普段からスマホなどでソフトバンクを利用している人は、家のネット回線もソフトバンク回線にした方が何かとお得です。
そんなソフトバンクは、下記2種類のネット回線サービスを提供しています。
- ソフトバンク 光
- ソフトバンク Air
というのが今回のテーマ。
ネット回線に疎い人からすれば、光とAirの何がどう違くてどっちが良いのか分かりません。
というわけでこの記事では、実際に両方のネット回線を使っている私が、ソフトバンク光と
まずざっくり知りたい人へ
両サービスを詳しく紹介すると多少長くなるので、サクッと簡単に教えて!という人向けにまずザックリと比較表を用意しました。
※スマホは横スクロール可能。
ソフトバンク光 | ソフトバンク Air | |
通信量 | 使い放題 | 使い放題 |
通信速度 | 爆速(100〜200Mbps以上) | ネットを使う分には問題ない速度(10〜70Mbps程度) |
通信制限 | なし | 混雑時は低下する場合あり |
開通工事 | 基本は必要 | 不要(コンセントに挿すだけ) |
エリア | 自宅 | ソフトバンクの圏内 |
契約期間 | 2年(集合住宅) 2、5年(戸建住宅) |
2年 |
公式サイト | ソフトバンク光 公式サイト |
※月額料金は人ごとの条件によって違うので公式サイトでシミュレーションするのがおすすめです
一番重要かつ大きな特徴としては、
- 開通工事が必要だけど速度が速いのが「ソフトバンク光」
- 速度は劣るけど、開通工事なしで手軽に使えるのが「ソフトバンク Air」
と覚えておけばOKです。
つまり、選ぶポイントとしては単純で、
- 通信速度の速さを最優先するなら「ソフトバンク光」
- 導入の手軽さを取るなら「ソフトバンク Air」
これだけです。後述で書きますが、月額料金的にはさほど変わりませんので。
もう少し詳細にいうならば、それぞれ下記のようなタイプの人にオススメです。
あなたはどっち?
<SoftBank 光がおすすめな人(工事が必要!)>
- オンラインゲームをがっつりやりたい
- 動画や重いファイルのアップロードなど行いたい(YouTubeに動画投稿など)
- ファミリーみんなで使いたい(戸建住宅)
<SoftBank Airがおすすめな人(工事は不要!)>
- ネットは検索や動画を見るくらいがほとんど
- 一人暮らし
- 2年以内に引っ越すかもしれない
- アパートやマンションの都合で回線工事ができない
- 回線工事が面倒くさい
では、下記からはソフトバンク光とソフトバンクAir、両サービスの特徴や速度など詳しく紹介していきます!
安心の固定回線(光回線)「ソフトバンク光」とは?
【メリット】通信速度は安心の速さ。オンラインゲームもサクサク快適
ソフトバンク光はソフトバンクの光回線サービスです。
自宅用ネット回線としては最も通信速度が出せるのが光回線(固定回線)であり、端的に言うと最も通信速度が早い&安定しているネット回線ですね。
- 通信量上限なし
- 速度制限なし
と制限はないので、ネット利用において不安な点がありません。
最大1Gbpsと超高速での通信(ストレスを感じない通信)ができることに加え、インターネットだけでなく光テレビ形式でスカパーを見るサービスや、光電話など付加サービスもいろいろと利用可能です。
通信速度については光回線とあって心配いりません。下記記事で速度検証していますが、200Mbps近い速度が出せるのでオンラインゲーマーでも安心です。
PS4やニンテンドースイッチなどのオンラインゲームも快適にサクサクプレイできます。
速度テストしても下記↓の通り、下り200Mbpsを超える爆速が出ています。
2つの速度計測サイトをテストしましたが、どちらも下り200Mbpsを超えた爆速が出せています。
通信速度については下記記事でもっと詳しく検証レビューを書いています。
また、オンラインゲームが快適にできるかもテストしているので、ゲーマーの方は下記記事も参考になります。
【デメリット】ソフトバンク光は基本的に開通工事が必要。工事費もかかる。
ソフトバンク光を使うには、基本的には開通工事が必要になります。
電話やインターネットで申し込み後、自宅に業者を呼んで工事を行ったり、機器の接続を行ったりすることによりソフトバンク光を利用できるようになります。つまり、ネットを使い始めるまでにやや手間と時間がかかります。
また賃貸のアパートやマンションに住んでいる人の場合、大家さんの事情で開通工事禁止(=光回線禁止)としている物件もあります。こうした場合は回線が引けないので、後述する工事不要のSoftBank Airや、モバイルWi-Fiなどを使うしかありません。
そして当然ながら、工事費用も別途最大24000円かかってきます(※後述)。
というのも、ソフトバンク光は回線自体はフレッツ光の回線を使っているからです。回線はそのまま契約の移行だけでOKです。
SoftBank 光の契約期間は2~5年
ソフトバンク光の契約期間は住宅タイプによって次の通り。
- 集合住宅なら2年間
- 戸建住宅は2年または5年
開通工事を伴うので、基本的には最低2年以上はしっかり腰を据えて暮らす家で使うべきですね。2年以内に引っ越すことが多いと、回線撤去費用や引っ越し先で再び工事費用がかかるので負担がしんどくなります。
また戸建住宅の場合、5年契約なら月額料金が少し安くなります。詳しい料金は次で詳しく説明します。
SoftBank 光の月額料金
SoftBank 光の月額料金は住宅タイプ(戸建or集合住宅)やエリアによって細かく変わってくるので、公式サイトで料金シミュレーションをしてみないとはっきりしません。
初期費用は3000円、工事費は2000~24000円
ソフトバンク光の初期費用は3300円です。これは新規でも、Yahoo!BBからサービス変更をする場合も同じです。
開通の際の工事費は、フレッツ光ネクストから転用する場合なら工事費がかかりません。
立ち会い工事を行わないマンション(フレッツ光導入済みなど)の場合は2000円、立ち会い工事が必要な場合は最大24000円の工事費がかかります。
立ち会い工事が必要な場合は、1時間くらいの時間が必要になるので予定などを調整しつつ申し込みましょう。
工事なし!コンセントに挿すだけで即使える「ソフトバンク Air」とは?
光回線(ソフトバンク光)と違う特徴は大きく3つあります。
SoftBank Airの特徴
- 開通工事が不要。コンセントに挿すだけでOK。
- 光回線ではなく、モバイル回線(4G LTE)を使用
- 通信速度は光回線よりも遅め
- 引越しや転勤で別の場所で使うときも、持ち運ぶだけで即使える(住所変更手続きは必要)
それぞれ解説します。
【メリット】工事不要の手軽さ!専用ルーターをコンセントに挿すだけで即ネットが使える
申し込み後に送られてくる「Airターミナル」というルーターをコンセントに挿して電源ONする。たったこれだけです。
導入手順
- Airターミナルを置く
- コンセントを差す
- 電源ON
たったこれだけ!
機械に弱い人でも安心。サルでもできるほど簡単です。
こちら私が実際に使っているSoftBank Air。このようにコンセントに挿すだけですぐにネットが使えるようになります。
例えば、引っ越しや転勤が多い人でも超手軽なのが嬉しいところ。
新しい場所でネットを使いたい場合も、Airターミナルを持ち運んでコンセントに挿せばOK。その際には住所変更手続きこそ必要ですが(スマホから数分でできます)、引っ越すたびに面倒な契約や開通工事をしなくていいのは大きなメリットです。
「工事不要」「コンセントに挿すだけ」といった分かりやすいメリットがあるので、ネット回線に疎い初心者や一人暮らしの人などにはぴったりのサービスですね。
【デメリット】通信速度は光回線より遅い。夜間は速度制限されることもある
よく勘違いされがちですが、ソフトバンクAirは光回線ではありません。スマホと同じモバイル電波(4G LTE回線)を使ったWi-Fiです。
簡単にいえば、光回線よりは通信の速度・安定度ともに劣ります。スマホと同じように、エリア(地域)によって速度が変動したり、回線の混雑度によっても速度が上下します(後述)。
ただ、光回線より速度が遅いとはいえ、普通にネットを使う分には十分な速度はでます。
実際に私のSoftBank Airの実際の速度をテストしてみた結果がこちら↓
<朝8時>
<昼12時>
<夕方17時>
<夜20時>
- 【朝8時】下り83.6Mbps/上り6.02Mbps/Ping31ms
- 【昼12時】下り45.8Mbps/上り6.89Mbps/Ping28ms
- 【夕方17時】下り98.1Mbps/上り7.38Mbps/Ping29ms
- 【夜20時】下り9.52Mbps/上り7.43Mbps/Ping33ms
テストする日によっても数値は結構上下するのですが、上記の数値は良いときのパフォーマンスですね。
大体平均すると以下が目安です。
- 朝〜夕方:下り30〜70Mbps
- 夜(21時〜):下り8〜15Mbps
SoftBank Airは夜間に混雑して速度制限されやすいので21時ごろから速度がガクッと下がりやすいのですが、それでも下り10Mbps前後は出ます。
確かに下り200Mbps以上出る光回線に比べたら遅いですが、それでもこのくらいの速度が出せれば、ネットや動画視聴はもちろんオンラインゲームもほぼ問題なくプレイできています。
通信速度というのは、普通にネットをするくらいなら下り数十Mbpsも出れば体感的な差はほとんど分からないものです。
SoftBank Airは利用エリアによって通信速度が大きく変わる
SoftBank Airはモバイル回線サービスなので、利用するエリア(地域)によって通信速度や安定度が大きく変わる性質があります。
なのでまず、自分の住所がSoftBank Airのエリア圏内かどうかを必ず確認してください。
エリア情報は、
右の「対応速度」というのはSoftBank Airがそのエリアで出せる最大速度。つまり、これらのエリアならSoftBank Airで最大261Mbpsの速度が出せるということです。
ちなみに私が上記で速度テストしたエリアは「261Mbps」のエリアです。
このエリア情報に掲載されていない地域は、速度レベルがダダ下がります。
SoftBank Air提供エリアで、上記に記載のない地域は、下り最大175Mbps/165Mbps/112.5Mbps/110Mbpsを提供しております。
結論を言うと、このエリアに載っていない市町村に住んでいる場合はSoftBank Airは諦めた方がいいです。ゲームはおろか、ネットサーフィンすらストレスが溜まるレベルの可能性があります。
下記の公式サイトで必ずエリアをチェックしておいてください。
参考記事SoftBank Airのエリアを確認する方法。自宅が対象エリア外の対策まで
SoftBank Airに最新5Gモデル「Airターミナル5」が登場!
今まではAirターミナル4(下り最大612Mbps)が最新モデルでしたが、現在ついに最新5GモデルのAirターミナル5が登場しました。
5Gモデル「Airターミナル5」の最大の特徴は、
- 下り最大2.1GBpsという超高速
- (まだ提供エリアは少ない…)
下り最大2.1Gbpsというのは、もはや光回線のレベルの速度です。文字通り今までとはケタ(メガ→ギガ)が変わりました。
あくまで「下り最大速度」というのは理論値(理論上可能な速度でありベストエフォート)なので、実際に家で使って2.1GBpsが出るわけではありません。ただ、さすがに今までのAirターミナル4よりは平均して高速が出せます。
一つ注意点として、5Gモデル(Airターミナル5)はまだ提供エリア=使えるエリアがかなり少ないです。
下記の公式サイトで5Gの対象エリアを確認できるので、5G検討してる人は自分の住所が対象エリアに記載されているか必ず確認してください。
ソフトバンク Airの月額料金
上記の最新Airターミナル5とAirターミナル4で月額料金が変わります(最新Airターミナル5の方が少し高い)。ただ、最新Airターミナル5はまだ提供エリアが少ないので、下記では従来のAirターミナル4の料金を記載します
ソフトバンクAirの月額料金は、Airターミナルを「レンタル」するか「購入」するかで変わってきます。
レンタルした場合の購入料金
※購入の場合は分割回数(12回/24回/36回/48回)によって月ごとの支払額が変わるので、詳細はSoftBank Air公式サイトのシミュレーションを確認してください。
※事務手数料3300円が必要です
※SoftBank Air の契約期間は2年間(SoftBank Air の課金開始日の属する月を1ヵ月目として、24ヵ月目の末日まで)です。解約の申し出がない場合は、更に2年間を契約期間として更新します。契約期間満了の月以外で解約した場合、9,500円の解除料が必要です。
【最後に】ソフトバンクAirは8日以内なら無料で返却可能。お試し利用してみるのが最も確実
ここまで色々説明して最後は身も蓋もないですが、1番確実なのは実際に使ってみることです。
SoftBank Airは本当にエリアや環境で天と地ほど変わるので、使ってみて判断するのが一番話が早いし確実です。
先にちょろっと言いましたが、ソフトバンクAirは契約日から8日以内なら無料で契約解除・返却が可能です。
必ず
選ぶポイントは? ソフトバンク光とソフトバンク Airを比較!
ソフトバンク光とソフトバンク Airの概要を紹介したところで、ここからは比較しながら両者のメリットデメリットを見てみます。
まずは紹介してきた各ポイントを比較表でまとめてみました。
※スマホは横スクロール可能。
ソフトバンク光 | ソフトバンク Air | |
通信量 | 使い放題 | 使い放題 |
通信速度 | 爆速(100〜200Mbps以上) | ネットを使う分には問題ない速度(10〜70Mbps程度) |
通信制限 | なし | 混雑時は低下する場合あり |
工事 | 基本は必要 | 不要 |
エリア | 自宅 | ソフトバンクの圏内 |
契約期間 | 2年(集合住宅) 2、5年(戸建住宅) |
2年 |
公式サイト | ソフトバンク光 公式サイト |
冒頭でも書きましたが選ぶポイントとしては単純で、
- 通信速度の速さを最優先するなら「ソフトバンク光」
- 導入の手軽さを取るなら「ソフトバンク Air」
これだけです。
月額料金は正直そこまで変わりません。というより、この程度の料金差で「安さで選ぶ」はやめた方がいいです。
下記を参考にして、自分のネット利用スタイルに合った方を選ぶのが大事。
通信速度を優先するなら間違いなくソフトバンク光
やはり、通信品質(速度や安定度)でいえば、ソフトバンク光の方が断然上です。
光回線は開通工事をして家の中までしっかり回線を引いてくるので当たり前です。
SoftBank Airでもネットやオンラインゲームはほぼ問題なくできますが、エリアや通信環境によって速度が変動しがちなど不安定リスクはあります。そこを考えるとやはり、速度の心配を一切したくないなら光回線が間違いなしです。
また、家族みんなで使う場合も光回線の方が安定して繋がります。ソフトバンクAirは正直一人暮らし向けの回線なので、複数人で使ったり別々の部屋で接続したりするとスペック不足です。
早く・手軽にネットを使えるのは圧倒的に「SoftBank Air(ソフトバンクエアー)」
なるべく早く・手軽にネットを用意したい人は、圧倒的にSoftBank Air(ソフトバンクエアー)がおすすめです。
何といっても工事不要というのが大きいです。コンセントに繋いでONするだけでWi-Fiが使えるようになるので、開通工事がネックの人にはぴったりです。
例えば、引っ越しや転勤が多い人や、寮に住んでる人、マンション・アパートの事情で開通工事ができない人もいます。こうした人たちは光回線の契約が難しいので、手軽に使えるSoftBank Air向きですね。
光回線ほどの爆速は出ないですが、SoftBank Airも年々速度は向上しており、現在は動画視聴からオンラインゲームまで(私の環境では)ほぼ問題なくできています。
YouTuberやCGデザイナーで動画編集ソフトをがっつり使いまくる・・・みたいなヘビーな使い方でなければ、普通にネットコンテンツを楽しむくらいならSoftBank Airでも問題ないでしょう。
SoftBank Airがおすすめの人
- 工事しないで簡単にネット回線を導入したい
- 引っ越しが多いので、手軽に導入できるネット回線が良い
- 自宅の建物が開通工事を禁止しているので、光回線が引けない
ソフトバンク光/ソフトバンクエアーの特徴比較まとめ
メリットデメリットが違うネット回線なので、自分に合う方を選びましょう。
あなたはどっち?
<SoftBank 光がおすすめな人>
- オンラインゲームをがっつりやりたい
- 動画や重いファイルのアップロードなど行いたい(YouTubeに動画投稿など)
- ファミリーみんなで使いたい(戸建住宅)
<SoftBank Airがおすすめな人>
- ネットは検索や動画を見るくらいがほとんど
- 一人暮らし
- 2年以内に引っ越すかもしれない
- アパートやマンションの都合で回線工事ができない
- 回線工事が面倒くさい
詳細はソフトバンクの公式サイトでご確認ください。
(Airの場合:)https://www.softbank.
(光の場合:)https://www.softbank.jp