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定価29800円で販売されているP9liteと、39800円で販売されているZenfone3。
価格には一万円の差がありますが、基本的にどちらもいわゆる中級機、ミドルスペックの端末です。
どちらも人気機種かつ同レベル帯の性能なので、どちらが良いか迷っている人もいると思います。
- 2機種の価格差はどこに現れているのか?
- 1万円高くてもZenfone3を購入するメリットがあるのか?
この記事では、気になるP9liteとZenfone3のスペックを比較していきます。
P9liteとZenfone3のスペックを比較!
まずは、P9liteとZenfone3のスペックを比較していきましょう。
こちらがスペック一覧です▼▼
名称 | P9lite | ZenFone 3 |
価格(税別) | 29800円 | 39800円 |
プラットフォーム | Android6.0 | Android6.0.1 |
プロセッサー/動作周波数 | Huawei Kirin 650 オクタコア(4 x 2.0GHz + 4 x 1.7GHz) | Qualcomm® Snapdragon™ 625 2.0GHz(オクタコア) |
画面サイズ | 5.2インチ FHD (1080×1920), IPS液晶 |
5.2インチ FHD(1080 x 1920)Super IPS+液晶 |
メインメモリ | 2GB | 3GB |
記録装置 | 16GB | 32GB |
カメラ | 1300万画素 | 1600万画素 |
バッテリー容量 | 3000mAh | 2650mAh |
サイズ | 高さ146.8mm×幅72.6mm×厚さ7.5mm | 高さ146.8mm×幅73.9mm×厚さ7.69mm |
質量 | 147g | 144g |
SIMサイズ | nano SIM | micro/nano SIM* |
カラー | ゴールド、ホワイト、ブラック | パールホワイト、サファイアブラック |
スペックを一覧で比較してみると、両者には違いが多いことがわかります。全体的に、Zenfone3の方が性能では勝っていると言えるでしょう。
サイズはわずかにZenfone3の方が大きく、バッテリー容量も少ないですね。画面サイズは両者同じです。
それ以外は概ね全てZenfone3の方が優位に立っています。
もしもZenfone3の価格が29800円だったら、間違いなくこちらをおすすめするところなのですが……、
あいにく、1万円の価格差を考えると性能が高いのはZenfone3で当たり前ですよね。
細部を比較。1万円高いZenfone3を選ぶメリットはどこにある?
P9liteとZenfone3の機能面も踏まえて、Zenfone3を購入するメリットはどこにあるのか解説します。
指紋認証機能は、どちらにも搭載されている
ミドルスペックのスマホにも、指紋認証機能が搭載されるようになってきました。P9liteにもZenfone3にも、指紋認証機能は搭載されています。この点では、どちらも互角ですね。
指紋認証センサーにカメラでの撮影や着信応答などの機能があることも、共通しています。
カメラ性能はややZenfone3の方が有利
カメラ性能が高いことも両者共通です。
しかし、P9liteの1300万画素よりもZenfone3の1600万画素のほうが勝っていること、Zenfone3では4K撮影もできることを考えると、カメラ性能ではZenfone3の方が勝っています。
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とはいえ、どちらも素人目に見れば十分綺麗な写真が撮れます。一眼レフを愛用するくらいカメラにこだわりのある人でなければ、そこまで重要な違いとはいえません。
ハイレゾ音源の再生に対応しているのはZenfone3のみ
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最近話題となっている、高音質で音楽が楽しめるハイレゾ。ハイレゾ音源をハイレゾで再生できるのは、Zenfone3です。
Xperiaなどにはハイレゾ再生の機能がありますが高価な端末です。Zenfone3は税込み4万円台にも関わらずハイレゾが再生できるのはなかなかすごいです。
とはいえ、実際のところZenfone3以外にもハイレゾ再生ができる安いSIMフリースマホがたくさんありますが……。
音楽を楽しむのに音質にこだわる人には強いメリットですが、ハイレゾに興奮する人はまだ少数派でしょうね。
Zenfone3はデュアルSIMデュアルスタンバイに対応
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Zenfone3は、2枚のSIMカードを入れて使い分けができる「デュアルSIM」に対応しています。これが使い方によっては超便利です。
1台の端末に2枚のSIMカードを挿入できるので、例えばプライベート用と仕事用で別のSIM(MVNO)を使い分けたり、通話にはキャリアのかけ放題SIMを使い、ネットにはMVNOの格安SIMを使うといった使い分け方も可能です。
電話をする時やネットに接続するときに「SIM1/SIM2」といった選択ができるので、各シーンでどちらのSIMを使うかは簡単にチョイスできて便利です。
もちろん、SIMごとに別々の電話番号も持てるので、2つの電話番号を1台で使い分けできます。
簡単に言えば、2台のスマホを1台に合体して使い分けできると思えばOKです。今まで二台持ちしていた人は一台に集約できるので嬉しい限りですね。
ただ、正直なところデュアルSIMを使いこなせる人なんてそう多くないでしょう。ほとんどの人には無縁かもしれませんね、少なくとも現時点では。
P9liteとZenfone3はどちらがおすすめ?
P9liteとZenfone3、どちらを買うか迷っている人は基本的にP9liteを選んでおいて間違いないでしょう。
たしかに性能が高いのはZenfone3なのですが、Zenfone3に搭載されている機能を全て活用できる人はそれほど多くはありません。相当のスマホ好き、ガジェット通でなければ機能を持て余すだけな気がします。
- 4K撮影をする
- ハイレゾ再生をしたい
- デュアルSIMデュアルスタンバイを活用したい
これらの機能にピンとくればZenfone3。ピンとこない人はP9liteでも十分です。
スマホ初心者〜一般人には、P9liteの方がコスパもよく機能も十分でしょう。
P9 liteとP9で悩む人は下記記事を参考にどうぞ▼▼
まとめ
P9liteは29800円。Zenfone3は39800円のSIMフリースマートフォンです。
どちらも魅力的な端末ですが、Zenfone3は日本での販売価格が高めに設定されたこともあり、1万円もの価格差があると簡単にはおすすめしづらい端末となってしまいました。
ただし、楽天モバイルではどちらの端末もセールによって安価で販売されています。
P9liteは19800円、Zenfone3は32800円。
やはり価格差が大きいので迷うところですが、P9liteの通常価格に+3000円でZenfone3が手に入ると考えたら手が伸ばせる気がします。
楽天モバイルでセール中に購入する場合は、お金に余裕があるならZenfone3を購入してみてはいかがでしょうか。