私はもう本を読むときは完全に電子書籍(Kindle)派なのですが、電子書籍の唯一のデメリットって目が疲れやすいこと。そこで、「目が疲れない」をウリにしているのが電子ペーパー採用のKindleシリーズです。
私はわりと長い間「Kindle Oasis2016年モデル」を使ってきましたが、バッテリーカバーの不調やストレージ容量の少なさなどボツになってきたので、最近新登場した「Kindle Paperwhite(2018年モデル)」を購入してみました。
まず率直な感想として、使用感の快適さはKindle Oasisと全く変わらないのに、価格は安いのでかなり満足度高いです。
下記で詳しくレビュー書きますので、Kindleシリーズを購入検討している人はぜひ参考にしてください。
Kindle Paperwhiteを開封・外観チェック
箱は簡易包装でシンプルな作り
Kindle Paperwhiteの外箱はお菓子の外箱のようなシンプルな作りで、お店で売っていてもおかしくないように思えます。
一昔前はビックカメラなどでも販売されていたKindleシリーズですが、最近は置いていないですよね。(おそらくですが、もう新型は取り扱っていないです)
せっかく目立つ派手な外箱なのにネットショップであるAmazonでの販売に限られているのは、なんだかもったいないとも感じました。
付属品は必要最低限、ACアダプターは付属せず
Kindle Paperwhiteの付属品は、USBケーブルとかなりシンプルな説明書だけです。
ACアダプターは付属しません。
ACアダプターを持っていない方は100円ショップなどで購入するか、PCのUSB端子にケーブルを接続して充電しましょう。
ここまでやるならいっそのこと、USBケーブルも付属させなくて良いように思えてきますね。
Kindle Paperwhite 2018年モデルは明らかに以前よりサイズコンパクト
Kindle Paperwhiteの2018年モデルは、とにかくサイズが小さいです。
旧モデルのKindle Paperwhiteは「でかすぎ」とまでは言わないものの、大きめで少々持ちづらかったです。
私がOasis2016年モデルに移行した理由も「サイズが小さいから」ですが、今回のKindle PaperwhiteはOasis2016年モデルとそこまで差を感じないくらい小さくなりました。
背面はラバー調で滑りづらいですし、USB端子が目立たないすっきりとした形状になっています。
以前のKindle Paperwhiteにあった無骨さがなくなってすっきりしたのは、外観上の大きな変化ですね。
充電端子は残念ながらmicroUSB
Kindle Paperwhite2018年モデルの本体設計で唯一残念なのが、microUSB端子の採用です。
最上位であるKindle Oasis2017年モデルさえもmicroUSB端子なので、USB Type-Cに変更しないのにはなんらかの理由がありそうですね。
製造コストの問題か、あるいは「普及し切っていない端子を採用して、ユーザーに付属品購入の負担をかけさせたくない」といった理由でしょうか。
流石に2018年末にもなってmicroUSBは時代遅れに感じられるので、次のモデルではUSB Type-Cに変更して欲しいです。
選んだモデルは8GB・広告なし・Wi-Fiモデル
今回選んだのは8GBの広告なし・Wi-Fiモデルです。
容量消費が大きい漫画はそれほど読まないので上位モデルの32GBは不要、広告があると画面ロック解除時のスワイプ動作が面倒なので「8GB・広告なし」を選びました。
以前Oasis2017年モデルで3G付きモデルを選んだら全く機能を使いこなせなかったので、Wi-Fiのみ対応の本体を選んでいます。
私がKindle Oasis(2016年モデル)からKindle Paperwhiteに乗り換えた理由
Kindle購入を考えると、まず選択肢になるのがOasisかPaperwhiteですよね。
私も今まで1年以上、Kindle Oasis2016年モデル↓ を使っていました。
レビュー【レビュー】Kindle Oasisをスペック評価!バッテリー持ち時間に疑問も……。
一時期はOasis2017年モデルに乗り換えたものの、すぐに2016年モデルに戻しました。ちなみに2016年モデルのKindle Oasisが好みだった理由は以下の3点です。
ポイント
- バッテリー内蔵カバー付属で、持ち運び時に画面が傷つく心配なし
- 本体サイズがコンパクト
- 本体と画面部分に段差がないので、ゴミが溜まりづらい
Oasis2016年モデルもなかなか重宝しましたが、今回Kindle Paperwhite2018年モデルへ買い替えてみて結果良かったです。
Kindle PaperwhiteがKindle Oasisより優れている点は3つ。
① Kindle Oasis2017年モデルのように液晶画面が平らになった
Kindle Paperwhite2018年モデルは仕様変更で防水対応し、さらに画面と本体部分の段差がなくなりました。
以前のKindle Paperwhiteは、画面と本体で段差があって汚れが溜まりやすかったんですよね。埃などが画面の上にあった時も、ゴミを吹き飛ばそうとしたら画面端でとどまります。
綺麗な画面でゴミが悪目立ちするのがとても不満でした。
しかしKindle PaperwhiteはKindle Oasisシリーズのように画面が平らになったため、あえて高額なOasisを使う理由が1つ減りました。
② サイズ変更で小さくなった
Kindle Paperwhiteの旧モデルやKindle Oasisの2017年モデルはサイズが大きめで、ちょっとかさばります。

Kindle Oasis2017年モデルがこちら
持った感じがちょっと大きすぎて、どうにも好きになり切れませんでした。
その点、今回購入したKindle Paperwhite2018年モデルはサイズが小さくなったので、本体を持って本を読む時の腕への負担が軽くなりました。
③ Oasisはバッテリー内蔵カバーの接触が悪く、充電されないことが多かった
Kindle Oasis2016年モデルのバッテリー内蔵カバーは、本体に接続しても反応せず充電を開始できないことが多かったです。
実際のところカバー込みでも、通常のPaperwhiteなどとそれほどバッテリー持ちに違いがありません。
上記2つのメリットもあるので、イライラしてまであえてOasisを使い続ける必要はないように思えてきました。
Kindle Paperwhite2018年モデルを買ってみてわかったメリット
これからKindleを買う予定の方には、手放しでKindle Paperwhite2018年モデルをおすすめしたいですね。しむまる
2017年モデルのOasisのように冷たくない
2017年のKindle Oasisは、背面がアルミ製で冬場に手がひんやりする仕様でした。
高級感はありましたが、やっぱり手触りが微妙でしたね…。
Kindle Paperwhite2018年モデルは普通に背面がラバー調なので手触りも心地よいです。
Kindle Paperwhiteは各種性能もアップしていて、あえてOasisを選ぶ理由がない
Kindle Paperwhite2018年モデルは「こんなに改善していいの?」と思うくらい性能が高いです。
スペックを表で比較してみるとこちら↓
Kindle Oasis | Kindle Paperwhite | |
解像度 | 300ppi | 300ppi |
防水 | IPX8 | IPX8 |
容量 | 8GB、32GB | 8GB、32GB |
画面サイズ | 7インチ | 6インチ |
サイズ | 159x141x3.4-8.3mm | 167x116x8.18mm |
重さ | 194g | 182g |
ボタン | あり | なし |
内蔵ライト | 12、自動調整機能つき | 5 |
見ての通り、画面サイズ以外はページ送りボタンの存在と内蔵ライトくらいしか違いがないんですよ。
むしろ「Oasisを売る意味ってあるの?」と心配してしまうくらい、性能も機能も充実しています。
Oasis2017年モデルとKindle Paperwhite2018年モデルの両方を使ったことがありますが、はっきり言って内蔵ライトの違いはわからないです。
Kindle Paperwhite2018年モデルのイマイチだったデメリット



とはいえ、Kindle Paperwhite独自というよりは、Kindle製品に共通するデメリットが中心です
防水はお風呂で使うと冬場に画面が曇る
Kindle Paperwhite2018年モデルは防水ですが、お風呂で使うと画面が曇ります。
Oasisの2017年モデルも同様だったので、やはり防水だからといってお風呂で使うのはおすすめできません。とくに漫画なんか画面が曇ると何が描いてあるのかわかりづらいです。
容量は増えたが、根本的に漫画を読むのには向いていないので注意
Kindle Paperwhiteの容量は8GB〜32GBの大容量なので、漫画などサイズが大きめな本もたくさん本体に保存できます。
しかし、そもそも電子ペーパーであるKindleシリーズは漫画を読むのに不向きです。
画面の斑点やページ送り時のもたつきなどがあるので、イライラさせられてしまいますね。
漫画を読むならFireタブレット(詳しい記事)やiPadなど、液晶画面の端末を使った方が満足できますよ。私は漫画ならiPad Pro11インチ(レビュー記事)で読むようにしています。
Kindle Paperwhiteの価格は下位モデル+5000円・4G付きモデルの価格も高い
Kindle Paperwhiteの下位モデルであり、ライトがないKindleは7980円で販売されています。ただ本を読むだけ・暗い場所で読まないなら、Kindleを選んだ方が割安ですね。
またKindle Paperwhite2018年モデルの4G対応モデルは最大22980円で高額です。
スマホからテザリングでインターネットに接続しても外で本をダウンロードできるので、4GではなくWi-Fiモデルを安く購入するのがおすすめですよ。
【補足情報】Kindle PaperwhiteのおすすめカバーはATiC製
補足ですが、Kindle Paperwhiteの2018年モデルはカバーが付属しません。
純正カバーは4680〜6680円で高額です。なので私は1299円で買える非純正カバーを使ってますが全く問題なかったですよ。
こちらのATiCのカバーは1000円台と安価でありながらも、極限まで薄くて軽いです。(画像で確認した限りでは、純正品も今回のは薄そうですが値段が高いですよね…)
比較的かんたんに取り外せるので、読書時に外すのも苦になりません(2012年モデルの純正カバーはとにかく外しづらかった…)。
難点は強いて言えば、画面に当たる(画面を保護する)部分の手触りの悪さくらい。トータルで評価すれば全然高評価です。
安上がりで良いカバーをお探しなら、ぜひセットで購入してみてください。
【まとめ】Kindle Paperwhiteの2018年モデルをおすすめしたい人
こんな方におすすめ
- 電子書籍を読むと目が疲れやすい人
- 暗い場所や明るい場所でも読書したい人
- Oasisの2016年モデルや、2015年以前のPaperwhiteを使っている人
Kindleは目に優しく読書ができますし、ライト付きのKindle Paperwhiteなら暗い場所でも読みやすいです。
サイズが小さくなり性能アップしているので、現時点ではKindle買うならKindle Paperwhite2018年モデルがイチオシですね。