格安スマホというと「格安」なイメージですが、実は価格帯は結構幅広いです。高いものだと5万近くする機種もある一方で、格安ならぬ「激安」だと1万円程度で購入できてしまうスマホもあります。
もちろん、1万円のスマホは性能的にも価格相応なので、メインスマホにはちょっと厳しいです。しかし、例えば仕事連絡用のサブ機や、子供に持たせる連絡用スマホ、外出時などに使うモバイルルーター代わりにするには節約できて最適です。
そこで今回は、OCNモバイルONEで1万円程度で販売されている激安SIMフリースマホとして「Fleaz Que」と「Tommy」の2機種を紹介します。
スペックを比較しつつ解説していきますので、サブ機や子供用スマホを探している人は参考にしてみてください。
公式サイト
OCNモバイルONE
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1万円で買える激安スマホ2機種をサクッと紹介
OCNモバイルONEにて1万円で買える激安SIMフリースマホ「Fleaz Que」と「Tommy」。まずはこれら2機種の特徴について簡単に解説します。
それぞれに大きな特徴があります。
スペックも重要ですが、どんな端末なのかを知ることがまず大切ですね。
Fleaz Queはサイズの小ささが魅力、ポケモンGOでも一応遊べる
Fleaz Queは、本体サイズが小さいことが最大の魅力ですね。スマートフォンは年々大型化が進んでいますが、Fleaz Queは4.5インチの小型IPS液晶が搭載されています。
もっとも4.5インチ画面というと、iPhone SE(4インチ)とiPhone 7(4.7インチ)の間です。ものすごい小型というわけではないですが、適度に持ち運びやすいという意味での小型スマホなのがFleaz Queですね。
また価格が税抜き9800円と1万円を切っているので、子供への誕生日プレゼントなどにも最適です。ポケモンGOくらいであれば多少動作が重い場面もあると考えられますが遊べますよ。
なおカラーはブラック一色です。
次項で紹介するTommyなど安価な端末にはカラーバリエーションがあることも多いですが、Fleaz Queはブラックオンリーなのはややデメリットですね。
- サイズが小さめで持ち運びに優れている
- 価格が安い
- カラーはブラックのみ
この3つが、Fleaz Queの特徴ですね。
Tommyは画面が大きくHD画質、デザインの鮮やかさも魅力
Tommyは画面サイズが5インチで、解像度もHDです。画面サイズと解像度は人気端末のarrows M03やSH-M04と同一ですね。
5インチ画面では、動画や電子書籍などの鑑賞が快適です。5.5インチスマホやタブレットには負けますが、十分迫力のある映像を楽しめますよ。
機能的には特に変わった部分はなく、普通のSIMフリースマホといった仕様です。カラーはブリーン(ブルーとグリーンの中間)、ブラック、レッドの3種類を揃えています。
- 画面サイズがFleaz Queより大きく解像度も高い
- カラーが3色から選べる
この2点が、Tommyの特徴ですね。
Fleaz QueとTommyのスペックを比較!
続いて、Fleaz QueとTommyのスペックを比較してみます。
主なスペックは、以下の表にまとめました。
※スマホは横スクロール可能
Fleaz Que | Tommy | |
税抜価格 | 9800円 | 13200円 |
OS | Android 6.0 | Android 6.0 |
CPU | MT6735A | Snapdragon 210 |
メモリ | 2GB | 2GB |
ストレージ容量 | 16GB | 16GB |
画面 | 4.5インチ 854x480 | 5インチ、1280×720 |
カメラ | アウトカメラ:500万画素 インカメラ:500万画素 |
アウトカメラ:800万画素 インカメラ:500万画素 |
重さ | 125g | 165g |
バッテリー容量 | 2200mAh | 2500mAh |
1万円という価格からして当然スペックは全体的に低いのですが、それでも2016年頃までの同価格帯のSIMフリースマホに比べると比較的、通常利用にも耐えうるスペックとなっています。
だからと言ってメインスマホ向けではないのですが、使ってみると思ったより「1万円でコレなら全然良くない?」と思えるレベルだと思います。
詳しくみていきましょう。
CPU性能はどちらも正直イマイチ
搭載CPUは、Fleaz QueがMediaTek製の安価なモデル、TommyはSnapdragonのやはり安価なものです。
CPU性能については、今日本で新品が販売されているSIMフリースマホの中でも下から数えた方が早いレベルですね。
CPU性能を必要とする作業、例えば3DCGが常時動いているようなゲームで遊ぶなどには適していません。Fleaz QueもTommyも、ポケモンGOがギリギリ動作する程度と思っておけばいいでしょう。
SNSアプリやブラウザでのネットサーフィンといった軽い作業なら大丈夫ですが、ゲームで毎日たくさん遊ぶような人は他の端末、つまりもっと高性能なCPU搭載の端末を選んだ方が良いですね。
メモリとストレージ容量は、どちらも最低限快適に使える性能
Fleaz QueもTommyも、メモリ2GBでストレージ容量16GBのスペックです。これは1万円スマホとしては大きなメリットですね。
メモリは2GBあればスマホを最低限快適に動かせますし、ストレージ容量も16GBあれば必要なアプリは一通りインストールできますよ。
ただし、これらのスペックに安心してしまい、スマホをどんどん活用しだすとおそらく不満が出てきます。あくまで最低限快適に動かせるスペックであり、余裕があるわけではありません。
特にストレージ容量16GBだと、ゲームアプリをたくさんインストールするのは厳しいです。
またゲームに限らずアプリをたくさんインストールするとなると、写真や音楽などは本体にあまり保存できなくなります。少なくともmicroSDカードは用意しておいた方が良いでしょう。
この辺りも1万円という価格に対して妥協しなければならないところです。
激安スマホのおすすめは?
とにかく安さ重視ならFleaz Que
スペック的にはTommyに劣るFleaz Queですが、安さでは圧倒的にFleaz Queが有利です。
3000円ほども差があるので、とにかく安くSIMフリースマホを手に入れたいならFleaz Queを選びましょう。
また画面サイズが小さいスマホが欲しい場合も、Fleaz Queが良いですね。
サイズが小さくて持ち運びやすい関係上、ポケットWi-Fi代わりにして毎日持ち歩いてテザリングするのにも、どちらかというとFleaz Queがオススメですよ。
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「格安」の中でもデザインやスペックにこだわるならTommy
Tommyは13200円とFleaz Queより高いですが、その代わりにカラーが3種類あるなどデザインが選べますし、基本スペックもちょっとだけ高いです。
例えばカメラ性能やバッテリー容量は、Tommyの方が上ですね。格安でありつつも、その中でデザインやスペックも多少こだわりたいならTommyが良いかと思いますよ。
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まとめ
Fleaz QueとTommyは、1万円前後で買える激安スマホです。これら2機種はスペック的には価格相応な面も色々あるので、メインスマホとして正直厳しいです。
しかし、テザリングやSNSなど軽いサブ機的な用途であれば問題なく使えますし、子供に連絡用に持たせる分にも十分です。
またメインスマホが壊れて修理に出す時用の予備に、部屋に置いておくのも良いですね。1万円の激安スマホは、自分で用途を見出せばかなり便利に活用できますよ。