完全ワイヤレスイヤホン「Zolo Liberty」レビュー|plusとの比較、メリットデメリット

本記事にはプロモーションが含まれています

近年、ワイヤレスイヤホンの波が来ていることをヒシヒシと感じます。僕はジムでランニングするときに邪魔にならないようワイヤレスイヤホンを愛用していますが、周囲のランナーを見てもワイヤレスイヤホン率が高まっています。

ただ、完全ワイヤレスイヤホンは2~3万円と高い機種が多いのがネックなところ……なんて手が止まっている人に、今回は8000円以下で購入できる完全ワイヤレスイヤホンを紹介します。

今回レビューするのは、Ankerが販売している「Zolo Liberty」。7,999円とめちゃ安いが特徴です。

私は以前よりハイスペックで価格も2倍近い「Zolo Liberty+」を使ったことがありますが、半額以下の安いモデルでどの程度クオリティが違うのかお試し購入してみました。

目次

Zolo Libertyを開封!

早速、Zolo Libertyを開封していきましょう。

外箱のデザインにこだわりが見られるのは面白いですね。

収納ケースは大きめで安っぽいが、結果として気軽に持ち歩ける

Zolo Libertyのケースは横の長さが9cm、高さは3cmほどです。

ケースのサイズは大きめですね。以前使用したZolo Liberty+のケースと較べても少し大きいように感じました。

そしてZolo Liberty+のケースはザラザラで金属のような手触りでしたが、Zolo Libertyは明らかにプラスチックのような安っぽい素材です。高級感は全くありません。

ケースが安っぽいのは一見デメリットに思えるかもしれませんが、私はこれでもOK。イヤホンはいつでも持ち歩くものなので、中途半端に高級感があるとかえって「知らないうちに傷がついてしまうのではないか」など余計な心配をしてしまうので。

Zolo Liberty+のケースはそこそこ立派だったので、私はカバンの中に雑に入れておくのに抵抗を感じました。

Zolo Libertyのケースは、気軽に持ち運べるちょうど良い安っぽさです。個人的な評価は、Zolo Liberty+のケースより高いですね。

ちなみにAirPodsと比較すると、横の長さはほぼAirPods2個分です。ケースの持ち運びやすさでは、やはりAirPodsが強いですね。

 

イヤホン本体は耳栓のように小さい

Zolo Libertyのイヤホン本体は大きめの耳栓のような形です。

「Zolo」のロゴ部分はボタンで、押すと音楽の一時停止や再生、音声アシスタントの起動ができました。

ただし耳にはめた状態でボタンを押すと、ちょっと耳が押し付けられて痛くなるのが難点ですね。

AirPodsとZolo Libertyのイヤホン本体を較べてみると、形状が好みなのはZolo Libertyです。

(左がZolo/右がAirPods)

AirPodsの細長い独特なデザインにはもう慣れましたが、たまに鏡で自分が装着した姿を見ると「似合っていない」と感じてしまいます。

Zolo Libertyは着けていてもほとんど目立たないので、「周りから変に見られているのではないか」などの心配はありません。

サイズ調整用のイヤーピース等が付属する

Zolo Libertyの付属品は、以下の写真のとおりです。

  • microUSBケーブル
  • イヤーピースなどのサイズ調整用アイテム
  • 説明書

必要最低限の内容で、コンセントに接続するACアダプターは付属していません。手持ちのスマホのACアダプターを使いましょう。

Zolo Libertyを使ってみて感じたメリット

Zolo Libertyを使ってみて感じたのは、「価格のわりに」ではなく本当に完全ワイヤレスイヤホンとして使いやすいことです。

私は今まで4つの完全ワイヤレスイヤホンを使ってきましたが、順位をつけるとすると、

 

AirPods > Zolo Liberty > Zolo Liberty+WF-1000X

 

この順番で性能に満足しています。

歴代2位で、価格面も考慮すれば総合満足度は過去最高と言っても良いくらいですね。

一度ペアリングすれば自動でスマホと接続される

Zolo LibertyはZolo Liberty+と同様に、一度ペアリングを済ませていればイヤホンをケースから外した時に自動的にスマホと接続されます。

わざわざ設定を開く手間がかからないのは大きなメリットですね。

Zolo Liberty+と違い初期状態でもフィット感バツグン、耳からズレ落ちない!

Zolo Libertyを入手した初日に一番驚かされたのが、フィット感の良さです。

私の耳にはZolo Liberty+がうまく収まらず、イヤーピースなどでのサイズ調整に苦戦しました。

しかしZolo Libertyは、サイズ調整の必要もなくそのままで私の耳に完全フィット。耳の奥までイヤホンが押し込まれて、ランニングしても外れることはありません。

Zolo Liberty+はイヤホンがもっと丸い形状でしたが、Zolo Libertyは耳に収まる部分が少し細長くなっているためフィットさせやすくなっていると考えられます。

あくまで私の耳での話なので人によってはZolo Liberty+の方がフィットさせやすいかもしれませんが、私がZolo Libertyを使ってみて最も良いと感じたのが装着感の良さです。

AirPodsよりも音を聴き取りやすく、特に外で音楽を聴くのに最適

Zolo Libertyは耳栓型で、音を聴き取りやすい設計です。

AirPodsと比べてみて、車の多い大通りや人通りの多い町中で使っていても音が聴き取りやすいのは大きなメリットだと感じました。

言い換えればそれだけ周りの音が聞こえづらくなるので、外で使う場合安全にはしっかり気を配りましょう。

ホワイトカラーは色が爽やかでiPhoneとの組み合わせにも良し

Zolo Liberty+はブラックを購入しましたが、Zolo Libertyはホワイトを選びました。ブラックに比べて耳に装着してもあまり主張が強くなく、また爽やかな印象です。

とくにiPhoneユーザーは、ホワイトカラーを選べば一見Apple製品のようにも見えて、統一感が強まるかと思いますね。

防水なので水に濡れても安心

Zolo Libertyは、Zolo Liberty+と同じく防水です。外で通り雨に降られても、Zolo Libertyなら壊れる心配は薄くなります。

フィット感がよく外れにくいため、ランニングで汗をかいた状態でも壊れないしビクともしません。

2時間のラジオ番組を最後まで聴き続けられるバッテリー持ち

Zolo Libertyは、公式に「最大3.5時間、バッテリー内蔵のケースで充電すれば最大24時間」音楽を楽しめるとされています。

私はスマホでラジオを聴くことが多いのですが、Zolo Libertyは少なくとも2時間番組なら問題なく聴き続けられました。

4時間あるワイド番組は、ギリギリ最後まで聞けるかどうかといったところです。つまりほぼ公式の説明通りにバッテリーが持ってくれますね。

ケースにイヤホンがカッチリ収まる

Zolo Liberty+で気になったのが、イヤホンをケースに収納する時に「カチッ」としっかりハマる感覚がなかったことです。充電されているのか心配になったことが何度もありました。

一方Zolo Libertyは、ケースにイヤホンを入れると「カチッ」としっかり音がして、収まった感触を得られます。

高級感ではZolo Liberty+のケースの方が上ですが、ケースの作りはほぼ半額のZolo Libertyの方が良い印象です。

 

Zolo Libertyを使ってみて残念だったデメリット

Zolo Libertyにはいくつかデメリットがありますが、ほとんどは廉価版なことを踏まえて考えれば納得できる範囲です。

microUSB充電は少々時代遅れな印象を受けた

Zolo Libertyは、microUSBケーブルで充電する仕様です。

USB Type-Cが普及し始めてから日が経っている2017年の冬に登場したイヤホンなので、ここは最新規格のUSB Type-Cに対応して欲しかったと心から思います。

ただしZolo Liberty+も同様にmicroUSB対応でしたし、約8,000円の安価な機種であることを踏まえて考えると、仕様が少し古いのは納得できる範囲でしょう。

今後後継機が出る際は、+ともどもぜひUSB Type-Cに対応して欲しいですね。

 

Zolo Liberty+向けのアプリには非対応

Zolo Liberty+では、アプリを使って音質の調整をしたり周辺音を取り込めたりしました。しかし、Zolo Libertyは、Zoloのアプリに対応しておらず細かい音の調整ができません。

Zolo Libertyはあくまで廉価モデルなので、アプリが使えないのもやむを得ないでしょう。音量調整などが必要な方はZolo Liberty+を購入するのがおすすめです。

ケースのバッテリー確認ライトはちょっと目立ちすぎ

Zolo Libertyのデメリットの中で唯一妥協しづらいのが、ケースのライトが目立ちすぎることです。

ライトはケースを振ると光るしくみで、3つのランプがケースのバッテリー残量を表しています。写真だとそこまで変に見えませんが、実際はもっとまぶしい明るさです。

ちょっとでも揺れるとケースが光るので、夜に部屋を消灯した時や持ち歩いてカバンから取り出すときにも頻繁に光って鬱陶しいです。

後継機が出るならライトはケース内部に内蔵し、ケースを開いた時に光るようなしくみにしてもらえると嬉しいですね。

 

Zolo LibertyとZolo Liberty+を比較!どちらを選ぶベき?

(左:Zolo Liberty/右:Zolo Liberty+)

最後に、Zolo LibertyとZolo Liberty+で比較してみます。

私としては、「迷ったらまずZolo Liberty、機能面でのこだわりがある人にはZolo Liberty+」をおすすめしたいです。

Zolo Libertyは価格が安くとも、性能に妥協は無し

Zolo Libertyは7,999円、Zolo Liberty+は14,980円です。価格面で有利なのはZolo Libertyですね。

倍近い価格差があるので「Zolo Libertyだと安物買いの銭失いになるのでは」と思い、私は最初にZolo Liberty+を買いました。

しかし結局両方を試した限りでは、「よほど音楽にこだわりがある人」でなければZolo Libertyの音でも十分満足できると感じました。

確かにZolo Liberty+の方がより音はクリアーに聞こえる印象を受けたものの、その差に6,000円追加で支払う価値があるかと言われるとちょっと困ってしまいます。

音質の良さ最重視で予算を気にしないならZolo Liberty+を選ぶべきですが、金額差に迷っている状況ならここはZolo Libertyを選びましょう。

音質等をカスタマイズしたいならZolo Liberty+の方が満足度が高い

Zolo Libertyではできなくても、Zolo Liberty+ならできることがあります。それは専用アプリによるイコライザ機能や、周辺音取り込み機能です。

音楽にこだわりがあり、自分の聴きたいジャンルに特化した音の調整をしたいならZolo Liberty+を選びましょう。

また外でイヤホンを使う機会が多く、周辺音を取り込んで安全対策に気を配りたい人にもZolo Liberty+がおすすめですね。より詳しくは以下のレビュー記事も参考にしてください。

≫【Ankerワイヤレスイヤホン】 Zolo Liberty+レビュー|AirPodsと比較したメリット・デメリット

 

まとめ

しむまる
Zolo LibertyはZolo Liberty+と較べて耳に装着しやすく、音のクオリティーも+に劣らないため満足度が高い完全ワイヤレスイヤホンでした。

中途半端に高いイヤホンを買うよりも、Zolo Libertyを買ったほうが満足度は高いかもしれません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

今まで利用してきた格安SIMは全15社。常に5枚ほどのSIMを運用中。SIMフリースマホも5〜10台保有。格安SIM・ガジェット系・Wi-Fi回線系の記事など書いています。

Twitter、インスタやってますのでよろしくお願いします!

目次