「通信制限一切なし」という、今までのモバイルWiFiの常識を覆して新たに登場した「 どんなときもWiFi 」。テレビCMやネットCMもバンバン流れて瞬く間に人気のWi-Fiサービスになりました。
このどんなときもWi-Fiが凄いところは、以下のポイント。
- 3日10GBの速度制限がない(=高速で使い放題)
- 3キャリア回線に対応していて、どこでも繋がりやすい
- 海外でも”そのまま”使える
- 月額3480円と安い(※2年間/クレカ決済の場合)
特にWiMAXやPocketWi-Fiでは避けられない「3日10GB制限(3日で10GB以上使うと速度制限)」がないのは革命的で、高速通信で使い放題という点がかなり評判が高いです。
外でライティング仕事をする機会の多い私にとっても「高速で使い放題」「どこでも繋がりやすい」という点はかなり魅力的だったので、当然ながら秒速でどんなときもWiFiを契約しました。
- マジで速度制限なし!
- マジで使い放題!
こいつはやべぇ……(語彙力)
とはいえ、細かく評価すればメリット・デメリットがそれぞれあります。
なのでこの記事では、速度制限なしで使い放題の「どんなときもWiFi」の実際の使い心地・そのメリットデメリットを詳しく紹介していきたいと思います!
リンク
どんなときもWiFi 公式サイト
どんなときもWiFiのメリット・デメリットを分かりやすくまとめると?
まずは分かりやすく、私が実際に
どんなときもWiFi
メリット・デメリット比較
どんなときもWiFi | |
メリット |
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デメリット |
|
正直、Wi-Fiの性能としては使っていてもかなり好印象です。
まだスタートしたばかりのサービスで歴史がない点に不安要素がありますが、このレベルのサービスをキープできるならWiMAX一強だったモバイルWi-Fi界の勢力図が大きく変わりそうな気もしています。
そんな期待のルーキー「
どんなときもWiFi
サービスの基本情報
どんなときもWiFi | |
工事 | 不要 |
月額料金 | 2年間3480円 3年目〜3980円 |
通信量上限 | なし |
速度制限 | ほぼなし |
携帯性 | バッテリー充電、外出先で可能 |
最大速度 | 150Mbps |
実際の速度目安 | 下り10Mbps〜40Mbps |
有線接続 | できない |
同時接続台数 | 5台 |
契約期間 | 2年 |
スマホ割引 | なし |
公式サイト |
どんなときもWiFi |
実際に使って感じた、どんなときもWiFiのメリット
- 通信制限・速度制限の心配がない
- 十分な速度が安定して出せる(夜間も落ちない)
- 地下鉄や新幹線で安定して繋がりやすい
- 月額料金が安い
- クレカ払いだけでなく口座振替もできる
それぞれ具体的に書いていきます。
通信制限・速度制限が(ほぼ)ない
どんなときもWiFi
なんて言うと、無制限とか言ってどうせ実は「1日3GBまで」とか「3日10GB以上で速度制限」とかあるんだろ? と疑いたくなるところですが、
どんなときもWiFiに関しては、割とマジで制限なしの使い放題です。
WiMAXやPocketWiFiのような3日10GB制限がありません。”高速通信で使い放題”です。
ただし、正確に言うと速度制限が100%存在しないわけではなく、公式サイトには下記の記載があります。
「著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信をされた場合、該当のお客様に対し通信速度をおおむね384Kbpsに制限する場合があります」
この「著しくネットワークを占有するレベル」ってどのくらいなのか? どんなときもWiFiの運営会社の人に聞いてみたところ、”人間が普通に使っている分にはあり得ないレベル”だそうです。
例えばシステムを組んでルーター何十台を24時間稼働させているとか、そういう普通じゃない使い方をしている場合のみシステムが検知して速度制限をするそうです。
つまり、普通にネットしたり動画みたりゲームしたりするレベルでは速度制限にかかる心配はないです。
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どんなときもWiFi 公式サイト
快適にネットを使うのに必要十分な速度(下り20〜40Mbps)が安定して出せる
いくら無制限の使い放題でも、肝心の速度が遅すぎたらゴミ同然です。
しかしご安心を。どんなときもWiFiは通信速度も十分な速さが「安定して」出せます。
実際に私の自宅で、どんなときもWiFiの速度を朝から晩まで4時間帯で測ってみました。
<朝8時>
<昼12時>
<夕方17時>
<夜20時>
- 【朝8時】下り52.4Mbps/上り19.9Mbps/Ping21ms
- 【昼12時】下り28.3Mbps/上り8.29Mbps/Ping29ms
- 【夕方17時】下り42.1Mbps/上り25.1Mbps/Ping38ms
- 【夜20時】下り33.0Mbps/上り21.6Mbps/Ping21ms
速度テストの数値は日によって変動しますが、どんなときもWiFiは概ね下り20〜40Mbpsが安定して出せる印象。これは他のモバイルWi-Fi(WiMAXやポケットWiFiは下り10〜20Mbpsくらい)と比較してもかなり優秀な速度ですね。
参考記事どんなときもWiFiとWiMAX比較!実際使って速度や使い心地がおすすめのWi-Fiはどっち?
ネットを快適に利用するための目安速度が下り20Mbps程度と言われていますが(一部では10Mbpsで十分とも)、実際に私がどんなときもWiFiを使っていてもネットサーフィンはもちろん、HD画質で動画を見たり、PS4でオンラインゲームも問題なくできています(後述で詳しく)。
さらに言うと高評価なのは、夜間でも速度が低下しないことです。
どんなときもWiFiのようなモバイル回線のWiFiは、利用ユーザーが増えると回線が混雑するため夜間に速度低下しやすいのが特徴。例えば自宅用モバイルWi-Fiの
参考記事【家のWi-Fi】SoftBank AirとどんなときもWiFiのおすすめ比較!速度・使用感を比べてみた結果
しかし、どんなときもWiFiは夜間も速度が下がりにくく、1日通して「安定して」十分な速度を出すことができます。
地下鉄や新幹線でも安定して繋がりやすい
「通信制限なし」と「安定した速度」に加えてもう一つ、
どんなときもWiFi
どんなときもWiFiは、au/ソフトバンク/ドコモの3キャリア回線全てに対応している(その場所その場所で一番繋がりやすい回線が自動で選択される仕組み)ので、他のWi-Fiよりかなり広域で繋がりやすいという強みがあります。
実際にそれを強く実感するのが、地下鉄や新幹線の中でもかなり安定して速度が出ることです。
新幹線の中にもフリーWi-Fiスポットはありますが、どんなときもWiFiに比べると速度が遅い上にトンネルや山間部に差し掛かると接続が切れたりして不安定です。それにみんなで使う公共Wi-Fiはセキュリティリスクもあるので、使い心地は断然どんなときもWiFiの方がいいと下記記事で検証しました。
検証記事どんなときもWi-Fiは新幹線でちゃんと繋がる? 無料Wi-Fiスポットと速度や使い心地を比較!
また、地下鉄についてもフリーWi-Fiは駅構内のみで電車内にはないので、通勤通学など電車移動中に動画やゲームをするならフリーWi-Fiは使えません。やはり地下鉄でも、どんなときもWiFiを持っていると何かと助かります。スマホの通信量を使わないでネットできますからね。
参考記事どんなときもWiFiは地下鉄でもちゃんと繋がる?駅の無料Wi-Fiと速度や使い心地を比較してみた
どんなときもWiFiでYouTubeや動画配信は観れる?
家でのネットの使い方として「YouTubeなど動画を見てる」という人が圧倒的に多いです。なので、動画が快適に視聴できるというのはマストの条件。
どんなときもWiFi
その結果、
どんなときもWiFiでYouTube動画は快適に視聴できます。
YouTubeは基本的に画質が自動適用されるのですが、どんなときもWiFiでは高画質の1080pでの視聴が可能でした。
時間によっては最初の自動適用でもう少し低い画質が設定されることがありますが、手動で画質設定を上げることができます。
1080pの高画質でもとくに動画が止まることもなく、実にスムーズに動画を再生し続けられました。
動画の読み込んだ部分はシークバー(再生位置を確認・調整できるバー)で白く塗られますが、見てのとおり再生中の箇所からかなり先まで読み込まれてます。
もちろん、どんなときもWiFiは通信制限なしの使い放題なので、いくら動画を見てもOK。
家ではずーーっとYouTube見てるという人でも、どんなときもWiFiがあれば十分です。
また、人気の動画配信サービスである「Netflix」と「Amazonプライムビデオ」での検証も行いました。
結果はどちらも同じで、
HD高画質で快適に視聴することが可能でした。
高画質での再生だとそれなりに通信量を消費するものですが、どんなときもWiFiは制限なしなので高画質でも見放題です。
動画再生については、どんなときもWiFiの回線でも全く心配は要りませんよ。
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どんなときもWiFi 公式サイト
どんなときもWiFiでPS4などオンラインゲームはちゃんとできる?
動画だけはなく、家でゲームする人にとって「オンラインゲームが快適にできるか?」もかなり重要なポイント。
とくにPS4のようなハイクオリティゲームの場合、それなりの通信速度がないと動きがガタガタになったりラグが発生したりするのでストレス溜まりまくりです。
どんなときもWiFi
検証結果だけ言うと、
どんなときもWiFiで問題なくオンラインゲームできています。
今はモンハンワールドにハマっていますが、どんなときもWiFiの回線はPS4ゲームでもかなり快適にプレイすることができています。
朝から晩まで一通りの時間帯でプレイしていますが、ラグが発生したり動きの重さが気になることもなく、光回線でプレイしている時と何も変わらないプレイ感です。
グラフィックの崩れもなく、移動もサクサク。攻撃シーンでもガタつくことなくスムーズです。
回線が遅すぎると戦闘シーンで操作と画面にズレが出ることがあるのですが、どんなときもWiFiの速度なら至って滑らかでした。
応答速度を示す「Ping」の数値も、どんなときもWiFiは20〜40msほどとモバイルWiFiにしては優秀な数値なので、想像していたよりもサクサク動いてくれます。
さらに、
どんなときもWiFi
家の中だけでなく、外でネットを使いたいときや出張・転勤の際にも持ち運んでネットが簡単に使えるのは、固定回線にはない、どんなときもWiFiならではのメリットですね。
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どんなときもWiFi 公式サイト
どんなときもWiFiのデメリット
- ルーターが壊れやすい(すぐ熱くなるし、初期不良で交換してもらった)
- 始まったばかりのサービスなので、今の品質を今後も維持できるかが未知数
- 運営会社にブランド力・安心感がない(大手じゃない)
【どんなときもWiFiのデメリット1】ルーターちょっと壊れやすくない?
どんなときもWiFi
まず、ルーターがすぐ熱くなります。あまりに熱くなるの早いし熱すぎるので、第一印象で「壊れやすそう…」と感じるレベル。
そして実際に、1ヶ月しないくらいで初期不良が出てルーター交換対応してもらうハメにはりました。
そんなわけで、ルーターに関しては結構ポン○ツな印象です。
あと個人的にWiMAXのような液晶画面がルーターにないのも残念ですね(バッテリー残量などはランプで確認できる)。総じて商品デザインが正直微妙です。
これから新しいルーター機種も出てくるそうなので、今後に期待です。
【どんなときもWiFiのデメリット2】将来性が未知数
すでに何度か書いていますが、
どんなときもWiFi
こうしたサービスってスタートダッシュだけ勢い良くみせて、十分なユーザーを囲ったらスペック改悪したり制限を設けたりするのがザラなので、その点が一番心配ですね。
とくに心配なのが「速度制限」です。
今でこそ速度制限がほぼかからないのが最高のメリットですが、今後ユーザーが激増したときに「通信制限・制限なし!」を維持できるのかが勝負の分かれ目です
【どんなときもWiFiのデメリット3】WiMAXのような「大手の安心感」がない
どんなときもWiFi
どんなときもWiFiもテレビCMを打って認知度を広めていますが、それでもまだ「よく分からないどんなときもWiFiより、誰でも聞いたことのあるWiMAXの方が安心」という人種も多いでしょう。
また個人的な体験でいうと、初期不良ルーターの交換対応をしてもらったときに、交換品の発送について一切の連絡がなかったこともあり、対応の丁寧さで大手と差を感じたことも事実です(対応自体は迅速にしてもらえましたけどね)。
私なりの「どんなときもWiFi」の総合評価|
- 繋がりやすさ
- 使い放題(制限のなさ)
- 通信速度
- 月額料金の安さ
- サポートや運営の信頼感
総合的な印象では、今まで使ってきたモバイルWi-Fiの中で一番使い心地が良いのは間違いないです。
速度制限がかかることがほぼないですし、速度も下り20〜40Mbpsで安定した速さ。しかも夜間でも下がることがほとんどありません。それでいて、3キャリア回線に対応でエリアも抜群に広いし、走行中の新幹線や地下鉄内でも安定して繋がります。
モバイルWi-Fiとしてのスペックなら、間違いなく最強でしょう。
ルーターの作りが若干脆かったり、まだ始まったばかりのサービスなので将来的に今の品質を維持できるかという不安要素はありますが、それらのデメリットを差し引いても現状では一番良いモバイルWiFiだと率直に感じますね。
【申し込み前に】どんなときもWiFiの基本情報をおさらい
どんなときもWiFiの月額料金プランは1つのみ
どんなときもWiFiは制限なしの使い放題なので、月額プランが1つだけです。シンプルで選ぶのに悩まないのが良いですね。
ただし、支払い方法を「クレジットカード払い」にするか「口座振替」にするかで月500円ほど料金が変わってきます。
クレジットカード払いは月額3480円
口座振替は月額3980円
ご覧の通り、クレジットカード払いの方が月々500円ほど安くなります。なので、とくに理由がなければクレジットカード払いの方がおすすめです。
クレジットカードを持っていないなどの事情がある人は、口座振替を選びましょう。クレジットカードがなくても契約できる点も、どんなときもWiFiの一つのメリットです。
※契約期間は2年
※初期手数料3000円が別途かかります
端末は一種類のみ。カラーはグレーとゴールドの二色
公式HP
どんなときもWiFi
どんなときもWiFiの端末は、現時点では「D1」の1種類のみ。カラーは「ゴールド」と「グレー」の二色です。
WiMAXなんかは端末の種類が色々ありますが、逆に1種類のみというのも悩む必要がなくシンプルで良いのではないでしょうか(今後に増えていく可能性はあります)。
【契約は2年間】解約時はルーターの返却が必要。更新月以外の解約は契約解除料がかかる
どんなときもWiFiはルーターをレンタルするので、解約時にルーターの返却が必要になります。付属品一式はしっかり保管しておきましょう。
また、どんなときもWiFiは2年契約/自動更新のサービスです。
25ヶ月目の契約更新月以外は以下の通りの契約解除料がかかることにご注意ください。
契約期間 | 契約解除料 |
~12ヶ月目 | 19000円 |
13~24ヶ月目 | 14000円 |
25ヶ月目(更新月) | 0円 |
26ヶ月目~(更新月を除く) | 9500円 |
【最後に】申し込みはネットの公式サイトから。申し込み手順はこちらを参照
どんなときもWiFiの申し込みは基本的にネットの公式サイトから行います。
申し込み
どんなときもWiFi 公式サイト
申し込みは10分もあれば終わる程度で簡単ですが、手順を見ながら申し込みたい方は、下記記事に申し込み手順から配送・初期設定まで基本的なことを全てまとめましたので参照してください。