格安SIMの基礎知識

【保存版】格安SIM/スマホの基本Q&A|用語集とよくある質問

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今回は、格安スマホや格安SIMについて基本となる情報をQ&A形式でまとめてみました。

よくある質問やベース知識となる用語の解説までざっくりカバーしているので、本記事を読んでおけば格安SIM/格安スマホについて大体の部分は理解できると思います。

すでに乗り換えを検討している人はもちろん、何となく興味がある人まで、ぜひ参考にして下さい。

記事全体は長くなるので、時間の惜しい人は目次から目当ての項目にジャンプしてどうぞ。

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格安スマホの基本用語Q&A

Q:「格安SIM」ってなに?

A:「MVNO事業者」と呼ばれる通信事業者が提供している、格安料金で通信できるSIMカードのこと。

そもそも「SIMカード」とは、スマホ端末に内蔵されている小さなICカードのこと。このSIMカードがなければ通話やデータ通信は行えません。また、料金プランを含めた個々人のユーザー情報も全てこのSIMカードの中に記録されています。

SIM

つまり、スマホの心臓にあたる重要なチップです。

MVNOが提供する格安SIMをスマホ本体(端末)に差し替えれば、そのスマホは格安スマホに生まれ変わります。

ただし、SIMカードにはサイズが3種類あり、サイズの適合するスマホ端末でしか使えないので注意。

Q:「格安スマホ」ってなに?

A:格安料金のSIMカードを挿入して利用するスマホのこと。

文字通り、MVNOの格安SIMを差して格安プランで運用するスマホのことを言います。

また少々違う意味で、格安SIM・端末の”販売形式”を指して使われる用語でもあります。

MVNOにて、格安SIM単品での販売をを『格安SIM』、格安SIMとスマホ端末のセット販売を『格安スマホ』と呼んでいます。

  • SIMカード単品での販売(端末は自分で用意)⇒『格安SIM
  • SIMカードと端末をセット販売 ⇒ 『格安スマホ

格安SIMのみを購入する場合は、今お使いの端末に差して使うか、SIMに適応する端末を中古ショップやネットオークションなどから自分で用意する必要があります。

【詳しい記事】スマホ代が半額に!?SIMフリーの格安スマホが最強の節約術に!

Q:「データ通信SIM」と「音声通話SIM」ってなに?

A:SIMカードの種類であり、データ通信のみが「データ通信SIM」、データ通信+通話機能付きが「音声通話SIM」

SIMカードには「データ通信専用」と「音声通話付き」の2種類あります。違いは、電話機能があるかないか、です。

  • 「データ専用SIM」=データ通信のみ。通話機能はなく、電話番号も引き継げない
  • 「音声通話SIM」=データ通信&通話機能あり。MNPで現在の電話番号も引き継ぎ可能

データ通信SIMは、文字通りデータ通信しかできません。通話機能はないので、代替手段としてネット回線を利用した通話アプリを用いる方法がありますが、回線が不安定だったり音質が悪かったりとデメリットも多いです。主に2台持ちやサブスマホに適したSIMです。

一方の音声通話SIMは、データ通信も電話も可能です。今までのキャリアスマホと同じように使えます。MNPで電話番号を変更する必要もないので、メインスマホとして使うなら音声通話SIMが基本です。

当然、データ通信SIMの方が価格面では安くなります。

  • データ通信SIM:月額約500円〜
  • 音声通話SIM:月額約1000円〜

MVNOによって「データSIM」「音声付きSIM」など若干名称に違いがある場合がありますが、意味は同じです。

Q:「SIMロック」ってなに?

A:2015年5月まで3大キャリアが敷いていた「自社のスマホ(端末)は自社のSIMカードでしか動かない」という制限のこと。

今までのキャリアスマホ(端末)には、他社のSIMカードを入れても動かないようにロックがかかっていました。なので、他社のプランに乗り換えたい場合にはスマホ端末ごと新規で買い替える必要があり、バカみたいにお金がかかるのでユーザーは簡単に乗り換えができませんでした。

もちろんこのSIMロックは、ユーザーを気軽に他社へ乗り換えさせないために敷かれたキャリアの鬼畜ルールでした。

しかし、それはヒドすぎということで総務省から3キャリアへ通達があり、「SIMロック解除の義務化」が決定しました。

これにより、2015年5月以降に発売された全機種では、契約から6ヶ月が経過した時点で、SIMロックを解除できるようになっています。

Q:「SIMフリー」ってなに?

A:SIMロックが解除されたフリー状態のスマホのこと。

上記で説明した通り、2015年5月以降に発売された端末では、利用開始から半年が経過した段階でSIMロックを解除することが可能です(ショップや電話で簡単にできます)。

SIMロックが解除されたスマホを『SIMフリースマホ』と呼び、他社のSIMカードでも動くようになります。

つまり、SIMフリースマホなら、端末を新しく買い替える必要がなく、SIMカードのみを購入して差し替えるだけで使えるようになります。

 

Q:「MVNO(エムブイエヌオー)」ってなに?

A:キャリアの電波回線を借りて、格安プランのSIMカードを発行している通信事業者のこと。

要するに格安SIM/格安スマホを提供している新たな通信事業者のことです。楽天、イオン、DMMという大企業を始め、数多くの企業がMVNOとしてスマホ市場に参入しています。

MVNOは自社で電波や基地局などを持っておらず、キャリアの電波回線を借りてサービスを提供しています(ほとんどのMVNOはドコモの回線を借りている)。なので設備コストを大幅に抑えることができ、その分だけ格安料金で通信サービスを提供できるのです。

 

格安スマホのよくある質問

※以下、「格安スマホ」と「格安SIM」は同じ意味で用います。

Q:格安スマホはどれくらい安くなるの?

A:利用スタイルやプランにもよるが、キャリアの料金よりも半額以下になる人も多い。

キャリアスマホだと、最低容量の定額プランでも【かけ放題 + パケット代 = 6,500円】が基本料金の最低額であり、平均すると7000〜8000円程度に収まる人が多いかと思います。

それに比べて格安スマホだと、電話機能付きの音声通話SIMでも基本料金が1000円〜2000円程度に収まるプランも多く、そこへ通話料を加算しても月額3000円前後。キャリアより月々5000円近く安くすることも可能です。(月3GB程度のプラン例)

(データ専用SIMだとさらに安く、月額500円〜もあり)

ただし、格安スマホは基本料金と通話料が別(しかも通話料は高い)ので、通話時間によって月額料金は大きく上下します。基本的に格安スマホは「電話をあまりしない人ほど安くなる」ということを理解しておきましょう。

Q:「安さ」以外の格安スマホのメリットってあるの?

A:格安スマホの「安さ」以外のメリットとしては以下の点が挙げられる。

  1. 多彩なMVNOから最適なプランを選べる
  2. データ通信量をムダなく使える
  3. 最低利用期間の「縛り」が優しい

今までのように、auならauのプランから、ドコモならドコモのプランから、といった縛りがなく、どのMVNOのプランでも選べるのが大きなメリット。MVNOを見渡せばプラン数は膨大なので、自分の月々のデータ利用量と照らし合わせて、最も最適で最安なプランを選ぶことができます。

また、MVNOには「余ったデータ通信量を翌月へ繰り越すサービス」や「データ通信量を家族や仲間と分け合えるシェアサービス」などがあり、余ったデータ通信量をムダに捨ててしまうことがありません。

もう一点、格安スマホはキャリアの「2年縛り」のような最低利用期間の制限が半年〜1年ほどと優しいです。中には最低利用期間や違約金がないMVNOもありますが、その代わり他社へのMNP手数料が取られたりする場合あり。何にせよ、キャリアよりも気軽に解約できるので大きなメリットです。

Q:逆に格安スマホのデメリットは?

A:格安スマホのデメリットとしては、以下のような点が出てくる。

  • キャリアメールは使えなくなる(◯◯@softbank.ne.jpなど)
  • キャリアのサービスも使えない(家族割り・無料通話・おサイフケータイなど)
  • 通話代が20円/30秒ほどと高くなる
  • サポートサービスがないor有料になる

まず、当然ですがキャリアのメールやサービスは使えなくなります。家族割りを利用している人は考えておくべきポイントですね。メールに関してはLINEやGmailで代用している人が多いです。(というかキャリアメール自体すでにあまり使われていない……?)

また、通話料が基本料と別であり高いというのは前述の通り。電話をしない人ほど格安スマホは安くなります。

最後に重要なのが、サポートの質が落ちるということ。MVNOのサポートサービスは有料な所が多く、サポートがないMVNOもあります。キャリアのようにリアルショップを持っていないMVNOがほとんどです。

今までは、スマホに何か問題が起きると近くの携帯ショップへ行けばOKでしたが、格安スマホになるとそう簡単にはサポートしてもらえなくなります。

【詳しい記事】どんな人におすすめ?SIMフリー格安スマホのメリットデメリットまとめ

Q:格安スマホはどんな人におすすめ?

A:以下の条件に当てはまる人は、格安スマホがおすすめ。

  1. 月のデータ利用量が5GB以下
  2. 月の通話時間が120分以下
  3. キャリアサービスをあまり使わない
  4. 2台持ちしたい(サブスマホ)

少し古いが2014年の調査では、全スマホユーザーの50%以上が月3GBも使っていないという統計が出ています(5GB以下は70%以上!)。つまり、ほとんどの人はキャリアの月7GBを使い切れておらず、ムダな通信料を支払っていることに……。

MVNOの格安プランなら、月1GB〜5GB辺りが格安なので、キャリアの月7GBを使い切れない人は確実に格安SIMがおトク

また通話時間に関しては、月120分がラインだと言われており、それより少なければ格安スマホ、多ければキャリアのかけ放題の方が安くなります(あくまで目安)。

あとはキャリアメールやサービスが不要の人だったり、仕事用とプライベート用でスマホを2台持ちしたい人は、コストを抑えられる格安スマホがおすすめです。

Q:格安SIMはどのスマホ端末で使えるの?

A:格安SIMは、SIMフリースマホならほとんどのSIMが、SIMロックのあるスマホでも同回線の格安SIMなら使えます。

格安SIMが使える機種というのは、主に以下の2種類です。

  • SIMロックが解除された「SIMフリースマホ」
  • SIMと同じ回線会社のキャリアスマホ

まず、SIMロックを解除してしまえば、どの端末でもほとんどの格安SIMを受け入れて利用できます。前述の通り、2015年5月以降発売の端末ならば、購入後6ヶ月が経過すればSIMロックは解除可能です。

もしくは、格安SIMと同じ回線のキャリアスマホなら、SIMロック解除なしでもそのまま格安SIMを差し替えて利用できます。

ほとんどのMVNO(つまり格安SIM)はドコモの回線を利用しているので、ドコモのキャリアスマホなら大半の機種がそのまま(SIMロック解除なしで)格安SIMを利用可能です。au回線のMVNOも2社あります。

【SIMロック解除ナシでも利用できる格安SIM(MVNO)】

  • auスマホ端末なら ⇒ mineo、UQ mobile
  • ドコモスマホ端末なら ⇒ その他全てのMVNOでOK
  • ソフトバンク端末なら ⇒ ナシ。SIMロック解除が必要。

ソフトバンク系列のMVNOは現段階ではないので、ソフトバンクの機種に限っては必ずSIMロック解除が必要になります。2015年5月より以前の端末、すなわちSIMロック解除ができない端末では格安SIMは使えません。新しい機種を購入する必要があります。

Q:iPhoneで格安SIMは使える?

A:SIMフリーのiPhoneか、回線が同じiPhone(ドコモかau)なら格安SIMでも使えるが、端末代金が高くつく。

  • SIMフリー状態のiPhone
  • もしくは、SIMと同じ回線キャリアのiPhone

上述の回答と似ていますが、SIMフリー状態のiPhoneならもちろん、SIMと同じ回線キャリアのiPhoneなら利用可能です。つまり、ドコモかauですね。

ただし、SIMフリーのiPhoneは端末代が7万〜9万(16GB)ほどするのでバカ高いです。Android端末ならiPhoneの半額程度で購入できるので、端末代のコストを抑えるならAndroidの方がおすすめ。

一番の理想はドコモかauのiPhoneをそのまま使うことですね。

Q:格安スマホはどこで購入できる?

A:「MVNOの公式サイト」「リアル店舗(家電量販店)」「通販サイト(Amazonや楽天)」で購入。

大抵の人は、MVNO公式サイトでWeb申し込みするか、家電量販店で購入します。通販サイトは初心者にはちょっと怖いですね。

公式サイトで購入することのメリットは、正規価格より安く買える(MVNOやSIMによる)ことと、自宅から買えるという点です。目当ての格安SIMが決まっている場合は、安く購入できるWeb申し込みがおすすめです。

家電量販店で購入するメリットは、店員に相談できることです。ただ、Web申し込みに比べると高くつき、一部店舗では取扱いのない商品もあるので注意が必要。まだ格安SIM選びに悩んでいる人はリアル店舗に出向く方がいいかもしれません。

Q:MNPで電話番号は引き継げるの?

A:「音声通話対応」の格安SIMならMNPで引き継ぎ可能。

MNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)は、今の電話番号をそのままに乗り換える制度ですが、音声通話付きSIMなら引き継ぎ可能です。

MNPを利用して格安スマホに乗り換える場合は、契約中のキャリアのホームページor店頭にて「MNP予約番号」を取得しておく必要があるので注意。

Q:格安スマホに乗り換える手順は?

A:格安スマホに乗り換える手順としては、以下の流れ。

  1. 自分に合ったプラン・格安SIMを決める。
    ⇒SIMのサイズ、SIMのみかSIM&スマホ本体セットで買うかなど
  2. 契約中のキャリアにて「MNP予約番号」を発行してもらう
    ⇒キャリア解約前に必ず申し込んでおく
  3. ネット or 店頭で格安SIM単品または格安SIM・スマホセットを申し込む 

(※格安SIMのみ購入の場合は、自分でスマホ本体を用意しておく)

今のキャリアを解約するときは、事前にMNPの申し込みを済ませておくことを忘れずに! 

その他にも「解約金は発生しないか?」「貯まっているポイントはないか?」など確認しておいた方が良いです。保有ポイントはWebから確認できるので、ドブに捨てずにグルメ商品か何かと交換しておきましょう。

【詳しい記事】【注意点あり】格安スマホ・格安SIMへ乗り換えの準備と手順まとめ

 

まとめ

以上、格安SIM/スマホについての基礎知識をおさらいしてみました。

ここまでをざっと理解しておけば、格安スマホへの不安や疑問もおおよそ解消できるのではないでしょうか。

基本をしっかり理解して、本当に自分に合った格安SIMを探してみて下さい。そして、月5000円のスマホ代節約を目指しましょう!






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