FireTV購入レビュー|FireTVStickの違いを比較!4K画質はどのくらい綺麗か?

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私は今までずっとHD画質のテレビにFireTVStickを接続して動画コンテンツを楽しんでいましたが、先日4Kテレビに買い替えました。

4Kテレビ購入に伴い、フルHD再生までにしか対応しないFireTVStickでは、高画質なコンテンツを最大限に楽しめません。そこで早速、上位モデルである「FireTV」を購入してみました。

FireTVStickと使い比べてみた結果、FireTVは総合的には満足といえるものの、一番重視していた画質の向上についてはやや不満の残る結果になったのも事実です。

この記事では、2017年モデルの4K対応FireTVをレビューしていきますが、5000円程度で買える安価なFireTVStickと違いも比較しつつ紹介するので、検討中の人はぜひ比較を参考にしてください。

目次

FireTVを開封!

まずはFireTVの開封から。

外箱を開くと内箱が現れます。

非常にシンプルな箱で、縦に開くと本体や付属品が現れる構成です。

FireTV本体前面はプラスチックで、正直かなり安っぽいです。

前面には大きくAmazonのロゴが印字されています。

背面はザラザラした素材で、機器の仕様に関するマーク表示などがあるのみですね。

 

USB端子は本体の角

FireTVのUSB端子は本体の角にあります。ちょうどHDMIケーブル部分と反対の位置です。

FireTVで採用されているのはmicroUSBです。2017年の比較的新しい製品なので、できれば最新規格であるUSB Type-Cに対応してくれれば嬉しかったですね。

microUSBは端子に上下がありますが、FireTVのmicroUSB端子は本体の奥の方にあるのでちょっと向きを確認しづらいです。

実際にテレビへFireTVを接続してみました。

見てのとおり、他のHDMIケーブルやアンテナケーブルと同じ向きにmicroUSBケーブルが続いているので、配線をまとめやすいのは嬉しいです。

 

付属品は必要十分

付属品は、電源ケーブルやACアダプター、そしてリモコンとリモコン用の電池までついてくるので、FireTVを購入すればあとはとくに買い足すものがありません。

付属品は必要十分で、大満足ですね。

 

FireTVとFireTVStickの外観やスペックの違いを比較!進化点はどこ?

Fire TV - 4K・HDR 対応、音声認識リモコン付属

Fire TV Stick

(左がFireTV/右がFireTVStick)

2017年最新モデルの「FireTV」は、「FireTVStick」とは何が違うのか? 外観やスペックなどを比較しながら、どこか進化したのか紹介します。

本体外観が大きく異なる

FireTVとFireTVStickは、本体外観が大きく異なります。

上にあるFireTVStickはUSBメモリのような形です。

本体そのものがコンパクトな代わりにややHDMI端子部分の横幅が広く、向きも限られるためテレビのHDMI端子にうまく接続しづらいのがFireTVStickの難点でした。

一方、FireTVは本体から細いHDMIケーブルが伸びている形なので、左右が埋まっていて多少狭いスペースでもうまく接続できるようになっています。

一見コンパクトなFireTVStickの方が良さそうに見えますが、実際に接続が楽なのはFireTVの方でした。

リモコンは完全に同一

向かって左の綺麗な方がFireTV用、右のスレが目立つ方がFireTVStick用リモコンです。

リモコンはおそらく完全に同じものです。機能も変わりません。

紛らわしいので、複数台のFireTVシリーズを使う際は目印のシールなどを用意したほうが良いでしょう。

性能が大きく進化!ただし実はFireTVの方が劣る部分も…

FireTVとFireTVStickの性能の違いを表にまとめました。

※スマホは横スクロール可能

FireTV FireTVStick
販売価格 8980円 4980円
解像度 最大60fps・4KUltraHD 最大60fps・1080p
HDR-10 対応 非対応
メモリ 2GB 1GB
オーディオ Dolby Atmos Dolby Audio
ミラーリング機能 なし あり

FireTVStickと比較して、FireTVのメリットをまとめると以下4点ですね

FireTVのメリット

  • より解像度が高い4K UltraHD対応
  • HDR-10対応でコンテンツ再生時の画質が向上
  • 前後左右だけでなく上下の音も出せるDolby Atmos対応で、より高音質
  • メモリ容量がFireTVStickより1GB大きいので、動作の快適さで勝る

注意したいのは、FireTVにはなぜかスマホ等の画面を再生できるミラーリング機能が搭載されていないことです。高性能モデルなのに機能が減っているのは違和感がありますよね。

私はミラーリング機能をほとんど使いませんが、使う方はFireTVを選ぶと利用不可能なので困ってしまいます。要注意ですね。

画質はどうなの? FireTVで4Kコンテンツを再生してみた

では、FireTVで肝心の4K対応コンテンツを再生してみましょう。4Kコンテンツのために買ったようなものなので、どれくらい綺麗な画質で観れるかが勝負です。

ブログの画像では伝えきれないですが、NetflixとAmazonプライムビデオで視聴してみた感想とともにレビューします。

また予め注意として、全てのコンテンツを4K画質で再生できるわけではありません。

Netflixの対応コンテンツは「UHD 4K」表記あり

Netflixでは、4K再生に対応している動画の一覧が存在します。

アプリを開いてから項目を下にずらしていくと「UHD 4K」の一覧が現れるので、覚えておきましょう。

一覧内にある動画の詳細画面を開くと、「Ultra HD 4K」の表示を確認できます。

 

ちなみにFireTVStickでは、4Kに非対応なので「HD」表示でした。

 

Amazonプライムビデオは動画タイトルから4K対応を確認できる

Amazonプライムビデオの場合は、動画タイトルに4Kへの対応状況が記載されています。

(Amazon公式サイト「プライムビデオ」カテゴリーで「4K」と検索した結果画面です)

正直なところ、Amazonプライムビデオの4K対応コンテンツは現状片手で数えられる程度しかないので注意しましょう。しかも映画のような万人向けの作品はとくにありません。

Netflixのアイアン・フィストを4K画質で比較再生してみた

Netflixの4K対応動画『アイアン・フィスト』を、4K対応の50インチテレビで再生してみました。

まず比較対象として、FireTVStickのフルHDで再生してみたのが以下↓

FireTVStickでもフルHDまでには対応しているだけあって、十分綺麗に再生できています。おそらく違和感を覚える人はほとんどいないと感じました。

 

続いて4K対応のFireTVでも再生してみたのが以下です↓

ブログの画像(画質)だと正直まったく分からないのですが、生の映像を見比べると、かなり微妙な差ですが、確かにFireTVの方が画面の鮮やかさは向上していました

とはいえ、本当にわずかな差です。ドキュメンタリー映画とかアーティストのライブ映像とかだとまた違うのかもしれませんが、普通の映画を見ている分には、言われないと分からないくらいの差でした。

画質が向上したのは間違いないので買い替えて損はないのですが、画質のみを比較した場合「絶対買い換えるべき!」とまでは言えません。

ちなみに、スペック比較で触れたように、FireTVではFireTVStickから音質が改善されているはずですが、テレビに搭載されたスピーカーで聴いた限りではあまりよくわかりませんでした。

しむまる
画質・音質ともに、正直期待していたよりは「そこまで変わらなくない……?」という印象でしたね

FireTVはFireTVStickよりも動作がサクサク!

FireTVをFireTVStickと使い比べてのメリットは、画質以外の部分で強く感じられました。

FireTVとFireTVStickではメモリ容量が1GB違います。メモリ性能の差が、動作の快適さに現れていました。

FireTVStickも旧モデルと比べてかなりサクサクになった印象を受けましたが、FireTVはさらにサクサクで、動作にもたつきや引っかかりを感じる場面が圧倒的に少ないです。

この辺りはノーストレスなので高評価ですね。

FireTVと他の動画再生機器を比較して感じたメリット

私はFireTVStick以外にも、PS4やテレビ内臓の機能など他の動画再生環境を持っています。それらと比較してみると、また別にFireTVのメリットを感じる部分があります。

テレビ標準搭載の動画アプリより、FireTVの方が優れている

私が購入したAQUOSの4K対応50インチテレビには、NetflixやYouTubeを再生する機能があります。

シャープ 50V型 4K対応液晶テレビ AQUOS LC-50U45 HDR対応

Amazonシャープ 50V型 4K対応液晶テレビ AQUOS LC-50U45 HDR対応

 

しかしテレビのNetflix機能は、なんと4Kテレビなのに4K非対応でした。

(「4K」の表記がありません)

せっかくテレビが4K対応でも、内蔵アプリで4K再生に対応しているとは限らない。というわけですね。

また、テレビがAmazonプライムビデオの再生に対応していないのも残念でしたし、正直アプリの挙動もFireTVに劣る印象です。

NetflixやAmazonプライムビデオのような動画サービスは、テレビの標準機能より専用機器のFireTVなどを利用した方が満足度は高いです。

動画再生に特化しているので、PS4より手軽に動画を再生できる

PS4にも、AmazonプライムビデオやNetflixなどのアプリがあります。

しかしメニュー画面を操作して呼び出したり、動画を見終わってからアプリを終了させたり、本体の電源をオフにしたりなどの操作をコントローラーで行うのは手間です。

コントローラーは両手で操作するので、お菓子を食べながらなどの「ながら作業」に不向きです。

リモコンでスムーズに操作できて、動画を見終わったらテレビを消せば勝手に電源もオフになるFireTVの方が、動画再生の満足度は上でした。

 

FireTVのイマイチだったデメリット・注意点

しむまる
最後に、FireTVのイマイチな点について。

最大の難点はコンテンツ不足です。コンテンツがもっと充実しないと、ちょっと厳しいですね。

そもそも4K対応コンテンツがほとんどない!

FireTVは4K対応ですが、2018年6月時点だと、どこの動画配信サービスでも4K対応コンテンツがほとんど提供されていません。

Netflixに数十本程度用意されていますが、4K動画を見るには月額1450円のプレミアムプランを契約しなければいけないため、月額950円の通常プランに比べて割高です。

挙動の改善に興味がなく純粋に4Kコンテンツをたくさん楽しみたい方は、もう少しコンテンツが充実するまで購入を待つのも良いでしょう。

私は今回テストのためNetflixをプレミアムプランに変更しましたが、来月からは通常プランに戻します。

 

傷や汚れが目立ちそうな安っぽい本体は不満

本体前面のツヤツヤのプラスチック部分は、明らかに安っぽいです。

ちょっとなにかに擦れたら傷がついてしまいそうで、スマホなどのように毎日直接触る機器ではないものの不満があります。

今後後継機が出る際は、もっと傷や汚れが目立ちづらそうな素材にして欲しいと思いました。

microUSBケーブルが外れやすい

細かい部分ですが、FireTVのmicroUSBケーブルはちょっと触っただけで抜けます。何度かうっかり腕などを引っ掛けてしまい、本体からケーブルが抜けてしまった経験があります。

テレビを移動させるときなど、引っかからないように注意が必要ですね。

 

まとめ

しむまる
期待していた4K対応の画質や音質向上は、正直期待ハズレといった感じです。その代わり、メモリ性能が向上したおかげで操作がサクサクになったのは良かったですね。

4K対応コンテンツが現状少ないのが盲点でしたが、今後増えてくると思うのでまぁ良いです。なので、今から購入するならFireTVStickよりもFireTVですね。

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この記事を書いた人

今まで利用してきた格安SIMは全15社。常に5枚ほどのSIMを運用中。SIMフリースマホも5〜10台保有。格安SIM・ガジェット系・Wi-Fi回線系の記事など書いています。

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