ポケットWi-Fiのクレードルとは何だ?必要性やメリットデメリットについて

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ポケットWi-Fiには、「クレードル」という周辺機器が存在する場合があります。一見ただのWi-Fiを立てるスタンドに見えるクレードルですが、実はスタンドだけがその役割というわけではありません。

この記事では、ポケットWi-Fiを契約するにあたってクレードルは購入するべきかどうかを解説していきたいと思います。

メリットだけでなくデメリットも紹介していますので、購入を検討している方はこの記事を読みつつ購入に踏み切るかどうかを判断していただきたいと思います。

目次

そもそもクレードルとは?

出典:http://www.uqwimax.jp/products/wimax/model23/

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クレードルは、一言で説明するとスタンドです。机などの上にクレードルを置いておき、そこにPocketWi-FiやWiMAXのルーターをセットすることで安定させることができます。

ポケットWi-Fiは基本的には自立しませんよね。そのため、そのまま机の上などに置いておくことになります。この場合、本体の背面に傷がついてしまうことがありますよね。

そして所定の位置がなかなか定まらないので、どうにもしっくりこないということがあるのではないでしょうか。

クレードルが自宅の机の上にセットされていれば、当然そこが定位置となりますよね。自宅の中で比較的電波が安定する場所に目印としてクレードルを置いておけば、場所を調節しなくてもいつでも安定した通信を行うことができます。

最近のポケットWi-Fiは時計機能も内蔵しているものがありますので、簡易の時計としても利用もクレードルがあればお手軽にできますよ。

クレードルの便利機能

壁紙

そして今回紹介したいのが、そんなポケットWi-Fiのクレードル本体に隠された様々な便利機能です。クレードルはただのスタンドではありません。

始めに注意点を一つ述べておきますが、すべてのクレードルが必ず今回紹介する機能を備えているとは限りませんのでご注意ください。

置くだけで充電ができる

さて、クレードルの一つ目の便利機能は、充電ができることです。

クレードルの裏側には、microUSB端子など、ルーター本体と同じ端子があります。ここにいつも使っているケーブルを接続することで、置くだけで充電ができるスタンドという便利な代物にクレードルがパワーアップします。

電波状況も良く、スタンドにもなり、充電までできてしまうということで、クレードルの存在によって自宅でのポケットWi-Fiの利用はさらに快適となるのです。

クレードルはしっかりと安定しますので、ちょっと机を動かした程度では倒れません。こういったことから、自宅でもポケットWi-Fiをメイン回線として利用したいという方にとってクレードルは必須といえるでしょう。

有線LANでネット接続できるようになる

そしてもう一つ、クレードルには大きなメリットである拡張機能が備えられています。

それは、有線LANの端子がついていることです。有線LANでしかネットに接続できない機器を持っている方にとって、これは重要なポイントですよね。

例えば、デスクトップのパソコンの場合は有線LANが基本です。市販のものであれば最初から無線LANに対応しているかもしれませんが、自作した場合は基本的に無線LAN用のアダプターを購入しなければ無線でのネット接続はできません。

多くのポケットWi-Fiには有線LANケーブルを接続する端子がありませんが、クレードルには1~2つはLANケーブル用の端子が備えられています。

自宅で安定した接続を行いたい場合、あるいは無線LANアダプターを購入するのが手間であるという場合は、クレードルがあれば安心ですね。

こういった機能がないクレードルがある場合もありますが、基本的に現在発売されている機種に関してはこれらの機能があると考えてしまってよいでしょう。

契約をこれから行うのであれば、クレードルにどういった機能があるのかを確認して端末を選ぶと良いですね。

ちなみにこのほかにある主な機能は、充電ランプでしょう。充電を始めると色が変わるランプによって、現在の充電状態が一目でわかります。

クレードルの価格相場は大体3000円

クレードルは周辺機器の中では高めの存在です。もっとも、モバイルルーターの周辺機器というものはそれほど数が多くありませんよね。

クレードルの標準の価格は大体どれも3000円台となっています。3000円という価格はあまり安くはありません。

ポケットWi-Fiの1か月分の料金にも匹敵しますよね。しかし、この価格を支払ってでもクレードルを入手するメリットは間違いなくあると考えていただいて結構です。

なにしろクレードルは便利です。日常におけるポケットWi-Fi利用時のひと手間が省けるということは、魅力的ではないでしょうか。

電波の入りやすい位置を探すという手間、充電コードの裏表を確認しながら挿すという手間が省けます。

そしてポケットWi-Fiのほとんどは少なくとも2年、長いものならば3年は契約することになりますよね。

1回はわずかな時間であっても、2年間その手間が積み重なると結構な時間を消費してしまうということになります。

なくても問題はないけれど、あったほうが絶対にいいのがポケットWi-Fi用のクレードルなのです。

クレードルのデメリット

ここまでクレードルのメリットについて述べてきましたが、もちろん弱点もいくつか存在しています。ここからはそれらの弱点を挙げていきたいと思います。

価格がやや高い

まず初めに挙げられるのはやはり価格でしょう。それそのものは普通のプラスチックの台でありしかも小さいので、3000円は高いと感じてしまう方もたくさんいらっしゃるかもしれません。

どこで購入できるのかがわかりづらい

そしてもう一つ、入手にもやや手間がかかります。とくにネット契約の場合は、クレードルがどこに置かれているかよくわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

基本的には通販で購入することができますし、ワイモバイルやWiMAXのショップでも取り扱いが行われているでしょう。

基本的に流用できない

また、クレードルは基本的にそのモバイルルーター専用となり、ほかのものに機種変更をしたとしても同じものを利用することはできません。

一部に例外がありますが、基本的には無理と考えていただいたほうが良いでしょう。

もちろんワイモバイル(ポケットWi-Fi)のクレードルとWiMAXのクレードルにはそれぞれ互換性がありませんし、同じ会社でも使いまわしは不可能となっています。

ただし、ごくまれに流用できる機種も存在しているようです。例えば同じ会社の同じシリーズの端末の後継機に機種変更をした場合は、形状が同じであるため問題なくクレードルにセットして充電や通信を行うことができるものがあります。

こういったことに関しては、ネットであらかじめ情報をチェックしてから実践し、なおかつ失敗したとしても後悔しないような心持ちで行いましょう。

置き場所に悩むことがあるかも

この他には、電波が届きやすい、クレードルを普段置いておく位置と実際にポケットWi-Fiを使うパソコン、特に有線LANで接続したいものの距離が離れている場合にちょっと手間がかかりますね。

有線LANケーブルは長いものが必要になりますので、うまく配線できなかった場合は邪魔になります。

こういった場合は無線LANアダプターを使って無線で接続したほうが良い場合があります。

サイズが大きいので持ち運びには向かない

そして、クレードルはサイズが大きいという弱点もあります。最近のポケットWi-Fiは薄く小さくなってきていますが、それをセットするクレードルは少なくともポケットWi-Fi本体に較べて大きくなることは間違いありません。

ポケットWi-Fi自体はスマホのような薄さでも、クレードルはそれを立たせた状態でセットしますので直方体のような形である場合が多いです。そのため、持ち運びをする場合はちょっとかさばります。

こういった事情もありますので、ポケットWi-Fiのクレードルは、あくまでも自宅用ということで良いでしょう。

なくても有線LAN用の機種でない限りは接続可能ですので、絶対に購入しなければポケットWi-Fiは使いづらいとまでは言い切れません。

電源は自分で用意する必要があるかも

そして最後にもう一つ、クレードルからコンセントへの接続にはUSB用のACアダプターが必要となりますので、それは自分で用意しましょう。

ポケットWi-Fiのクレードルの多くはモバイルルーター本体と同じmicroUSBでの接続を採用していますが、その手軽さの結果として専用のACアダプターが付属していない場合があるのです。

クレードルはどんな人におすすめ?

クレードルをとくにおすすめしたいのは、自宅でポケットWi-Fiを運用することがある方です。

反対に言えば、自宅には固定回線があるのでポケットWi-Fiを利用することはないという場合は無理にクレードルを購入する必要は基本的にないでしょう。

クレードルがあれば、自宅でのポケットWi-Fiによる通信がとにかく快適になります。ただのスタンドに甘んじているものは少なく、多くが有線LANや充電機能を備えているのです。

近年のノートパソコンは薄型で無線にのみ対応しているものも少なくありませんが、ひと昔以上前のノートパソコンであれば確実に有線LANに対応していますよね。

そのため、中古のパソコンを頻繁に購入するパソコンマニアの方にもポケットWi-Fiを利用するのであればクレードルは必須です。

まとめ

ポケットWi-Fiの周辺機器であるクレードル。クレードルにはいくつか便利な機能が備えられています。

有線LANへの接続機能は、もしかしたら昨今の様々な機器の無線化の関係で必要ないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、置くだけで充電できるという機能については多くの人がメリットを感じられる部分に数えられるのではないでしょうか。

ポケットWi-Fiにおける月額料金のおよそ1か月分を支払って購入しなければいけないためややハードルが高いクレードルではありますが、これがあることによって自宅での利用はとても快適になるでしょう。

クレードルを購入し、快適なポケットWi-Fiライフを満喫してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

今まで利用してきた格安SIMは全15社。常に5枚ほどのSIMを運用中。SIMフリースマホも5〜10台保有。格安SIM・ガジェット系・Wi-Fi回線系の記事など書いています。

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