2016年10月に発売されたZenfone 3。非常に期待されていた端末でしたが、日本での販売価格がおよそ4万円と高価だったため、購入を断念した方も多いはず。
それから一ヶ月経った2016年11月、突然Zenfone 3 laserの発売が決定されました。Zenfone 3 laserはZenfone 3の廉価版で、3万円程度で購入できるコスパの高いSIMフリースマホです。
4万円のZenfone 3は買えない人でも、Zenfone 3 laserになら手が出せるかもしれませんよ。
ただ気になるのが、価格が1万円違うことでどのくらいスペックが変わってくるのかですよね。そしてZenfone 2の廉価版であるZenfone 2 laserとの違いも気になるところ。
この記事ではZenfone 3 laserのスペックを、Zenfone 3やZenfone 2 laserと比較しながら解説します。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
Zenfone 3 laserのスペック
販売サイト
UQモバイル
スペックは抑えめだが、メモリはZenfone 3に勝っている
まずは、3機種のスペックを一覧で確認してみましょう。
Zenfone 3 laesr | Zenfone 3 | Zenfone 2 laser(16GBモデル) | |
価格 | 30024円(税込) | 42984円(税込) | 30024円(税込) |
CPU | Snapdragon 430 | Snapdragon 625 | Snapdragon 410 |
メモリ | 4GB | 3GB | 2GB |
ストレージ容量 | 32GB | 32GB | 16GB |
バッテリー容量 | 3000mAh | 2650mAh | 2400mAh |
カメラ | 1300万画素 | 1600万画素 | 1300万画素 |
画面 | 5.5インチ、フルHD | 5.2インチ、フルHD | 5インチ、HD |
サイズ | 149×76×7.9mm | 146.8×73.9×7.69mm | 143.7mm×71.5mm×3.5mm~10.5mm |
重さ | 150g | 144g | 145g |
まず価格ですが、Zenfone 3 laserとZenfone 2 laserの価格は基本的に同じです。
MVNOで行われているセールまで考慮すればZenfone 2 laserの方が安いですが、定価については同じと考えて良いでしょう。
そしてメモリが4GBであることもポイントですね。Zenfone 3 laserには、Zenfone 3よりも多い4GBのメモリが搭載されています。
メモリが良ければすべてOKというわけではないですが、大いに越したことはありません。
画面サイズが5.5インチと大きいものの、重さもサイズもあまり変わらない
Zenfone 3 laserの画面サイズは5.5インチです。そのため端末のサイズは当然ながら一番大きいのですが、スペックをよく比較してみてください。思ったよりZenfone 3との差がありませんよね。
Zenfone 3 laserとZenfone 3のサイズ差は2mm程度で、重さもわずか6gしか違いません。この点はなかなかうれしいのではないでしょうか。
ただし持ちやすさはあまり変わらなくても、指を動かす範囲は圧倒的にZenfone 3 laserの方が広くなります。そのため日常での使いやすさでは、5.2インチのZenfone 3や5.0インチのZenfone 2 laserの方が上であると考えられます。
Zenfone 3 laserの画面サイズが大きいことによるメリットは、動画再生やブラウジングの際により大きな画面で情報を表示できることですね。
ちなみに、画面はフルHD液晶搭載です。画像や動画など、元素材の荒削りすることなく高精細なまま表示することができるので非常に綺麗ですよ。
Zenfone 3 laserのCPU性能は抑えめ
Zenfone 3 laserに搭載されているCPUはSnapdragon 430。これはZenfone 2 laserのSnapdragon 410に比べれば性能が高いですが、Zenfone 3のSnapdragon 625と比べてしまうと雲泥の差です。
ゲーム以外のアプリならブラウジング、動画再生など基本的に問題なく使えるものの、3DゲームをプレイするならZenfone 3の方がおすすめですね。
合わせて読みたいZenfone3を最安値で購入できるMVNOはどこ?一括と分割で料金比較!
バッテリー容量はZenfone 3 laserが一番多い
Zenfone 3 laserのバッテリー容量は、3機種の中で一番多い3000mAhです。
Zenfone 3もあまり使わなければ2〜3日程度バッテリーが持ちますが、Zenfone 3 laserはそれ以上に長持ちすると考えられますね。
バッテリー持ちを重視するなら、Zenfone 3 laserがおすすめですね。
その他、より詳しい製品情報は下記公式サイトで確認できます。
Zenfone 3 laserはどんな人におすすめ?

By: Luke Wroblewski
Zenfone3は正直高すぎて躊躇している人
まずは価格の問題ですね。Zenfone3よりはお手頃価格で手に入るので、Zenfone3を諦めた人の最有力候補となる端末でしょう。
大画面で動画を楽しみたい人
5.5インチの大画面であるZenfone 3 laser。ここまで大きいと、手の小さい人にはちょっと扱いづらいこともあるでしょう。男性でも片手持ちは厳しいです。
しかしそれほどまでに大きい画面ですし、フルHDの高画質であるため、大画面で動画を楽しみたい人にはZenfone 3以上におすすめですね。
3Dゲームをしないので、その分安くてある程度立派なスマホが欲しい人
Zenfone 3 laserは、普通に使う分にはコスパの良いスマホです。
CPU性能が低めなので3Dゲームにはあまり向いていませんが、ゲームさえしないのであれば十分快適に使えます。
それでいて3万円程度で購入でき、メモリは4GB、ストレージ容量は32GB。画面もフルHDとかなりお買い得なスマホですので、安くて立派なスマホがほしいならZenfone 3 laserを選ぶと良いでしょう。
UQ mobileでスマホをセット購入したい人
詳しくは次に書きますが、Zenfone 3 laserはUQ mobileにおいて19800円(税込21384円)で販売されています。
他社と比べて安く購入できるので、キャリアから格安SIMへの乗り換えの際に端末をセット購入したい人にはおすすめですね。
もちろん、端末関係なくUQ mobileのSIMがいい人にも当然おすすめです。
UQ mobileでZenfone 3 laserセット購入した時の月額料金
UQ mobileにおいて、Zenfone 3 laserの端末価格は19800円(税込21384円)です。
SIMとセット購入する時には2通りの方法があり、
- 19800円を一括で払ってしまう方法
- 「端末アシスト」というサービスを使って初期費用を7800円まで抑え、その代わり端末アシスト料を毎月500円(24ヶ月間)支払う方法
を選べます。
【一括パターンの初期費用】SIMパッケージ代3000円 + 端末代19800円
端末代を最初に払ってしまえば、月額料金はプランの料金だけなのでシンプルですね。
初期費用はSIMパッケージ代3000円と、Zenfone 3 laser代の19800円です。
【端末アシスト利用の初期費用】SIMパッケージ料金3000円+端末代7800円
端末アシストを使うと、初期費用の端末代が19800円→7800円まで抑えることができますが、その代わり利用開始から24ヶ月間、毎月アシスト加算料500円がかかってきます。
24ヶ月 × 500円=12000円なので、初期費用と合わせると19800円となりトータル金額は一括支払いと変わりませんが、端末アシストは途中で契約解除すると解除料が最大50400円かかりますので注意が必要です。
つまり、24ヶ月は絶対に契約から抜けられないということですね。
この点を踏まえて、最初に一括で支払ってしまうか、端末アシストで初期費用を少しでも和らげるか検討してみましょう。
まとめ
Zenfone 3 laserは定価30024円で購入できる格安スマホです。CPU性能が低い代わりにメモリが4GB搭載されており、サイズも5.5インチ端末としては抑えられています。
UQ mobileだと約2万円と他社よりかなり安く購入できるのでおすすめですよ。UQ mobileは通信速度が全SIM中ダントツに早く、au回線のMVNOなのでauユーザーはUQ mobileで決まりです。
安くて使えるスマホが欲しいと考えている人は、ぜひこの機会にZenfone 3 laserを検討してみてはどうでしょうか。