格安SIMと言えば一般的にスマホに入れて使うイメージですが、それはあくまで使い方の一つであり、他にも使い方がたくさんあります。例えば、モバイルWi-FiルーターにデータSIMを入れてポケットWi-Fiとして使うことだってできます。
モバイルWi-Fiルーターがあれば、スマホのバッテリーを消費せずにタブレットやゲーム機など様々な端末をネットに繋げられますし、外出先でも自宅でも便利に使えますね。
そこで今回取り上げたいのは、楽天モバイルで9800円で購入できるモバイルルーター「HUAWEI E5577」です。
1万円を切る格安価格でモバイルルーターを入手して、自宅や外出先で使うポケットWi-Fiとして活用できたら便利ですよね。
下記では、E5577のスペックや楽天モバイルで利用するメリットについて解説していきます。
公式サイト 楽天モバイル
HUAWEI E5577のスペックを評価
まずはE5577の細かい仕様について解説していきましょう。
主なスペックを以下の表にまとめてみました。
価格 | 9800円 |
最大同時接続数 | 10台(USB接続では1台) |
連続通信時間 | 最大12時間 |
バッテリー容量 | 3000mAh |
SIMカードスロット | 標準SIM |
MicroSDカードスロット | 最大32GB |
E5577のメリットは、端末の価格が安いこと
まずメリットとして挙げられるのが価格の安さです。
楽天モバイルではAterm MR05LNというモバイルルーターも販売されていますが、こちらは21900円と高額な端末です。
E5577なら税込でも10584円で買えてしまうので、非常に安上がりですね。
もちろんスペック的にはMR05LNの方が高性能ですが、安くモバイルルーターを入手したいならE5577の方がおすすめです。
本体にmicroSDカードをセットすることで、データをスマホなどとやりとりできる
E5577は、本体にmicroSDカードを搭載することができます。
本体に入れたmicroSDカードのデータを、スマホやタブレットでやりとりできるのが特徴ですね。
データのやり取りには、専用アプリの「HiLink」を使います。確認したところ、HiLinkにはAndroid版だけでなくiOS版もありますね。
ただし、E5577に入れられるmicroSDは32GBまでであることに注意が必要です。
最近のmicroSDカードは大容量でも安いものが多くなってきていますが、E5577では32GBより大きいものを使えません。
やりとりできるデータ量には限界があることは、知っておいた方が良いでしょう。
12時間バッテリーが持つので、1日持ち運べる
E5577は、最大12時間ほどバッテリーが持ちます。3,000mAhの大容量搭載なので、外出先で仕事するにも十分持ってくれるでしょう。
ただし、スペック上の「最大」数値はあくまで理論値なので、実際の持ち具合は30%減くらい覚悟しておいた方が良いでしょう。
それでも8時間程度は持つことが期待できるので、やはり1日の外出やノマドワーキングへの携帯なら持ちそうですね。
数日単位の泊りがけの旅行などに行くときは、念のために充電用のアダプターやモバイルバッテリーも持って行った方が良さそうです。
デメリットはSIMカードのスロットが標準SIMになっていること
E5577のデメリットは、SIMカードのスロットが標準SIMであることです。標準SIMは、2017年現在ほとんど使われていないサイズです。なので、ほとんどE5577のためだけに標準SIMを契約する必要があります。
他の端末などにSIMカード差し替えて使ったりという利便性が失われるのはデメリットですね。
E5577はコスパ重視の人にお勧めのルーター
結論として、ズバ抜けて性能が高いわけではないE5577ですが、価格を考えれば十分なスペックなのは間違いありません。
1万円という安価で手に入りますし、8時間程度はバッテリーも持続するので外出先でのPCワークにもピッタリでしょう。
総じてコストパフォーマンスの高い機器です。
高性能を求めているわけではなく、安くネット環境を構築して快適に使いたい人にお勧めですよ。
E5577を楽天モバイルで使おう!
続いてE5577を販売している楽天モバイルについても、特徴をまとめておきます。データSIMとセット契約した方が手軽なので、料金プランなどチェックしておきましょう。
楽天モバイルの料金プラン
データSIM | 音声SIM | |
低速のみ | 525円 | 1250円 |
3.1GB | 900円 | 1600円 |
5GB | 1450円 | 2150円 |
10GB | 2260円 | 2960円 |
20GB | 4050円 | 4750円 |
30GB | 5450円 | 6150円 |
20GBや30GBの大容量プランを契約できる
楽天モバイルは大容量プランが安いですね。20GBや30GBは同容量のキャリアプランより30%くらい安く提供しています。
20GBもあればモバイルWi-Fiとしてかなり余裕を持って活用できますし、30GBもあれば人によっては自宅の固定回線代わりとして使えます。
データSIMなら30GBプランでも5000円ちょっとなので、これで固定回線とポケットWi-Fiが代用できれば安上がりですね。
楽天モバイルはドコモ回線なので電波も繋がりやすい
楽天モバイルはドコモ回線の格安SIMです。そしてドコモ回線のメリットは、地方でも繋がりやすいことですね。
周囲が山などで囲まれている田舎だと圏内になることが多いですが、そんな時もドコモ回線のルーターを持っていれば助かります。
楽天モバイルのデータSIMはいつでも解約可能
自宅用の固定回線やWiMAX等のポケットWi-Fiは、しばしば最低利用期間という縛りに悩まされます。
ネット回線は2年程度の最低利用期間内に解約すると、高額な違約金がかかってしまうものがほとんどなので、一度契約してしまうとそう簡単には解約できないというリスクが付き物です。
しかし、楽天モバイルのデータSIMには最低利用期間がありません。いつでも自由に解約できます。
さらに、E5577はSIMフリーモデル。
楽天モバイル以外のSIMを入れてもAPN設定さえしなおせば使えますし、楽天モバイルを再契約してもそのまま同じ端末を使い回せます。
E5577+楽天モバイルの組み合わせは、契約の縛りや煩わしさがない「自由度」も大きなメリットなんです。
詳細 楽天モバイル
まとめ
楽天モバイルで販売されているE5577は、スペックはほどほどですが価格が非常に安く、SIMフリーなので自由に便利に使えます。
楽天モバイルのデータSIMは月額料金も安く、20GB〜30GBの大容量プランも契約できるのが良いですね。ポケットWi-Fiとしても十分使えますし、固定回線としても使えるでしょう。
安価なSIMフリールーターに、安価な大容量プラン。E5577と楽天モバイルの組み合わせはなかなか相性が良さそうです。