プレイステーションVRの登場で、VR(バーチャル・リアリティ)は一気に身近な存在に近づいてきました。
しかし現状では、プレイステーション4でVRを楽しむには、VRヘッドセットと本体、ゲームなど合わせて10万円近い金額が必要になるので、まだ気軽に手が伸ばせる範囲ではありません。
家電量販店などに行けばスマホ用のVRヘッドセットが販売されていますが、こちらもすべてのスマホで満足に使えるものではありません。
VRを体感するにはまだまだお金がかかる……。
そこで今回紹介するのが、UQ mobileから発売される「Alcatel IDOL4」。なんと専用のVRヘッドセットが付属するSIMフリースマホです。
そしてIDOL4は、VR関連以外に、ゲームをプレイするための性能がそこそこ高いことも特徴として挙げられます。
IDOL4がどんな人におすすめのSIMフリースマホなのか、その辺りを詳しく解説します。
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そもそもVRヘッドセットとは?
VRヘッドセットとは、VR映像を見るために使うメガネのような端末です。スキューバダイビングのゴーグルみたいなヤツです。
これを頭にセットすることで、自分の視界を3D映像で覆うことができるのです。
下のYouTube動画は海外のプロモーション動画ですが、VRのイメージは掴めるのでよろしければ。VRのワクワク感が伝わって来ますよ▼▼
IDOL4のVRヘッドセットは、GalaxyシリーズのVRヘッドセットに近い性質。目を覆うゴーグルにスマホ本体を入れれば、手軽にVR映像を楽しめます。
VR映像には動画的なものもあれば、ゲームをプレイできるものもありますよ。VRは今後10年で飛躍的に伸びてくる市場なので、さらにさらにハイクオリティに進化していくはずです。
ちなみに、IDOL4のVRヘッドセットはかなり独特のつくりです。どういうことかというと、スマホ本体の外箱そのものがVRゴーグルとなっているんですよね。
単純にゴーグルが同梱されているのではなく、購入して開封したら本来はおしまいになる箱がゴーグルになるのはちょっと面白い仕組みです。ユーモアが効いてます。
Alcatel IDOL4のスペックはいわゆるミドルスペック
SIMフリースマホはスペックレベルで3段階に名称分けされており、
- 安く性能も低めな「エントリーモデル」
- 3~4万円台で購入できてカメラ性能などが高く、ある程度ゲームも快適にプレイできる「ミドルスペック」
- 定価がだいたい5万円以上の「ハイスペック」
の3種類が大きく分けて存在します。
IDOL4は、この中でミドルスペックに位置するスマホです。つまりハイスペックのスマホには性能で劣るものの、基本的なアプリはいずれも快適に動作します。
OS | Android 6.0 |
サイズ | 147×72.5×7.1mm |
画面 | 5.2インチ 1920×1080 |
CPU | Snapdragon 617 |
メモリ | 3GB |
ストレージ容量 | 16GB |
バッテリー容量 | 2610mAh |
カメラ | 1300万画素 |
重さ | 135g |
CPUに使われているSnapdragon 617は、Moto G4 Plusにも採用されているCPU。
これは Zenfone3に搭載された後継にあたるCPUのSnapdragon 625と比較すれば、電力効率など細かい部分で劣るものの、性能的にはほとんど差はありません。
そのため、性能的には必要十分と言えますね。
IDOL4の弱点はストレージ容量の少なさ
IDOL4には、一点大きな弱点が存在します。
それは、ストレージ容量が16GBしかないことです。
メーカーの希望小売価格が34800円であるIDOL4。
これを考えると16GBであることはそこまでおかしいことではありませんが、もしも32GBだったら今よりもさらに魅力的な端末となっていたでしょう。
IDOL4はストレージ容量が16GBであるため、大容量のゲームを何本もインストールすることは難しいのです。
アプリ自体も、32GBや64GBのストレージを搭載するものが増えた最近のスマホの中ではあまりたくさん入れられない部類です。
IDOL4でプレイできるゲームは普通のものからVRゲームまで
IDOL4では、ソーシャルゲームや買い切りの有料ゲーム、そしてVRで遊べるゲームがプレイできます。
端末独自のVRヘッドセットが付属しているため、安く販売されている非公式のヘッドセットより相性は良いでしょう。
3Dのゲームは、よほどのハイスペックを要求するものだとうまくプレイできない場合もあります。
スマホのゲーム性能について評価する際によく検証用として使われるのが、CGをゴリゴリ使う「アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ(通称デレステ)」なのですが▼▼

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.bandainamcoent.BNEI0242&hl=ja
IDOL4と同じCPUを搭載している端末「Moto G4 Plus」で検証すればある程度の予想ができます。
「参考ゲーム専用に最適すぎるおすすめのSIMフリースマホ厳選4つ!」でも紹介していますが、結論から言うと、Moto G4 Plusでデレステはそこそこ快適に動きます。
ただし、「3D標準」という一番良いモードで難易度を上級のものにするとちょっと動きが微妙になります。
IDOL4が同じ挙動とは限りませんが、デレステをダンス映像込みでのプレイを難易度の高いモードで完全に楽しみたいなら、もっとハイスペックのスマホを購入したほうが良いでしょう。
しかし、デレステがそれなりに動けばOKならIDOL4の購入はおすすめですね。
デレステほどスペックを要求しないゲームなら、だいたいは問題なく動くことが考えられます。
デュアルSIMデュアルスタンバイには対応していない
IDOL4は2枚のSIMカードを挿せますが、デュアルSIMデュアルスタンバイに対応していません。SIMスロット片方に4Gや3GのSIMを入れたら、片方は日本で使われていない「2G」でしか使えないためです。
そのため、2枚のSIMカードを使ってどちらも待ち受ける事はできませんのでご注意ください。
「デュアルSIMデュアルスタンバイ」ってなに?
簡単に言うと、1台の端末で2枚のSIMカードを同時に待ち受けられる(起動しておける)機能のことです。
SIM1でネットをしているときでも、SIM2の電話番号にかかってきた電話を取ることもできます。仕事用とプライベート用、ネット用と通話用などで使うSIMを別にしたい人に超便利なのです。
詳しくはこちら▶︎▶︎デュアルSIMデュアルスタンバイ搭載スマホとは?メリットと使い方を知ろう
IDOL4、正直購入するべき?
IDOL4はどんな人におすすめか、解説します。
- VRに興味がある
- 安くてそこそこスペックが高いスマホが欲しい
最大のウリはやはりVRヘッドセットでしょう。IDOL4はVRに標準対応しているスマホなので、VRを楽しみたい人に最もおすすめなスマホです。
またスペックがそこそこ高くて安めのスマホが欲しい人にも、IDOL4はおすすめできます。コスパは良いかと思います。
ただ、同程度の性能の端末はIDOL4以外にもいくつかあります。そのため、VRに興味が無い場合は他の端末のほうが良いケースもあります。
まとめ
AlcatelのIDOL4は、VRヘッドセットが付属するAndroid スマホ。VR映像を手軽に楽しみたい方は、IDOL4を購入してみてはどうでしょうか。
AlcatelのIDOL4はUQ mobileで販売される予定です。つまりau回線にも対応していますので、多くの格安SIMユーザーが利用できる端末ですよ。
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