今回は、新たに購入したSIMフリーモバイルルーターのレビューを書いていきます。
フリーランスの私はカフェなどでノマド仕事することが多いのですが、もともと外出先でのネット回線は主にスマートフォンのテザリングを使っていました。
ただテザリングを使い出すとスマートフォンのバッテリー消費が激しく、外出先でスマホのバッテリーが残り10%になってしまうことが徐々に増えてきました。スマホの電源が切れるとネットでの作業どころかメールやLINEもできずに死活問題に……。
そこでWiMAXやポケットWi-Fiの導入も検討しましたが、外出先での通信量はそれほど多くないので月額数百円で使える格安SIMを入れたモバイルルーターを持ち歩くのがベストであると考えました。
で、今回購入してみたのが、SIMフリーモバイルルーター「E5577S」。E5577Sは1万円以下の安さでありながら、単体でバッチリ最大12時間もの連続通信ができる仕様です。
今ではスマホのテザリングによるバッテリー消費も心配不要になりましたし、外出中のスマホ回線の通信量も削減できているので一石二鳥といった感じ。まだ使い始めて間もないですが今のところ中々良さげです。
というわけで、今回はSIMフリーモバイルルーター「E5577S」をレビューしていきます。
E5577S-324を開封&外観レビュー
購入したのはこちら▼
Amazonだと1万円以下で購入できます。
また後述しますが、いくつかのMVNOでも販売されているので、私のように格安SIMを入れて使いたい人はMVNOでセット購入するのもおすすめです。
まずはE5577Sの本体を開封し、付属品や外観をチェックしてみましょう。
E5577S-324を開封!
こちらがE5577Sの外箱です。
本体サイズのコンパクトさがウリのモバイルルーターであることもあってか、外箱も最近のスマートフォンの箱くらいで小さめでした。
そして外箱を開封すると現れるのが、これらの付属品です。
- 本体
- ACアダプター
- USBケーブル
- 説明書・保証書
これらが箱の中に収まっていました。
必要なものは全て揃っているので、すぐに使い始められます。
とくにキャリアの製品などは本体しか付属していないことも最近多いので、ACアダプターやUSBケーブルもしっかり付いているのは嬉しいポイントです。
もっとも私の場合はこれらの機器を既にたくさん持っているので、このまま箱にしまってしまいました。
なにはともあれmicroUSBケーブルやACアダプターを持っていない人も、付属しているので安心ですね。
E5577Sはバッテリーが取り外せない内蔵式ではなく、取り外せる仕様です。ただし別途バッテリーが販売されているわけではありません。
バッテリーを外すと、SSIDやパスワードといったネットに接続するための情報が記載されています。
これらは電源をオンにすれば本体の画面からも確認できる情報ですが、何かあったときのためここにも記載があることを覚えておきましょう。
E5577S-324の外観
E5577Sの外観はこの通りです。とくに変わったところはなく、普通のモバイルルーターといった印象。
本体前面の真ん中の黒い部分は画面で、白黒表示で情報が確認できます。本体前面の電源ボタンを押すと起動し、30秒程度でネットが使えるようになります。
ちなみにしばらく使っていないとバッテリー消費を抑えるためにスリープモードになりますが、この電源ボタンを押すとまた通信が可能になります。
本体上部にもメニューボタンがあります。
ここを押すことでメニューを開き、端末情報やWi-Fi規格の切り替えなどを行えます。
本体下部にはUSBポートがあり、microUSBケーブルを接続して充電できます。
外観やボタン・端子については、とくに言うことなしですね。デザイン上のデメリットはありませんし、なにかすごいメリットがあるわけでもありません。
E5577S-324はサイズがコンパクト、ただし厚みは思ったよりある
E5577Sはクレジットカードサイズと説明されることが多く、実際確かに縦や横の幅はクレジットカード位のサイズです。
ただし、厚さはそこそこあります。
あくまで縦×横がクレジットカードサイズなのであって、厚みはクレジットカード5~7枚分くらいあります。
1.5cmほどの厚さで、MacBook Proを開いた状態での厚みより若干厚いですね。
サイズ自体は小さく持ち運びで邪魔になることはありませんが、厚みについては覚えておいた方が良いでしょう。
E5577S-324のスペックは標準的な仕様
E5577Sのスペックは、以下の表の通りです。
価格(Amazon) | 9572円 |
サイズ | 96.8×58×17.3mm |
重さ | 310g |
バッテリー容量 | 3000mAh |
同時接続台数 | 10台 |
対応Wi-Fi規格 | 802.11 a/b/g/n 2.4G/5GHz |
スペックはバッテリー容量が大きめなことが特徴。あとは標準的な仕様ですね。
私は以前MR05LNというモバイルルーターを使っていたことがありますが、あちらはバッテリー容量が2500mAh。バッテリー容量の大きさについてはE5577Sが魅力的です。
ただし注意が。
バッテリー容量が大きいからといって、他の製品より長持ちというわけでもありません。
3000mAhのE5577Sは最大12時間のバッテリー持ちですが、2500mAhのMR05LNは14~最大30時間バッテリーを持たせることも可能です。
そのためバッテリー持ちを徹底重視するなら、容量的には負けているMR05LNの方がおすすめになるんです。
バッテリーの仕様については少し注意が必要。とはいえE5577Sに格安SIMを入れてパソコンやスマートフォンなどをネットに繋げるにあたってはとくに支障はありません。
E5577S-324の使用感レビュー
とくに言うことなしで、目的は果たされた
E5577S、まったく違和感無く使えています。
私は今回、スマホのテザリングによるバッテリー消費を防ぐために、E5577Sをノマド作業の通信用として購入しました。
結果、E5577Sに格安SIMを入れて通信することでスマホのバッテリー消費はなくなり、目的はしっかり果たされたんです。
使っていて「ここがすごい!最高!」ということはとくにないのですが、反対に「ここがダメ!」と強く言いたいような問題点も一切ありませんでした。
なにせ価格が1万円以下で安いので、購入前はちょっと不安もありました。しかし使ってみると極端にダメな点などは何もなく、拍子抜けするレベルでしたね。1万円以下でこの使い心地は良い買い物でした。
私のように外出先での通信用に安いモバイルルーターが欲しい人には、間違いなくおすすめです。
SIMカードを入れたらAPN設定がすぐに適用された
E5577Sを使い始めてまず感心したのが、最初からAPN設定がいくつか保存されていることです。
いま私は
OCNモバイルONE
モバイルルーターに限らずですが、格安SIM利用時の初期設定は自分で情報を入力する必要があり手間がかかるものです。設定の手間を省略できるのは素晴らしいです。
ただし利用するSIMによってはAPN設定が保存されておらず、自動で設定が適用されないこともあるかもしれません。その場合はスマホのブラウザから管理画面にログインし、自分で設定が必要です。
SSIDやパスワードは本体画面に表示される
E5577Sでは、接続用のSSIDやパスワードを本体の画面に表示できます。
画面が常時表示されるわけではないですし、あとは本体のカバーやバッテリーを外さなければこれらの情報は確認不可。そのため誰かに盗み見られて勝手に接続される心配はありません。
セキュリティ面でも安心感がありますね。
格安SIMなら電波が届かず悩まされることも無し!
私は過去に何度かWiMAXを契約していたこともあるのですが、WiMAX回線にはノマドワーカーとしての外での作業や自宅・宿泊先での暇つぶしにおいて一つ不満がありました。
それは屋内に入ると電波環境が悪くなること。せっかく目的地についても、電波が入らなくて作業を断念せざるを得なくなることが多々あったんです。
しかしE5577Sと格安SIMの組み合わせなら、docomoなどの電波さえ届けば通信OK。電波が届かずに悩まされることがまずないので、いつでもどこでもバッチリ使えています。
通信速度や電波強度は入れる格安SIMに左右される
E5577Sを購入し、外出先での仕事や暇つぶしに活用したい人に注意しておきたいのが通信速度です。
E5577Sは最大150MbpsほどでLTE通信できますが、それはあくまで最大速度でアテになりません。実際の通信速度は、使用する格安SIM次第でかなり変わってきます。
私は現在主にOCNモバイルONEで使っていますが、平日のお昼は速度が遅くなる傾向にありますね。
仕事中、調べ物でブラウザを使っているときに画像などの読み込みが遅くなってきたと感じたらお昼休みを取り、速度が回復する13時過ぎからまた仕事を再開しています。
またauのサブブランドで通信速度が非常に速い
おそらく原因は、UQモバイルで使われている周波数があまりE5577Sに対応する周波数と合致していないことです。
UQモバイルで使われている周波数では「Band1」のみがE5577Sと合致しているので、Band1が使えない場所ではUQモバイルでの通信が利用できなくなってしまうわけですね。
E5577Sを購入して使う場合は、合わせて使う格安SIMも用途に合わせてじっくり検討した方が良いでしょう。
通信速度の速い格安SIM参考私はメジャーな格安SIMは全て使用経験がありますが、通信速度が最も速かったのは以下の3社です。
UQモバイルは先述の通り周波数の問題でアンテナの立ちが不安定でしたが、速度に関してはこの3社がダントツに速いです。使い心地はキャリアスマホとそう変わりません。
下記記事ではスピードテストもしているので参考に。
投稿が見つかりません。バッテリーは9時間くらい持つ
最大12時間充電が持つ仕様のE5577S。しかし実際使っていると9時間くらいが限界ですね。
とはいえ、それでも朝から晩までバッテリーが持つので十分です。日をまたぐのでなければ問題ないです。
もし長期的に外出して利用するなら、合わせて充電器やモバイルバッテリーなど持ち歩くことをおすすめします。
スマホへの給電機能やストレージ機能は、正直使わない
ここまで説明していませんでしたが、E5577Sにはバッテリーをスマホに給電できる機能や、microSD(最大32GB)を入れておいて写真データをスマホ等の機器とやりとりできる機能があります。
しかしながらこれらの機能は、使い勝手が悪いためまったく使っていません。
まずバッテリーをスマホへ給電するためには、「OTGケーブル」という端子を変換するケーブルを別途用意する必要があります。
余計な荷物が増えますし、OTGケーブルの入手もそれほど容易ではありません。また給電するとその分モバイルルーターのバッテリーが減ってしまうのも厳しいです。
写真データをやりとりできるストレージ機能は、専用アプリのインストールが必須。そこまでするなら、普通にGoogleフォトやDropboxにデータをアップロードしておいて必要時に参照すれば良い。
必要な人にとっては役立つ機能かもしれませんが、私はE5577Sをあくまでもモバイルルーターとしてのみ使うため購入しているので全く使っていません。
E5577S-324を購入できるMVNO
E5577Sを販売しているMVNOを価格を安い順番にまとめました。
MVNO | 税抜価格 |
mineo
|
9600円 |
楽天モバイル |
9800円 |
DMMモバイル |
9980円 |
いずれも税抜価格なので、MVNOで購入するとAmazonで本体を購入するより若干価格が上がってしまうことに注意しましょう。
これ以外の格安SIMでもSIMフリーモバイルルーターであるE5577Sでは問題なく使えますよ。
通信速度の速さを重視するのであれば、
まとめ
たった1万円程度でこの使用感であればとても良い買い物でした。
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