格安SIMの比較・選び方

低速回線のデータ無制限SIMの使い方・おすすめMVNO比較

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現在のMVNOの格安SIMの主流は、月額制の定額プランです。1GB、3GB、5GBといったようなデータ容量ごとに月額料金が決まっていて、それを使い切ってしまうと速度が制限されてしまうタイプ。

しかし、これとは別に「容量無制限」の使い放題プランも存在します。

そしてその多くが低速が条件となっており、通信速度が遅い代わりの容量無制限なので、使い放題とは言っても用途に限りが出てきます。

この記事では、低速無制限プランはどういった方におすすめなのか、そしてその使い方について解説しつつ、おすすめのMVNOについても触れていきたいと思います。

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低速無制限SIMとは?

データ容量が無制限で使い放題になるプラン

低速無制限SIMは、毎月の使用量が無制限である代わりに回線速度が低速に絞られるという内容のプランです。

そして、同様の使い放題プランで、高速通信(ただし2~3Mbps程度に速度は絞られる)に対応したものもありますが、そちらと比べて料金が格段に安いということもこの低速無制限プランの特徴となります。

つまり、できるだけ安く月々の料金を抑えつつ、好きなだけ通信を行いたいという方におすすめなのが低速使い放題系の格安SIMと言えます。ただし、速度が遅いことは絶対に忘れてはいけません。どの程度遅いかというイメージは後述。

低速回線の無制限プランだと、月額料金は1000円台が主流

高速回線の使い放題プランと比べて月額が非常に安い低速回線の無制限SIM。

一例を挙げると、ツタヤが提供するTONEモバイルの回線は、容量無制限の使い放題でなんと月額1000円です。

TONE

公式サイト月額1000円で使えるTSUTAYAのスマホ 【TONE】

ただし、TONEも回線速度は500kbps。
メールやネットを見る程度であればそれほど問題なく利用できる速度ですが、動画を見たりゲームをしたりといった楽しみ方は基本難しいですね。

低速の格安SIMではどういった使い方ができる?

geralt / Pixabay

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動画をスムーズに見るのは難しい

動画を見る場合、例えばYouTubeでは720pや360pといった画質で見続けると時々止まってしまうのでストレスを感じると思います。

200kbps以上の速度が安定して出せる場合は、144pや240pまで画質を落とせば、たまに止まることはあるものの360p以上に較べれば安定して動画を再生できることが考えられます。

特に200kbpsで144pまで落とせば、比較的滞りなく再生できます。

しかし、低速無制限SIMは仮に「最大200kbps」であっても、「最大」なので200kbpsマックスが出る保証はありません。回線状況によって200kbpsも出ないとなると、144p画質の動画でも止まることは覚悟です。

再生前に全てデータを読み込み終えるのを待つ手段もありますが、いずれにせよストレスが溜まりすぎて動画鑑賞自体を止めたくなる人が多いかと。。

YouTube以外の動画配信サービスで、画質レベルを変更できない動画サイトはほぼ無理と言っても過言ではありません。

radikoなどでのラジオの再生であれば、バッファ時間を長くすればそれほど違和感なく途切れずに聴くことができます。Skypeなどでの通話に関しても、速度さえ安定していれば途切れずに会話可能です。

ネットサーフィンはテキストベースのサイトなら問題無し

ネット閲覧においては、画像や広告が多いサイトの場合は読み込み終わるまでに時間がかかるので注意しましょう。

反対に、あまり画像が多くないテキストメインのサイトを閲覧するのであればすぐに比較的スムーズに開けます。

例えばブログサイトや掲示板などはほとんど文字が中心ですので、そこまでの違和感はなく読み進めていくことが可能です。ただし、合間に多数の広告がベタベタ貼ってあるサイトはかなり遅くなります。

 

低速無制限SIMはどういった人におすすめ?

JESHOOTS / Pixabay

JESHOOTS / Pixabay

容量を気にせずにスマホを使いたい人におすすめ

低速無制限SIMが1GBプランと比べて優れている点はやはり、使い放題であるということでしょう。

使い放題であるため、たまたまストリーミング再生で音楽を延々聴いたまま寝過ごしてしまったとしても何ら問題はありません。

1GBプランの場合は、1GBという容量の存在を嫌でも意識してしまいますよね。そういったことを考えずに済むのは、低速無制限SIMの魅力です。

あまりLTE回線を利用しない人

自宅にWi-Fiがある場合、スマホの回線で直接通信をするのはもっぱら外出先となりますよね。

通勤や通学中などのちょっとした時間に電車の中でネットを見るという場合がほとんどになるでしょう。

一日の中であまりスマホのデータ通信を利用する時間帯が多くなく、速度もそれほど気にしないという方は低速回線がおすすめです。

低画質でもいいので低料金で動画を視聴したい人

YouTubeの動画を毎日何十分も容量を気にせずに見たいけれど、料金は抑えておきたいという場合は144p~240p画質での再生を低速使い放題SIMで行えば安心です。

ただし、画質は低めなのでそこに不満を感じてしまうかもしれません。

その場合は、おとなしく高速回線の無制限プランを利用した方が良いでしょう。そちらであれば、回線速度が安定していれば360p再生は快適に行えます。

HD動画を楽しみたいという場合は格安SIMではなく、ポケットWi-Fiや固定回線の方が安定性も高いのでおすすめです。

ポケットWi-FiやWiMAXの使い放題プランの場合は3日で3GBという制限がありますが、もしもこれに引っかかってしまい速度制限がかかったとしても、標準画質の動画を視聴する程度であれば問題なく利用可能です。

というわけで下記からは、低速無制限SIMを提供している人気どころのMVNOを何社か上げていきます。

低速 & 容量無制限という条件は各社変わらないので、自分の好みにピンときたMVNOを選んでみてください。

DMM mobileは料金最安値。回線速度は200kbpsと遅い

DMMモバイル

DMM mobileは、440円という安価な価格で無制限プラン「ライトプラン」を提供しています。

ただし回線速度は200kbpsに制限されているため、価格が安い分他よりも速度が遅めです。

この200kbpsという速度は、一般的な格安SIMが速度制限を受けたときの速度と同じです。前述したように、テキストベースのWebサイトならまだ読めますが、動画サイトや広告や画像の多いサイトは快適には使えないと思った方が良いでしょう。

速度面のデメリットを受け入れられる人は、月額料金の安いDMM mobileはかなり魅力的です。

DMMモバイルのデータ専用SIMプラン

プラン データ容量 速度(最大/制限) 月額料金
ライト 無制限 200Kbps(制限なし) 440円
1GBパック 1G 225Mbps/200Kbps 480円
2GBパック 2GB 770円
3GBパック 3GB 850円
5GBパック 5GB 1210円
7GBパック 7GB 1860円
8GBパック 8GB 1980円
10GBパック 10GB 2190円
15GBパック 15GB 3600円
20GBパック 20GB 4980円

※2016.6時点の料金。データSIMです。

データSIMなら月額440円ですからね。牛丼大盛りより安いじゃないですか。

DMMモバイルは月額が超安いうえに専用アプリも使いやすいし、口コミ評判でも必ず上位に食い込んでくる格安SIMなので、選んでおいて間違いはありませんよ。

OCNモバイルONEは15GB制限あり

OCNモバイルONE

公式サイトOCN モバイル ONE

OCNモバイルONEは無制限ではないものの、速度500kbpsの回線が大容量15GBまで使えるというプラン「500kbpsコース」を提供しています。MAX15GBなので”ほぼ無制限”のようなイメージです。

低速と言っても500kbpsは出るので、200kbpsのDMM mobileに比べるとマシですね。それでも快適な動画鑑賞には適しませんが、ネットサーフィンのストレスは激減すると思いますよ。

OCNモバイルONEのデータ専用SIMプラン

コース  月額料金 通信容量 容量追加チャージ
110MB/日コース 900円 110MB/日 500円/1回
170MB/日コース 1380円 170MB/日 500円/1回
3GB/月コース 1100円 3GB  500円/500MB
5GB/月コース 1450円 5GB 500円/500MB
10GB/月コース 2300円 10GB 500円/500MB
500Kbpsコース(15GB) 1800円 15GB 500円/500MB

※2016.6時点の料金

月額料金は1800円ということで他社よりは高め。
一応15GBまでとなっていますが、低速回線を使うなら月15GBも使う人はそうそういないでしょう。動画やゲームをガンガン使わないと達成できない容量なので。

また、OCNの固定回線を契約している人はセット割引で月額料金200円引きになりますので、1600円で500kpsコースを利用できますよ。

公式サイトOCN モバイル ONE

TSUTAYAの格安スマホ『TONEモバイル』

TONE

公式サイト月額1000円で使えるTSUTAYAのスマホ 【TONE】

先にもチラッと紹介しましたが、ツタヤのTONEモバイルは速度500kbpsで月額1000円という価格です。TONEはこの1プランしかないので、プラン選びの手間が必要なシンプル設計となっています。

ただ、月額1000円と料金的にはかなり安価ですが、専用端末とセット販売になるのがデメリットです。TONEはSIMカードのみの販売はしておらず、必ずTONEモバイルという専用スマホをセットで買うことになります。

端末価格は19800円と29800円のものがあります。

TONE

端末の価格自体は格安スマホとしては妥当ですが、既に端末を持っている人にはあまり旨味がありません。

19800円の端末を分割払いで購入しつつこのTONEモバイルの回線を利用するのであれば、月額料金はだいたい1800円程度ですね。

TONEモバイルのプランはシンプルに1つ

プラン 月額料金 データ通信量 通信速度 通話 最低利用期間
基本プラン 1000円 無制限 最大500~600Kbps IP電話(050) 24ヶ月

※2016.6時点の料金

TONEは子供や高齢者など、スマホにあまり慣れていない人向けに非常に使いやすく設計されています。

特に小・中学生の子供でも持てるように、親が子供のスマホを制限したり管理できる便利機能がたくさん備わっているので、お子さんに初めて持たせるスマホとして非常に人気が高いですね。

公式サイト月額1000円で使えるTSUTAYAのスマホ 【TONE】

UQ mobileは唯一のau回線で無制限

UQモバイル

公式サイトUQ mobile

現在auのスマホ端末を利用していて、その端末のまま低速無制限SIMに乗り換えたい場合はUQ mobile一択となります。

UQ mobileは1980円の低速無制限プランを用意しています。
回線速度は500kbpsです。スマホで色々遊んだりしたい目的でなければ500kbps出れば十分な人は多いでしょう。

UQmobileのデータ専用SIMプラン

プラン 月額料金 通信速度 最低利用期間
無制限 1980円 最大500Kbps なし
3GB 980円 最大150Mbps なし

※2016.6時点の料金

月額料金はOCNより高いですね。
UQモバイルは通信速度の速さが最大の強みなので、低速無制限プランはちょっともったいない気もしますが……。

公式サイトUQ mobile

mineoも実は低速無制限にできる

auスマホユーザーがそのまま乗り換えるならUQ mobile一択と言いましたが、実は同じau回線が使えるmineoも一応ですが低速無制限にすることができます。

mineo

mineoのAプラン(au回線プラン)に500MBプランがあり、通信速度を節約モード(低速)に切り替えれば200kbps回線が使い放題になります。

月額料金は700円です。非常に安い。

その代わり、速度は200kbpsとDMM mobileと同じレベルの遅さなので注意が必要です。低速は低速でも200kbpsと500kbpsでは体感速度が違ってくるので、200kbpsは相当の遅さを覚悟しなければなりません。

といっても、mineoの場合はあくまで通常回線を任意で節約モード(低速200kbps)に切り替えた時の話なので、「あ、コレ無理だ」と思ったら通常速度に戻せばいいだけのことです。

そう考えると、使い勝手としてはmineoが最強かもしれないですね。

公式サイトmineo Aプラン デュアルタイプ 500MB

まとめ

低速回線の無制限SIMには様々な種類がありますので、自分に合ったMVNOと契約すれば快適に利用が行えます。

OCNの固定回線を契約している人は、月額料金が割引されるOCNモバイルONEの500kbpsがおすすめです。

速度よりも価格の安さを重視したいという方は、DMM mobileのSIMを利用すると良いでしょう。

端末を持っていないため、セットで購入したいという方はTONEモバイルであれば500kbpsの回線を月額料金1000円という低価格で利用できます。

月額1000円で使えるTSUTAYAのスマホ 【TONE】

au端末をお持ちの方はUQ mobileが唯一の選択肢となりますが、例外としてmineoの500MBプランを節約モードに切り替えて利用するという方法もあります。

UQ mobile

mineo Aプラン デュアルタイプ 500MB

とくにこだわりがない方は、OCNモバイルONEかDMM mobileのどちらかを選ぶと良いでしょう。両方とも大手のMVNOですので、安心して利用できるのが魅力です。

OCN モバイル ONE

DMMモバイル

なお、200kbpsや500kbpsといった回線速度が低速無制限SIMの主流ですが、これらはあくまでも目安です。そのため、実際に利用してみるとさらに遅いということもよくあります。

使い放題である=容量を気にせずに利用できるということが、低速無制限SIMの特徴です。速度がどうしても気になってしまうという方は、これ以外のプランを利用することを強くおすすめします。









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