いわゆるポケットWi-FiであるWiMAX。WiMAXは常時高速で通信できるため、外に持ち運ぶだけでなく、自宅で固定回線代わりに使うこともできるのが特徴ですよね。
WiMAXのルーターは常に性能が向上した新端末が登場し続けていて、2017年はまず「W04」というルーターが登場しました。
最大下り速度は440Mbpsと向上を見せ、USB Type-C端子にスタイリッシュなスティック型のデザインなど、新しさを感じさせるWiMAXルーターです。
そこで今回は、W04のスペックに迫っていきたいと思います。
先代機である「WX03」と比較しながら解説するので、WiMAXの契約を検討している方は、このルーターを選ぶメリットはどこにあるのか参考にしてみてください。
また後半では、オススメのWiMAXプロバイダも解説します。WiMAXはプロバイダによって、得られる特典が違いますので、こちらも要チェックですよ。
WiMAX・W04のスペック解説!WX03とも比較してみた
【左がW04/右がWX03】
それでは早速、W04のスペックを解説していきましょう。
まずは下記の表にスペックをまとめたので、ご覧ください。参考のため、一つ前の機種であるWX03のスペックも記載しています。
※スマホは横スクロール可能です。
W04 | WX03 | |
対応ネットワーク | WiMAX2+ auのLTE通信 |
WiMAX2+ |
重さ | 140g | 110g |
接続端子 | USB Type-C | microUSB |
ハイスピードモード時のバッテリー使用時間 | ハイパフォーマンスモード:390分 ノーマルモード:540分 バッテリーセーブモード:630分 |
ハイパフォーマンスモード:440分 エコモード:740分 ノーマルモード:600分 |
本体色 | グリーン、ホワイト | ホワイトゴールド、ディープブルー |
最高速度 | 下り最大440Mbps | 下り最大440Mbps |
販売サイト UQ WiMAX
パフォーマンスモードについて
スペック表にあるように、W04には用途に合わせて3段階のモードがあります。
- 【ハイパフォーマンス/最大390分】
→最大スペック。充電は消費するけど最大速度を発揮できるモード - 【ノーマル(初期設定)/最大540分】
→速度とバッテリー消費のバランスをとったノーマルモード - 【バッテリーセーブ/最大630分】
→速度を落とす代わりにバッテリー消費を抑えられる省エネモード
動画を見たり大きいファイルをやりとりする時には「ハイパフォーマンス」、テキスト中心のWEBサイトを閲覧するときは速度は必要ないので「バッテリセーブ」など、うまく切り替えて使うと良いですね。
バッテリー持ちはWX03に劣っている
まず注意したいのは、W04のバッテリー持ちはWX03よりも悪いことです。カタログ上のスペックでここまで差があるとなると、ちょっと不安になりますね。
WiMAXのルーターは外出先で仕事するのに使う人もいますよね。その場合バッテリー持ちが長いWX03の方が安心と感じる人もいるかもしれません。
自宅で光回線の代わりに使うのであれば、バッテリー持ちについてはそれほど気にする必要はないでしょう。
接続端子はUSB Type-C
スマートフォンは、徐々に接続端子がUSB Type-Cに変わってきています。WiMAXのルーターもついに、W04ではUSB Type-Cに変わりました。
これは歓迎すべきポイントであるものの、人によってはむしろ困ったことでもあります。
なぜなら、今使っているスマホがmicroUSB接続の場合、ケーブルの種類が増えて持ち運びや自宅での使い方がやや面倒になってしまうからです。
しかし近い将来にはおそらく、ほぼ全てのスマホがUSB Type-Cを採用することになるでしょう。
今使っているスマホがmicroUSB接続でも、機種変すればおそらくUSB Type-Cになるため、不便なのは今だけかもしれません。
スティックデザインはオシャレ感あり。カラーは好みが分かれる。
W04は派手な緑色と白がラインナップされています。
いかにも若者向けな色合いで、好みは分かれそうですね。白はまぁまぁ無難ですが、汚れやすいのであんまりな人もいますから。
デザインはスリムスティックタイプでこの点は個人的にグッドです。
スリムでポケットやケースにも入れやすいですし、オシャレな感じがありますよね。
参考 UQ WiMAX
下り440Mbpsと速度は高速。
下り速度440Mbpsという高速がウリのW04です。
ただお約束として、WiMAXルーターのスペックはあくまで「理論上の数値」であり、実際の使用でそのスピードが出るわけではありません。というか出ないと思った方がいいでしょう。
そのため、下り440MbpsというスペックがウリのW04やWX03でも、実際は他機種に比べて断然速いなんてことはないでしょう。
とはいえ、理論値でもスペックが上がっているのは事実ですよ。スペックは上がるに越したことはないので、「下り440Mbps」は明確なメリットと捉えていいでしょう。本当に440Mbps出るかどうかは別にして。
W04はau回線も使える
WX03はWiMAX回線しか使えませんが、W04ならauのLTE回線も使えます。
au回線はWiMAX回線よりエリアが広いので、au回線対応はかなり嬉しいポイントです。
ただし注意点として、利用した月は利用料金に1005円が加算されることや、au回線に切り替えて利用中に7GB使ってしまうと月末まで速度制限がかかることがあります。
WiMAXは速度制限が緩和され、3日につき10GBまで高速通信可能
2017年3月現在、WiMAXはワイモバイルのポケットWi-Fiよりも制限が緩いです。
WiMAXでは、直近3日間につき10GBまで通信できます。
直近3日間の通信量が10GBを超えた時は、その翌日の18時ごろから翌々日2時ごろまで速度が制限され、1Mbps程度になる仕様です。
この制限される時間帯は一般的にはWiMAXで通信することが多い時間帯なので、多くの人は速度制限にかからないように注意したいところでしょう。
しかし、この時間帯を外せば実質は常時高速通信を使い放題なのでかなり万能です。
ライバルであるワイモバイルのポケットWi-Fiの場合は3日間につき3GBまでしか現時点では通信できませんので、速度制限に関してはWiMAXの方がかなり余裕があります。
この仕様を考慮しても、WiMAXを選ぶ価値は高いでしょう。
WiMAXは、どこのプロバイダで契約するべき?
最後に、WiMAXはどこのプロバイダで契約するべきかについても触れておきます。
WiMAXを提供しているプロバイダは数多くあるのですが、基本的にはどこも同じWiMAXを販売しているので変わりありません。同じ商品を販売しているので、キャッシュバックなどのサービスで各社差別化を図っています。
ここでは、その中でも人気プロバイダである「 UQ WiMAX 」と「 GMOとくとくBB 」を紹介します。
WiMAX本家の信頼と安心がウリの「UQ WiMAX」
WiMAXは、回線元であるUQ WiMAXが各プロバイダに回線を提供しているのですが、UQ WiMAX自体もプロバイダ(販売)をしています。
つまり、WiMAXの本家がUQ WiMAXです。
そのため、本家なりの信頼と安心があります。
「怪しいプロバイダに騙されたくない……」と不安な方はUQ WiMAXを選んでおいて間違いありません。
先にも言いましたが、どのプロバイダを選んでも商品(WiMAX)自体は同じなので、プロバイダごとの通信速度の差はないとされています。
ネット上ではたまに「プロバイダを変えたら遅くなった」という意見も見られるのですが、理論上は考え難いですね。速度はその時々の環境や状況によっても大きく左右されますので。
UQ WiMAXは本家なので、WiMAXの速度はサービスはUQ WiMAXが基準です。ココがダメなら他もダメです。
不安を持ちたくない、信頼と安心を持って契約したいならUQ WiMAXにしましょう。W04とWX03も販売されていますよ。
キャッシュバックが1番お得なのは「GMOとくとくBB」
WiMAX本家のUQ WiMAXがプロバイダもしてしまっている以上、他の第三者プロバイダは同条件でWiMAXを販売しても本家に勝てるわけがありませんよね?
なので、UQ WiMAX以外のプロバイダは「キャッシュバック」を特典としてウリに出しています。
各社ともウン万円のキャッシュバックを用意してユーザー獲得を狙っているわけですが、キャッシュバック額が最も高額なのがGMOとくとくBBです。
GMOとくとくBBは、なんと約3万円の高額なキャッシュバックを用意しています。ここで契約すれば3万円がもらえるとあれば選ぶメリットは絶大ですよね。
ただし、ここのキャッシュバックのシステムはやや面倒なので注意が必要です。
まず、3万円のキャッシュバックが貰えるのが契約から1年近く経ってからであり、専用のメールアドレス宛にキャッシュバック手続きに関するメールが届きます。
さらにそのメールから行えるキャッシュバックの申請手続きにも期限があり、期限を過ぎてしまっていてキャッシュバックを受け取れないという仕組みになっています。
1年後なんて、まずキャッシュバックのことを忘れている人が大半ですよね。そのためキャッシュバックを受け取り忘れる(期限切れで失効する)人も多く、この仕組みは評判が悪かったりします。
ただ、正規の手続きを踏めば3万円以上のキャッシュバックが貰えるのは事実なので、契約したらスマホにメモしておいて忘れないよう受け取りましょう。
まとめ
WiMAXに登場したルーター「W04」。最高速度が速く、USB Type-Cに対応しているなど、新しさが感じられる端末でしたね。端末デザインもスティックタイプでスタイリッシュさがあります。
新生活などを機にWiMAXを契約しようと考えている人は、W04を購入してみても良いでしょう。
W04もWX03も、WiMAX本家のUQ WiMAXで販売されています。プロバイダとしても最もおすすめできる所なので、これかわWiMAXデビューする人はセット契約することをおすすめします。
WiMAX本家 UQ WiMAX
最高額のキャッシュバック GMOとくとくBB