私はお風呂に入りながらタブレットで動画を見たりネットサーフィンするのが幸せなのですが、以前までは2017年モデルのiPad Proを100均の防水ケースに入れてお風呂に持ち込んでいました。
ただ、防水ケースの扱いが面倒なのと、iPadは標準でテレビが見られないので、その後ついにお風呂専用の8インチ防水タブレット「Qua Tab PX」を購入。下記レビュー記事も書きました↓
こちら2万円以下の安価なタブレットで、これはこれで非常に満足だったのですが、使っているうちに、

※Qua Tab PXは8インチと少し小さめ
なんて贅沢にも思い始めてしまい、ついに欲望に負けてファーウェイの10インチ防水タブレット「MediaPad M3 lite 10wp」を購入してしまいました。
しばらく使ってみて、メリットもデメリットも見えてきたので使用感などレビューしていきます。
<今回レビューする商品はこちら>
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Media Pad M3 lite 10wpを開封!
MediaPad M3 lite 10wpの外観から見ていきましょう。本体は4万円程度の販売価格を考えると、全体的に充実した仕様でした。
外箱はiPadを明らかに意識している
文字のみのシンプルなデザインの外箱。
私はかなり外箱に好みがあるタイプなのですが、触ってみると「かなりiPadを意識している」と感じました。箱の形や手触りがiPadそっくりです。
やはりファーウェイもiPadを意識しているんでしょうか。
iPadに似ているようで全く似ていない本体設計
一見すると本体もiPadに激似のMediaPad M3 lite 10wpですが、実際に現物を使ってみるとそんなことはありませんでした。
MediaPad M3 lite 10wpの本体は、明らかに「横持ち」で使う前提で設計されています。iPadは「縦持ち」前提の作りなので、似ているのは見た目だけで本体設計は完全に別物ですね。
iPadは縦に持った時の画面下部にホームボタン(指紋認証センサー)がありますが、MediaPad M3 lite 10wpは横持ち時の画面下部に指紋認証センサーがくる作りです。
指紋認証センサーの位置は親指の当て方がちょっと難しいですね。
iPadと比較してみるとこんな感じ↓
左がiPad/右がMediaPad M3 lite 10wp
iPadと比べると、MediaPad M3 lite 10wpは縦や横のベゼル(画面以外のスペース)が広めですね。
格好良さではギリギリまで画面を広くしたiPadのほうが上ですが、MediaPad M3 lite 10wpはベゼルが太い結果、持つ時に画面に指がかかりません。
動画を見る時は、MediaPad M3 lite 10wpのベゼルの太さがより扱いやすいです。見た目ではiPad、使い勝手ではMediaPad M3 lite 10wpの画面領域が勝っていますね。
本体背面は金属製ではない
MediaPad M3 lite 10wpの本体背面や側面は、おそらく樹脂製です。
少なくとも金属製ではありません。なのでiPadのような高級感はなく、さらに少々滑りやすいのが難点です。
電源ボタンとスピーカーの位置はOK
MediaPad M3 lite 10wpの電源ボタンは、横持ち時の本体左側面にあります。
長いボタンは音量、短いボタンは電源なので、わかりやすくて間違えづらいですね。
横持ち時の本体上部や下部には、それぞれスピーカーが左右に設置されています。
iPad Proだと横持ち時は側面の上下にスピーカーがありますが、MediaPad M3 lite 10wpは上下にスピーカーがきます。手で本体を持ってもスピーカーが塞がれません。
スピーカーが塞がると音が聞こえなくなるので不便です。MediaPad M3 lite 10wpは横持ち時に快適に動画を見られるよう、うまく設計されていると感じました。
指紋認証センサーは多機能だが、使い心地はイマイチ
MediaPad M3 lite 10wpの指紋認証センサーは「ナビゲーションキー」とも呼ばれています。
ナビゲーションキーに触れば、すぐに指紋認証が行われて画面ロックが解除されます。スピードはとても速く、認証速度にストレスはありません。
さらに設定アプリで後から設定することで、ホームボタンなどの機能を全てナビゲーションキーにまとめることも可能です。
- キーを右から左にスライドして「アプリ一覧」
- キー長押しで「ホーム画面」
- キーを軽くタップして「戻る」
以上の機能が利用できます。
ナビゲーションキーに機能をまとめれば画面内のボタン表示領域をなくせるので、画面をより広く使えるのがメリットです。
ただ、私は一度設定したもののすぐにやめてしまいました。間違えやすく、自分のしたい操作ができないこともあったので、今は普通に画面内のボタンで「戻る」などの操作をしています。
またファーウェイ端末は指紋認証がすばやく、精度も抜群なイメージでしたが、MediaPad M3 lite 10wpはボタンが円形でなく横長なせいかやや押しづらく、認証精度もスマートフォンに劣る印象でした。
充電端子は最新のUSB Type-C
MediaPad M3 lite 10wpの充電端子は、USB Type-Cです。最新の端子が採用されていて、ケーブルの向きを気にせずに挿し込んですぐに充電できます。
本体を横持ちした際の左側面下に端子があります。変わった位置で、端末を充電しながら操作する際は側面から伸びるケーブルが邪魔に感じることも多いですね。
付属品は豊富!購入すれば充電もOK
MediaPad M3 lite 10wpの付属品は、たくさんあります。
付属品一覧
- テレビ視聴用のアンテナケーブル
- ACアダプター
- 充電ケーブル
- 本体スタンド
- クイックスタートガイド
購入すれば、あとは別途買う必要がありません。3万円台の安価な機器ですが一通りの付属品が揃っているのは嬉しいですね。
本体スタンドまで用意されているので、購入すればすぐに机の上などに置いて利用できます。角度も変えられますよ。
MediaPad M3 lite 10wpのスペックは必要十分、ゲームプレイは注意
MediaPad M3 lite 10wpのスペックは、以下のとおりです。
価格 | 36465円(Amazon) |
OS | Android 7.0 |
CPU | Kirin659 |
メモリ | 3GB |
ストレージ容量 | 32GB |
画面 | 10.1インチ、WUXGA |
カメラ | アウトカメラ:800万画素 インカメラ:800万画素 |
重さ | 465g |
バッテリー容量 | 6660mAh |
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全体的に過不足ない性能で、私のようにネットサーフィンや動画再生がメインであれば特に不自由はありません。
ストレージ容量が32GBあるので、アプリや動画・音楽などもたくさん入れられます。必要に応じてmicroSDカードを追加すればさらに余裕も作れます。
ただ、CPUはファーウェイ独自のKirinです。ゲーム向きのCPUではないので、ハイスペック要求のゲームプレイでは動作がもたついたり、一部アプリがうまく動かないこともあるかもしれないので注意しましょう。
Media Pad M3 lite 10wpを1ヶ月間使って感じたメリット



総合的には、満足度の高い端末だと感じています。
防水対応で、お風呂での暇つぶしに最適
MediaPad M3 lite 10wpは防水タブレットです。私は主にお風呂での暇つぶし目的で使っていますが、動画再生やネットサーフィンで問題なく使えています。
ただしファーウェイの公式サイトによると、動作がテストされているのは「15~35度までの水に沈めた場合」とのことなので、お風呂で使う時はお湯に沈めないように気をつけたほうが良いですね。
MediaPad M3 lite 10wpの本体はちょっと滑りやすい作りなので、落とさないよう要注意です。
画面分割機能で2つのアプリを同時に使える
MediaPad M3 lite 10wpはAndroid 7.0搭載で、OSの標準機能である「画面分割」も使えます。
2つのアプリを横持ちの時は左右に、縦持ちの時は上下に表示して使えます。
私は主に縦持ちで上画面にYouTubeなどの動画アプリ、下画面にGoogle Chromeを表示してネットサーフィンすることが多いです。動画は横長なので縦持ちで上下表示のほうが画面にピッタリ合いますね。
画面分割でのアプリ同時利用では、例えば商品紹介動画を見ながらその商品の価格やレビューを調べられます。大画面を活かせるため、タブレットをより便利に使えるのが嬉しいですね。
画面サイズが大きいので、動画再生には最高
MediaPad M3 lite 10wpは画面が10.1インチと大きいので、U-NEXT
私が別に所有しているQua Tab PXの8インチ画面での動画再生にも十分満足できましたが、やはり大きいに越したことはありませんね。
並べてみると、結構違うのがわかります。
YouTubeの軽い動画なら8インチでも良いですが、映画やテレビドラマは大画面に限ります。
HuluやNetflixなどで動画コンテンツを見る機会が多いなら、10.1インチのMediaPad M3 lite 10wpを使えば満足度高しです。
ちなみに10.5インチのiPadと比べると、縦に並べた時の横幅が少々狭いです。縦持ちで使うなら、iPadの方が横に画面が広くて使いやすいと感じました。
フルセグでのテレビ視聴は画面が綺麗で快適
MediaPad M3 lite 10wpのイヤホンジャックに付属品のアンテナケーブルを装着すると、ワンセグやフルセグでテレビを見られます。電波状況によってワンセグとフルセグが切り替わるしくみです。
ワンセグはYouTubeの再低画質くらいの画面解像度で正直見るに堪えない状態でしたが、フルセグで見られれば地デジ放送とテレビで見るのと変わらない画面の美しさでした。
フルセグ視聴のためにはベストポジションを見つけなければいけないのがちょっと手間ですが、フルセグでさえ視聴できればMediaPad M3 lite 10wpのテレビ視聴は最高ですね。
ちなみにMediaPad M3 lite 10wpのテレビ視聴機能は、副音声の再生や字幕表示にも対応していました。細かい機能にまで対応しているのは見事です。
ただし実は、テレビ視聴機能には一つ大きなデメリットがありました。次で解説します。
Media Pad M3 lite 10wpの残念だったデメリット
2画面での利用に対応していない動画アプリもある
MediaPad M3 lite 10wpは画面分割によるアプリの同時起動に対応していますが、2画面利用時にうまく使えないアプリもあります。
私は動画アプリ+ブラウザアプリの組み合わせをよく使いますが、
- YouTube
- Hulu
- dアニメストア
以上のアプリはブラウザと同時利用可能です。
しかし…
- Netflix
- Amazonプライムビデオ
これらのアプリは、アプリ自体が分割表示に対応していなかったり、再生中に下画面のアプリを操作すると動画が一時停止になったりします。
私が普段一番使っているのはAmazonプライムビデオなので、ブラウザアプリと同時利用できないのはちょっと残念でした。今後アップデートなどで改善されてほしいですね。
テレビ番組を録画できない
せっかくテレビを見られるMediaPad M3 lite 10wpですが、実は録画に対応していません。「視聴予約」はできますが、録画予約はできないのは残念ポイントでした。
ガラケーやスマホはTV番組を録画できる機種が多いですし、仕事などで見たい番組の時間帯に家にいないことも多いので、後継機が出る時は録画に対応してほしいですね。
まとめ



とはいえ、湯船に浸かりながら動画や映画を存分に楽しめるので、これ一台でお風呂での至福タイムがますます捗っています