2016年に登場してからずっと愛用してきたAirPodsですが、今までのは耳を密閉する「カナル型」でなかったり、ノイズキャンセリングに非対応だったりと、外での聴こえやすさには難がありました。
しかし、2019年に発売された最新のAirPods Proはついに「カナル型」に変更、さらにノイズキャンセリング搭載で性能が大幅に向上しました。
品薄で大変でしたが私もなんとか購入し使ってみた結果まず言いたいのは・・・
ノイズキャンセリング機能が感動するレベルでした。
発売当初から「ノイズキャンセリング効果がすごいすごい」とSNSで口コミが溢れていたので期待していたのですが、なるほど、これは確かにすごい。周りの音をかき消す強さは圧倒的です。
価格が3万円と非常に高額なのでコスパの面で心配でしたが、一度使えばそんな悩みは吹っ飛びました。
間違いなく、今まで使ってきたノイズキャンセリングイヤホンの中で一番満足できています。
冒頭から熱くなりすぎてしまいましたが、下記で詳しくレビューしていきます!
AirPods Proの外観チェック|カナル型イヤホンにパワーアップ
AirPods Proの外箱は、イヤホン本体が書かれているのみのシンプル仕様。
外箱を開けると説明書が入った中箱の下に、本体が登場です。
ケースが横長に変更された
旧モデルのケースは縦長のデザインでしたが、AirPods Proでは横長に変更されました。
ケース前面にはバッテリー状態を表すランプと、爪を引っ掛けてケースを開閉するくぼみがあります。
充電端子はLightning、iPhoneや旧iPadと共通です。

ケースを開くと、イヤホン本体の登場です。
前機種と比較して、ケースから本体を取り出しづらくなったのが難点ですね。
無印AirPodsはイヤホンがもっと平らな形なので指でつかみやすかったのですが、AirPods Proはより立体的な形+ツルツルしているため滑ってしまいます。
また立体的な形になったもう一つの弊害として、収納時の向きがわかりづらいのもイマイチなポイント。
いきなり不満を書いてしまいましたが、逆に言うとAirPods Proは「出し入れの難しさ」くらいしか大きな不満はない製品でした。
イヤホンは耳に押し込むカナル型に
AirPods Proはカナル型イヤホンと呼ばれる、イヤホンのイヤーチップ部分を耳の穴に押し込んで密閉させる形状です。
ただし他のカナル型イヤホンと比べて、耳に「押し込む」というより「あてがう」ような感覚です。押し込むことによる窮屈さは軽減されていました。
私は着けていると耳が痛くなってくるカナル型イヤホンがやや苦手でしたが、AirPods Proは比較的耳へのダメージが少なく好印象です。
本体は白一色。LRの印字があるので、どちらをどの耳に入れるか判別しやすいのが良いですね。
本体のサイズ・小ささは旧モデルと変わらず
AirPods Proを購入するのに以前のAirPodsは手放してしまいましたが、Proへのパワーアップで極端なケースサイズの変化はなかったです。
AirPodsは他のワイヤレスイヤホンと比べて圧倒的にケースサイズが小さいですが、Proになっても若干長くなった程度。
iPhoneの3分の1の高さ、厚みがiPhoneの2倍ほどです。
以前紹介した「Galaxy Buds」もケースが小さめでしたが、やはりコンパクト重視なら最強はAirPodsシリーズ。


付属品はイヤーチップと充電ケーブル
AirPods Proの付属品は、充電ケーブルと替えのイヤーチップ。
Androidユーザーでも充電器さえ用意すれば、すぐ充電環境を整えられます。
イヤーチップは私の場合、本体に最初から着いているものが一番ピッタリでした。
なお旧モデルも含めてAirPodsはケースが傷つきやすいので、保護したい場合はケースの保護ケースを買うのも良いでしょう。
旧モデルはダイソーでもケースを売っていますが、ProはまだなのでAmazonで買うのが良いと思います。
AirPods Proのペアリングはかんたん!接続方法をチェック
AirPods Proは、iPhoneの画面がオンになった状態でケースを開けばすぐ接続画面が表示されます。
「接続」ボタンを押すと、あっという間にペアリングが進んでいきます。
着信メッセージをSiriで読み上げてくれる機能を使うかどうか表示されたので、私はとりあえず「今はしない」にしました。
ペアリング完了、画面にはイヤホン本体とケースのバッテリー残量が合わせて表示されています。
AndroidやPCとの接続にも対応!
AirPods ProはiPhone専用でなく、Androidやパソコンでも普通に使えます。
私も実のところ、ほとんどAndroidのGalaxy Note10+で使っています。
接続したいスマートフォンなどのBluetooth接続画面を開いてから、AirPods Proのケースを開いて裏のボタンを長押しすれば接続できますよ。
ただし完全に連携できているわけではないので、耳からイヤホンを着脱する時に自動で音楽の再生・停止をする機能は使えていません。
バッテリー残量はケースを開けばすぐ確認できる!
AirPods Proは、バッテリー残量をiPhoneの画面から確認できます。
ケースの蓋を開けるとすぐに、ケースと本体のバッテリー残量が表示されますよ。
iPhoneの通知画面の「バッテリー項目」にも、同様に残量が表示されます。
使用中にイヤホン本体の残量を確認したい時は、わざわざケースに戻さなくても通知画面を開けばOK。
驚異のノイズキャンセリング機能を搭載!装着すると周りから音が消える
今回のAirPods Proで世間からももっとも高く評価されているのが、ノイズキャンセリング機能です。つまり、周りの雑音をかき消して音楽を楽しむ機能ですね。
発売当初から「ノイキャン(ノイズキャンセリングの略)がヤバい!」と言う評判がSNSで溢れたほどで、これが実際につけてみると本当に感動するレベルで周囲の音が消えます。
電車・車の走行音や人の話し声などを的確にシャットダウンしてくれるので、道を歩いているときは逆に危ないとさえ感じるくらい雑音が消えてしまいます。
ノイズキャンセリング製品の中には、着けていたら「ノイズを消す音」が耳に響いてちょっと圧迫感を感じるものもありますが、AirPods Proではとくに違和感なし、ただ音が静かになる印象。
ちなみに電車内のアナウンスのような「できるだけ聴きたい」タイプの音は、ノイズキャンセリング中でもある程度聴こえてくるようになっています。
音質は十分
AirPods Proの音質は、あまりこだわりのない私としては必要十分に感じています。
3万円もすることを考えるともっと「こんなに音が良い!」と感じられた方が良かったかもしれませんが、大きな不満はないです。
Galaxy BudsやGear IconXの方が低音や高音がよりハッキリしていて高音質だったと感じましたが、「どこで使っても音が聞こえやすい」点ではAirPods Proが一番ですね。
必要に応じて周りの音が聞こえるモードに切り替えられる!
AirPods Proはノイズキャンセリングモードだけでなく、周りの音をちゃんと聞ける「外音取り込みモード」にも対応しています。
車の通りが多い場所など、ノイズを消されると逆に危なかったり困るシーンもありますよね。
イヤホンの操作やiPhoneの設定画面でモードを切り替えれば、すぐに外の音をしっかり聞けるようになります。
Siriでの音声操作やタッチでのコントロールに対応で使い方かんたん
AirPods Proの設定は、iPhoneのBluetooth接続画面から行えます。
「ノイズコントロール」の項目でモードを切り替えたり、AirPodsの名称を変更したりできますよ。
タッチ操作は本体のボタンを押して行う
AirPods Pro本体にはボタンがあり、押して音楽の操作やモード切替を行えます。
白い本体に白いボタン、本体自体も小さく目で見て確認もできないのでわかりづらいですが…押すと押した感覚が指に伝わるので慣れればすぐ押せるようになります。
例えば現在再生中の曲から、次の曲に移動したい場合…
イヤホンのボタンを2回押せば、曲が切り替わります。
ご覧の通り、曲が切り替わりました。
ワイヤレス充電対応!Galaxy Note 10+でも充電できる
AirPods ProはAirPodsの第2世代と同様に、ワイヤレス充電器があれば置くだけでの充電も行えます。
私は他の機器にワイヤレス給電できるGalaxy Note10+を持っているので、バッテリーが減ってきたらGalaxy Note10+に乗せればすぐ充電可能。
iPhoneユーザーの方は、普段iPhoneを充電しているケーブルやワイヤレス充電器を使って充電できますよ。
AirPods Proのスペック評価|高価格・高性能
価格 | 30580円(Amazon) |
サイズ | 本体21.8×24×30.9mm、ケース45.2×21.7×60.6mm |
重さ | 本体5.4g、ケース45.6g |
バッテリー持続時間 | 最大4.5時間、ケース充電で最大24時間 |
価格は3万円オーバーで高めですが、2019年12月時点ではかなりの品薄…。
気になっている方は定期的に販売先をチェック・入荷のタイミングを狙ってぜひ手に入れてみてください。
バッテリー残量は合計24時間なので、毎日外出の行き帰りに合計2時間音楽を聴くとしても2週間は充電しなくてOKです。
AirPods Proを使ってわかったメリット・デメリット
AirPods Proを買って良かったと感じたメリット
- 電車での移動中や町中で徒歩での移動中に周りの音が邪魔にならない
- ケースのサイズが通常のAirPodsとほとんど変わらないので持ち運びも手軽
- 耳にしっかりフィットする
- 耐汗・耐水なので雨が降っても運動中も壊れる心配なし
耳に負担がかからず周りの騒音もシャットアウト、携帯性も抜群で最強のワイヤレスイヤホンですね。
今年も色々なApple製品を買いましたが、文句なしにNo.1です。
ただし旧モデルも装着しやすかったり価格が安かったりとメリットがあるので、ノイズキャンセリングにこだわりがなければあえて今旧モデルを買うのも手かもしれません。
AirPods Proのイマイチに感じたデメリット
- 価格が3万円と高い
- ケースから本体を着脱しづらい
イヤホン本体の取り出しづらさが、価格以外での唯一にして最大のデメリットですね。
毎日着脱するものなので、使うたびに「取り出しづらい」「仕舞いづらい」と感じてちょっとストレスです。
後継機では指を引っ掛けやすい形状に改善するなどして、うまくパワーアップさせて欲しいところです。
AirPods Proのレビューまとめ
とにかく、ノイズキャンセリング性能の高さには衝撃を受けました。
この驚異のノイズキャンセリングイヤホンを体験するためだけでも、AirPods Proを持っていて損はありません。
価格は間違いなく高いですが、一度使ったらもう簡単には別のイヤホンに移れないくらいの製品だと感じています。
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