スマホを新しく購入する時は、機能だけでなくスペックも確認しておきたいポイントです。
スペックには色々な要素がありますが、比較的分かりやすい項目として、
- 画面サイズ
- 画面解像度
- ストレージ容量
- バッテリー容量や重さ
- 本体サイズ
この辺りはざっと確認する人が多いかと思います。
もう少しスマホに詳しい人なら、メモリがどのくらいあるかを確認したりもするでしょう。
そして、一番専門性が高いスマホの構成パーツが「CPU」です。聞いたことはあるけど正直よく分かっていない人が多いかと思います。
CPUはスマホの動作に関わってくるとても重要性の高いパーツです。
CPUが高性能なら3Dゲームも難なくプレイできますが、CPU性能が低いと動きがガタガタになってしまいます。
CPUの性能が悪い場合、ブラウザや動画、音楽などのアプリでさえ快適に動かないこともあります。
この記事では、CPUとはいったい何かを解説していきます。
さらに最近よく使われるCPUの性能比較、温度や使用率の重要性など、CPUに関する情報をわかりやすく説明します。
また、スマホの調子が悪いのはCPUが原因の場合もあります。動作が重い時の対処方法についても、合わせて紹介しますので参考にしてみてください。
CPUとは、スマホを動かす「脳」のようなパーツ
スマホのパーツであるCPUは、人間で言うと脳にあたる部分です。基本的にCPU性能が高ければ高いほどスマホは高性能になります。
CPUの性能が高いと、例えば3Dゲームのようなたくさんのデータの処理を必要とするアプリもしっかりと動かせます。動画再生や動画編集にもCPU性能が必要ですね。
CPU性能が低いスマホは一部のアプリが快適に動かない場合がありますので、特にゲーマーの方はスマホの購入時にCPUを確認することが大事です。
クロック周波数の数値が高いと性能が高い
クロック周波数は、例えば「1.7GHz」など、CPU名の横に記載されていることが多い数値です。
難しい説明はここでは省きますが、基本的にこの数値が高ければ高いほど性能も高いと考えていいでしょう。
クアッドコアやオクタコアだと処理能力が高い
最近パソコンだけでなくスマホでもよく聞く「デュアルコア」や「クアッドコア」、「オクタコア」といった言葉。
「コア」とはCPUの核になる部分のことで、コアの数が多いほど同時に処理できるデータが多くなります。
コアはよく仕事における従業員の数に例えられます。人数が増えるほど、処理速度が上がるわけですね。
デュアルコアはコアが2つ、クアッドコアは4つ、オクタコアは8つです。
注意したいのは、オクタコアの方が絶対にデュアルコアやクアッドコアよりも性能が高いとは限らないことでしょう。
クロック周波数が高いなら、オクタコアよりクアッドコアなどのほうが性能は良い場合があります。
つまりあまり仕事ができない人ばかり何人もいるより、有能な人が少しいるだけのほうが効率が良い場合もあるということですね。
CPUの性能比較には、ベンチマーク比較がわかりやすい
スマホのCPUの性能を確かめるのには、よく「ベンチマークアプリ」が使われます。
「ベンチマーク」とは、物事の基準という意味の英語ですね。つまりベンチマークアプリという基準を通して考えることで、スマホの性能がわかります。
ベンチマークアプリを起動すると、ベンチマークテストが自動で行われます。
しばらく経ってベンチマークテストが終わると、最後に数値が表示されます。この数値を比較すれば、スマホの性能の差がわかります。
最近よく使われているCPUの種類
日本で販売されているスマホによく使われているCPUの種類を紹介します。
Snapdragon
Zenfone3やarrows M03、Xperiaシリーズなどに使われているのが、Snapdragonです。
400番台、600番台、800番台といったバリエーションがあり、数字が大きい方が性能は高いです。
Kirin
ファーウェイのスマホに多く使われているCPUです。こちらも数字が大きいほど、性能が高くなっています。
スマホの動作がおかしいときは、CPUの使用率の高さや温度の確認が大事
ここからは、スマホの動作がおかしい原因を探り、解決方法を解説します。
CPU使用率が高い、無駄なアプリは削除しよう
スマホを使っていると、だんだん動作が重くなってくることがありますよね。そんなときに確認したいのは、CPUの使用率です。
CPU使用率の高い、必要のないアプリを削除すれば、動作が快適になる可能性があります。
タスクキラーアプリを使ってCPU使用率の高いアプリを終了させるのも方法としてはアリですね。
スマホが熱くなっているときは、CPUの温度を下げる
スマホを触っていると、かなり熱くなってくる事がありますよね。これはCPUが発熱しているか、バッテリーが発熱している事が原因です。
あるいはスマホのカバーのせいで放熱できていないために、本体が熱くなっている場合もあるでしょう。
CPUクーラー機能があるアプリを入れて使用すれば、CPUの温度を下げることができます。CPUの温度が下がれば、発熱が解消されますよ。
まとめ
スマホのCPUはいわゆる脳にあたり、性能が高ければ高いほど高度なデータも素早く処理できるようになります。
CPUは、同じ種類なら基本的にCPU名の横に書いてある数値が高いものほど性能が高いです。また、クロック周波数の高さやコア数も重要ですね。
3Dゲームや動画においては、CPU性能の高さはとても重要です。しかし言い換えれば、3Dゲームや高画質な動画の再生をしないのであればそこまで性能の高いCPUである必要はありません。
ゲームや動画を思う存分楽しみたい方は、スマホを購入する際にCPUの確認はしておいた方が良いでしょう。
下記記事では、ゲーム向けのおすすめスマホを紹介しているので参考に。
