【レビュー】Kindle Oasisをスペック評価!バッテリー持ち時間に疑問も……。

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私はもっぱらKindle愛用者なのですが、今現在は4万円程度と高級な「Kindle Oasis」を半年ほど使用しています

正直、4万円という額にとても悩んだ末の購入でした。それまで使っていたPaperwhiteが重いしカバーの付け外しが面倒なせいで読書量が減ってきたので、思い切って2万近く高いOasisに乗り換えてみたわけですが、「高かったなぁ……」と感じながらもサイズのコンパクトさや薄さ軽さにはまぁまぁ満足しています。

良かった点、悪かった点、それぞれあります。

今回はKindle Oasisを実際に使ってみた感想を正直にまとめてみます。購入を検討している方は参考にしてみてください。

目次

Kidle Oasis 開封の儀!デザインをチェック

付属品セット

まずは本体や付属品をチェックしていきましょう。

Kindle Oasisは高級端末なので、箱はしっかり保存しておきたいところです。外箱は本体サイズに合わせてあるのでそこまで場所を取りません。

Kindle Oasisの付属品は写真の通りです。

  • 本体
  • 外付けカバー(バッテリー内蔵)
  • USBケーブル
  • 説明書

これら4点が付属します。

ACアダプターは付属していないので別に用意する必要があります。

サイズはコンパクトで薄い

Kindle Oasisの特徴としてまず挙げられるのが、サイズのコンパクトさです。サイズが小さいので持ち運びやすかったり、読書していて腕に負担がかからなかったりするのが非常に良いですね。

6インチ画面なのは他のKindle端末と同じですが、上下の画面外のスペースが大幅にカットされているのでその分小さくなっています。

こちらが本体の下側の写真です。比較として横にスマホを並べてみましたが、この通り非常に薄くなっていることがわかります。

手で握る部分だけはスマホと同じくらい厚くなっていますが、それでもスマホと変わらない程度の厚さです。

上側には電源ボタンと充電端子があります。カバーを着けていれば開閉するだけで電源がつきますが、本体単体で起動する際はこのボタンを使います。

「ページ送り」のボタンが使いやすい

本体の前面には、ページ送りができる大きめのボタンがあります。

標準では右側にボタンがありますが(右利き向け)、本体を上下にひっくり返せば画面も自動で反転するので、左手で持って操作することも可能です。

このボタンがあるおかげで、読書中に画面に指が当たって見えづらくなることはありません。画面を隠すものが何もなくなるのは、Kindle Oasisの魅力の一つですね。細かいストレスがなくなります。

ちなみにKindle Voyageにもボタンはありますが、あちらは感圧式のボタンです。強く押されると反応するので、私は以前使っていてたまに誤反応させてしまうことがありました。

その点Oasisの方が「ボタンを押した」としっかり押しながら確認できます。うっかりボタンを反応させてしまうこともないので、私はVoyageよりもOasisのボタンの方が快適ですね。

ちなみに、Kindle Paperwhiteは画面部分が本体全体より一段下がり段差になっていますが、Kindle Oasisは画面が段差になっておらず平らです。

しむまる
実物を見ればよくわかるのですが、写真だとちょっとわかりづらいかもしれません。

Kindle端末は使っているとゴミが画面にくっつくことがあるんですが、Oasisなら息を吹きかければ飛んでいくので処理が楽です。

カバーも付属している

そしてKindle Oasis最大の特徴といってもいいのが、付属するカバーです。別途購入する必要がないので嬉しいですね。

レザーカバーということで、手触りもなかなかの高級感です。

本体と合わせて使う前提で設計されたカバーなので、カバーをつけてもコンパクトさはそのまま。本体の厚い部分よりも端末が分厚くなることはありません。

また、カバーにバッテリーが搭載されているのも面白いです。本体のバッテリーがなくなってきたら、カバーをつけて本体に給電するしくみです。

なので、泊まりなどで数日持ち運ぶ程度なら、Kindle Oasis用にモバイルバッテリーなどを持ち運ぶ必要はありません。

ただしこのカバー、いくつか弱点があるので後述します。

Kindle Oasisを購入して良かったと感じた、メリット

サイズが小さくかさばらないので、他のKindle端末より持ち運びがラク

私は今までKindle Paperwhiteを使っていたのですが、画面保護のために別売りのカバーをつけると重くなるうえにサイズもひとまわり以上大きくなってしまうのが不満でした。

「カバー無しで持ち運べば良かったんじゃないの?」と思うかもしれませんが、最初にPaperwhiteが日本で発売された際に実行したところ、画面に簡単に傷が付いてしまったんですよね。

今回Kindle Oasisに買い替えてからは、カバー装着時のサイズも小さいので今までより気軽に持ち歩けるようになりました。

持ち運びにおける快適さは他のKindle端末では味わえませんね。Kindle Oasisなら今まで以上にいつでもどこでも読書がしやすくなりました。

カバーを外せばとにかく軽くて、どんな姿勢でも本を読める

Paperwhiteはカバー付きだと片手で持ち続けるには重くて、やがてカバーを取り外して本を読むようになりました。付け外しはちょっと手間で読書回数は次第に少なくなりました。

Kindle Oasisもカバーを着けたままだとちょっと重いですが、外すことで131gという衝撃的な軽さになります。

また付け外しも磁石でくっつけるだけで非常に楽です。本を読む時は外して読み終わったら着ける、という作業も手間に感じません。

結果、どんな姿勢でも本体の重さを感じさせず楽に本を読めるのが嬉しいですね。Kindle Oasisに買い替えてからは、ちょっと空いた時間にも本を読むようになりました。

一番高い端末である関係上、これより上はないのもメリット

私の場合ガジェット好きの性なのかもしれませんが、たとえ今使っている端末で満足していたとしても「もっと上位モデルならもっと使いやすいのかな……」とどうしても頭の隅で気になってしまうんですよね。

Kindle Oasisも、発売から半年ほどずっと「高くけど……使ってみたい!」という気持ちがありました。

とうとう我慢しきれなくなって買い替えましたが、結果今までの鬱憤は晴らすことができました。

Oasisよりも高級なKindle端末はないので諦めがつくというか、「これ以上のモデルはない」ということに満足感を得ています。

Kindle Oasisをしばらく使ってわかったデメリット

バッテリーの持ち時間は、普通のKindleより悪い

Kindle Oasisは、カバーと本体の組み合わせで数ヶ月バッテリーが持つと公式サイトに記載されています。しかし、普通に考えてどうやったらそんなに持つのか、実際に使ってみると「?」しかありません。

全く使わずに放置していたとしても、1ヶ月くらいでバッテリーはカバー本体共になくなっている印象です。

私は毎日数十分程度読書をしていますが、バッテリーは持って1週間程度でしょうか。私が読むのは主に活字の本ですが、マンガならページ送りの頻度も高いのでバッテリー消費は早いと思いますよ。

他のKindle端末のバッテリー持ちが数週間と記載されている一方で、Oasisは数ヶ月ということになっています。最初はバッテリー容量が多いものだと思っていましたが、使ってみて全くバッテリーの多さは感じません。

しむまる
とはいえ、私はそこまでバッテリー容量を重視していないので、サイズが小さく軽いというメリットの方が上回っています

カバーと本体の接触が悪く、たまに認識しなくなる

カバーと本体を頻繁に外す場合、端子部分をしっかり掃除しておく必要があります。というのも、カバーと本体を接続する際に認識しないことがしばしばあるんですよね。

ティッシュなどでしっかり端子部分を拭いてから取り付ければ認識しますが、外してしばらく読書をしてからまた取り付けようとするとエラーの表示が出ることが多いです。

おそらくですが、Kindle Oasisの本体のみを持って読書する際に端子に手が当たるために汚れてしまうんだと思います。

もし今後Kindle Oasisに後継モデルが登場するなら、このカバーと本体の接触の悪さは改善して欲しいですね。使っていて一番気になるデメリットでした。

コスパは間違いなく悪い

最後にコストパフォーマンスですが、はっきり言ってしまうとKindle Oasisのコスパは間違いなく悪いです。

サイズが少し小さくなってカバーが付いただけで、一段下のモデルであるVoyageから2万円近く値段が上がるのはちょっと無理があります。画面の解像度なども変わりません。

4万円もするのにデメリットがある時点でちょっと残念です。

正直、初めてKindleを購入する人には向いていません。今までVoyageやPaperwhiteを使ってきて、小さなストレスや不満を溜めてきた人、

「もうこの上はKindle Oasisしか選択肢はない」

という私のような人にはおすすめできます。

しむまる
私だってぶっちゃけ「やっぱりこれ割高だな」とは思っていますが、それはそれとしてKindle Oasisにしかない快適さという恩恵を受け満足しています。

まとめ

購入前にKindle Oasisのレビューを行っている様々なサイトをチェックしたのですが、「良い端末だけど値段に見合っているかは微妙」という意見が多かったことを覚えています。

自分で実際に使ってみると確かに納得。コスパは悪いです。

コスパ自体は悪いものの、

  • 本体が軽く小さくてカバー付きなので、気軽にカバンに入れておいて外出先で読書が楽しめる
  • 高額な端末を自分のものにした満足感を得られる
  • 片手でボタンを使いながら楽に読書できる

これらのメリットがあるので、私自身は満足しています。

既にKindle Oasisは、Amazonで3Gモデルのブラックのみの取扱になっています。以前はWi-Fiモデルがあったり多色展開が行われていたりしましたが、1種類だけになりました。

将来的にOasisは廃止されてしまう可能性もありますし、迷っているなら今のうちに買ってしまうのがベストだと私は思いますよ。

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この記事を書いた人

今まで利用してきた格安SIMは全15社。常に5枚ほどのSIMを運用中。SIMフリースマホも5〜10台保有。格安SIM・ガジェット系・Wi-Fi回線系の記事など書いています。

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