さらに、物件によっては工事禁止で光回線が引けないケースも多々あるんです。
そんな時に頼りになるのが、工事なしで導入できるネットWi-Fiです。
工事なしで使えるネットWi-Fiはその利便性の反面、しっかり回線工事をする光回線に比べると通信速度は劣ります。それでもネットサーフィンをしたり動画やゲームをするくらいなら問題ないので、わざわざ工事して光回線を引かずに工事なしのネットWi-Fiでお手軽に済ませる人も増えているんです。
実際に私が色々と利用してきた中で、自宅のネット回線としておすすめできる工事不要Wi-Fiは以下の2つ!
どんなときもWiFi(公式HPへ→)
候補となる工事なしWi-Fi
SoftBank Air(公式HP)
……ソフトバンクが提供している、コンセントに挿すだけのお手軽Wi-Fi。3日10GB制限なしで使い放題。ソフトバンクスマホとセット割引あり。据置型なので外への持ち運びは不可。- どんなときもWiFi(公式HP)
……株式会社オールコネクトが提供開始した期待の新人ポケット型Wi-Fi。3日10GB制限なしで使い放題。3キャリア全ての回線に対応している。ルーターは現在1種類のみ。
【比較】通信量を気にせず好きなだけ動画やゲームしたいなら【3日10GB通信制限なし】の「SoftBank Air」か「どんなときもWiFi」
まず最初に言っておくと、どの工事なしWi-Fiでも通信速度的には劇的な差はありません。「モバイル回線を利用したWi-Fi」という点で同じ仕組みのWi-Fiであり、エリアによっても速度が変動するので「このWi-Fiがダントツ速い!」ということは一概には言えません。
それよりも問題なのは、通信量を気にせずに好きなだけネットできるかどうか?
とくに動画を長時間見たり、オンラインゲームを好きなだけしたい人にとっては通信制限の存在こそ死活問題になります。
そこで先に結論をいうと、通信量を気にせずに好きなだけ動画を見たいならその時点で「
3日で10GBまで制限ルールがない
と言うのも、同じモバイルWi-Fiの「WiMAX」や「PocketWi-Fi
「
速度制限ルール
SoftBank Air:3日10GB制限はないが、夜間に速度低下あり(動画は見れる程度) - どんなときもWiFi:3日10GB制限なし
。動画やゲームで速度制限にかかる心配はない - WiMAX:3日10GB制限あり
- PocketWi-Fi:3日10GB制限あり
なのでこの時点で、通信量を気にせずに好きなだけ動画を見たいなら「
SoftBank AirとどんなときもWiFiのかんたん比較表
※スマホは横スクロール可
SoftBank Air | どんなときもWiFi | |
月額料金 | 購入3880円 レンタル5370円 |
2年間3480円 3年目〜3980円 |
通信量上限 | なし | なし |
速度制限 | 夜間に低下する場合があり | ほぼなし |
携帯性 | コンセント必要、持ち運び不可 | バッテリー充電、外出先で可能 |
最大速度 | 350Mbps | 150Mbps |
実際の速度目安 | 8Mbps〜80Mbps | 20Mbps〜40Mbps |
有線接続 | できる | できない |
同時接続台数 | 64台 | 5台 |
契約期間 | 2年間 | 2年 |
スマホ割引 | ソフトバンク「おうち割」 ワイモバイル「光セット割」 |
なし |
公式サイト | 公式サイトを見る | 公式サイトを見る |
※内容は時期によって変更される場合があります。詳細は公式サイトでご確認ください。
「
その上で選ぶ基準としては、
一方で、家だけでなく外へも持ち運んで使いたいなら
どんなときもWiFi
ただ、どんなときもWiFiはまだ始まったばかりのサービスなので、今後ユーザーが増えた時に今と同じ速度や品質をキープできるか?という不安要素はあります。
自宅で使うだけなら「SoftBank Air(ソフトバンクエアー)」|実際の速度や使い心地は?
自宅で使うための工事なしWi-Fiであれば、私が実際に使ってみて一番良さげなのが「
SoftBank Airの特徴をおさらいしておくと以下の通り。
知っておきたい特徴
- コンセントに繋ぐだけで即ネットが使える(引越しの時もラク!)
- 通信量制限はなく使い放題
- 夜間に速度低下しやすい。が、必要最低限の速度は出る
- ソフトバンクスマホとセット割引あり
- 利用エリアによって通信速度が大きく変わるので、エリア確認が必須
据え置き型WiFiなので外に持ち運びできませんが、自宅で使うなら一番安定感があるかなと感じています。
SoftBank Airの通信速度/速度制限について|YouTubeや動画は高画質で視聴可能
なのであくまで参考にしかならないのですが、私の自宅でSoftBank Airの速度をテストしてみるとこんな感じです↓
<朝8時>
<昼12時>
<夕方17時>
<夜20時>
- 【朝8時】下り83.6Mbps/上り6.02Mbps/Ping31ms
- 【昼12時】下り45.8Mbps/上り6.89Mbps/Ping28ms
- 【夕方17時】下り98.1Mbps/上り7.38Mbps/Ping29ms
- 【夜20時】下り9.52Mbps/上り7.43Mbps/Ping33ms
日によって数値は上下するのですが、この数値はいい方ですね。平均すると朝〜夕方までであれば下り30〜60Mbpsくらいの範囲に収まることが多いイメージです。
これくらいの速度が出れば、動画は高画質で視聴可能ですし、オンラインゲームも基本的に問題なくプレイできるレベルです。
ただし見てわかる通り、SoftBank Airは夜間から(大体20時くらいから)速度低下しやすいです。これがSoftBak Airの速度制限になります。
WiMAXやポケットWi-Fiのように「3日間で10GBまで」といった一律ルールはないものの、「回線が混雑した場合には一時的に速度を制限する場合がある」という言い方で公式に明記されています。
とはいえ、SoftBank Airは速度制限を受けても下り7〜10Mbpsくらいは出ます。この程度の速度が制限が出せれば、ネットサーフィンはもちろん、動画視聴やオンラインゲームも基本的に普通にできるのでさほど心配は要りません。
エリアが外れると使い物にならないので、まずは自分の住所がSoftBank Airのエリア圏内かどうかを必ず確認が必要です。
エリア情報は、
右の「対応速度」というのはSoftBank Airがそのエリアで出せる最大速度。つまり、これらのエリアならSoftBank Airで最大261Mbpsの速度が出せるということです。私が使っているのも「261Mbps」のエリアです。
逆に言うと、このエリア情報に掲載されていないエリアは、速度レベルがダダ下がることが公式にも記載されています。
SoftBank Air提供エリアで、上記に記載のない地域は、下り最大175Mbps/165Mbps/112.5Mbps/110Mbpsを提供しております。
予め言っておくと、このエリアに載っていない市町村に住んでいる場合はSoftBank Airは諦めた方がいいです。
契約検討する際は、まず最初に下記の公式サイトで必ず自宅のエリアをチェックしておいてください。
ソフトバンクエアーの月額料金(購入/レンタル)
ソフトバンクAirの月額料金は、Airターミナルを「購入」するか「レンタル」するかで変わってきます。
現在行われている月額1000円割引/12ヶ月間のキャンペーンが”購入プラン限定”なので、基本的には購入してしまった方が金額的にはお得です。
(※キャンペーン終了時期は未定。早めに申し込みましょう)
購入した場合の利用料金
レンタルした場合の購入料金
レンタルした場合はキャンペーン割引が適用されない上、元の月額料金も購入プランより高いです。
購入プランは分割払いにすると36ヶ月分割になるのがネックですが、トータル料金でいうとお得になります。
※キャンペーンは予告なく終了する場合があります。現在の料金プラン詳細は公式サイトで必ずご確認ください
リンク
外にも持ち運んでネットしたいなら「どんなときもWiFi」|実際の速度や使い心地は?
家の中だけでなく外出先にも持ち運んでネットしたいなら、オススメは「
どんなときもWiFi
3日10GB制限もないので、出張や泊まりのお出かけの際に持っていけばどこでもネットが使えて超便利ですよ。
どんなときもWiFiの特徴をおさらいしておくと以下の通り。
知っておきたい特徴
- ポケット型WiFiでどこへでも持ち運び可能
- 3日10GB制限がなく、”高速で使い放題”
- 安定して下り20~40Mbpsほど出せる
- 誕生したばかりのWiFiなので、ブランド力や信頼性はまだない
どんなときもWiFiはスペック(速度や繋がりやすさ)自体はかなり良いです。
特徴を比較すると同じポケット型のWiMAXやPocketWi-Fiと比べても圧倒的に上を行くのですが、いかんせんまだ誕生したばかりの新人Wi-Fiなので、WiMAXのような大手のブランド力・信頼感といった「実績」がまだないのが弱点と言えますね。
どんなときもWiFiの通信速度|動画もゲームも時間を気にせず遊び放題
どんなときもWiFi
実際に私の自宅で、朝から晩まで4時間帯で測ってみた結果がこちら。
<朝8時>
<昼12時>
<夕方17時>
<夜20時>
- 【朝8時】下り43.6Mbps/上り23.2Mbps/Ping31ms
- 【昼12時】下り29.6Mbps/上り14.7Mbps/Ping26ms
- 【夕方17時】下り40.9Mbps/上り20.7Mbps/Ping38ms
- 【夜20時】下り36.9Mbps/上り22.1Mbps/Ping36ms
ご覧の通り、下り30Mbps〜40Mbpsほどで推移しています。
速度テストの数値は日によっても変動するのですが、私の体感的にどんなときもWiFiは概ね下り20〜40Mbpsが安定して出せる印象ですね。
この程度の速度が出せれば、動画視聴はHD画質以上の高画質で視聴できますし、オンラインゲームも1日通して問題なくプレイできます。
どんなときもWiFiには3日10GB制限もないので、時間を気にせずに動画も見放題・ゲームもし放題です。
リンク
どんなときもWiFi 公式サイト
どんなときもWiFiの月額料金プランは1つのみ
どんなときもWiFiは制限なしの使い放題なので、月額プランが1つだけです。シンプルで選ぶのに悩まないのが良いですね。
ただし、支払い方法を「クレジットカード払い」にするか「口座振替」にするかで月500円ほど料金が変わってきます。
クレジットカード払いは月額3480円
口座振替は月額3980円
ご覧の通り、クレジットカード払いの方が月々500円ほど安くなります。なので、とくに理由がなければクレジットカード払いの方がおすすめです。
クレジットカードを持っていないなどの事情がある人は、口座振替を選びましょう。クレジットカードがなくても契約できる点も、どんなときもWiFiの一つのメリットです。
※契約期間は2年
※初期手数料3000円が別途かかります
どんなときもWiFiの申し込みは基本的にネットの公式サイトから行います。
申し込み
どんなときもWiFi 公式サイト