「トラックボール型マウス」とは、前面に大きなボールがついたマウスで、従来のようにマウスを直接動かすのではなく、ボールを転がすことでカーソルを操作できる仕組みです。
これの何が良いかって、カーソル操作で腕を動かなくていいので手首の負担がかなり軽くなることです。
慣れるまでちょっと使いづらいと感じるかもしれませんが、一回慣れれば寝ながらでもどんな姿勢でも簡単に操作できますし、デザイン系の作業やゲームプレイも難なくこなせます。ワイヤレスで使えるマウスももちろんありますよ。
私のようにデスクワーク中心の生活だと、手首への小さな負担が積もりに積もっていきます。私もついに手首に痛みを感じ始めてトラックボール型にしましたが、これで結構回復しました。
今回は、そんなトラックボール型マウスのおすすめ機種を4台紹介します。それぞれ動作のしくみやトラックボールの位置が違うので要チェックです。
ワイヤレス、電池持ちも抜群で3年保証の「LOGICOOL M570t」
ロジクールのM570tは私も数年間活用していたマウスなので、自信を持っておすすめできます。
価格が5000円未満と安くてワイヤレス対応。気軽に買えるのでトラックボール型マウス初心者はまずこれを選ぶのが良いでしょう。
主なスペックは以下の通り。
価格 | 4094円 |
トラックボールの位置 | 親指 |
ボタン数 | 5 |
電池持ち | 18ヶ月 |
有線/無線 | 無線(UnifyingUSBレシーバー) |
長期利用する上で欠かせないメリットだったのが、3年保証です。
ちょうど購入から1年後くらいにM570tが壊れてしまったことがあったのですが、ロジクールに問い合わせたところ、保証期間内だったこともあり無料で交換品を送ってもらえました。おかげで買い直す手間もなくとても助かりました。
保証期間が長く、いざ壊れたときの対応もバッチリだったことが、M570tをおすすめする第一の理由です。
そしてロジクール製品のワイヤレス(無線)マウスということで、M570tはUnifyingレシーバー対応です。このレシーバーを使っている他のロジクール製品をまとめて同じレシーバーで使えます。
つまりUSBポート1つでキーボードやマウスなどの機器を操作できるので、PC周辺機器だけで何個もUSBポートを埋めてしまわずに済むのがメリットです。特にノートパソコンだとUSBポート数が1〜2個しかなかったりするので、1つで済むのは便利です。
またソフトを入れれば、M570tの5つのボタン操作のカスタマイズも可能です。ゲームや文書編集などのショートカットキーを設定すれば操作を短縮できますよ。カーソル速度も自由に変えられるので操作性を自分に最適化して使うことができます。
バッテリー性も、単3電池1本で最大18ヶ月持つので十分です。
トラックボール型マウスでどれを買うべきか迷ったら、とりあえずM570tを選んでおいて間違いありません。
Bluetooth接続可能!8個のボタンで高機能な「Logicool MXTB1s」
MXTB1sは、一言で説明するとM570tのパワーアップ版です。全てのスペックが強化され、より使いやすい設計になっています。ただし値段もその分大幅に上がっています。
予算があればぜひ使ってみてほしいマウスではあります。
主なスペックは以下の通り。
価格 | 12644円 |
トラックボールの位置 | 親指 |
ボタン数 | 8 |
電池持ち | 4ヶ月、1分充電で8時間使用可能 |
有線/無線 | 無線・Bluetooth |
まずボタンが8個もあるのが特徴です。先のM570tより3つも増えています。もちろんボタンの機能は自由にカスタマイズ可能なので、使い慣れれば非常に高機能なマウスに変身します。
より多くのショートカットをワンクリックで行いたいならMXTB1sがベストですね。オンラインゲームやデザイン作業では、使いこなすほど作業効率が段違いになるでしょう。
またM570tからは、マウスに傾斜が付けられており角度を調節可能です。人それぞれの最もフィットする傾斜角度に調節することで手首の負担を軽減することができるので、長時間作業やゲームしていても疲れません。
そのほかにも、
- 素早くスクロールできる「スピードモード」
- 緻密な操作がしやすい「プレシジョンモード」
- 2台のコンピュータ間でテキスト、画像、ファイルをコピー・ペーストができる「Easy-Switch」と「FLOW機能」
と、とにかく高機能なトラックボールマウスです。2年保証もついているので万が一壊れても安心です。
あとは約13000円という価格だけですね。ここが許せる人なら文句なしに「買い」です。
モードチェンジで最適操作!ケンジントン「 SlimBlade Trackball 72327JP」
ケンジントン製のSlimBlade Trackball 72327JPは、親指ではなく主に人差し指〜薬指を使って操作するトラックボール型マウスです。
主な特徴は、以下の通り。
価格 | 10192円 |
トラックボールの位置 | 人差し指〜薬指 |
ボタン数 | 4 |
有線/無線 | 有線 |
まずこのマウスはUSBの有線マウスなので、バッテリーという概念はありません。
コードがちょっと邪魔になったり、USBポートが1つ埋まってしまったりといった弱点はありますが、バッテリー消費を気にする必要がないというのは有線マウスの一つのメリットです。
72327JPの特徴は、モード切り替え機能の存在ですね。
- 360度スクロールや画面のズームイン・ズームアウトができる「ビューモード」
- 音量の調節・早送り・巻き戻し操作に対応する「メディアモード」
など、モードを切り替えることでいつでもトラックボールでの最適な操作が行えます。
あと左利きの人に嬉しいのが左右対称な造形であることです。これで右利き・左利きどちらでも違和感なく操作できることも72327JPの魅力でしょう。左利きの人はマウス選びも面倒ですからね。
72327JPはトラックボールの位置が人差し指〜薬指の位置になるので、良くも悪くも特殊です。親指操作になれているトラックボール経験者でも最初は使いづらいかもしれません。慣れが必要ですね。
保証も5年と長期なので末長く使っていける高性能マウスです。
2700円と超安い!入門者向け「LOGICOOL TM-150r」
TM-150rも有線マウスで、人差し指で操作するトラックボールです。左右対称のデザインなので右利きでも左利きの人でも違和感なく使えますよ。
そして、めちゃくちゃ安い!
主なスペックは以下の通りです。
価格 | 2754円 |
トラックボールの位置 | 人差し指〜中指 |
ボタン数 | 4 |
有線/無線 | 有線 |
2700円と今回紹介した中ではダントツで安いので、「まずは安いもので試しに使ってみたい」という人にはぴったりです。
ちなみにTM-150rは私も一時期使っていたことがあります。私はずっと親指でのトラックボール操作に慣れていたので、やはり人差し指での操作はイマイチ慣れずに断念しました(笑)。
とはいえやはり安いので、トラックボール入門として購入するのも悪くありません。
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