テレビCMや家電量販店で頻繁に宣伝されていて気になっていた「Google Home」を購入してみました。
正直、買うまでの印象としては、「声でいろいろな作業ができると言っても、具体的にどう使えるんだ?」と、ピンと来ていなかったのですが、
購入して1ヶ月も使ってみると、私の生活にGoogle Homeは無事に溶け込むことができました。
手が離せずスマホを使えないときのかんたんな情報チェックや、音楽・ラジオの再生の時なんかは、

と思えるように。
価格も安かったので、これは良い買い物でした。
いま話題のGoogle Homeがどんなものなのか、レビューしていきます!
https://books.rakuten.co.jp/rb/15142695/
Google Homeを開封!外観もチェック
Google Homeの外箱は白が基調で、アップル製品のようなシンプルさですね。
Google Home本体はそこそこ大きめ
Google Home本体はサイズが縦15センチ、横10センチ程度でそこそこ大きいです。Google Home miniやAmazon Echoなどに比べると、けっこう大きめでしょう。
本体はスピーカーのようなデザインです。
とくに本体下部の灰色の部分の材質が、ラジカセなどのスピーカーに近いですね。
本体上部の白い円部分は声に反応してGoogleのロゴのカラーに光る仕様となっています。普段は消灯しているので、過度に目立たず好印象です。
本体背面にはボタンがあり、このボタンを押すと音声をミュートにできます。
最初はそれほどこのミュートボタンに感心を持っていませんでしたが、ある出来事をきっかけに必要性を理解できました。
最近ラジオやテレビなどで、Google Homeの説明番組などの際に「オーケーグーグル」の音声を流すことが非常に多いです。
すると、(テレビの「オーケー、Google」に対して)自宅のこのGoogle Homeが反応してしまうんですよ。事前にミュートボタンを押しておけば誤反応を防げるので、ボタンがあって良かったと思いました。
また誤動作で言うとAndroidスマホのGooleアシスタントと同時反応してしまうことがあるので、こちらもスマホ側はオフにしておくなどして対処しておきましょう。
将来的には、Google Homeが反応するワードが変えられるようになってくれればTV等での誤動作を防げるので助かりますね。
付属品は必要最低限、ケーブルは独自端子
Google Homeの付属品は、説明書くらいです。
あとはアダプターです。
ACアダプターは残念なことに、横幅もあるタイプです。そして端子は独自端子なので、このACアダプターの利用が必須となります。
自宅に設置し、動かさないならGoogle Home。動かすならmicroUSBのGoogle Home miniを選ぶのが良さそうですね。
なお独自端子のケーブルですが、ケーブルをこのようにまとめられるのは助かります。
Google Home、どんな時に使える?使ってみて感じたメリット
Google Homeを使う場面は、正直なところ限定的です。
万能な機器とまでは言い難いですが、それでも生活において役立っていることは間違いなしですね。
天気予報をいつでも聞ける!手が離せない時に役立つGoogle Home
Google Homeで一番使っている機能が、天気予報です。



と聞けば、現在地の天気や気温を教えてくれます。
天気予報って、外出に向けて着替えているときや寝る前にスマホなどをいじっているときのように手が離せないタイミングで聞けると助かりますよね。
Google Homeなら声だけで天気に関する情報チェックを完結させられます。いちいちスマホでアプリを開いたり、テレビのdボタンを押したりする必要はありません。
私が思うに、Google Homeは天気予報を聴く装置として最強でしょう。このために買っても良いくらい、毎日役立っています。
ちなみに外出の際は目的地までの移動方法やかかる時間も声だけで聞けるのですが、こちらは自分がその移動方法を覚えるのに限界があったりするのでスマホで調べたほうが良いです。
Radikoでラジオを聞けるのが便利!音声認識には要注意
Google Homeでは、Radiko機能が追加されたためにラジオも聞けます。



と喋れば、すぐにラジオを再生してくれますよ。
ただし注意したいのが、ラジオの放送局名。地方のラジオ局って似たような名前の放送局が多いのです。
私は現在宮城県に住んでいるので、「TBCラジオ」を流したいタイミングが多いです。しかし「TBCラジオを再生して」と言うと、「CBCラジオ」を再生しようとして「エリア外だから聞けません」と拒否されることがしばしばあります。
放送局名の発音に細心の注意を払わなければいけないのはちょっと不便ですが、ラジオを再生できることは役立っています。
SpotifyやGooglePlay Musicに保存されている音楽を聴ける、Android端末なら端末の音声も流せる
Google Homeは、ミュージック再生機器としても役立ちます。
- Spotify
- GooglePlay Music
これらのアプリに対応していて、自分のアカウントに保存されているGooglePlay Musicの音楽やSpotifyの膨大なコンテンツを再生可能です。
私は主にGooglePlay Musicを利用しています。GooglePlay Musicなら自分が所有する曲を取り込んでおいてすべて聴けるので、音楽の趣味が偏っている人でも聴きたい曲を流せますよ。
音質は流石に高級スピーカーには敵いませんが、聴き流す分には十分ですね。1万円のラジカセくらいの音質です。
ちなみにAndroid端末なら、キャスト機能として端末の音源をそのままGoogle Homeで再生することも可能。しかし私がメインで使っているiPhoneでは使えない機能なので残念です。。
ChromeCastとの連携でテレビが音声起動するのはまさに未来!
ほとんど使っていない機能ですが、ChromeCastを自宅のテレビにつなげているならGoogle Homeとの連携により、「テレビを付けて」と声に出すだけでテレビを起動してくれます。
私はChromeCastは持っているものの接続せず、いつもFireTVをテレビにつなげているのでこの機能は普段使えません。しかし、まさに未来だと思いました。
Google Homeのデメリットは?注意点や改善要望
日頃の生活で活用できているGoogle Homeですが、色々と至らない点もあります。
対応するサービスや機能に制限があることが、特に厳しいですね。おそらくGoogleさえ必要だと判断すればアップデートで十分改善できる範囲なので、是非検討していただきたいです。
大半の面白機能はすぐに飽きて使わなくなる
例えばテレビ番組でGoogle Homeが紹介されていると、「動物の鳴き声を教えて」など面白い機能を色々試していますが、実際に使い始めると当然そんな機能はすぐに飽きて使わなくなります。
また色々聞いてみても「よくわかりません」と答えられる事が多いので、あまり万能性に期待してしまうと買ってがっかりですね。
Google Homeでは、Radikoのエリアフリーやタイムフリーが利用できない
Radikoが使えること自体は非常に助かるのですが、残念ながらGoogle HomeのRadikoはエリアフリーやタイムフリーの機能に非対応です。
私は地元のラジオも聴きますが、それ以上にTBSラジオなど他の地域のラジオ放送をよくエリアフリーで聴きます。また深夜番組をタイムフリー再生することも多いです。
今後アップデートでRadikoのプレミアム機能に対応して、エリアフリーやタイムフリーを使えるようになってくれればありがたいですね。
標準モデルのGoogle HomeはACアダプターが独自端子で、若干場所を取る
外観紹介でも述べましたが、Google HomeはACアダプターが付属のものしか使えない仕様。しかもコンセントに接続する部分が昔のファミコンなどのような横にも長い形状です。
接続するコンセントやマルチタップによっては隣や上のプラグに干渉してしまう可能性もあるので、もっと手軽に使いたいならmicroUSBケーブル対応のGoogle Home miniがおすすめです。
スピーカーの音質は、正直miniも標準モデルもそこまで変わらない
実は私、Google Home miniもこの記事を執筆する直前にセール購入しています。
両方の音質を比べてみましたが…あまり変わりませんでした。
高音質で音楽を聴きたいなら、普通に高級スピーカーなどを買ったほうが良いですね。
価格的には2倍くらいなのにminiと標準モデルに思ったより変化がなかったので、デザインに不満がなければGoogle Home miniで十分だと思います。機能は一切変わりません。
Apple Musicに対応しておらず、対応する可能性も低い
GooglePlay MusicとSpotifyに対応しているGoogle Homeですが、Apple Musicには非対応です。Appleも今後スマートスピーカーを発売することも考慮すると、今後対応する可能性も低いですね。
私はApple Musicの会員なので、この点もちょっと残念でした。
まとめ
Google Homeをしばらく使っていますが、とくに天気予報と音楽・ラジオ再生で役立っています。
できることは限られるものの、寝る前や朝起きた直後、手が汚れていてスマホを触りたくないときや外出準備中といった手が離せない時に音声で情報を得られるのは非常に便利です。
独自のACアダプターが必須だったり機能に若干制限が多かったりとイマイチな点もありますが、十分満足ですね。あとは今後のさらなる機能拡張・改善に期待したいです。