ドコモ光は自由にプロバイダを決めて契約できますが、いかんせんプロバイダが多すぎて、ネット回線に知識のない初心者なら100%どれを選んでいいか悩んでしまうはずです。
そこで、ガジェットブログを運営するくらいには人よりネットに詳しく、実際にドコモ光を利用している私が、ドコモ光プロバイダの選び方や、おすすめプロバイダをまとめて紹介します。
ドコモ光にはプロバイダが色々ある!種類と選び方
プロバイダ選びにあたっては、各プロバイダの特徴や特典を知ることが大事です
ドコモ光のプロバイダ一覧
まずは、2019年5月時点で契約できるドコモ光のプロバイダ情報をまとめました。
プロバイダ | 高速通信(IPv6 IPv4 over IPv6)の対応 | 主な特徴 |
ドコモnet | ○ |
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GMOとくとくBB |
○ |
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○ |
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BIGLOBE | ○ |
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BB.excite | PPPoE IPv6通信のみ対応 |
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@nifty | ○ |
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ぷらら |
○ |
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DTI |
○ |
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hi-ho | PPPoE Pv6通信のみ対応 |
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エディオンネット | PPPoE IPv6通信のみ対応 |
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TiKiTiKi | PPPoE IPv6通信のみ対応 |
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ic-net | ○ |
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楽天ブロードバンド | PPPoE IPv6通信のみ対応 |
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01光コアラ | PPPoE IPv6通信のみ対応 |
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@ネスク | PPPoE IPv6通信のみ対応 |
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SIS(スピーディア) | ○ |
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タイガースネット | ○ |
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SYNAPSE(シナプス) | IPoE IPv6通信のみ対応 |
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andline | ○ |
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OCN for ドコモ光 | ○ |
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@TCOM | ○ |
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TNC | PPPoE IPv6通信のみ対応 |
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Asahiネット | IPoE IPv6通信のみ対応 |
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WAKWAK | IPoE IPv6通信のみ対応 |
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@ちゃんぷるネット | ○ |
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改めまして……多すぎィィ!!
とまぁ多いには多いんですが、次で解説する「選ぶ基準」をチェックしていけば大幅に絞れると思いますよ。
ドコモ光プロバイダの選び方の基準は?どのポイントで選べばいいのか?
ドコモ光で契約するプロバイダを選ぶ時は、以下の4点に当てはまる中から選ぶのがおすすめです。
プロバイダ選びはココを見ろ!
- 月額料金が安い(タイプAなら、タイプBより200円安い)
- 高速通信ができるv6プラスなどの「IPv6 IPv4 over IPv6通信」へ対応している
- 無線LANルーターを無料でレンタルできる(所有していない場合)
- セキュリティソフトを無料で使える(所有していない場合)
ざっくり言うと、タイプAに含まれていて「IPv6 IPv4 over IPv6通信」対応なら安くて速度も高速が出せるのでおすすめです。
これだけだとイマイチわからない人は、後述で私おすすめのプロバイダを紹介しますので参考にしてください。
ドコモ光プロバイダごとの料金比較表
ドコモ光の料金プランは、大きく分けると契約するプロバイダごとに「タイプA」と「タイプB」があります。
タイプAならタイプBより200円安価になっています。
含まれるプロバイダ | 戸建住宅 | 集合住宅 | |
タイプA | ドコモnet、GMOとくとくBB、So-net、ぷらら、BIGLOBE、BB.excite、@nifty、DTI、エディオンネット、andline、hi-ho、タイガースネット、ic-net、楽天ブロードバンド、TiKiTiKi、01光コアラ、@ネスク、SIS、SYNAPSE | 5200円 | 4000円 |
タイプB | OCN、@TCOM、TNC、AsahiNet、WAKWAK、@ちゃんぷるネット | 5400円 | 4200円 |
単独タイプ(その他プロバイダで利用) | Yahoo!BBなど、セット契約できないプロバイダ | 5000円 | 3800円 |
少しでも安さ重視なら、タイプAのプロバイダを選ぶのがおすすめです。
もし今お使いのプロバイダがタイプBだった場合は、ドコモ光でも同じプロバイダを使うのもいいでしょう。
また一部ですが、ドコモ光はタイプA・タイプBに含まれないプロバイダでも使えます。
ただし、タイプA・B以外のプロバイダを使う場合は「単独タイプ」での契約となり、別途プロバイダ料金がかかったり、プロバイダと光回線の契約が分かれたりといったデメリットもあります。
例えば現在、他社の光回線でYahoo!BBなどの他プロバイダを使っている場合、ドコモ光へ乗り換えるタイミングで解約し、タイプAまたはBのプロバイダに変更したほうが良いでしょう。
私が選ぶドコモ光のおすすめプロバイダTOP3ランキング
(ぶっちゃけ良くわからないから、どれがいいのか端的に教えてくれ……!)
という人のために、「迷うならココを選んでおけば間違いない」という、私がおすすめするプロバイダを3社絞ってみます。
この3社から選べば間違いなし!
これら3社は、まず利用者も一番多い大手プロバイダであることが一つ。
そして、いずれも無線LANルーターを無料レンタルできること。さらに「IPv6 IPv4 over IPv6通信」による高速通信も可能であり、必要な条件を全て満たしているプロバイダと言えます。
それぞれについて特徴や基本情報を簡単にまとめておきます。
【イチオシ!】GMOとくとくBBはv6プラス対応/無線LANルーター無料レンタル
GMOとくとくBBの特徴
- WiMAXなども手がけるIT大手GMOのプロバイダサービス
- 無線LANルーター無料レンタル
- V6プラス対応で高速通信可能
- 100Mbpsを切っていたら100ポイントプレゼント
- セキュリティソフト(マカフィー)12ヶ月間無料
- タイプAで月額料金が200円安い
- 速度制限なし
IT大手のGMOのプロバイダである「GMOとくとくBB」は、v6プラス対応で高速通信が可能な上、無線LANルーターを無料でレンタルできるのが特徴です。
37ヶ月間のレンタル期間満了前にレンタルをやめると10000円の契約解除料がかかりますが、代わりに37ヶ月間レンタルを続ければ、ルーターが返却不要になるというメリットも。(自分のものとして、ずっと使い続けられます)
レンタルの無線LANルーターは以下の3種類から選択可能です。自宅状況に合わせて好きなものを選べるのも魅力的ですね。
- 【WXR-1750DHP2】
→可動式アンテナ3本搭載・回線混雑にも強い(戸建住宅など、広い家におすすめ) - 【Aterm WG1900HP2】
→アンテナが内蔵式でコンパクトな(マンション・アパートにおすすめ) - 【WRC-2533GST2】
→複数機器の接続でも安定のWRC-2533GST2(家族での利用におすすめ)
もちろん、レンタルルーターはv6プラス対応で高速通信可能です。
タイプAなので月額料金も安く、
「速い」「安い」「ルーター無料」
と大手プロバイダでは一番手堅くおすすめポイントが揃っているのでイチオシです。
OCN for ドコモ光は専用ルーターによるv6アルファでの高速通信対応
OCN for ドコモ光の特徴
- 1996年にサービス開始の大手プロバイダ
- v6アルファ契約で無線LANルーター無料レンタル
- セキュリティソフト12カ月無料(マイセキュア、ホームネットセキュリティ)
- 訪問サポート初回無料
- タイプBで月額料金は200円高い
- 速度制限あり
【公式サイト】https://www.ntt.com/personal/services/internet/hikari/docomo.html
OCNも「v6アルファ」による高速通信が可能な上に、専用無線LANルーターも無料レンタルが可能です。
先にイチオシしたGMOとくとくBB
その点を除けば「大手」「速い」「ルーター無料レンタル」と条件は揃っています。
ちなみに、OCNは自社の光回線「OCN光」も提供していますが、OCN光だと月額500円のv6アルファ(高速通信)が、ドコモ光なら0円で使えるメリットがあります(集合住宅は100円割高ですが、戸建住宅だとOCN光より200円安くv6アルファを使えます)。
So-netはv6プラス対応ルーターレンタルか、訪問サポートなどの特典を選べる
So-netの特徴
- 1996年よりプロバイダ事業を展開している老舗
- 無線LANルーター無料レンタル
- セキュリティソフト(カスペルスキー)最大12カ月無料
- タイプAなので月額料金200円安い
- 速度制限あり
So-netも、v6プラス対応で高速通信が可能な無線LANルーターを無料レンタル可能なプロバイダです。
既にルーターを持っている場合は、代わりにインターネット接続などの訪問サポートを無料で受けられるメリットもあります。
セキュリティソフト12ヶ月無料で使える点もGMOとくとくBB
ただし注意点として、カスペルスキーは12カ月経過と同時に自動で有料コースになります。不要な場合は12カ月経った段階で解約するのを忘れないようにする手間がネックですね。
また、So-netも一応通信量を極端に多く使った際には速度制限されることがあります。ただ後述しますが、一律の制限ルールはないので、そこまで膨大な通信量を消費しない使い方なら問題ないレベルでしょう。
プロバイダによってドコモ光の速度は変わる?
ドコモ光は、プロバイダごとの速度の仕様がいずれも「上下最大1Gbps」で共通です。
しかし、どのプロバイダを選ぶかによって実測は変わってきます。プロバイダごとに、インターネットの設備が異なっていたり、利用者数が異なっていたりするためです。
さらにプロバイダの中には、独自の速度制限を設けているものもあるんです。
ドコモ光プロバイダごとの速度制限など
ドコモ光では、主に以下の3社が速度制限を独自に設けています。
速度制限といっても、WiMAXやポケットWi-Fiのように「3日で○GB以上使ったら速度制限」といった一律ルールの制限ではありません。
いずれも、通信量が極端に多い人が、回線混雑中に他の利用者と同程度まで速度を制御されるしくみです。
通信量が多くなりがちになるのは、
- PS4やPCにおける大容量ゲームのダウンロード
- クラウドストレージへのデータ送受信
このあたりですね。たくさんの通信量を消費する場面では速度制限に注意しましょう。
v6プラス/IPv6 IPv4 over IPv6通信に対応するプロバイダなら高速化が可能
v6プラス(IPv6 IPv4 over IPv6通信)というのは、従来よりも高速で通信を可能にする次世代技術の接続方式です。シンプルに今までより速度が早くなる新技術と思っておけばOK。
この新しい接続方式に対応しているプロバイダを選べば、回線混雑を避けられるため高速化ができます。
v6プラス対応しているGMOとくとくBB
私がおすすめプロバイダで挙げた「GMOとくとくBB
そのほかのプロバイダについては、記事冒頭のプロバイダ一覧表で「○」になっているプロバイダなら高速通信に対応しているのでチェックしておきましょう。
ドコモ光のプロバイダは変更できる?手数料は?
ドコモ光は、プロバイダの変更が可能です。
他社光コラボレーション(フレッツ光と特定のプロバイダ・特典がセットになったサービス形態)だとプロバイダ変更不可なケースも多いですが、ドコモ光なら自由です。
プロバイダの変更方法
- ドコモインフォメーションセンター
- ドコモショップでの手続き
電話でプロバイダを変更する場合は、以下の窓口へ電話をかけてみましょう。
メモ
ドコモインフォメーションセンター
- ドコモの携帯電話:151
- 一般電話:0120-800-000
- 受付時間:9時~20時、年中無休
ドコモショップに足を運ぶ場合は、営業時間内に来店すればOKです。
なお、プロバイダ変更時は以下の手数料がかかります。
プロバイダ変更 | 3000円 |
プロバイダ廃止 | 3000円 |
プロバイダ申し込み | 無料 |
単独タイプに切り替えて、タイプA・Bに含まれないプロバイダにする場合も、手数料がかかるのでご注意ください。(単独タイプからタイプA・Bへの切り替えは手数料無料)
まとめ
最後におすすめプロバイダをまとめておきます。
プロバイダを選ぶならココ!
- 「安い」「速い」「ルーター無料レンタル」と全てが揃っている「GMOとくとくBB」
- タイプBで料金がちょっと高い/速度制限ありだけど、高速通信でルーター無料レンタルの「OCN for ドコモ光」
- 速度制限ありだけど、そのほかの条件は全て揃っていて大手セキュリティソフトも1年無料で使える「
So-net」
プロバイダ選びの参考にしてみてください。