SIMフリースマホの中でも、特に人気が高いシリーズの一つであるZenfone。2016年にはその最新機種であるZenfone3が登場しました。
日本での発売にはかなり時間がかかりましたが、10月についに発売。現在は多くのMVNOや家電量販店で購入できるようになっています。
この記事では、Zenfone3を購入するメリットはどこにあるのか、デメリットは何かを解説していきたいと思います。この機にZenfone3購入し、格安SIMとセットで使用したいと考えている方はぜひご覧ください。
Zenfone3のスペックや機能はどう?
photo 楽天モバイル
まずは、Zenfone3のスペックや、機能をチェックしていきましょう。
スペック | |
OS | Android6.0.1 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 625 2.0GHz(オクタコア) |
画面サイズ | 5.2インチ(フルHD) |
メモリ | 3GB |
ストレージ容量 | 32GB |
カメラ | 1600万画素 |
バッテリー | 2650mAh |
重さ | 144g |
カラー | パールホワイト、サファイアブラック |
いかがでしょうか。
ストレージ容量が32GBであること、そしてメモリが3GBであることはなかなか魅力的ではないですか。
カメラも解像度が高く、4Kでの動画撮影も可能なことがウリとなっています。Androidスマホはカメラ性能がいまいちなものも多いのですが、Zenfone3なら問題ありません。
photo DMMモバイル
CPUはSnapdragonの625。600番台のSnapdragonは、ハイスペックなスマホにはあまり搭載されない傾向にあるため、ここは好みが分かれるかもしれません。Zenfone3は実は高級機ではないので、CPUに関してはある程度性能が抑えられているのでしょう。
さて、単純な端末のスペック以外にも、注目すべき機能がいくつかあります。
- ハイレゾ音源が再生できる
- デュアルSIMデュアルスタンバイ
- 指紋センサーが背面に搭載
ハイレゾ音源が再生できるスマホと言えば、Xperiaなどが有名ですね。
Zenfone3もハイレゾ再生対応のイヤホンがあればハイレゾ音源を再生することができます。
そして2枚のSIMカードを同時に待ち受けられるデュアルSIMデュアルスタンバイ。最近は「DSDS」とも呼ばれているこの機能が、Zenfone3にも搭載されています。
さらに指紋センサーも搭載。背面にセンサーがあるので、自然にロック解除をすることができますよ。
Zenfone3最大のデメリットは価格が高いこと
機能的には充実していますし、性能も悪くはないZenfone3。しかし大きなデメリットが存在します。
それは、本体価格です。
多くのMVNOでは一括払いで39800円、税込み42984円という価格で販売されているため、なかなか手が出しづらい人が多いでしょう。
以下、「Zenfone3を最安値で購入できるMVNOはどこ?一括と分割で料金比較!」より、主要MVNO別で一括払いと分割払いでの価格表を抜粋しておきます。
Zenphone3のMVNO別一括購入価格
MVNO | 一括価格 |
NifMo | 40800円 |
OCNモバイルONE | 42984円 |
楽天モバイル | 42984円 |
DMMモバイル | 42984円 |
UQモバイル | 42984円 |
Zenfone3のMVNO別分割購入価格
MVNO | 分割価格(24回払い) |
NifMo | 1701円 |
BIGLOBE SIM | 1782円 |
楽天モバイル | 1791円+分割手数料 |
DMMモバイル | 2115円 |
UQモバイル | 頭金6696円 月々の支払い額1400円(毎月400円引き) |
詳しくは下記記事を参照。
Zenfone2は、メモリやストレージ容量別に複数の種類がありました。安いモデルであれば35000円程度で購入でき、さらにZenfone Goなど安価なバリエーションも豊富に用意されていたのがZenfone2時代のASUS製スマホです。
しかしZenfone3は、今回紹介しているZenfone3以外に現在日本で販売されているのはZenfone3 Deluxeにとどまっていて、どちらも価格が高めです。2~3万円台で購入できるものがないのはちょっと厳しいですよね。
そのため、Zenfone2時代と比べてわざわざZenfoneを選ぶメリットが薄れてしまっているのがZenfone3シリーズです。
海外ではここまで値上がりしていないこともあり、世間的にも日本での値段は不評でした。
機能的には十分魅力的なのですが、コストパフォーマンスが悪いのがZenfone3の大きなデメリットですね。
Zenfone3よりも魅力的な端末は他に色々ある
Zenfone3が高いことで、乗り換えを検討していたけれど躊躇してしまった方も多いでしょう。
そこでZenfone2シリーズから、あるいはキャリアから格安スマホへ安く乗り換えたいと思っている方のために、おすすめの端末を2つ紹介したいと思います。
【P9 lite】
参照 DMMモバイル
Zenfone2系列の魅力だったコストパフォーマンスの高さ。現在日本で販売されているSIMフリースマホの中でも、コストパフォーマンスの高さが魅力的なのは「P9lite」です。
DMM mobileやIIJmioなどにおいて32000円程度で販売されているため購入しやすいのが、P9liteを選ぶメリットです。
メモリ2GB、ストレージ容量16GBとZenfone3に性能面で劣るところはあるものの、画面はフルHD、バッテリー容量3000mAh、指紋認証の搭載など、十分魅力的な選択肢ですよ。
【Moto G4 Plus】
参照 DMMモバイル
メモリ3GB、ストレージ容量32GB、バッテリー容量3000mAh。価格はDMM mobileで税込み38664円です。
FOMAプラスエリアに対応していないため地方で圏外になる可能性があるのは残念ですが、Zenfone3よりも安いことが魅力の端末です。
このように、Zenfone3よりも安く、コストパフォーマンスが優れているSIMフリースマホはたくさんあります。
また、Zenfone2シリーズは現在も積極的にアップデートされているため、今Zenfone2シリーズを使っている人は無理に買い換えることもないでしょう。
例えばZenfone2 laserはアップデートによってAndroid6.0になりましたし、さらにau回線に対応しました。
まとめ
Zenfone3はたしかに魅力的な端末ですが、発売されたばかりの現時点では価格が高く、コストパフォーマンスが悪いという大きなデメリットがあります。
端末のデザインは高級感がありますし、性能自体も悪いわけではないので、価格に納得できれば間違いなく買いです。
しかしどうしても欲しいのでなければ、値下がりするのを待った方が良いでしょう。おそらく、楽天モバイルなどでしばらく経てばセールが行われます。
Zenfone3以外にもSIMフリースマホには魅力的な端末がたくさんあります。
それらと比べてみてなお「Zenfone3が欲しい!」と思ったらZenfone3で決まりです。他でも満足できると思ったらその他の端末を購入しましょう。