッテリー残量が20%程度まで下がるので正直あまり違いはなかったです。
Pixel3aの残念だった点
ココが残念……
- ワイヤレス充電には非対応
- ストレージ容量は64GBのみ
- 早期購入特典の5000円クーポンを使えるのはGoogleストアのみ、1ヶ月経っても送られてこない…
Pixel3aはワイヤレス充電に非対応なので、Pixel3のアクセサリーである「Pixel Stand」に置いても充電できません。
しかし個人的には時間のかかるバッテリー充電を使うことが少ないので、そこまで大きな不満はないです。
それより、発売直後に買うと手に入れられる「Googleストアの5000円クーポン」はいつまで経っても届かないので、使わせる気がないのでは?と邪推してしまいますね。
そもそもGoogleストアでは、充電器やPixelシリーズのケース、GoogleHomeくらいしか販売されていないので、せっかく割引クーポンをもらっても使い道が少ないのも難点に思えます。
【まとめ】Pixel3aはの安さ・コスパは素晴らしい
Pixel3aの最大のウリは本体価格の安さです。
Pixel3も予約開始直後に購入した私ですが、はっきり言ってPixel3は高すぎでした。
64GBで95000円、128GBモデルはなんと107000円もします。
カメラ性能こそ高いものの、望遠レンズや広角レンズなどが搭載されたデュアルレンズでもなければ特別な機能などがあるわけでもないので、正直、割高感は否めません。
そこで登場したPixel3aは、Pixel3から4万円以上も価格が下がっていて格段にコスパが良くなりました。
5万円程度でここまでの性能・クオリティの高い写真を撮影できるとなると、今から買うならよほど性能重視しない限りは、Pixel3ではなくPixel3a一択だと思います。