開通工事なしで手軽に導入できるネット回線として、ホームルーターやモバイルルーターというWi-Fi需要が増えてきています。
最大手のモバイルWi-Fiサービスである「UQ WiMAX」では、モバイルルーター型の機種と、ホームルーター型の機種の2タイプを提供していますよね。
【ホームルーター型】
【モバイルルーター型】
誰もが疑問に思うポイントですがまずざっくり言うと違いは3つ!
ホームルーターとモバイルルーターの違い
- 持ち運べるか否か
- 同時接続台数のスペック
- 有線LANが使えるか
この3点が大きいかなと思います。
後述しますが、通信速度についてはスペックの数値的には違いがあっても、体感的にはほとんど分からないレベルなのであんま重要視するポイントじゃないです。通信速度は機種タイプの差ではなく、そのWi-Fiサービスごとの差が全てなので。
下記で詳しく説明していきます!
ホームルーター型とモバイルルーター型の違いを詳しく!
まずはUQ WiMAXが提供しているホームルーター型「HOME 02」と、モバイルルーター型の「WX06」のスペックを比較して見てみましょう。
WX06
Home 02(ホーム型) | WX06(モバイル型 | |
持ち運び | 不可 | 可能 |
最大速度 | 下り440Mbps/上り75Mbps | 下り440Mbps/上り75Mbps |
有線LAN接続 | 可能 | 不可(無線接続) |
同時接続台数 | 20台 | 16台 |
対応ネットワーク | WiMAX 2+/au 4G LTE | WiMAX 2+/au 4G LTE |
他にも細々したスペックはあるものの、やはり大きい違いとしては上述した通り
- 持ち運びできるか
- 有線LAN接続できるか
- 同時接続台数のスペック
この3ポイントで、どちらを選ぶか決めていいでしょう。
違い①:持ち運びができるかどうか
名前からも分かる通り、ホームルーター型は家に設置して自宅のみで使うルーター、モバイルルーター型は家でも外でも持ち運んでどこでも使えるルーターです。
例えば、カフェやファミレスなど外に持っていってPC仕事をしたい人や、出張や旅行の際に携帯してどこでもWi-Fiが使えるようにしておきたいなど、持ち運びニーズのある人であればモバイルルーター一択です。
一方で、自宅のみで使う前提であればホームルーター型がおすすめです。
モバイルルーター型でも当然自宅で使うことはできますが、以下で書くメリットから自宅利用であればホームルーター型の方が強みがあります。
違い②:有線LAN接続ができるか
とくに自宅でオンラインゲームをする人にとって、有線LAN接続ができるホームルーター型は大きなメリットです。
(モバイルルーター型は標準では有線LAN接続できない)
一般的に、無線Wi-Fiで接続するよりもLANケーブルを繋いで有線接続した方が通信が安定しやすいです。とくにオンラインゲームはシビアな通信性能を求められるため、有線接続できた方が絶対にいいです。
一応、モバイルルーター型でもクレードル(別売)がある機種であれば有線接続できるようになりますが、標準仕様でできるものではありません。
動画視聴やネットサーフィンくらいならわざわざ有線接続するまでもないことがほとんどですが、オンラインゲームをする人なら有線接続はできた方がいいです。
違い③:最大同時接続台数のスペック
同時接続台数というのは、複数の機器で同時にネットを使うという意味です。
例えば家族や同居人がいれば複数人がネットするでしょうし、スマホでWi-Fi接続しながらタブレットでも映画を観たり、PS4でオンラインゲームしたりと1人でも複数デバイスでWi-Fiを同時利用するのは普通です。
この同時接続台数の最大数は、ホームルーター型の方が上です。
- HOME 02:最大20台
- WX06:最大16台
私が使っているソフトバンクのホームルーター「SoftBank Air(ソフトバンクエアー)」だと最大64台!
16台も20台も接続する人はいないと思うので最大台数の数はあんまり意味ありませんが、とりあえずホームルーター型の方が同時接続に耐えうるスペックがあるということです。
自宅で使うなら当然ながらスマホはWi-Fi接続するでしょうし、その上でタブレットやPCなども使う人がほとんどでしょう。
その場合、やはり同時接続台数のスペックが高いホームルーター型の方が安定感があるはずです。
ホームルーター型/モバイルルーター型、それぞれおすすめな人は?
自宅でのみ使うならホームルーター型がおすすめ(とくにオンラインゲームする人)
自宅で使う前提であればホームルーター型を選んで間違いありません。
同時接続にも強いし、有線LAN接続もできる。とくに家の中でWi-Fiを使うと家具やらドアやらで障害物になりやすいので、そういう時にLANケーブルで有線接続できると頼もしいです。
とくにオンラインゲームやる人なら有線接続は絶対にできた方がいいので、ホームルーター型がマスト。
自宅以外の場所にも持っていきたい人はモバイルルーター型
自宅以外の場所でも使いたいならモバイルルーターしか選択肢がありません。
例えば、外出先でノマド仕事したい人や、出張が多いから常に携帯できるWi-Fiが欲しい人など。
もちろん家の中でも使うことはできますし、動画視聴やネットサーフィンくらいなら問題なくできるスペックです。ただ個人的にオンラインゲームはちょっと心許ないかな・・・という印象。
容量無制限でおすすめの置くだけWi-Fi・ホームルーターを2つ紹介!
モバイルルーターとの違いを確認したところで、私がおすすめする二大人気のホームルーターを紹介しておきます。
ソフトバンクの「SoftBank Air(ソフトバンクエアー)」と、UQコミュニケーションズ(au系列)の「UQ WiMAX(Home L02)」です。
各ホームルーターの特徴
SoftBank Air(→公式HP)
……ソフトバンクが提供しているホームルーター。工事は不要、コンセントに挿して電源ONすればすぐにネットが使える。通信量無制限で使い放題。- WiMAX(→UQ WiMAX公式HP)
……au系列のUQ WiMAXが提供しているモバイルWi-Fi。コンセントに挿して使うホームルーター型もあれば、外へ持ち運ぶこともできるポケットサイズのルーターもあり。3日で10GB制限あり。
SoftBank Airはまさに今わたしが使っている置くだけWi-Fiですね。
WiMAXはホームルーター型のHome L02ではないものの、ポケット型ルーターは何度も使っているので使い心地は大体把握しています。
3日10GB制限なしで使い放題のホームルーター「 SoftBank Air(ソフトバンクエアー)」
あえてどちらかをおすすめするなら、私が実際に選んで使っている
先に言っておきますが、ソフトバンクユーザーだけでなくauやドコモ利用者でも契約可能です。ただ、ソフトバンク/ワイモバイルのスマホ利用者だとスマホセット割引で毎月のスマホ代が1000〜2000円安くなるので超お得になります。
ソフトバンクエアーの特徴は以下の通り。
SoftBank Airの特徴
- 回線工事が不要!コンセントに挿して電源ONするだけでネットが使える
- 通信量の制限はなく使い放題
- ただし、回線が混雑した際に速度制限がかかる場合がある(3日10GB制限はない)
- 通信速度は利用エリアと通信環境に大きく左右される(私も使っていますが、私の環境では動画もオンラインゲームもほぼ問題なくできるレベル)
- 外への持ち運びは不可能。なので「自宅のみ」で使う前提。
私が他のホームルーターよりSoftBank Airを選んだ理由として大きいのは、
- 私のエリアでは速度がある程度出ること(動画やオンラインゲームも大体問題なし)
- 3日10GB制限がなく、夜間の速度制限も緩いこと
この2点がとても大きいです。
私はオンラインゲームを結構する方なので、3日10GB制限があるWi-Fiはさすがに厳しい。土日でゲームしたら10GBなんてすぐ超えちゃいますし、なんなら容量大きいゲームをダウンロードしたら瞬殺で速度制限食らっちゃいます。
3日10GB制限ありのWi-Fiは、速度制限時の1Mbps以下まで落ちるので、こうなるともうゲームどころか動画も厳しい。これを家のネット回線にするのはちょっと無理がある。
となると、3日10GB制限がなく、速度制限を夜間に受けても下り8〜10Mbpsくらいは出せるSoftBank Airがベストだったわけです。
SoftBank Airでオンラインゲームがちゃんとできるかは、いろいろなゲームで検証して下記記事でまとめているので参考にしてください↓
参考工事なしのWi-Fiホームルーターでオンラインゲームはできる?PS4やニンテンドースイッチで検証【SoftBank Air/WiMAX】
リンク
(※キャンペーン終了時期は未定。早めに申し込みましょう)
25歳以下限定の特大キャンペーン中
さらにさらに25歳以下の方限定で、36ヶ月間・月額2000円割引という超特大キャンペーンが開催中です。
SoftBank Airの歴史上最大の割引キャンペーンなので、25歳以下の方は必ずキャンペーン中に申し込んでおきましょう。
(キャンペーン終了時期は未定なのでお早目に)
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購入した場合の利用料金
レンタルした場合の購入料金
レンタルした場合はキャンペーン割引が適用されない上、元の月額料金も購入プランより高いです。
購入プランは分割払いにすると36ヶ月分割になるのがネックですが、トータル料金でいうとお得になります。
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SoftBank Air の契約期間は2年間(SoftBank Air の課金開始日の属する月を1ヵ月目として、24ヵ月目の末日まで)です。解約の申し出がない場合は、更に2年間を契約期間として更新します。契約期間満了の月以外で解約した場合、9,500円の解除料が必要です。
ホームルーターとポケット型があるWiMAX(ワイマックス)
ホームルーター型の最新機種は「HOME L02」というルーターで、SoftBank Airと同じようにコンセントに挿すだけで使えるようになります。
WiMAXの特徴をまとめてみると次の通り。
WiMAXの特徴
- ホームルーター型とポケット型の2種類ある(ポケット型は外へ持ち運べる)
- 通信量無制限の「ギガ放題プラン」あるが、3日10GBの速度制限あり
- 通信速度はエリアによって影響を受ける
- プロバイダが複数ある
- auスマホにセット割引あり
私が以前に使っていたポケット型ルーターで通信速度テストをしてみた結果がこちら↓
- ハイスピードモード
→下り21.7Mbps/上り1.05Mbps/Ping68ms - ハイスピードエリアモード
→下り15.1Mbps/上り6.96Mbps/Ping69ms
この程度の速度が出れば、ネットをする上ではまぁ問題ないレベルなのですが、
WiMAXはいかんせん3日10GB制限がキツいです。
正確にいうと、WiMAXは3日で10GB以上使うと最大1Mbpsまで速度制限がかかります。
3日で10GBまでしか使えないと、使い放題プランとは言っても実質的に1ヶ月約100GB上限みたいなものですからね・・・。
動画視聴くらいなら100GBあれば十分ですが、ヘビーゲーマーであれば確実に速度制限を食らうでしょう。
この点から、自宅用ネット回線でオンラインゲームをたっぷりしたいという理由で、私はWiMAXよりもSoftBank Airを選びました。
関連記事ホームルーターとモバイルルーターの違いって何?どちらがおすすめか?
商品(WiMAX)自体は同じものですが、どこのプロバイダで契約するかによってほんの少し月額料金が変わったり、キャッシュバックが受けられたりします。
各プロバイダの月額料金とキャッシュバックを表にしてみました。
プロバイダ | 月額・キャッシュバック特典 |
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BIGLOBE WiMAX |
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※全てギガ放題プラン(通信量無制限)の料金です
繰り返しますが、商品(WiMAX)自体は同じもので「どこで契約するか」だけの話です。それでもどのプロバイダにするか決められない人は、下記の基準で選びましょう。
信頼とサポート力を優先するならUQ WiMAX
UQ WiMAXは、WiMAXサービスの運営元であり「本家」に当たります。auスマホをauショップで契約するようなものなので、契約するにしても1番安心と言えるでしょう。
キャッシュバック額などは少なくても1番信頼できるところで契約したいならUQ WiMAXを選びましょう。
月額料金の安さを優先するならBroad WiMAX
シンプルに月額料金が一際安いのがBroad WiMAXです。キャッシュバックは高額な初期費用と相殺されるので戻ってくるお金はないのがネックですが、初期費用無料で月額最安なので最もお得感を味わいやすいプロバイダです。
一番お得にWiMAXを契約したいならBroad WiMAXにしましょう。